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日航123便墜落事件=整合性と合理性で真実にたどり着く!騙されてはいけない。 [日航123便撃墜事件]

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日航123便墜落事件
=整合性と合理性で真実にたどり着く!騙されてはいけない。

このシリーズかなり好評で、多くの人からコメントも頂いた。こんな説もあるとの紹介もあった。まだ、僕自身もう少し探ってみたい。実際に自分で取材した訳ではないので、「これが正解」とは言えないが、一つ確実に言えることがある。

事故ではない!ということ。何らかの陰謀があったということだ。何より、写真週刊誌にも掲載された黒焦げの死体。旅客機のジェットエンジンではああはならない。911のとき、貿易センタービルの鉄骨がジェット燃料で溶けて、ビルが崩壊したというのも否定されたように、ジェット燃料は灯油に近いもの。鋼鉄を溶かしたり、人を両面丸焦げにすることはできない。

東京大空襲の後の写真を見れば分かるが、死体が同じように黒焦げになっている。あれは焼夷弾によるもの。ガソリンに近い液体が飛び散り、それがかかると燃え続け、全面が黒焦げになる。123便の墜落現場でも焼夷弾と同じ成分が検出されている。ジェット燃料にはない成分。それを燃料とする武器が火炎放射器である。それを日本で唯一、所有するのは自衛隊。この一点だけでも、事故ではないことが明らかだ。

また、発見の遅れ。それを解説する「NHKスペシャル」の間抜けさ。オレンジ色の物体。多数の目撃情報を無視。何よりNHKに通報した人が多数いるのに番組は触れないで、警察への通報を追求。多くが電話しているのに「情報は上には上がらなかった」の一言で終わり。ごまかしとまやかしの連続。都合の悪い事実は全部無視。結論に誘導する。「真相を解明してはいけない」という指示を上から受けているとしか思えない。

ブラックボックスが未だに非公開。もげた尾翼も探そうとしない。これだけ揃えば事故ではなく、本当のことを明かせない何かがあると誰しも思う。そして、黒焦げの死体。事故でなく殺害以外に考えられない。では、なぜ、殺したか? それを考えると紹介した2冊の本が指摘することが全て正解だと思えてくる。

「陰謀なんてあるわけないよ〜」

と考えるのは想像力の欠如だ。論理性が失われているのではないか?  NHKが報道すれば真実? 政府は嘘を言わない? そんな固定概念に縛られているだけ。しかし、政府もNHKも嘘ばかりということは、今日、いろんなケースで多くの人が痛感している。政府もNHKもウソをつくのだ。

何事も疑ってかかろう。真実はどこにあるのか? それらしい説が出てもまず疑うこと。「グリコ事件だ」「トロンだ」といわれても、「面白い!」と飛びついてはいけない。なぜ、誰が、何のために、どうして? それを考えるだけでも、かなりの嘘は見抜ける。

123便事件だけではない。集団的自衛権だって「アメリカとより強い連携をするため」という建前の理由で納得してはいけない。「特定秘密保護法」も、「安保法案」も、辺野古基地建設も、本当は何のため?と考えてみよう。政府や企業には表の理由とは別に、必ず裏に本当に理由がある。それを考えよう。

真実は絶対に矛盾しない。整合性と合理性で考えれば、必ず真実にたどり着く。これからの時代。生き抜くために、国や企業に騙されないためにも、そんな視点や発想が大事だ。疑ってかかろう!


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日航123便墜落事件=いろんな説があるが、信じがたいものも。そんな1つを検証! [日航123便撃墜事件]


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ケネディ暗殺事件もそうだが、いろんな説がある。CIA陰謀説、軍人首謀者説、マフィア説、カストロ首謀者説、ソ連説、果ては宇宙人の仕業というものまで多種多様だ。宇宙人を除けば一番、信用できないのが、政府が立ち上げたウォーレン委員会の報告書。つまり、オズワルド犯人説だ。同じように123便事件でもいろんな説がある。あるHPに「これが真実だ」と書かれているので、転載する。

*******************************

以下がJAL123便が「撃ち落とされた」理由と、それにまつわる真実です。

1. プラザ合意を呑ませるために中曽根を脅迫するため
2. プラザ合意に反対していた関西の財界大物4名を全員暗殺するため
3. グリコ森永の実行犯を殺害し証拠隠滅するため
4. 松下トロンOSの技術者17人を抹殺するため
5. JAL123便が核弾頭を輸送していることを米軍が突き止め、ミサイルで攻撃した

6. 核弾頭輸送を隠蔽するため、自衛隊は日航機を御巣鷹山までおびき寄せ撃墜した
7. 自衛隊は米軍機、自軍機、さらには偵察のみのNSA機、ソ連機まで全機撃墜
8. JAL123便の生存者は数十名以上いたが、ほぼ全員VX毒ガスなどの手法で殺された
9. 宗教的な意味を持たせるために、犠牲者は520人でなくてはならなかった

*******************************

このHPではこの全てが真実だと主張するが、これだけの事実が同時に123便も集結させて、実行するには、かなりの段取りが必要、偶然ではありえない。いくつかに絞るなら分かるが、この全部を揃えるのは様々な巨大組織が頑張っても難しい。

何より、これらをまとめて123便で処理する必然性がない。それぞれ別の形で別の時期に対応する方が早い。ただ、もしかするとこの著者は身に危険を感じ、フェイクの理由を上げることで、煙に巻いているのかもしれない。だから、一つだけは事実ということもある。検討してみよう。

1、プラザ合意のために中曽根を脅すため=この事故の真相を暴くと言われて合意したという話はあるが、その逆? 撃墜せずとも「未遂」でも脅迫は成り立つのではないか? また、墜落後にガスや火炎放射器で乗客を殺す必要もない。

2、関西の財界人暗殺=プラザ合意に反対したという、そのために殺す必要があるか? 様々な脅し、圧力で十分ではないか? また、そのような財界人がどこの誰という指摘はどの本にも、ネットでも見られない。

3、グリコ事件の犯人殺害=交通事故を装い殺害する方が早い。そのために自衛隊のミサイルを使うか?そもそもなぜ、犯罪者を消す必要があるのか? 乗客の誰が犯人なのか? 犯人である根拠は何か? これは特に嘘っぽい。

4、トロン開発者17人を消すため。=この説は他でも聞いたが、そんな重要な人たちが揃って同じ飛行機に乗るか? また、その会社と開発者の実名を挙げて指摘している本もネットも見たことがない。

5、6、7、核弾頭運搬=これも聞いたことのある情報。それをアメリカが奪いに来たというもの。追尾した米軍機を自衛隊が撃墜したとある。それでアメリカが黙っている訳がなく、信頼性が低い。

8、毒ガスで乗客は殺された=これは先に読んだ本2冊でも指摘している。あえりる。というか、それしかないだろう。

9、宗教的な意味合いで520人を殺した。=もし数にこだわるなら飛行機事故による殺害は実行しないだろう。何人死ぬか分からない。全員が死ぬとも限らない。実際4人が生存している。そして死者は524人。そもそもの数字を間違えている。

どれも難あり、自動車事故と違い飛行機はいろんな組織が絡む、それで事故を偽装するには国家レベルの対応が必要。それをアメリカが日本で行うのは困難。日本政府なら可能だが、グリコ事件の犯人や財界人を殺すために、ここまで大掛かりな事件にする必要性が感じられない。

ミステリー小説の題材なら「たった1人(数人を)殺すために飛行機事故!」というのは突飛で面白いかもしれないが、現実に実行するなら、もっと簡単で確実にできる方法が他にある。その意味で上記は全て外れだと思える。

また、この手のHPを読むと、話がどんどん広がり、さらに「ホンマかいな〜」という展開になる。もちろん、敵を欺くために陰謀論を演じているのかもしれない。

が、そもそもの仮説に問題がある。また、そのための情報、物証がほとんど上がっていない。全部が嘘ではないが、整合性がないことが多く、それらは「陰謀論」と呼ばれても仕方がない。また、著者が何者か分からないのも、興味本位の執筆という可能性が高い。

先の本2冊の著者は元日航のCAであり、被害者の家族。名前も出している。強い動機がある。その意味でも、その2冊の仮説が説得力があり、もっとも真実に近いと感じる。

上記の「真相」?はこちらから引用=>http://die-wahrheit.blog.jp/archives/9164225.html


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日航123便墜落事件=生き残った乗客が火炎放射器で焼き殺された検証 [日航123便撃墜事件]

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日航123便墜落事件=生き残った乗客が火炎放射器で焼き殺された検証

事故ではない!何らかの陰謀があったと思える。何より、写真週刊誌にも掲載された黒焦げの死体。旅客機のジェット燃料ではああはならない。911のとき、貿易センタービルの鉄骨がジェット燃料で溶けて、ビルが崩壊したというのも否定されたように、ジェット燃料は灯油に近いもの。鋼鉄を溶かしたり、人を両面丸焦げにすることはできない。

東京大空襲の後の写真を見れば分かるが、死体が同じように黒焦げになっている。あれは焼夷弾によるもの。ガソリンに近い液体が飛び散り、それがかかると燃え続け、全面が黒焦げになる。123便の墜落現場でも焼夷弾と同じ成分が検出されている。ジェット燃料にはない成分。それを燃料とする武器が火炎放射器である。それを日本で唯一、所有するのは自衛隊。この一点だけでも、事故ではないことが明らかだ。

東京大空襲と123便の遺体写真。多分、どちらがどちらか見分けが付かない。同じ原理の兵器で焼け死んだからだ。閲覧注意!


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日航123便墜落事件 =いろんな説があるが、信じがたいものも。そんな1つを検証! [日航123便撃墜事件]

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日航123便墜落事件
=いろんな説があるが、信じがたいものも。そんな1つを検証!

ケネディ暗殺事件もそうだが、いろんな説がある。CIA陰謀説、軍人首謀者説、マフィア説、カストロ首謀者説、ソ連説、果ては宇宙人の仕業というものまで多種多様だ。宇宙人を除けば一番、信用できないのが、政府が立ち上げたウォーレン委員会の報告書。つまり、オズワルド犯人説だ。同じように123便事件でもいろんな説がある。あるHPに「これが真実だ」と書かれているので、転載する。

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以下がJAL123便が「撃ち落とされた」理由と、それにまつわる真実です。

1. プラザ合意を呑ませるために中曽根を脅迫するため
2. プラザ合意に反対していた関西の財界大物4名を全員暗殺するため
3. グリコ森永の実行犯を殺害し証拠隠滅するため
4. 松下トロンOSの技術者17人を抹殺するため
5. JAL123便が核弾頭を輸送していることを米軍が突き止め、ミサイルで攻撃した

6. 核弾頭輸送を隠蔽するため、自衛隊は日航機を御巣鷹山までおびき寄せ撃墜した
7. 自衛隊は米軍機、自軍機、さらには偵察のみのNSA機、ソ連機まで全機撃墜
8. JAL123便の生存者は数十名以上いたが、ほぼ全員VX毒ガスなどの手法で殺された
9. 宗教的な意味を持たせるために、犠牲者は520人でなくてはならなかった

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このHPではこの全てが真実だと主張するが、これだけの事実が同時に123便も集結させて、実行するには、かなりの段取りが必要、偶然ではありえない。いくつかに絞るなら分かるが、この全部を揃えるのは様々な巨大組織が頑張っても難しい。

何より、これらをまとめて123便で処理する必然性がない。それぞれ別の形で別の時期に対応する方が早い。ただ、もしかするとこの著者は身に危険を感じ、フェイクの理由を上げることで、煙に巻いているのかもしれない。だから、一つだけは事実ということもある。検討してみよう。

1、プラザ合意のために中曽根を脅すため=この事故の真相を暴くと言われて合意したという話はあるが、その逆? 撃墜せずとも「未遂」でも脅迫は成り立つのではないか? また、墜落後にガスや火炎放射器で乗客を殺す必要もない。

2、関西の財界人暗殺=プラザ合意に反対したという、そのために殺す必要があるか? 様々な脅し、圧力で十分ではないか? また、そのような財界人がどこの誰という指摘はどの本にも、ネットでも見られない。

3、グリコ事件の犯人殺害と証拠隠滅=それらなら交通事故を装い殺害する方が早い。そのために自衛隊のミサイルを使うか?そもそもなぜ、犯罪者を消す必要があるのか? 乗客の誰が犯人なのか? 犯人である根拠は何か? これは特に嘘っぽい。

4、トロン開発者17人を消すため。=この説は他でも聞いたが、そんな重要な人たちが揃って同じ飛行機に乗るか? また、その会社と開発者の実名を挙げて指摘している本もネットも見たことがない。

5、6、7、核弾頭運搬=これも聞いたことのある情報。それをアメリカが奪いに来たというもの。追尾した米軍機を自衛隊が撃墜したとある。それでアメリカが黙っている訳がなく、信頼性が低い。

8、毒ガスで乗客は殺された=これは先に読んだ本2冊でも指摘している。あえりる。というか、それしかないだろう。

9、宗教的な意味合いで520人を殺した。=もし数にこだわるなら飛行機事故による殺害は実行しないだろう。何人死ぬか分からない。全員が死ぬとも限らない。実際4人が生存している。そして死者は524人。そもそもの数字を間違えている。

どれも難あり、自動車事故と違い飛行機はいろんな組織が絡む、それで事故を偽装するには国家レベルの対応が必要。それをアメリカが日本で行うのは困難。日本政府なら可能だが、グリコ事件の犯人や財界人を殺すために、ここまで大掛かりな事件にする必要性が感じられない。

ミステリー小説の題材なら「たった1人(数人を)殺すために飛行機事故!」というのは突飛で面白いかもしれないが、現実に実行するなら、もっと簡単で確実にできる方法が他にある。その意味で上記は全て外れだと思える。

また、この手のHPを読むと、話がどんどん広がり、さらに「ホンマかいな〜」という展開になる。もちろん、敵を欺くために陰謀論を演じているのかもしれない。

が、そもそもの仮説に問題がある。また、そのための情報、物証がほとんど上がっていない。全部が嘘ではないが、整合性がないことが多く、それらは「陰謀論」と呼ばれても仕方がない。また、著者が何者か分からないのも、興味本位の執筆という可能性が高い。

先の本2冊の著者は元日航のCAであり、被害者の家族。名前も出している。強い動機がある。その意味でも、その2冊の仮説が説得力があり、もっとも真実に近いと感じる。

上記の「真相」?はこちらから引用=>http://die-wahrheit.blog.jp/archives/9164225.html



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日航123便墜落事件(下)=驚愕の真相。政府、マスコミ、日航がグルになり真相を隠蔽した?! [日航123便撃墜事件]

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日航123便墜落事件(下)
=驚愕の真相。政府、マスコミ、日航がグルになり真相を隠蔽した?!

123便墜落事件の真相を追求した青山塔子さんの本( https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-04-19-3 )で解明できていないことが二つ。それを本書「日航123便乗客乗員の怪死の謎 命乞い」(小田周二・著 文芸社)では解明している。

自衛隊のミサイル訓練中に間違って123便の尾翼に命中。それがバレると困るので、自衛隊は当時の総理に進言。日航機の撃墜許可を得る。報道されているように操縦不能にはなっておらず、同機は横田基地への着陸を求めていたが、自衛隊のファントム機が追尾。着陸を阻止。山岳地帯に誘導。小型ミサイルでエンジンを破壊。事故に見せかけて撃墜した。(詳しくは前回の記事を)

その後の、本書の推理はこうだ。

ミサイル訓練で民間の航空機を誤ってでも攻撃したことがバレると大変。自衛隊のある部隊が墜落地点に向かう。ある作業をする時間を稼ぐために、政府は日本航空、マスコミ、警察に緘口令を引き、別の墜落地点を発表する。そのために発見が翌日になった。

深夜に自衛隊は現場に到着。

ミサイルの破片を回収。同時に生き残った乗客を毒ガスで殺し、証拠隠滅のために、さらに火炎放射器で焼き殺した。これらの指摘は青山塔子さんの本にもあり、物的証拠も上げている。この先は本書のみの指摘。調査委員会は結論ありきで、早い段階に発足。ボーイング社の修理ミスを原因とする。が、それでは筋が通らない事実が多数あることを本書は具体的に説明してある。

報告書はケネディ暗殺時の

ウォーレン委員会の報告書と同様。矛盾点が多く、こじつけ、事実無視があれこれ目に付く。また、破損した尾翼が海中に沈んでいるので、引き上げればさらなる事実が分かるにも関わらず、早い段階で調査が中止。機長らの通信を全て録音しているブラックボックも回収したのに、その一部しか公開せず。今日でも日航はその内容を非公開にしている。

本書はその背景に国家ぐるみの隠蔽があると指摘する。航空局が中心になり、日航に加害者役を演じさせ賠償をさせる。マスコミには当初、間違った墜落地点を伝えさせ、その後も調査報告が正しいことを報道させる。だとすると青山さんの本で感じた疑問も解決する。墜落直後、多くの村民が目撃。NHKを初めてテレビ、新聞に墜落地点を電話連絡している。にも関わらず、別場所をマスコミは伝え続けた。

また、先に紹介した「NHKスペシャル」(近年放送)では同局に通報があったことは伝えず、オレンジ色の物体も、ファントム機も無視。調査報告に賛同するばかりの内容だった。当時の関係者のインタビューでも「方法がなかった」「できなかった」という早期救助の可能性がなかったかのようなもの。だが、当時に状態を考えると十分に可能だったはず。

https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-04-19-1

そんな証言を取り上げ、肝心なことを無視する番組はまさに隠蔽サイドにいるということ、今もその役割を続けているのだ。「政府が右というものを左とは言えない」と会長が発言する組織だ。最近は特に批判が多いが、その体質は当時からのものであったことを感じる。以上、書ききれないほどの矛盾点、指摘、疑問点。それらを繋ぎ合せると本書の推理がほぼ真相であることを感じる。

一言で言うと自衛隊の事故を隠すために、

横田基地に着陸すれば助かった無実の国民524人が、自衛隊によって殺害されたと言う事件である。この事故の1ヶ月後、日本が非常に不利な立場になるプラザ合意をアメリカと結ぶ。これは墜落事故の真相を見抜かれ脅されたからではないか?という話だが、それも納得が行く。あの首相が「墓場まで持っていく」というのも当然であり、語れる訳がない。

「そんな酷いこと国家がやるかなあ?」

と思う人もいるだろう。しかし、戦時中の沖縄戦を見つめれば、多くの市民を見殺しにし、自決まで強要。我が子を殺せと迫った事件が多数あった。また、原発事故が起きれば大きな被害が出ることが分かりながら、未だに十分な安全対策をしていないのも、周辺住民を見殺しにしているのと同じ。

福島の事故も、あと何万年も収束にはかかるのに、全てが終わったかのように政府は伝えマスコミが報道するのも、123便の隠蔽と同じ構図である。そう考えれば1985年に民間人を殺害し、真相を隠蔽。というのも、あり得ないことではない。物的証拠がなくても、様々な事実を繋いでいくと真相は見えてくる。その意味で本書は非常に説得力があり、これが真相だと感じさせる。ちなみに当時の総理は中曽根康弘。今年100歳。今も健在である。



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日航123便墜落事件(中)=驚愕の真相。事故ではなく自衛隊が撃墜した?! [日航123便撃墜事件]

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日航123便墜落事件(中)
=驚愕の真相。事故ではなく自衛隊が撃墜した?!

青山塔子さんの本( https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-04-19-3 )で解明できていないことが二つある。

「自衛隊のファントム2機が123便を追跡した目的」

「123便が横田基地に緊急着陸を求めながら、着陸せず、その後、連絡がなかったこと」

この2つが分からない。が、大筋であの事件は自衛隊のミサイルが訓練中に123便に命中。尾翼が破損。そのために墜落したということ。では、ファントムの目的は? 救出するにしても、ジャンボジェットを小型の戦闘機が助けることはできない。とすると、状態を見るための偵察か? そして、なぜ、墜落以前にファントムは帰還したか?という謎も残る。

当初、僕はいろんな情報から、123便は自衛隊の訓練中のミサイルを受け、操縦ができなくなり、墜落した事故と考えていた。が、本書の指摘では、操縦はどうにか可能だった。だから、横田基地へ緊急着陸を要請した。

ところがファントムが近づき、連絡。

123便に横田基地の着陸はせぬように指示したと指摘。そして別の方向に飛行するように命令。他の状況証拠から123便は尾翼が破損したものに制御不能ではなく、自力で飛行することが可能だったようだ。だから横田基地に着陸することもできた。そうすれば乗客は全員助かっていたはず。それを自衛隊のファントム機からの連絡で中止。御巣鷹山方面に向かったのだ。

その途中、山の中でファントムが小型ミサイルを発射。123便のエンジンを破壊。そのために墜落したと指摘する。訓練用ミサイルで操縦不能になった訳ではないという。その証拠として墜落直前までパイロットの意思で横田基地に連絡、向かっていること。その段階の目撃情報では123便から煙も火も出ていない。それが御巣鷹山付近で火が出て、煙を出していたとの目撃情報が初めて出る。

また、生存者の証言からも、

しばらくは安定した飛行を続けていたこと。墜落直前に大きな揺れを感じ、急降下したことが分かっている。つまり、自衛隊機が123便を山岳地帯に誘導し、そこで撃墜した。目的はミサイル訓練の事故を隠すため。横田基地に着陸すれば523人の乗客が助かったのに、口をふさぐために撃墜した。ミサイル事故で墜落したのではないとする。

さらに、墜落しても生存者が出る可能性がある。その対処ための時間稼ぎに、別の場所を墜落地点と発表。著者はこの段階で、政府と日航。そしてマスコミが共謀して事実の隠蔽を始めていたという。

実際、墜落地点に近い上野村では多くの人が墜落を目撃していて、正確な場所を当初から把握していた。消防団や村人が救出に向かおうとすると、なぜか、「墜落地点は別の場所」と言っている自衛隊や警察がやって来て、救出を止めたと指摘する。また、米軍のヘリが燃え上がる123便を発見し連絡。地上に降りようとすると、基地から連絡。「引き返せ」との指示。直後の自衛隊のヘリが現れたので安心して帰還したが、救出が始まったのは翌朝であった。

その経緯を米軍ヘリのパイロットは

上から口止めされた。その後、退役して1990年代に入ってから、そのことを新聞コラムに書いた。そこから米軍はすでに墜落地点を把握。自衛隊が早い時間に到着していたのに何もしなかったことが発覚している。いや、正確には何もしなかったのではい。救出はしなかったが別の活動をしていた。それがミサイルの破片回収である。

その時間を稼ぐために別の場所に墜落したと発表。地元の消防団らを足止めした。だが、生存者の証言によると、その時間はまだ多くの乗客が生きており、うめき声をあげたり、叫んだりしていたいう。そんな彼らに対し、自衛隊はさらに恐ろしいことを実行したという....。

(つづく)


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日航123便墜落事件(上)=驚愕の真相。残った謎も全部解明している!これが事実か? [日航123便撃墜事件]

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=驚愕の真相。残った謎も全部解明している!これが事実か?

「日航123便乗客乗員の怪死の謎 命乞い」(小田周二・著 文芸社)読み終えて、打ちのめされて、しばらく感想が書けなかった。先に読んだ青山塔子さんの本( https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-04-19-3 )。かなり説得力があるもので、ほぼ真実だろうと思えた。が、いくつか謎が残っている。それを本書は全て解明している。

いろんな方向から調べ、取材し、真相を推理している。物的証拠がなくとも、整合性や合理性を考えると、真実は見えてくる。幽霊や宇宙人の仕業でなければ、必ず筋は通る。日航123便乗客の遺族が書き上げた本書の内容(推理)を簡単に紹介したい。

①事件の日。相模湾では自衛隊のミサイル発射事件が行われていた。それが間違って123便の尾翼に命中してしまった。

②当時、自衛隊の予算を国会で上げようとする矢先。アメリカからも軍事費を上げるよう要請があった時期。事故はマズイ。

③自衛隊の上層部から事故を隠すための提案がされる。それを当時の総理大臣は承諾。

④以前に起きた事故。自衛隊機と旅客機の衝突。乗客は全員死亡。隊員は脱出して無事。大きな問題となった。担当大臣は責任を取らず、直前に退任。あとガマの大臣が批判にさらされ、辞任に追い込まれる。その時、何の批判を受けずに逃げ延びた議員が、123便事故時の総理大臣となっていた。

⑤123便は当初、横田基地に緊急着陸を考える。横田からはOKの返事。なのに着陸は行われず、その後、横田基地への連絡がなくなる。このことは報道されていない。そして青山塔子さんの著書では横田基地に文章で質問。緊急着陸要請を受け承諾したことを基地側も認めている。

⑥青山さんの本では解き明かされていない謎。123便を追いかけたファントムが2機。かなりな時間、追尾していた目撃情報が多数ある。が、これも報道されておらず。元自衛隊員の証言によると、2機ともに自衛隊機であるとのこと。

さて、このファントムが何のために追尾していたか? それは青山・本では解き明かされておらず、その後、ファントムは123便から離れて基地に戻ったとある。(それも目撃情報あり)何のために追尾したのか? そしてなぜ、123便は横田基地に着陸しなかったのか? さらに連絡もしなかったのか? その時点ではまだ墜落はしていない。墜落はそのずっとあとだ。

そして、墜落現場の錯綜。

間違った場所が報道され、捜索隊は時間を無駄にする訳だが、青山・本には出てこない墜落現場に近い村での出来事の数々。「えー何で?それって****てこと?」としか思えないことの連続。そして公開されたブラックボックスに録音されていたと言う機長の声。その時間。123便が飛んでいた位置。動きを重ねていくと、驚愕の事実が見えて来る....。えーマジかよー? (つづく)


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「日航123便乗員怪死の謎」読み終わる 疑問が全て解決された。 でも、あまりにも酷過ぎる現実。 [日航123便撃墜事件]

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読み終わりました。

本書の指摘、説明を疑いの目で読み進めたが、たぶん、これが真相。

疑問が全て解決された。

でも、あまりにも酷過ぎる現実。

すぐに感想を書く気になれない。

自衛隊のメンツのために、

助かるはずだった524人を皆殺しにしたということ...。

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「日航123便墜落 遺物は真相を語る」凄い。ほぼチェックメイト!事件の真相はこれだろう! [日航123便撃墜事件]

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「日航123便墜落 遺物は真相を語る」凄い。ほぼチェックメイト!事件の真相はこれだろう!

前作「日航123便 墜落の新事実」を読み終えたのでamazonで注文。着いたら翌日に1日で読んでしまった。とにかく取材が凄い。そして事件に対する作者の真摯な姿勢、死んで行った人たちへの思いが執念となり真相を追求する。どれほどの年月と費用とエネルギーを使ったか?想像するだけでも物凄いものがあるだろう。

さて、今回の指摘だが、事故現場に残された遺物を検査。あれから30年以上。わずかな量でも成分を特定できる時代。そこで分かった事実。

①遺物にベンゼン環が付着。それは航空機の燃料には含まれない可燃物質。それと硫黄。

そして炭化した遺体の謎。湿気の多い夏の森。そこでストーブの石油に近い航空機の燃料では死体を炭にすることはできない。さらに、地面に面した死体の背中側まで炭化している。それが可能なのは火炎放射器。その成分がベンゼン環と硫黄なのだ。さらに、それを所持するのが自衛隊。

②機長の制服だけが見つからない謎。スチュワーデスの制服は全て燃えずに見つかっている。炭化もしていない。なのに機長の遺体は部分的にしか見つからず。燃えたとしてもその一部さえも発見されていない。

③さらに事故現場近くの上野村の住人の多くが目撃した赤い飛行機?の存在。そして、事故機が発見される前夜に現場上空を何度も飛び交ったヘリコプター。そこから降ろしたり上げたりしたものとは何か? 

④相模湾で行われていたミサイル訓練。123便の航路近くである。

⑤アメリカ軍は墜落場所を確認していたが、日本政府は協力を拒否。米軍は基地に引き返し、その後、協力要請は受けていない。

⑥事故機の事故部分であろうと言われる箇所を自衛隊が現場に着くなりエンジンカッターで5つに切り裂いていた。

⑦交信記録が全て記録してあるブラックボックス。そのオリジナルデータを未だに日航が公開していない謎。「遺族の気持ちを考えて」というが、その遺族からも公開の希望は強い。

⑧遺体の検視をした医師が撮影したビデオテープ。警察は資料にと提出を求めたが、未だに返却していない。返すように催促しても「あれは凄すぎて返せません」と拒否している。

❾123便墜落前に追尾する自衛隊のファントムが2機。多くの人に目撃されているが、全く報道されていない。墜落現場近辺まで追尾し、その後、埼玉方面に向かったとのこと。



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以上が2冊の本で明らかになったこと。ここから著者が遠回しに指摘することは以下の通りだ。相模湾のミサイル訓練。そのミサイルが間違って123便を撃墜した。そのミサイルこそが「赤い飛行機」。しかし、当時、中曽根総理は軍事費を1%から上げようとしていた。そんな時にこの事故は大きなマイナス。

そこで、ミサイルの痕跡を隠すため、目撃者を葬るために、密かに自衛隊を送り込む。時間稼ぎのために、場所が分からないとする。それが16時間。生き残った乗客を火炎放射器で焼き殺し、同時に証拠も隠滅。それが123便墜落事故であったのでは?と遠回しに示唆している。

ただ、それだけでは説明できないものもあるが、基本はその線だと思える。先のNHKスペシャルもそうだが、警察もマスコミも16時間、現場を発見できなかったとしたら間抜け過ぎる。政府からの圧力で、両者は抑えられたのではないか?

当時は、いくら政府でも....と思えただろうが、今の政府を考えると、マスコミに圧力を掛け、批判を抑え込み、警察に指示して逮捕を取りやめさせることをしている。当時だってやろうと思えば、できたはずだ。その本では直接指摘はしていないが、その判断をし、生き残った乗客の殺害を命令じたのが、あの人だと読み取れる。

別からの情報だが、その事実をアメリカに掴まれたので、中曽根はプラザ合意で、厳しい提案を受け入れ、円高が始まる...。事件について中曽根はこう語ったと言われる。

「事件のことは墓まで持って行く」



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123便墜落事件ー自衛隊員の証言。漫画化。読み終わった。 [日航123便撃墜事件]

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123便墜落事件ー自衛隊員の証言。漫画化。読み終わった。







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「日航123便墜落 遺物は真相を語る」凄い。ほぼチェックメイト!事件の真相はこれだろう! [日航123便撃墜事件]

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「日航123便墜落 遺物は真相を語る」凄い。ほぼチェックメイト!事件の真相はこれだろう!

前作「日航123便 墜落の新事実」を読み終えたのでamazonで注文。着いたら翌日に1日で読んでしまった。とにかく取材が凄い。そして事件に対する作者の真摯な姿勢、死んで行った人たちへの思いが執念となり真相を追求する。どれほどの年月と費用とエネルギーを使ったか?想像するだけでも物凄いものがあるだろう。

さて、今回の指摘だが、事故現場に残された遺物を検査。あれから30年以上。わずかな量でも成分を特定できる時代。そこで分かった事実。

①遺物にベンゼン環が付着。それは航空機の燃料には含まれない可燃物質。それと硫黄。

そして炭化した遺体の謎。湿気の多い夏の森。そこでストーブの石油に近い航空機の燃料では死体を炭にすることはできない。さらに、地面に面した死体の背中側まで炭化している。それが可能なのは火炎放射器。その成分がベンゼン環と硫黄なのだ。さらに、それを所持するのは日本で唯一、自衛隊だけ。

②機長の制服だけが見つからない謎。スチュワーデスの制服は全て燃えずに見つかっている。炭化もしていない。なのに機長の遺体は部分的にしか見つからず。燃えたとしてもその一部さえも発見されていない。

③さらに事故現場近くの上野村の住人の多くが目撃した赤い飛行機?の存在。そして、事故機が発見される前夜に現場上空を何度も飛び交ったヘリコプター。そこから降ろしたり上げたりしたものとは何か? 

④相模湾で行われていたミサイル訓練。123便の航路近くである。

⑤アメリカ軍は墜落場所を確認していたが、日本政府は協力を拒否。米軍は基地に引き返し、その後、協力要請は受けていない。

⑥事故機の事故部分であろうと言われる箇所を自衛隊が現場に着くなりエンジンカッターで5つに切り裂いていた。

⑦交信記録が全て記録してあるブラックボックス。そのオリジナルデータを未だに日航が公開していない謎。「遺族の気持ちを考えて」というが、その遺族からも公開の希望は強い。

⑧遺体の検視をした医師が撮影したビデオテープ。警察は資料にと提出を求めたが、未だに返却していない。返すように催促しても「あれは凄すぎて返せません」と拒否している。

❾123便墜落前に追尾する自衛隊のファントムが2機。多くの人に目撃されているが、全く報道されていない。墜落現場近辺まで追尾し、その後、埼玉方面に向かったとのこと。



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以上が2冊の本で明らかになったこと。ここから著者が遠回しに指摘することは以下の通りだ。相模湾のミサイル訓練。そのミサイルが間違って123便を撃墜した。そのミサイルこそが「赤い飛行機」。しかし、当時、中曽根総理は軍事費を1%から上げようとしていた。そんな時にこの事故は大きなマイナス。

そこで、ミサイルの痕跡を隠すため、目撃者を葬るために、密かに自衛隊を送り込む。時間稼ぎのために、場所が分からないとする。それが16時間。生き残った乗客を火炎放射器で焼き殺し、同時に証拠も隠滅。それが123便墜落事故であったのでは?と遠回しに示唆している。

ただ、それだけでは説明できないものもあるが、基本はその線だと思える。先のNHKスペシャルもそうだが、警察もマスコミも16時間、現場を発見できなかったとしたら間抜け過ぎる。政府からの圧力で、両者は抑えられたのではないか?

当時は、いくら政府でも....と思えただろうが、今の政府を考えると、マスコミに圧力を掛け、批判を抑え込み、警察に指示して逮捕を取りやめさせることをしている。当時だってやろうと思えば、できたはずだ。その本では直接指摘はしていないが、その判断をし、生き残った乗客の殺害を命令じたのが、あの人だと読み取れる。

別からの情報だが、その事実をアメリカに掴まれたので、中曽根はプラザ合意で、厳しい提案を受け入れ、円高が始まる...。事件について中曽根はこう語ったと言われる。

「事件のことは墓まで持って行く」



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「123便墜落事件」特集番組に感じる違和感と疑問(下)=視聴者を特定の結論に誘導する方法? [日航123便撃墜事件]

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「123便墜落事件」NHKの番組に感じる違和感と疑問(下)=視聴者を特定の結論に誘導する方法?

ドキュメンタリーを作るとき。ずるいやり方がある。ドキュメンタリーを作る人間がこんなことを書いてしまうのは問題あるが、最近はそれによって多くの人が騙されたり、間違った情報を信じたりしがちなので紹介する。

ある結論を導き出すために、その結論に結びつくものだけを取り上げるのだ。いろんな人に取材する。そこからいろんな推論ができるが、最初に決めた結論に結びつかない。あるいはそれを否定する証言をボツにして、その結論に繋がる証言だけを採用して編集する。そうすれば見ている人は

「なるほどなあ。証言が全てを裏付けている」

と感じる。また、こんな手法もある。都合のいい証言を集めても、事実ではないことを立証する場合。どうしてもある種の矛盾点が出てくる。それを解説すると「ということは先の結論は違うんじゃないかな?」と思われてしまう。本当に汚い奴はそこで情報を捏造する。それが以前問題になった「あるある大辞典」という番組。新発見と言いながら捏造したデータで番組を作った。

そこまですると違法行為。だが、その寸止めというべき手がある。ある種の誘導をしながら矛盾点が出てきたら、さらりと流し、次に行く。これは活字ではアウト。

「あれ?その推理は違うんじゃない」

と思われ、次に進むのをやめて前の記述を読み直されてしまうからだ。でも、映像の場合は考える隙を与えない。ガンガン次に進める。視聴者は考える余裕がなく、「あれっ?」と思っても、次の話題に引っ張られてしまう。疑問はすぐに忘れ、印象として番組の結論が正しいと思えてしまう。

マイケル・ムーアの映画。彼はその手法をいい意味で使っている。それは何かと言うと誘導だ。映像は説得力があるので、論理性がないことでも見る者が納得させてしまうところがある。論理性より勢い印象。CMがまさにそれである。映像とはそういうものであり、編集、構成でその事件の意味を180度変えることもできる。ある意味で洗脳ツールだ。ドキュメンタリーだけでなく報道も同じ。その政治家を愚かな存在として伝えることも、努力の人として伝えることも簡単に出来る。このところ

「日本は戦後最長の好景気!!」

と報道されると、全くその実感はないが、「アベノミクスが効果を上げているんだ」と思ってしまう人も多い。多くの報道番組で何度も誘導され、刷り込まれているから。

編集の仕事をしている者はそれを知っている。その観点から見たとき「123便」の特集番組はそれらの手法を多様していることを強く感じる。都合の悪い情報は取り上げない。矛盾点が出そうなものはさらりと流す。印象として

「いろいろ手違いがあったんだなあ。誰が悪い訳じゃないんだあ」

と最後には思える構成なのだ。なぜ、そんな番組を作る必要があるのか? 答えは簡単。真相を知られてはいけないので、残念な事故であることを印象つけて、疑問や噂を払拭するのが目的だろう。特に最近のNHKは大本営発表と思えることが多く、政府の広報であるという批判も強い。

首相の演説時に市民から「帰れ」コールが起こった時も、その声を整音し決して放送したりしている。だとすると、同じように123便事件も政府の意向を汲んで...。

「あれは事故ですよ〜。いろんな裏はありませんよ〜」

と思える番組を広報として作ったのではないか?と勘ぐってしまう。だとしたら残念だ。NHKはこれまでに優れたドキュメンタリーも数多く制作している。ETVの番組は今も鋭く現代に斬り込むものがある。が、そのセクションが解体されたとの話も聞く。

とにかく報道やドキュメンタリーはかなり注意してみないと、誘導される。報道は「事実」だと思ったら大間違い。いろんな方法で都合よく変えることができる。とにかく123便に関しては「Nスペ」より青山さんの本の方が現実味があり、詳細な取材だと感じる。もう少し「123便」関係の書籍を読んでみたい。(了)

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「123便墜落事件」特集番組に感じる違和感と疑問(中)=なぜ、この物的証拠を紹介しないのか? [日航123便撃墜事件]

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「123便墜落事件」NHKの番組に感じる違和感と疑問(中)=なぜ、この物的証拠を紹介しないのか?

(前項の続き)元日航CAの青山透子さんの著作「日航123便 墜落の新事実」で紹介された証言にある上野村の住人が目撃した墜落現場上空の深夜のヘリコプターのこと。NHKスペシャルでは全く触れていない。なぜか? 天下のNHKがその目撃者たちを発見できなかった? 

そんなことは有り得ない。今でもその村に行き聞き込みをすれば聞ける話だ。数は多い。では、そもそも、目撃者なんていない? 青山さんの創作? そうも思えない。というのは上野村の小学校で事故後に文集を作っているのだ。

生徒たちに当時の体験を作文に書かせている。記憶が曖昧にならないように事故から1週間と経っていない時期だ。その文集では多くの生徒が事故を目撃。あるいは大きな音を聞いた。閃光を見た。親から聞いたと書き綴っている。そこには具体的な場所も書かれているし、深夜のヘリの音を聞いたことも記録されている。

NHKはなぜ、その文集を取り上げないのか? 他のルポでも文集は紹介されているのになぜ? そして上野村の人たちから複数の目撃証言を聞かないのか? 何よりNHKにかかってきた目撃情報連絡の詳細をなぜ、調べないのか? 先の推理と同じなら警察同様に当時のNHKは杜撰だったということになる。が、この番組を作ったのは数年前。となると、近年でも杜撰な取材をしているのか? そんなことはないだろう。

優秀な人材。豊富な製作費。巨大な組織。大きなネットワーク。テレビ業界のナンバー1だ。いろいろと批判はあるが、取材力、正確さはやはり他の局を抜きん出ている。では、なぜ、そんな初歩的なミスをしたのか? これでは番組内で紹介された警察と同じ。間抜けなミスで大きな失態を演じていることになる。それは変。警察もNHKも優秀な組織である。

となると、共に何らかの理由で真実を発表できない事情があった。あるいは今もあるのではないか? と思えてくる。そうすると間抜けなミスではなく、本当のことを報道できなかったということになる。

そしてNHKの場合。もう一つの疑惑。事実を報じられなかっただけではない。さらに1歩進んで、間違った結論に導こうとして番組を作っているのではないか?と感じるのだ。(つづく)



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「123便墜落事件」特集番組に感じる違和感と疑問(上) [日航123便撃墜事件]

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「123便墜落事件」NHKの番組に感じる違和感と疑問(上)

先日録画で見たNHKスペシャルの「123便」ー普通に見ているとよく取材したドキュメンタリーになっているが、僕自身がドキュメンタリーの仕事もするので、あれこれ疑問が残った。何より番組が掲げた「機体の発見が事故後16時間かかったという理由」が変だ。

①「目撃情報が警察上層部に上がらなかった」

②「自衛隊ヘリのパイロットの勘違い」

③「警察上層部の思い込み」

警察や自衛隊がそんなに間抜けか?と思えてしまう。いくら今から34年前の1985年とは言え、そんな素人のようなミスを起こすだろうか?という疑問。あの頃の警察は今以上に優秀で犯罪解決率が90%近かったはずだ。

(詳しくは先のブログをご覧ください=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-04-13

また、123便事故ではいろんな噂や情報が飛び交っている。もちろん荒唐無稽なものもあるが、乗客の1人が撮影した写真。これは週刊誌等でも紹介された確かなもの。飛行機の窓から外を写した写真にオレンジ色の物体が写っているというもの。番組では一切触れていない。

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番組冒頭で「NHKが総力をあげて取材」と銘打ち。多くの証拠品を並べたものを映し出し紹介していたにも関わらず、引っかかるものが多かった。その後、元日航のCAの青山透子さんが書いた「日航123便墜落の真実」を読んだ。そこに書かれてあったことと比較してみる。

NHKスペシャルの問題点①「目撃情報が警察上層部に上がらなかった」

目撃者にはインタビュー。明快に事故現場を指摘している。警察に電話したが、その情報が上にあげられなかったという。(が、その理由は番組で検証されていない)番組では「目撃者はこの人1人だけ!」とは言わないが、目撃者は数多くいたという表現はない。むしろ、墜落を見た貴重な存在。

「わーさすがNHK。よく目撃者を探し出したな」

という印象を受ける。ところが青山さんの本を読むと、墜落現場近くの上野村では数多くの人が墜落を目撃しており、多くが警察だけでなく、テレビ局にも電話したと書かれている。さらに、NHKにも電話「ありがとうございますと返事された」という証言まで載っている。

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なぜ、NHKは番組でそれを取り上げなかったのか? 個人で取材する青山さんに対して、巨大組織で動くNHKがそれらの証言を探し当てられない訳がない。そして

「警察に電話したが、その情報は上に上がらなかった」

と番組で伝えるなら、NHKも同じではないか? その時の電話情報をなぜ、有効に活用することができなかったのか? その検証をなぜしないのか? 

ただ、他の局や警察も同じだ。上野村の人たち何人もが電話しているのに、墜落現場は別の場所だと報道し、16時間も現場への到着が遅れたのである。つまり、番組で結論づけた「目撃情報が警察上層部に上がらなかった」は警察だけでなく、全マスコミでも情報が上に上がらなかったということなのだ。

となると、①に関して「当時の警察は間抜けだったのかな?」と思えたが「全マスコミも間抜けだったのか?」となる。でも、それは有り得ないだろう。たった1本の電話が忘れられた。上に上がらなかったならまだ分かるが、多くの電話連絡が全て無視された。上に報告されなかったというのは不自然。

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こうなると別の考え方をした方が納得を行く。何らかの理由で本当の墜落地点を報道することができなかった。あるいは別の場所が墜落地点であるという、ある筋からの情報が来ており、それを信じて上野村からの情報は全て間違いであると断定した。その2つが考えられる。

では、ある筋とはどこか? まず思い浮かぶのは警察だ。しかし、その警察も間違った現場を捜索し、見つかりませんとの連絡を何度も上に上げている。

「でも、取り合ってもらえなかった」

と現場警官の証言をNHKスペシャルでも伝えている。さらに、上野村では

「一晩中、墜落地点の上をヘリコプターが飛んでいて、サーチライを当てたりしていた」

との目撃情報が多数あることを青山さんの本は伝えている。そこから考えると、警察では上層部に情報が上がらなかったのではなく、上がっても受け止めなかった。なぜなら、本当の墜落地点を特定し発表することができなかったのではないか?と思えてくる。その理由は何か?

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「行方不明」と報道している間に墜落現場の上空を飛んでいた多くのヘリの存在がある。自衛隊が到着するのは16時間後。何かの作業をしていた。何をしていたのか? 実はその作業を秘密裏に進めるために、本当の墜落場所を報道するのを止めていたのではないか?と思えてくる。

NHKスペシャルでは「上野村から多数の目撃者が本当に墜落現場を警察、マスコミに電話した。NHKにも連絡した」ということを完全に無視。1人だけが警察に電話したという事実だけを紹介しているだけだ。そして、なぜ、上層部に情報が上がらなかったのか?の検証はしていない。さらに自局でも同じ連絡があったことにも触れていない。

上野村の住人が目撃した深夜のヘリコプターのこともNHKは全く触れていない。天下のNHKがその目撃者を発見できなかったのか? そんなことは有り得ない。今でもその村に行き聞き込みをすれば聞ける話だろう。では、そもそも、目撃者なんていない? 青山さんの創作? そうも思えない。というのは決定的な物証が存在する。(つづく)


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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?③ =事故に疑問を持たないジャーナリストたち? [日航123便撃墜事件]

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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?③
=事故に疑問を持たないジャーナリストたち?

前々から読みたかった「日航123便墜落の真実」。興味深く読んだ。この事故には数々の疑問があること。前々から言われていたが、まさにその通りだ。ただ、この本をそのまま信じるのは違う。情報というのは必ず裏取りをしなくてはならない。自身で調査しなくても別の作家の意見を聞く。別のメディアの報道を読む。文章や表現から背景を読み取る。いろんな方法がある。

この本では断言はしてないが、数々の疑問から国家や自衛隊が何らかの関与をしている可能性が高いと指摘する。事故ではなく事件なのだと。そして、ミサイルが123便を撃墜したと思える情報や証言を数多く上げている。

その取材は非常にきめ細かく、誠意に溢れるものだ。本を書いた動機も、元JALの搭乗員であり、著者の先輩も事故で亡くなっていることがあり。売名行為や商業主義とは思えない。しかし、他の取材記事も確認しようと検索すると以下のものがあった。

【1985年夏「日航機墜落事故」、発生直後に駆けつけた3人が目撃したもの】(週刊現代2016−8ー14)事故現場を取材したジャーナリスト2人の対談ー

米田 事故報告書では、後部圧力隔壁の修理部分に亀裂が生じ、それが引き金になって隔壁に穴が開き、機内の与圧された空気が一気に流れる「急減圧」が発生。それにより垂直尾翼が破壊されて操縦不能となり、墜落したとされました。

藤原 調査初日に胴体の中にしかない断熱材が尾翼の中にたくさん入っているのを見つけました。圧力隔壁が破れないと、断熱材は尾翼には入りません。隔壁が破れたことが事故の引き金になったということを、その時点で確信しました。

米田 いろいろな説が出ました。なかにはミサイル撃墜説なんてトンデモないものもありましたね。

藤原 海上自衛隊が新しいミサイルを試射したところ、それが123便に命中してしまったため、証拠隠滅のために撃墜を命じたが、2発目は外れてしまったという説です。デタラメもいいところですが、これを一笑に付すわけにもいきません。当時出たさまざまな説に対しての反証を報告書に盛り込んだつもりです。

全文はこちら=>https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49441

以上のように事故であることを断定。「ミサイル撃墜説はトンデモない」と指摘する。が、こちらの記事では現場で断熱材を見たというのが根拠。

また、記事を読む限り、事故現場は訪れたが、その他の角度からの取材をしているという記述はなく。断熱材のみでミサイルではないと否定するのは、ジャーナリストとしていいのか?という気はする。

この記事は現場を訪れた記者にスポットを当てたものなので、その他の視点や目撃情報には触れていない。そこから上がる疑問は当然出てこない。それはいい。が、現場を訪れたのであれば、炭状になった遺体を見ているはず。写真を泣きながら撮ったという記述もある。なのに、その記述はない。悲しみに打ちのめされて気づかなかったのかもしれない。

が、あの遺体の写真を見ると(ネットでも良くアップされている)遺体と周り一部だけが黒焦げ。その後ろの木は焦げていない?という写真だった。こちら=>http://www.marino.ne.jp/~rendaico/ainugakuin/zikenzikoco/kokuzikoco/osutakayamazikenco/itaieizoco.html

「ジェット燃料が燃えても人は炭にならない」という事実を知らないにしても、人とその周りだけが黒焦げで木は平気なんてありえない。そこから先の著者が指摘するように火炎放射器という推理は非常に納得する。

ターゲットだけを黒焦げにする。そして火炎放射器で燃やされたものは炭状になる。さらにそれを保持しているのは陸上自衛隊のみであること。その辺の炭のような死体に関しての記述も、この記事にはない。もちろん、事故直後にそこまで気が回らないということもあるが、この記事は事故から31年後のものであり、先の「日航123便墜落の真実」が発売されたころである。

いろいろ感じるものがある。他にもいろいろ読んでみよう。


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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?② =火炎放射器で焼かれた乗客たち? [日航123便撃墜事件]

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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?②
=火炎放射器で焼かれた乗客たち?


前々から読みたかった「日航123便墜落の真実」。この事故にはいろいろ疑問があること。言われていた。第3章まで進む。

乗客の死体が炭状になっていた件。本書の指摘ー航空機のジェット燃料が燃えたためと言われていたが、その熱で人間は炭にはならない。炭にすることが可能なのは、軍用の火炎放射器。それを保有しているのは日本では自衛隊だけ....。

911でもジェット燃料で鋼鉄が溶けて、ワールド・トレード・センターが崩れ落ちたと当初言われたが、ジェット燃料が燃える温度は高くなく、鋼鉄を溶かすことはできない。という話を聞いていたので、本書の指摘は納得できる。

では、なぜ、乗客は焼かれたのか? そして焼かれたのは墜落で死亡してから、それとも墜落しても生き延びていた乗客が焼かれたのか? その理由とは何か? 読み進める。


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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?① [日航123便撃墜事件]

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前々から読みたかった「日航123便墜落の真実」読み始める。この事故には疑問があること。言われているので、ぜひ読みたかった1冊。大きな事件があると、必ず疑問点が言われる。それが単なる憶測の場合。都市伝説の一つのようなこともあるが、いろんな角度から見て行くと、おかしな点が見えてくることがある。911事件もそうだが、この墜落事故もおかしな点がある。

元JALのステュワーデスだった女性が123便事故を独自に調べた記録。かなり詳しく調べられている。何より、ご本人も旅客機に乗務した経験があり。事故機には先輩たちが乗っていたとのこと。その意味では信頼性がある。面白おかしく陰謀論を振りかざすものではないはずだ。

僕も映画製作時に題材を徹底取材する。原発事故、沖縄戦。題材のみでなく、その背景まで調べる。この筆者もかなり調べている。それも元乗務員とは思えぬ鋭さを発揮。真相を追う。証拠や証言も具体性があり、伝聞や噂の紹介ではない。半分近く読み、よく言われる「オレンジ色の物体」の話が出てくる。

週刊誌等では、それらをいかにも!という表現で紹介し、「これが真相だ」というものがあるが、この本はそれらとは違う。先に見たNHKスペシャルとも比較しながら、読み進める。いろいろ見えてきた!


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JAL123便墜落事件の謎?ーある報道番組。納得できない結論 [日航123便撃墜事件]

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JAL123便墜落事件の謎?ーある報道番組。納得できない結論

体調悪いので、amazonプライムやNetflixを見ているが、ドラマや映画はやなり集中力が必要。どうしても仕事モードになるので、録り貯めたテレビの録画を見る。

「日航123便墜落事故」のNHKスペシャルを見た。事故から30年。NHKが総力を挙げて取材。初めて分かった事実というオープニング。さすが国営放送(?)だ!と思ったが、結果、機体の発見が事故後16時間かかったという理由は...

①「目撃情報が上に上がらなかった」

②「自衛隊ヘリのパイロットの勘違い」

③「警察上層部の思い込み」

この3点だと結論つける。それを当時の資料、関係者の証言で見せていくのでリアリティと重みはあるのだが、文章にしてみると上の3つ。そんなことで16時間も無駄にして、事故直後なら助かった人が助からなかったという理由なのか?

あまりにも初歩的なミスであり、そんなことで事故機発見が遅れたのか? 警察や自衛隊はそんなに愚かな組織なのか?と感じる。もちろん、当時はGPSもなく、大きな組織でも驚くようなヘマを犯すことはある。三億円犯人が捕まらなかったのも警視庁と神奈川県警の確執が原因と言われる。しかし、上の3つはおかしい。

①「目撃情報が上に上がらなかった」この目撃者には番組がインタビュー。明快に事故現場を指摘している。警察に電話したが、その情報が上にあげられなかったというが、その理由は番組で検証されていない。

③「警察上層部の思い込み」これは事故現場と言われる山を捜索しても期待が見つからないと現場から報告しても、上層部が「そんなはずはない」と捜索を続行させたというもの。現場の報告に対してそんな風に対応するのだろうか?

②「自衛隊ヘリのパイロットの勘違い」これはそのパイロットにインタビューしている。事故現場上空の自衛隊ヘリから、近所の山にいるパトカーの赤いサイレンの方向を確認。それによって事故現場を三角法で割り出すというもの。

それをパイロットは別の山にいるパトカーの光をそれだと確認。間違った場所を導き出したというもの。そのパイロットの証言もおかしい。「別の山にパトカーがたくさんいて、確認のしようがなかった」という。後悔や罪の意識の発言はない。そして彼は何の処分もされていない。

大きな事故なので、日頃の訓練では対応できず、詰まらぬミスをすることもあり得る。だが、上記のミスは少し変だ。①はなぜ、正確な墜落位置が連絡されているのに、それが上に報告されていないか? 番組でも追求していない。②の上層部が取り上げないというのも「上はそう思い込みから抜けられなかった」というだけの説明。

もし、意図的に発見を遅らせたいということがあったとしたら、この2つは上層部が時間稼ぎのために握りつぶしたという解釈もできてしまう。また、番組は「オレンジ色の物体が123便を追っていた」という証言を一切取り上げていない。アメリカ軍に協力要請をしなかったことを取り上げてはいるが、理由は明かさない。機長の残した謎の言葉にも触れない。それらはいろんなメディアがすでに取り上げているが、その番組では紹介しない。

実際、123便墜落にはいろんな説がある。撃墜され、乗せていた重要な物資が回収され、墜落後に生き残った乗客が殺されたという指摘が多くある。が、NHKスペシャルはそれに触れず、否定もしない。ドキュメンタリー作品を作ったばかりなので、特に気になるが、この局の番組は嘘八百ではないが、巧妙に真実を避けて、上辺だけを描くことが多いように思える。

現実感。重厚さがあるので、それが事実と思いがちだが、今回のような検証をすると、追求の甘い構成になっている。問題がありそうなところは深く描かず、それなりの結論にうまく誘導している感が強い。それがこの局の体質なのかもしれない。123便に関しては元日航職員が事件を詳細に調べた本がある。先日からそちらを読み始めているので、また紹介する。


続き=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp



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