So-net無料ブログ作成
ドラマ感想 ブログトップ
前の10件 | -

「沈まぬ太陽」を見ながら、後の人生20年を考える [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

「沈まぬ太陽」を見ながら、後の人生20年を考える

20時間もあるドラマをじっくり見れたのは、自宅入院状態を終え、リハビリ期間であるからこそだった。これが映画製作中だったら絶対に無理。時間的なことだけでなく、僕は作品に没頭するので、魅力的な作品を見ると、そちらに入り込んで戻れなくなる。この時期で助かった。

人生を考える時期でもあった。この10年ほど映画製作が続き、他のことを考える余裕はなかった。が、気づくとあと2年で60歳になってしまう。80歳まで生きたとして、あと20年。アメリカ留学を終え、帰国してからすでに28年。それと同じだけの時間はもう残されていないということ。結局、映画一筋で、就職もせず、結婚もせず、子供もいない。金持ちにもなれなかった。

製作費をしっかり抜けば金も溜まるが、逆にギャラを削って映画に投入してしまう。赤字が出たら監督料で埋めるので、金が堪らないどころか、生活も安定しない。しかし、「沈むまぬ太陽」ではないが、目的は何なのかだ。航空会社の目的は安全運行。経費を削って儲けて安全性をないがしろにしてはいけない。映画作りで大切なのは観客が感動する映画を作ること。利益を削ってどうでもいい映画を作ることではない。

ドラマの中でも航空会社(日航がモデル)を食い物にする魑魅魍魎がウヨウヨしている。映画の世界も同じで、低予算の映画にでも入り込み小金を稼ごうとする奴。利権を奪おうとする者。少ない予算からさらに金を抜く輩が寄ってくる。映画や物語に対する愛なんて皆無。以前はそんな奴らを戦うことに多くのエネルギーを取られた。作品をよくする以前に魑魅魍魎を排除する戦いだった。

それゆえ主人公恩地が「会長室編」(ドラマでは第2部)で会社に巣食う連中と戦う姿を応援せずにはいられなかった。今では太田組にそんな輩が入って来ない体制になっている。集まる仲間は映画への愛がある。「いいものを作りたい!」と願う素晴らしいスタッフとキャストばかり。でも初期は本当に毎日が戦いだった。今でも外部には隙あらばという奴が時々いる。クズの集まりの組織と関わらねばならない時もある。

だから「沈まぬ太陽」を見るとマジになってしまう。そして、この先20年。自分は何をすればいいのか? あれこれ考えている。もちろん、やりたいことが何でもできる立場ではない。が、自分がやるべきことがあるはずだ。金や名誉のためでなくていい。それが何なのか? 考える機会である。まずは、沖縄の悲しみを伝える。沖縄戦の事実を全国に伝えたい。これはやらねばならないことだ。

特報(動画)=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI



69948932_2979017495505868_4069159609456132096_n-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ドラマ「沈まぬ太陽」第2部 続けて見る。航空会社も映画会社も同じ=本当に大切なことは何か? [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

ドラマ「沈まぬ太陽」第2部 続けて見る。航空会社も映画会社も同じ=本当に大切なことは何か?

どこの業界も同じだ。航空会社も、映画会社も。安全よりも儲けの航空会社。良質な作品作りよりも利益優先の映画会社。人件費を削り、上の連中だけが楽して得しようとするのは両社ともに同じ。憤りを感じながら「沈まぬ太陽」を見ている。

それが123便の事故により、人件費より利益追及の社長(國村隼)が辞任。だが、相談役として居残り。機会を見て復活しようとする。ところが新会長(長塚京三)が止める。新体制を作り会社の改革に乗り出す。もう、「おーーー!いけーー」と声を上げてしまう。そこで起用されたが、散々会社に踏みつけられて、後進国をたらい回しにされて来た主人公の恩地元(上川隆也)。もう、自分のことのように嬉しく、涙が溢れる。

このドラマを見ていて、いろんなことを思い出す。これまでに仕事をした製作会社の非道、理不尽。やっていることは同じだ。繰り返すが良質な作品を作るより、観客が感動する作品を作るより、いかに制作費を抜いて儲けるか? 若いスタッフを脅し、ダマしてでも人件費を削って安く上げる。作品レベルを上げることなんて考えない。古臭い価値観を押し付け駄作にしてしまう。それがほとんどの製作会社。

3作目からは製作会社を排除して、僕がプロデュサーになり、ごかましのない製作を実践。スタッフの人件費を無理やり削ってまで利益を出さないやり方で進めている。一方、スタッフでも上にへつらう人間、ギャラ以上の仕事はしない人、古い価値観を振り回すベテランとはお別れした。

このことで、上層部からの嫌がらせや理不尽と戦うことに時間と労力を使わずに済むようになった。そして僕が7人分働く。低予算でもレベルを上げることができる。人件費の節約にもなる。僕は7人分のギャラは取らない。ま、それで毎回、過労で倒れるのだけど、それで素晴らしい作品ができればいい。

僕らの仕事は観客に希望や感動を与える作品を作ること。そんなことを考えながらドラマを見ていた。恩地元の逆襲が次のエピソードから始める!


69948932_2979017495505868_4069159609456132096_n-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

Netflix「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作)第2部の続き見る。時代の悲しみを伝えるのが映画、ドラマ、小説の使命! [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

Netflix「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作)第2部の続き見る。

123便墜落事故による遺体回収作業が終わり、国民航空(日本航空がモデル)は遺族との慰謝料交渉に入る。が、担当するのは窓際族や定年間近の社員ばかり。そんな中に主人公の恩地元(上川隆也」も送り込まれる。冒頭から遺族との交渉。死んだ家族の値段を交渉。見ているだけで辛い。

「お前の会社に私の娘は殺されたんだ!」

恩地を罵倒する遺族。だが、その父親は娘夫婦と孫も事故で失い、今はたった1人。或いは幼い子供を残して死んでしまった父親。妻は自暴自棄になり酔いつぶれている。印刷会社を立ち上げ、ようやく軌道に乗った時に死んでしまった社長。残された妻は国民航空の社長に墓の前で土下座しろと叫ぶ。

原発事故の被災者に話を聞いた時も、沖縄戦の体験者にお会いし話を聞いた時も、表現しがたい悲しみと苦しみ。そして理不尽を感じた。なぜ、この人たちがこんな目に遭うのか? 生活を破壊されねばならないのか? なのに国や会社は平然とし、責任回避ばかり。123便墜落事故については何冊もノンフィクションを読んでいたが、ドラマで見るとその悲痛さがさらに伝わる。ドラマだから伝わるものもある。

「朝日のあたる家」を作った時、原発ドキュメンタリーがあるので十分だろうと言われたが、あの時もドラマでないと伝わらないものがある!という思いがあった。それに賛同し出演してくれたのが、山本太郎さんだった。「沈まぬ太陽」を見ながらそれを思い出す。悲しみを繰り返さぬために、小説やドキュメンタリー。ドラマや映画で伝えることは重要。それが表現者の義務でもある。

その意味で「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」が本年中に沖縄で完成披露試写会が行われる。ぜひ、見て頂きたい。戦争がいかに理不尽で、横暴で、決してカッコいいものではないこと。多くの人々が苦しみ、傷つき、命を失うものであること。痛感して頂けるはず。2度と同じことを繰り返さないためにも、多くの方に見て頂きたい。

沖縄戦ブログ=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-04-18-7


特報(動画)=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ドラマ「沈まぬ太陽」第2部第2話見た。悲しみを繰り返さないために出来ること。 [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

ドラマ「沈まぬ太陽」第2部第2話見た。悲しみを繰り返さないために出来ること。

オープニングから涙が止まらない。映画版は3時間以上あったが、それでも足りないだけの壮大な物語。特に123便墜落事件に関しては表面をなどるだけでは見えて来ないものがある。

534名もの犠牲者を出して、日航はどう対処したのか? ドラマで描かれる以前に、何冊ものノンフィクションを読んでいるので現実をすでに知っている。日航は事故から34年も経つのに未だにブラックボックス(操縦室でのパイロットたち会話が録音されたデータが入ったもの)を全公開していない。

その理由を乗客のプライバシーというが、遺族にも公開していない。データは今も日航の金庫に保管されたままだ。ドラマでもそんな現実が描かれる。家族を亡くした遺族はどんな思いでいたのか? それをドラマはまっすぐに描いて行く。(Netflixで配信中)

1185346_510601702347472_1251825365_n-19309.jpg


原発事故も、沖縄戦も同じだ。被害に遭った人たちより、事故を起こした、戦争を起こした人たちを庇う政府。一体何のためか?誰のためか? だからこそ小説は、ドラマは、映画はそれを描き真実を伝えなければならない。同じ過ちを繰り返さないためにも、その原因が、理由が、背景がどこにあるか?を多くの人たちに知らせるためにも。

49829550_2389808657760091_4539692062919884800_n.jpg

その意味で「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」も1人でも多くの人に見てもらう努力をせねばならない。今秋、沖縄で完成披露試写会を準備中とのこと。ぜひぜひ、観て頂きたい!

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ドラマ「沈まぬ太陽」第2部(御巣鷹山編)を見始める。悲劇を伝える義務。その意味。 [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

ドラマ「沈まぬ太陽」第2部(御巣鷹山編)を見始める。悲劇を伝える義務。その意味。

この春に日航123便墜落事件の本を何冊も読んだばかりだが、その事故がこのドラマの第2部で描かれている。もう、第1話冒頭から涙が止まらない。(Netflixで配信中)ノンフィクションの事故記録を読んでも胸が締め付けられたが、それをドラマでやられると本当に耐えられない。524人も犠牲者。小学生の子供。幼い子供を抱えた出張中の父親、家族、何の罪もない人たちが事故死している。

もう、主人公の恩地元(上川隆也)の物語ではなくなり、一大悲劇が延々と描かれる。悲し過ぎる。しかし、なぜ、その悲しみが起こったのか? なぜ、そんなことになったのか?を伝えるのが生きている人たちの使命だと思える。犠牲者の父親が書いた本。元CAの女性が書いたノンフィクション。そして、山崎豊子の小説。


57133890_2611469788927309_2467859406230913024_n.jpg

報道やニュースはやがて忘れ去られる。再放送はない。だから、ドラマや映画が大事なのだ。その意味で「ドキュメンタリー沖縄戦」も同じ使命を持っている。あの戦争では何があったのか?どれほど酷い戦闘であったのか? 今回はそれを記録することができた。これは原発事故や123便墜落事件と同様に多くの人に伝える義務がある作品だと思える。

57433619_2606475642760057_1667987271371980800_n.jpg


秋には沖縄で完成披露試写会が準備されているので、まずは沖縄の方々に見て頂きたい。「沈まぬ太陽」を見て、その重大な使命を改めて感じている。

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ドラマ「沈まぬ太陽」第6話7話見る。他人事でない怒りが沸き起こる。 [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg


ドラマ「沈まぬ太陽」第6話7話見る。他人事でない怒りが沸き起こる。

15年ほど前に原作を読もうと思ったのは、1本の映画製作が終わった頃だった。その本が「沈まぬ太陽」。ただ、今、読むべきではないと思えた。僕が終えたばかり映画製作体験と物語がダブりそうで、耐えられないかもしれない。と思えたのだ。

その映画を作った製作会社は作品に対する愛が一切なかった。経費を削減していかに自分たちの利益を出そうか?しか考えていない。僕が企画、製作費も集めた作品。それを会社側は誤魔化し、すり替え、脅し、威圧、嘘、ありとあらゆる手を使い、作品を曲げようとした。金を握り、権力を持つ会社側と戦うのは簡単ではない。卑劣なやり方の連続に何度も社長を殴り倒そうと思った。

しかし、そんなことをすれば法律を盾に取り、僕を外して社長たちが思う古臭い作品を変えてしまう。そんなことはさせられない。皮肉、中傷、人格否定。「才能ないな」「お前は映画監督じゃない、評論家だ」「こんな映画は誰も観ない」「全てが最低だ」毎日のように言われた。監督料も、脚本料もゼロにされた。さらに作品をねじ曲げようとする。ここで怒ってはいけない。

悔しくても手を出してはいけない。大事なのは観客が喜ぶ映画を作ること。感動し涙が溢れる作品もすること。会社の指示に従っていてはダメだ。妥協せず、納得できないことには反対。思いを曲げない。嫌がらせが加速した。が、8割以上を望む形で仕上げた。社長が吐き捨てるようにいった「途中で席を立ち全員が出て行く最低の作品だな」しかし、映画館では多くの観客が涙を流し、最後は拍手。初日は満員御礼。上映延長になった。その後は心ない会社を排除。観客が喜んでくれる作品を作れる環境を作った。

そんな経験があったので今、観ているドラマ「沈まぬ太陽」の主人公・恩地元(上川隆也)が人ごととは思えない。会社に従わないことで報復人事、僻地に飛ばされた。嫌がらせ、圧力、酷い仕打ちが続く。他人事とは思えない怒りが沸き起こる。舞台は航空会社。日航がモデルだ。安全性より利益優先。人命を預かる仕事なのに、社員に長時間労働と人員不足を押し付ける。労働組合を潰しにかかる。事故が起きれば責任回避と隠蔽。

しかし、どんな仕打ちを受けても屈しない恩地元。寝返る親友(渡部篤郎)そして妻からも「このままでは家庭が崩壊する」と詰め寄られる。自分の思いを通すことで家族が傷つき、仲間を追い込んで行く。人はどう生きればいいのか? 体制に降参し、うまく立ち回るべきなのか? あれこれ考えてしまう。山崎豊子の物語はいつも重い。(Netflixで配信中)


69948932_2979017495505868_4069159609456132096_n-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ドラマ「沈まぬ太陽」第4話 現実の会社とダブる汚すぎる企業のやり方 [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

ドラマ「沈まぬ太陽」第4話 現実の会社とダブる汚すぎる企業のやり方

今回も見ていて苦しくなる。

航空会社(日航がモデル)に働く主人公・恩地元(上川隆也)。社員3000人の待遇改善のため。航空会社として安全運航を守るために奮闘したにも関わらず、利益第一主義の上層部に睨まれて、パキスタン支店に飛ばされる。約束は2年間にも関わらず、さらにイラン支店への辞令。同期の親友(渡部篤郎)は共に労働組合で戦ったが、上層部に寝返ったことでLA支店に栄転。会社に責任のある事故の隠蔽を担当する。

僕が映画監督業を始めたばかりの頃

の記憶がダブる。市民の寄付で集めた思いのこもった製作費から必要以上の利益を抜く製作会社。さらにスタッフの人件費もケチる。監督料、脚本料は出ないといい出す。「監督は思いがあるから0円でも辞めないさ」と足元を見ているのだ。とにかく削減して安上がりの映画を作る。作品に愛はない。

中身に関しては古い価値観を押し付けて、シナリオ、編集を歪めようとする。「2時間ドラマのような編集をしろ」と時代錯誤な指示。そもそも、映画の企画をし、製作費のほとんどを集めたのは僕自身だ。その金を自社の金庫に入れてピンハネ。黙って従うことはできず対立した。すると嫌がらせが始まる。そして誤魔化し、隠蔽工作。

そんなハイエナのような会社

が映画界には数多くある。僕が出会ったのもその手の会社。いい映画を作ろうという思いはない。どれだけ製作費を抜いて儲けるか? 作品内容に口出し、時代遅れの感性を押し付けてくる。80年代以降の日本映画が本当に古臭く、見るに耐えないものが多かったのは、同じ背景だ。その中で戦い、自分の意見を通し、邪魔をさせないための戦い。良き作品を作る以前に、会社やPと戦わねばならなかった。「沈まぬ太陽」の主人公の思い。よく分かる。(Netflixで配信中)

会社は何のために存在するのか? 

利益を上げることは必要だ。が、映画会社がやっていることは、いい作品を作り、ヒットさせて、儲けるではなく。今、目の前にある集まったお金からいかに多くの額を抜き、自社の利益にするか?しか考えてない。映画に金を使わず、スタッフのギャラを値切り倒し、朝から晩まで働かせる。その方が安上がりだから。特に監督は自分の作品に愛があるので、どんな仕打ちをされても投げ出すことはない。

「沈まぬ太陽」に登場する航空会社

も同じだ。飛行機の安全より経費削減。事故が起これば隠蔽工作。上層部に逆らえば報復人事。社長に寝返れば栄転。絵に書いたような汚いやり方を続ける。ドラマに描かれた会社や僕が接した映画製作会社だけでなく、多くが似たようなことをしているのだろう。ブラック企業と呼ばれるところはまさにそれなのだ。いや、企業でなくても国自体がそれ。大企業の税金を安くして、その足りなくなった穴埋めを消費税アップで賄う。それが前回の8%。

来月から10%に上がる。

その額はサラリーマンが1ヶ月分の給料分に相当する。つまり、1ヶ月タダで働くことになる。なのに企業は内部留保。大儲けしているが、それは溜め込み給与には還元しない。そんな時代にどう生きるべきか? 

僕の場合はある時期からその手のハイエナ製作会社を排除し、全て自分で仕切りをするようにした。一番の問題は毎回プロデュサーだ。それは僕自身が担当。下にフリーのPを起用。使途不明金等が絶対に出ないようにする。利益が出なくても人件費を極端に削減しないというルールを作った。すると、逆に監督料が出るようになり、スタッフにもある程度の額を払えるようになった。作品レベルも上がった。今までの会社がいかに暴利を貪っていたか?が実証された。

しかし、大きな会社で働くサラリーマン

はそうは行かない。この狂った時代にどうすればいいのか? 方法は一つ。次の選挙であの党を落とすこと。政権を別の党に取らせることだ。そのためには絶望せず、怒ろう。怒鳴ろう。誘導されず、諸悪の根源は何であるか?確かめよう。「沈まぬ太陽」を見ながらそんなことを考える。


asahi20_edited-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ドラマ「沈まぬ太陽」第3話まで見た。主人公に山本太郎がダブる。 [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

ドラマ「沈まぬ太陽」第3話まで見た。主人公に山本太郎がダブる。

山崎豊子原作ものはドラマや映画にしても重量が違う。観ている者にのしかかってくる。人生を問いかけてくる。通常のドラマで企業が舞台なら、ライバル会社と競う。社内のライバルと戦う。プロジェクトを成功させるために頑張る。というようなストーリーになりがちだが「沈まぬ太陽」は違う。

日本航空をモデルにした1960年代の航空会社が舞台。無茶なゴリ押しをする上層部のために飛行機の整備員が足りず、命を削るオーバーワーク。ついに死亡者がでる。人員がいれば防げた事故。主人公の恩地(上川隆也)は労働組合の委員長として人員を増やすことを要求。見事に勝ち取る。

しかし、上層部からの報復でパキスタン支社に飛ばされる。親友との絆も上からの力で割かれる。パキスタンで待っていたのは現地の日本人スタッフからの嫌がらせ。なぜ、人命を疎かにする上層部に改善を要求して、こんな目に遭わされるのか?

多分、当時の日航ではこれに近いことが行われ、それをモデルにしているはず。いや、日航だけではない。今も同じようなことは今も企業内で行われている。ブラック企業がまさにそれ。労働者が長時間、低賃金で働くことで会社を支えている。もっと言えば日本国自体がそれだ。消費税の値上げは大企業の減税分を補填するため。10%アップというのは1ヶ月分の給料がなくなるというのと同じ。

つまり、大企業のために庶民は1ヶ月ただ働きするということ。日本自体がブラック企業であり、まさに「沈まぬ太陽」に描かれた日航と同じだ。それを抗議した主人公こそが、今でいうと山本太郎だと思える。これまで彼はマスコミから批判。あるいは無視されて来た。国民のために頑張る彼の奮闘ぶりは伝えられず、何もしないサラブレッドと呼ばれる若手をマスコミは持ち上げる。

IMG_0351.jpeg

マスコミだけではない。政府や企業に搾取されている庶民までが太郎を誹謗中傷。「目立ちたがり」「売名行為」「まだ、議員やってのか?」と罵倒した。あんたたちのために彼は戦っているんだよ!と叫びたくなる。「沈まぬ太陽」を観ていると、主人公に山本太郎がダブる。第4話。今夜見よう。Netflix引いててよかった。(何ももらってないけど宣伝)


asahi20_edited-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」ドラマ版を見ている。 [ドラマ感想]

70247742_2994218937319057_4115689820557148160_n.jpg

山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」ドラマ版を見ている。

高校時代に田宮二郎主演の「白い巨塔」を観ていたこともあり、大学時代に山崎豊子の長編小説を続けて読んだ。「白い巨塔」(「ドクターX」はこれからヒントを得ている?)「華麗なる一族」「二つの祖国」(大河ドラマ「山河燃ゆ」の原作)「不毛地帯」(映画にもドラマにもなった)特に最後の2つは魂が揺さぶられる物語。「二つの」を読み終えて、物語で登場する日系人の収容所跡を見にアメリカのマンザナールを訪れたこともある。

その後、時間がなく新刊となった「沈まぬ太陽」は渡辺謙主演の映画は観たが原作は読んでいない。2005年から読もう読もうと思いながら14年経っても時間がなく読めずにいる。山崎豊子の小説は読み出すと止まらず仕事ができなくなるので、よほど時間がないと読めない。そして「沈まぬ」のクライマックスはあの日航123便墜落事件がクライマックスとなるので期待大。

そう思っていたらNetflixでドラマ版を見つけた。WOWOWが製作したもの。とりあえず、これを見よう。第2回目まで観たが、毎回、泣きそうになる。山崎作品は見ていて読んでいて、本当に理不尽で耐え難い状況に主人公が追いやられる。「二つの祖国」の天羽賢治も、「不毛地帯」の壱岐正も。それでも彼らは信念を曲げずに戦い続ける。

そして物語は完全なフィクションではなく、ほとんどが実在のモデルがいて、実際にあった話をベースにしている。それだけで物凄いリアリティがあり、想像では考えつかない厳しい展開をする。「沈まぬ」のモデルは日本航空。そこで働いていた実在の社員と聞く。労働組合の委員長となり3000人の社員のために会社と対立したために、会社側から卑劣な仕打ちを受ける主人公(上川隆也が好演)。果たして第3話は?(Netflixで配信中)


asahi20_edited-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

楽しみにしていたタランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」=少し長いが解説をどうぞ! [ドラマ感想]

69634432_2979284978812453_7024358307540238336_n.jpg


楽しみにしていたタランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」=少し長いが解説をどうぞ!

ようやく観ることができた。多分、一般の人が見れば「なんじゃこれは〜」という映画だろう。ま、その意味ではマニアックなタランティーノ的作品ということで理解できるかも?だが、今回は個人的にいろいろ思うところがあった。

舞台は1969年のハリウッド。

落ち目の俳優(デカプリオ)と彼のダブルでもあるスタントマン(ブラピ)を中心に、女優のシャロンテートやロマン・ポランスキー監督、大スターのSマックイーンら実在の人物も登場(もちろん俳優が演じている)するハリウッド物語。

僕がこの映画を知ったのはアメリカの映画サイト。Facebookで「いいね」を押してあるので、毎日流れてくるのだが、そこに一枚の懐かしい写真。ハリウッドのプッシー・キャット・シアター。と言っても何のことか分からないので説明する。この映画チェーンはアダルト映画を専門に上映するところで、僕がLAに留学した頃はまだ残っていた。日本でいうと日活ロマンポルノに近い存在。

ダウンタウンから行くと、ハリウッド・ブルーバードに入ったあたりのフィリーウェイとの交差したあたりに1軒。そしてチャイニーズ・シアターの近所にも1軒あった。僕が帰国するあたりから無くなり今はもうない。ビデオデッキの普及でHな映画を自宅で見れるようになったのが理由。そのチェーンは1960年代からあったようだ。

その映画館のスチールがアップされていて「おー」と思ったが、解説を読むと、「これは当時の写真ではなく、タランティーノの新作のためにハリウッドにある建物を改造して当時の映画館を再現した」と書かれおり、さらにビックリ!それこそが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」だ。

さらにシネラマドーム

こちらはハリウッド通りの南にあるサンセット通りにある有名な映画館。ウエストウッドのビレッジ(これも映画館)が予告編に登場。ワクワクしていた。それら映画館は留学中に何度も訪れている。という興味もあり楽しみにしていた。

ところが、期待の(?)プッシーキャットシアターはピントの合わない背景として、その近所をブラピが車で通り過ぎるだけ!そのシーンは2回あるが数秒。先のスチールで見ると別の建物に看板をつけ、ポスターを貼り、上映中の映画のタイトルを表示。ものすごく手間をかけていたのに、あれでは誰が気づくの?という感じ。

さらに当時の映画「トラトラトラ」

の巨大ビルボードも撮影所の場面で出て来るのだが、これも一瞬で気づく人は少ないだろう。まあ、そんな贅沢なセットをいくつも用意。何じゃこれは!というよく分からない物語が進む。が、映画ファンなら知っていると思うが、女優のシャロン・テートはあの事件で有名。そうまさに「シャロンテート事件」の犠牲者なのだ。



カルトグループのボス・チャールズ・マンソンとその子分たち(小さなオウム真理教のような集団)が自宅に乱入。妊娠中のシャロンを惨殺した事件だ。夫のポランスキー監督は「ローズマリーの赤ちゃん」をヒットさせたばかりの注目の鬼才。たまたま、ロンドンにいたので無事だったが、そことが原因なのか?のちに幼女強姦事件を起こし、今もアメリカに入国すると逮捕される。

その後、監督した映画がナスターシャ キンスキー主演の「テス」。劇中でシャロンがウエストウッドの映画館に行く前に本屋に寄るが、そこで取り寄せたのが「テス」の原作本。そして、映画館で自分が出演している「サイレンサー破壊部隊」を見る。この辺がタランティーノ。

さらにブルースリーも登場。

ちょうど彼は「グリーンホーネット」のケイト(加藤?)役で活躍していた頃。タランティーノはリーも大好きのようで「キルビル」でユナ・サーマンが着ていたのは「死亡遊戯」のリーの衣装と同じデザイン。

リー役の俳優も「燃えよドラゴン」等を見て勉強したようだが、リーが奇声(あちょーというあれ)を上げるのは「怒りの鉄拳」(1972年)以降で、1971年製作の「ドラゴン危機一髪」でさえ奇声は上げない。なので69年にリーが「あちょー」というのはおかしいが、あれがないとブルースリーと分からなくなるということかもしれない。

あと、ブラピとの対決シーンで、リー役の俳優が本人の細かい動作(鼻を触る等)をしているが、リーは相手に飛びかかる前に声は上げない。あれではチンピラの奇声。そんなところが少し気になる。

劇中でデカプリオたちが見るテレビドラマ。多くは本物のドラマで「FBI」はめっちゃ懐かしい。長年続いたシリーズなので、僕も中学の頃に見ていた。あと、車で走るときに流れるカーラジオのFM。あれ子はもう、めっちゃLA。住んだことがあれば誰しもそう感じる。

僕が生活したのは80年代後半の6年くらいだが、同じ時代にタランティーノもLAにいた。というより彼は生まれも育ちもLAなので、その辺の思い入れがよく分かる。

最後に「シャロンテート事件」

をどう描くか?心配だったが、なるほど!という感じ。そこにタランティーノの愛を感じた。そんな意味でLAとハリウッドと映画とテレビドラマが好きな人はとても楽しめる



70205490_2979004485507169_8465717918687035392_n.jpg
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画
前の10件 | - ドラマ感想 ブログトップ