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メカジキフライ定食 [2021]

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メカジキフライ定食


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時々、おかしなコメントする人がいる=状況把力の貧しい人。意外に多い? [MyOpinion]

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何年も前だが、こんなコメントが来た。「最近、外で取材した記事が少ないですよ。楽をせず、ちゃんと外へ出て取材した記事を挙げてください」中年、女性の方。しかし、僕を何者だと思っているのか?ジャーナリストではない。なぜ、会ったこともない女性が「外へ出て取材した記事を挙げてください」と指示するのか? 

もし、ジャーナリストだとしても、ここはFacebook。会費をもらってみるメルマガとか、ニュースサイトではない。そのアカウントの1つに外で取材して記事を書けと要請する意味が分からない。大いなる勘違いをしている。確かに以前は原発関連の記事を何度も挙げた。官邸前のデモ取材もした。その人はそれら記事を読んでいた。その後、政権についての問題を書く。それを見て「外に出て取材していない」「サボっている」「楽している!」と感じたのだろう。

しかし、僕は記者でもない。その人は編集長でもない、僕の雇用主でもない。つまり、勝手に僕がジャーナリストだと思い込み、自分が会費を払って記事を読んでいる訳もないのに、「努力不足だ」と思い指示してきたのだ。この人。他のアカウントにもそんなコメントをするのか? Yahooニュースにもそんなクレームをつけるのか?Facebookは個人の日記のようなもの。そこにあれこれ指示すること自体がおかしい。

「状況把握力」が貧しいのだろう。自分がどんな立場なのか?相手との関係性はどうか? どんな状況下に自分はいるのか? その辺を把握する力が乏しい。その種の人は往々にして、自分の立場以上の要求を他人にしがち。他人にあれこれ言える関係でないことが分からず、指図してしまう。facebookで文句あるなら「友達」やめればいい。

これと同じなのが「分かってねえなあ。あれは***だよ」と自分と意見が違うと批判してくる人。違うのが嫌なら、文句を言わずに、やはり「友達削除」すればいい。この種の人も「状況把握力」が貧しいと言える。最近もその種のコメントが来た。「私は情報が少ないで、もっと詳しく書いてもらわないと分かりません」ーやはり、ジャーナリストと勘違いしているようだ。それをいうなら、まずフェイク・ニュース連発のマスコミにクレームするべき。

そしてなぜ、人に頼るのか? 指示するのか? 自分で情報を探し、考えればいい。僕だって基本はいろんなニュースを探して、比較し、何が嘘で何が本当か?を考え、歴史を振り返り、その組織や団体の特性を思い出し、検証、推理している。同じことは誰にでもできる。いろんな情報をくれる専門家もいるが、だからと言って、その人のために、詳しく書く義務はない。さらにその記事は過去に詳しく書いたもののまとめ、過去記事を探せばいいのだ。ネット検索すれば、メジャーなマスコミでも報じていること。

自身で調べようとせず、他人に努力を指示、会費を払うメルマガでもないのに、あれこれ要求。例え孤島で暮らしていてもネットがあればかなりの情報は得られる。「私は情報が少ない」自体が勘違い。そして何より、会ったこともない人に、あれこれ要求するのは問題。ただ、その種の人は多い。自分の立場を把握せず、他人にあれこれ指示。その背景は何なのか?一度、分析したい。


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羽田で売っているという土産。これだけはもらいたくない。 [2021]

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羽田で売っているという土産。

これだけはもらいたくない。


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映画監督を目指していた若き日のこと?ーどうすれば映画会社にシナリオを読んでもらえるか? [思い出物語]

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映画監督を目指していた若き日のこと?ーどうすれば映画会社にシナリオを読んでもらえるか?

1973年から放送されたドラマ「どてらい男」amazonを通して、あるサイトで配信されている。これがめちゃめちゃ面白い。見ていて元気なる。高校時代に見ていた。先日までの展開。主人公・山下猛造が大阪の問屋に就職。初めての営業で散々な目に遭う。そして「立売堀の将軍さん」と言われる伝説の営業マンに言われる。「こうてくれ!(買ってくれ)と言うて、こうてくれる店なんてない。どーしたら品物をこうてくれるか?考えてみ?」ー思い出したことがある。

アメリカ留学を終えて帰国。映画監督を目指して行動を開始した頃。どうすれば監督になれるか考えた。そこで有名監督たちはいかにして監督になったか?調べた。日本の場合は助監督を10年務めて監督。でも、それは黄金期の話で、1980年代以降はそのパターンは激減。変わって学生映画出身の監督が抜擢されることが続いた。が、それも5年ほどで下火。その後は、別の業界で成功した人が監督したりと言うことが続いた。やはり、監督業は何か作品がないと、認められないようだ。

僕も学生映画をやっていたが、その頃の仲間は皆、夢破れて東京にはおらず、8ミリ機材がもう手に入らない時代。と言ってビデオでやるにはまだまだ機材が高価であり、難しい。仲間も、機材もない。金もない。どうすれば監督になれるか? 映画会社は「監督募集」なんてしない。「デューダ」や「とらばーゆ」にも募集はでない。考えた。実は高校時代に日本の映画事情だけでなく、アメリカの事情も調べていた。スピルバーグやルーカス。コッポラがどのようにして監督になったか?そんな中で印象的だったのがこれ。

USCで映画を勉強したロバート・ゼメキスとボブゲイル(両方とも先輩だ)はコメディの脚本を書き、スピルバーグに送った。それが気に入られて映画化。「1941」である。そこでチャンスを掴んだ2人はスピルバーグの製作であの「バックトウザフューチャー」を作る事になる。シルベスタースタローンは売れない俳優だった。その時代にボクシングの試合を見て閃き、脚本を書いた。ユナイトに売り込む。「俺が主演でこれがやりたい!」それが「ロッキー」だった。

映画を作るのは金がかかる。でも、脚本は原稿用紙とペンがあれば書ける(当時、まだワープロさえ普及していない時代)アルバイトをしながら夜、シナリオを書いた。朝まで書いた。1年がかりで1本。それを営業しよう。どこに営業すべきか? 当時はまだ制作会社なんて知らない。大きいところから当たろうと、東宝、東映、角川、松竹に順に連絡することに。「シナリオを読んでほしい。会社を訪ねたい。時間をいただけないか?」しかし、答えはこうだ。「そのようなことはしていない」「そんな暇な奴はいないんだよ!」

もう、全社に連絡し終わる前にショックで打ちひしがれて塞ぎ込んだ。ハリウッドは先にも紹介したような対応もあるのに、日本は門前払い。いや、電話の段階でアウト。どーすればいいんだ.......。と言うことがあった。「どてらい男」の主人公・猛造は将軍さんの助言で考えた。「どうしたら、品物をこうて売れるんやろ? ワシにできるプラスaって何やろ?」当時の僕も同じだった。「どうすればシナリオを読んでくれるのか?」この後、猛造は奇想天外な手を考え、行動を始める。失敗しながら、ついに注文を取り付ける!

このドラマは実在の会社・山善の創設者をモデルにしている。事実を踏まえた物語。だから、説得力がある。おまけに僕も似たような経験をしている。だから、余計に共感する。しかし、まあ、僕も、思い出すと、よくあんな八方塞がりの状態から、本当に映画監督になれたなあと思える。当時、誰もが「無理」「不可能」「お前、才能あるのか?」「いつまで夢見てるんだ!」「現実を見ろ!」「就職しろ!」と言われて続けた。が、今では6本の劇場映画を監督。

周りの人たちがあれこれ言って、頑張る若者を潰してしまう日本の環境があるだろう。きっと、いろんな世界で可能性がある若者がいるはずなのに、大人たちが潰してしまう。漫画や作家の世界はまだ新人賞等の窓口があり、若手を探す気があるが、映画界は超閉鎖的。それに挑戦したのが、帰国した29歳の時だった。だから「どてらい男」他人事ではない。え? で、どうやって脚本を売り込んだのかって? 長い話になるのでまた別の機会にしよう。今晩も「どてらい」見なければ。



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親しくなるとトラブルが起こる!=勘違いさせるこちらにも責任がある? [MyOpinion]

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Facebookで、いきなり誹謗中傷のコメントをしてくる人なら、即「友達」削除する。躊躇はいらない。だが、最初の頃は記事を毎日読んでくれ、応援もしてくれ。舞台挨拶にも来てくれた。差し入れもくれた。そんな方がある時期からおかしくなったらどうだろう?

上から目線であれこれ批判を始めたり、説教をするようになった場合。どう対応するか? 親しい人なら「お前、誰やねん!」「ほっとていてくれ!」で相手は理解する。それ以前に現実の友人なら、僕はあれこれ言われるのが好きでないことを知っているだろう。が、数回会ったことがあるだけの人が仕事や私生活について、あれこれメッセンジャーで伝えて来た場合は難しい。

例えば「コメントに返事をくれない」「謝罪がない」「自分が行けない日にイベントがあった」「最近、努力が足りないぞ」等だ。今までも何回かやりとりしていたのに、急に返事をしないのも気が引ける。と言って、なぜ「大きなお世話であるか?」を説明するのは時間も労力も取られる。仕事に影響。忙しい時なら余裕がない。そう言うことが何度かあった。

当時でも僕のFB友達は3000人を超えており、多くの人がコメントしてくれていた。その人のコメントを読みそびれることもあるし、返事ができないで時間が経つこともあった。メッセンジャーで長々と不満を綴る。別に恋とか愛の話ではく、応援しているのに失礼だ。礼くらいするべきだと言うもの。だが、自分が行けない日にイベントされて悲しいとか。熱狂的なファンと解釈するべきか?その人、通常は問題ないが、ちょっと精神的に不安定なところがあったようだ。

もう、何年も前の話だが、その時は長い文章で謝罪し、1人1人にお礼を伝えることはできない状態と詳しく伝えたが、「反省が足りない」との返事。応援いただくことで迷惑をかけるなら...と友達削除させてもらうと伝えた。そうしないと、何かあるたびに長い文章で、あれこれ不満を訴えられても困る。何よりその人のためにイベント日を決めたり、変えたりはできない。

タレントだとその種のことはよくある。熱狂的なファンがいて、自宅に押し掛けたり、ポストから手紙を盗んだり、チケットが買えなくて誹謗中傷を始めたり。でも、僕はタレントではないし、たかだか映画屋。それでも、ごくたまに一線を超えてしまう人がいる。ただ、その人が「おかしい」で終わりにするべきではないだろう。

そもそも、思い込みが激しい人は存在する。FBで「友達承認」するだけで「わーー友達になった!」と思う人もいる。いきなりタメ口でコメントする。質問に答えただけでも、親しくなったと思い込む。そしてプライベートなことまで聞いてくる。会ったこともない人に、ネット上で答える必要のないこと。それが非常識であると気づかない。が、そんな人たちもいる。また、ネットを介することで勘違いしがち。キーボーを叩けば答えが出るー感覚で質問する人もいる。

そんな人たちに返事をすること自体が、誤解を生み、勘違いさせてしまうのだろう。親しくなったと思い、「友達なんだから、返事をするのが当然」「なのに返事なし。失礼な!」と先方ではこちらが非常識と思っていることがある。「私はいっぱい応援したのに、金払えと言ったわけでもない。連絡したら返事するくらい当然だ。謝罪もできないのか? まてよ.....利用されたんだ。騙されたんだ....許せない.....」そう考えたのだろう。その頃から、FB上では親しくしない。質問に答えない。と、こちらから一線を引くことにした。

僕が映画屋なので、面白がって寄ってくる人もいるのかもしれないが、同じような経験をされた方もいるだろう。特に女性は男性友達から似たようなアプローチをされることがあるはず。だから、距離を取る。親しくならない。こちらが考えねばならない。


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続きを読む。名古屋の空襲が始まった.....。 [戦争について]

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続きを読む。名古屋の空襲が始まった.....。

あかん。これカフェで読んだら、、、。涙止まらん。

辛すぎる。

B 29が主人公あいの家の上を飛ぶ。


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まだまだ見ていない戦争映画があるなあ。 [戦争について]

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まだまだ見ていない戦争映画があるなあ。

ここ数年考えていた日本の戦争映画の移り変わりが

詳しく描かれている。


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人が集まれば10%は文句を言う。=テレビ番組もFBも同じ構図? [社会政治]

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人が集まれば10%は文句を言う。=テレビ番組もFBも同じ構図?

久米宏さんが「ニュースステーション」をやっていた頃。視聴率20%を目指していた頃は「打倒!NHK」で、いろんな挑戦ができた。新しい企画を試した。それが30%を超え、今までと違うことすると、多くの抗議が寄せられるようになった。新しいことはできず、NHKを抜いたのに、そのNHKと同じ毒にも薬にもならないニュースをしなければならなくなったと言う。

ある著名人。ツイートすると、いつも多くの批判が寄せられるそうだ。彼は計算した。フォロワーは2万人。批判は毎回200人ほど。フォロワーの10%が2千人。1%で200人。毎回、その計算に当てはまる。「たった1%だ。気にする必要はない」と判断したそうだ。

その計算で先の「ニュースステーション」に当てはめてみた。視聴率30%=乱暴に計算すると3000万人。10 %で300万人。1%が30万人。その一部が抗議の電話をかけて来たとしても、局は大変なことになる。毎日、それでは敵わない。そのために冒険ができなくなり、番組はマンネリ化。やがて終了することになったのだろう。

同じパターンで考えた。僕のFacebook「友達」は5000人ほど。フォロワーは2354人。「友達」のみで計算して10%が500人、1%50人。となると、あれこれ批判してくる人が50人いる計算になる。さらにその10分の1だと5人。なるほど、今、危険レベルの人は確かに5人ほどいる。それ以外に45人の予備軍がいる、という状況だ。

それらの人たちが勘違いしないような対応すれば、困ったちゃんでトラブルは起きないのだろう。企業でも相談窓口やクレーム係を置いて対処しているが、何をどうしても文句を言ってくる人がいる。いわゆるクレーマー。それらの人たち少し価値観がおかしいことがある。なんで、そんな批判が出てくるの?その辺の背景もまた分析したい。話を戻す。先の著名人が言う通りだ。僕の場合も1%以下だ。あれこれ批判をしてくると目につくがたった1%。気にしないでいいレベル。そんなことにも気づく。



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「半沢直樹」の面白さ。一つには共感がある。 [映画&ドラマ感想]

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銀行内の理不尽。上司のパワハラ。ごまかし。へつらい。そんな中で諦めずに戦う半沢直樹に対する共感がある。銀行だけではない。どの業界にも似たことがあるだろう。上司が間違っていたのに、その責任を部下に押し付ける。プロジェクト推進より、責任回避の根回しに労力を使う。多くの人が「うちにもいるよ!あんなやつ」「俺もあんな目に遭ったことがある!」と感じ、めげずに戦う半沢を応援せずにはいられなくなる。

これ「どてらい男」も全く同じ構図。舞台が戦前の大阪で、機械部品の問屋ー前戸商店と言うだけで、理不尽な上司たちと戦う主人公・山下猛造の物語である。会社員でなくても、両方のドラマに共感する人が多いのではないか? 映画界でも同じような話はいっぱいある。僕が製作費を集め、地元の応援を取り付けて映画製作をした時も、ロクに金を集めることもできなかった連中があれこれ口を出し、パワハラ、圧力、デマを流したり、根回して、作品をねじ曲げようとした。

社長が言った通りのシナリオを書いたら「真逆だ!」と怒鳴られ、社長が理不尽と知りながら、pから「お前の暴走が原因だ」と責められたことがある。挙句の果てに数ヶ月働いてギャラも払われなかった。また、同じ組織の人間なのに、その映画を潰そうと他の部署にあれこれデマを流し、足を引っ張る輩もいた。素晴らしい作品ができればその組織が評価される。なのに「あいつの企画で成功されると悔しい」と、邪魔をする。「半沢」や「どてらい」に出てくるようなクソ野郎は映画の世界にもいっぱいいる。

映画を作ることへのエネルギーより、そんな連中を押さえ込む労力の方が大変だった時期がある。一時期は邪魔するのを予測して早めに手を打った。もう、神経がボロボロになり、過労で半年寝込んだこともある。が、人に成功させたくない。手柄を自分のものにしたい。責任を押し付ける。いろいろいた。だから、まず、それらの連中とは全て手を切り、そこに関係していた人たちも出入り禁止にして、本当に信頼できるメンバーのみで構成。映画製作をするようにした。全ては僕が管理して、進める。だから、近作は監督だけでなく、プロデュサーも担当。そのことで、ウジ虫たちが入り込まない。邪魔をさせないシステムを構築した。

が、それでもスポンサーがバカだと苦労が絶えない。まさに映画「フォードvsフェラーリ」である。そんな経験もあるので「半沢直樹」には物凄く共感した。僕は「倍返し」はしないが、必ずトラブルは解決し、乗り越え、完成まで行き着く。そしてクオリティも下げない。「バカなプロデュサーがいたから、レベルが下がりました」では済まない。それらなら、そいつを排除するところから始めればいいのだ。他人事ではないので、今日は第2話を見たい。


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「半沢直樹」シーズン1を分析する=なぜ、大ヒットしたのか?ドラマの系譜を振り返る。 [映画&ドラマ感想]

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「半沢直樹」シーズン1を分析する=なぜ、大ヒットしたのか?ドラマの系譜を振り返る。

大人気ドラマであった理由がよく分かった。多くの人が見ているので、今更説明はいらないかもしれないが、主人公・半沢直樹は銀行マン。会社内の様々な軋轢と戦いながらある目的を果たそうとする物語。

何が魅力か?というと、テレビドラマは長らく恋愛ものが主流だった。あとは家族ドラマ。刑事ドラマ。女性視聴者ターゲットの作品で、人間模様を描くものが中心。なのに、この作品は70年代に和田勉が演出した「ザ・商社」のような男のドラマであり、ビジネス題材の物語なのだ。

もちろん、男性向けということではなく、女性が見やすいように半沢の妻(上戸綾)を登場させ、銀行マンの妻たちの面倒な世界を描きながら、その妻の視点で夫・直樹の活躍を描くというスタイルにしてある。が、久々の男性ドラマであり、ビジネスの戦いがメインの物語であったはずだ。刑事や弁護士、検事のものはあったが、意外にその手のものがなかった。盲点を見事についている。

近年の男性視聴者はテレビで見るのは報道番組とスポーツが中心。ドラマをあまり見ない傾向が強いだろう。その背景に合わせて局も女性向けに作ることが多い。90年代の「東京ラブストリー」「101回目のプロポーズ」あたりからは完全に女性向け。F1層ターゲットとなって行った。そのために恋の行くへのドラマとなり、ますます男性は離れて行く。「半沢」はそれを呼び戻すことが目的ではないとは思うが、70年代に多かった男性ドラマタイプである。

70年代、午後10時台のドラマは男性向けが多かった。食事が済み、子供たちが寝た後に、お父さんが見るドラマ。「特捜最前線」も最初は男性向けの社会派刑事ドラマだった。が、人気が出て、9時台、8時台に上がっていくと、ターゲットが主婦になり、社会派というより人情もの、親子もののエピソードが増え、クオリティも落ちて行った。が、初期は刑事物というより社会ドラマ。男のドラマだった。「白い牙」「新宿警察」「科学捜査官」「特捜記者」「どてらい男」皆、男の職場の男たちのドラマだった。頑張るお父さんの物語。

それが80年代入り、お父さんたちはドラマを見なくなったのか? その手のドラマがなくなって行く。記憶にない。当時、人気だった脚本家が山田太一、倉本聡、向田邦子、ジェームス三木である。皆、男のドラマの作家ではない。80年代は「金八先生」「熱中時代」のヒットで青春もの。学園ものが多くなったように思える。それが2010年代になって、70年代のスタイルである「半沢直樹」が作られたことに驚く。

ただ、特別な職場がドラマというのは近年でも存在した。今回と同じ「銀行」=「華麗なる一族」「病院」=「白い巨塔」「商社」=「不毛地帯」「航空会社」=「沈まぬ太陽」と作られてはいる。興味深いのはこれら作品は全て山崎豊子。そのテイストに近いものが「半沢」の第1話では感じられた。そのラインで考えると山崎豊子の物語は男性主人公ではあるが、女性も見られるものになっている。そこが「半沢」が企画された背景にあるだろう。そして、日曜の夜ということで、お父さんも一緒に見られる。そのことで高い視聴率を取ったと考える。

さて、一番感じるのは70年代に大阪を舞台にした商人ドラマ「どてらい男」にとても似ていること。猛烈な男が理不尽を打ち砕き、上を目指す物語は同じ。奇しくも「半沢」の舞台も大阪。そのこと、放送当時も話題になったという。しかし、真似をしたとかではなく、その手のドラマが40年の歳月を超えて受けたという背景こそが重要だ。その辺をまた考えて行きたい。



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2013年の大ヒットドラマ。今頃、見始めた。 [映画&ドラマ感想]

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1990年代は放送されているテレビドラマをほとんど見ていた。2台のデッキを駆使。録画して見まくった。監督デビューする前。テレビの仕事をすることもあろうと勉強のためだ。テレビの12話連続という生理も把握したかった。映画は2時間前後。物語展開が違うのだ。

だが、脚本家デビュー。監督デビュー。その後、2−3年に1本の映画を監督するようになってからは時間がなく、ドラマを見る余裕がなくなった。一つには見たい!と思えるものがない。そしてドラマではなく報道番組をいくつもタイマー録画して見ていたというのもある。原発事故、安倍政権、不況、あれこれドラマより社会情勢を知らないと作品づくりができないからだ。

そんな訳でテレビ界で久々の大ヒットとなったあの作品も見ていなかった。それがあるきっかけで見て見たらめちゃめちゃ面白かった。本来、好き嫌いを別にして、ヒット作は見るべき。そこに現代の反映があるからだ。ヒット映画は見るようにしているがテレビまで手が回らなかった。が、その2013年のドラマは8年前なのに、今も時代を反映している。続編までできて放送。それも終わった。それを今更見ている。「半沢直樹」だ。またあれこれ感想を書いていく。


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タレントの死を茶化して笑うファンの心理=想像力の欠如を考える [MyOpinion]

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タレントの死を茶化して笑うファンの心理=想像力の欠如を考える

以前に漫画家さんの飲み会に呼んでもらったことがある。ファンも参加できる会。日頃は作品を通じてしか交流できない作家さんと直接会い、話ができる。ファンにとって貴重な機会だ。僕はお世話になっている漫画家さんに声をかけてもらい参加した。

ファンたちは作品の感想を伝えたり、日頃から感じていた質問をしたり、盛り上がっていた。酒が進み、緊張していたファンたちもリラックス。聞きづらい質問なんかも始める。が、漫画家さんたちは笑顔で答えていた。そんな中、1人のファンが「そういえば漫画家の***さんが、オッちんじゃいましたね〜!」と笑顔で言った。ギャグ漫画の作家が数日前に亡くなったのだ。

それを聞いた漫画家の1人が大きな声で怒鳴りつけた。「何をバカなことをいう!人の死をそんな風に言うな!」そう言うと黙ってしまった。ファンは理由が分からず、でも、怒られたことにはショックを受けているようだ。別の漫画家さんが説明する。

「**先生は滅多なことでは怒らない。こんなことは特別だ。分かるか? 亡くなった**先生とは昔からの友達だったんだ。あなたにとってはギャグ漫画の作家で、死んだことさえ笑いに感じるかもしれない。でも、僕らの仲間だった人だ。その人が死んだんだ。それをバカにしたように言うのは違うだろう?」

そのファンはようやく理解したようだった。本当にその通りなのだが、そこに業界とファンとの境がある。昔、ビートたけしがバイク事故で大きな怪我をしたことがある。その時、多くのファンが「たけし、死に損ないやがった!」と笑った。事故さえも笑いとして捉えてしまう。その漫画ファンも同じようにギャグ漫画の人なので、死んだことも笑いに捉えたのだ。漫画家さんたち。世間がそんなであることは分かる。だが、それを本人たちを前にして死んだことを茶化すのは非常識。冒涜だ。それをファンが分かってなかったのだ。

似たようなことは映画界でもある。ある俳優がワイドショーで酷い批判をされた時、人は「あの俳優。バカだよね〜」とか「芸能界、ホサれればいいよ」とか友達と気楽に話す。が、僕はそんな彼ら彼女らと仕事をする、仲間である。会社で言えば同僚だ。その人たちを僕の目の前で笑い話にしたり、バカにしたりする人がいる。悪意はない。いつものことだ。が、僕が彼らをよく知っていること。心を痛めていることに気づかない。一般の人にとって芸能人のスキャンダルは世間話の一つ。

そんな時、どうするべきか?考える。先の漫画家さんのように怒鳴りつけるべきか? 丁寧に説明すべきか? それとも関わらないようにするべきか? 以前に書いた問題あるFB友達と同様。悪気なく人を傷つける。悪気がなければいいと言うことでもなく、距離感が麻痺している。その背景にあるのは、想像力の欠如だろう。交通事故の被災者に対して事故をギャグにすべきではない。自衛隊の関係者に「違憲だ」と批判するべきではない。いつも悩み苦しんでいることを、その人にぶつけるべきではない。想像力の欠如だ。それが分からぬ人が多い。



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