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沖縄戦ー元・白梅学徒、中山きくさんが死去。1年前にインタビューしたばかり。ドキュメンタリー映画「乙女たちの沖縄戦」 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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元・白梅学徒で僕の監督作「乙女たちの沖縄戦」でロングインタビューをさせて頂いた中山きくさんが昨日、亡くなった。「次、沖縄に来られたら必ず連絡してくださいね!」と言われていた。なのに、再度お会いできないままの別れとなった。

写真はインタビュー前の打ち合わせ風景。会議室を借りて、そこでお話を伺った。それが一昨年の12月。春には完成。昨年の夏に全国公開。東京、大阪に続き、沖縄でも上映され、きくさんも見てくれた。とても喜んでくれた。

映画を見た日に電話をくれた。「こんなに立派な映画にしてもらえて....」と「ありがとうございます」と何度も言われた。「映画のポスター、私の部屋に貼ってあります」とも。インタビュー前に、沖縄戦を伝えること。死んでいった同級生の思いを伝えること。それが残された自分の使命だともおっしゃっていたこと。思いだす。

インタビューからほぼ1年。そのきくさんが亡くなった。最後のロングインタビューになってしまった。早くDVDを発売して、お届けしたい。そう思っていた矢先。きくさん。沖縄戦のお話、たくさん聞かせてくださり、ありがとうございました。

「乙女たちの沖縄戦」をこれからも1人でも多くの人に見てもらい、きくさんや、同級生の皆さんの思い、悲しみ、そして戦争とは何なのか?伝えて行きます。

訃報記事1=>https://www.asahi.com/articles/ASR1F6QK8R1FUTIL03S.html
記事2=>https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1646507.html
記事3=>https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1087557



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先輩監督から「乙女たちの沖縄戦」を観たとの連絡を頂いた。 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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先輩監督から「乙女たちの沖縄戦」を観たとの連絡を頂いた。

「気が滅入ってしまった」との感想。これは高い評価。「でも、逆に言えば、壕の中の息苦しさ、辛さは十二分に伝わって来ましたので、作品の狙いは成功」とも言ってもらった。これはありがたい。沖縄戦の悲しみを伝える作品なので観客に「さわやな感動作!」と言われたら失敗。

観客にはできる限り辛い思いをし、気が滅入って貰ってこそ意味ある事になる。「へーー沖縄戦ってこうだったんだね」もダメ。それでは他人事。観た人が本当に辛い思いをして、「戦争は本当にしてはいけない」と思ってもらうことが、この映画の目的なのだ。

ホラー映画というのは観客に「悪夢を体験させること」が目的。戦争ドキュメンタリーも同じ。観客がいかに苦しみながら映画を見るか?それでこそ戦争悲劇が伝わるのだ。T監督。いつも、ありがとうございます。


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「乙女たちの沖縄戦」沖縄市公開終了。今後の展開? [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」沖縄市公開終了。今後の展開?

沖縄市公開が終了。ありがとうございました。これで予定していた映画館での上映は全て終わりですが、この後、「いやいや、うちでも!」というところから連絡があるかもしれず、上映打ち止めということではありません。

また、イベント上映も始まりました。昨日、茨城県の公民館で上映会。大盛況。団体やサークルからの依頼での上映も可能。(依頼者側が主導で場所を借り、客を集め、映画素材をレンタルし、上映するイベントです)また、プライム配信。DVD化も検討中です。

僕の前作「ドキュメンタリー沖縄戦」はすでにDVD化。amazonプライムでも配信中。こちらもレンタル上映可能。いずれも配給会社が窓口になっています。希望者には連絡先をお伝えします。



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昨日、茨城県で「乙女たちの沖縄戦」自主上映会 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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 昨日、茨城県で「乙女たちの沖縄戦」自主上映会

 ゲストで俳優の城之内くんとトークショーをさせてもらいました。

 自主上映会は募集中です。

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久々の仕事。1ヶ月ぶりの外出? [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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久々の仕事。1ヶ月ぶりの外出?

昨日は茨城県で「乙女たちの沖縄戦」イベント上映。そのトークショーに参加。久々の仕事&外出だった。先月末に過労でダウンしてから初めて自宅エリアから出たのではないか? 久々の電車。久々のトーク。どこかで具合が悪くなったら大変。でも、どうにか終了。

かなり回復したとも思えるが、ここで戦いを再開するのは用心。もう少し、おとなしくて養生する。計画はあれこれ考えているが、行動は慎重に。ちょうど、連休。こんな時に外出すると大変。復活は10月を目標にする。シルバー世代になってしまい昔のようにいかないこと、認識せねば!



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「乙女たちの沖縄戦〜白梅学徒の記録〜」沖縄市〜22日で終了! [映画「乙女たちの沖縄戦」]




9月12日〜沖縄市 ミュージックタウン音市場にて


9/18(日)休映
9/19(月)・9/20(火)10:30
9/21(水)休映
9/22(木)10:30


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「乙女たちの沖縄戦〜白梅学徒の記録〜」たちの沖縄戦」@沖縄市。女優の森田朋依が舞台挨拶! [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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マスク動画~YT削除事件。そして「島守の塔」歴史捏造映画。同業者の仕事にはなるべく口を出したくないが、この映画は「F50」「新聞記者」と並び、表現者として許されないので、あれこれ言いたくなる。

同時に昨日は「乙女たちの沖縄戦」沖縄市公開中。女優の森田朋依がまた自腹で舞台挨拶に行った。本来なら僕も同行したいところだが、体調最悪の上に、三連休の高い交通費を払う余裕がない。それでなくても「乙女」完成のために3ヶ月無給で作業。当然のことだが2ヶ月近い宣伝期間、ノーギャラで参加。沖縄行きの余裕なし。悔しい。

そして、ただただ、森田の情熱に感心。せめてネットで宣伝と! ベッドの上で、天井を見つめながらiPadで舞台挨拶情報を何度もツイート。Facebook、ブログでも告知。本来なら「制作会社、お前らの仕事やぞ!」と文句を言いたいところだが、すでに宣伝費もゼロ。チラシとポスターもよくできたなあ!というレベル。製作費は文化庁からの支援だ。

「文化庁。もっと金出せよ」という思いもあるが、そのレベルでも感謝せねばならない。通常は映画会社も企業も沖縄戦題材には金を出さない。その程度でも出してもらえたからこそ、どーにか映画ができた。その額で作品を作り上げたスタッフ、キャストの力も大きい。皆の力で作れないはずの映画を作り上げたのだ。

実際、今年公開された沖縄戦の映画。大手新聞社等が出資しているが、歴史を捻じ曲げている。戦争推進した知事を「偉人」として描いていた。まるで「政府は沖縄を捨て石にしたが、こんな素晴らしい知事もいた!」と政府を擁護するかのような内容。沖縄の観客がどう感じるか?考えたのか?結局、企業が関わると沖縄戦の現実が伝えられない。美談にし、嘘の感動を伝える話になる。沖縄戦の悲しみを描こうとしない。

その意味で「乙女」は貴重。その手の脚色はなし、美化もなし。もし、おかしな脚色をするなら受けなかった。今回の企画は依頼。僕はドキュメンタリー編の演出。ドラマ編の脚本を担当した。だが、終戦記念日が近づくと毎年、マスコミは「ひめゆり」しか取り上げない中で、スポットを浴びることがなかった「白梅」を大々的に取り上げられた作品を作れたことは大きい。

ひめゆりの事実は伝えるべきもの。だが、彼女たちだけが特別な訳ではない。多くの女子学徒が同じような地獄に、送り込まれたのだ。その歴史的事実を伝えられたこと。製作費の額ではなく、やり抜かなければならない意味を感じた。

ということで、張り切って宣伝。また無理をしてしまい、本日も体調が悪い。今日はおとなしくしている。

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「乙女たちの沖縄戦〜白梅学徒の記録〜」@沖縄市 本日9月17日(土) 出演者ー 森田朋依 の舞台挨拶 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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[新月]「乙女たちの沖縄戦ー白梅学徒の記録」@沖縄市 
ミュージックタウン音市場にて(?22日まで)


本日9月17日(土)10:30からの上映後に
出演者の 森田朋依 によります舞台挨拶を行います。



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「乙女たちの沖縄戦〜白梅学徒の記録〜」沖縄市9月12日〜22日 17日は舞台挨拶! [映画「乙女たちの沖縄戦」]




9月12日〜沖縄市 ミュージックタウン音市場にて

#ミュージックタウン音市場 にて
9月17日(土)10:30からの上映後に
出演者の #森田朋依 によります舞台挨拶を行います。

9/12(月)・9/13(火)17:00
9/14(水)休映
9/15(木)・9/16(金)17:00
9/17(土)10:30 <上映終了後舞台挨拶あり>
9/18(日)休映
9/19(月)・9/20(火)10:30
9/21(水)休映
9/22(木)10:30


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本日の「琉球新報」に「乙女たちの沖縄戦」記事が掲載。 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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本日の「琉球新報」に「乙女たちの沖縄戦」記事が掲載。
沖縄の友人が送ってくれました!l感謝。



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(392)思いやりを失っていませんか?=テレビで麻痺する人たち [映画「乙女たちの沖縄戦」]



(392)思いやりを失っていませんか?=テレビで麻痺する人たち


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回復中。リハビリの日々。 [映画「乙女たちの沖縄戦」]


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回復中。リハビリの日々。

「乙女たちの沖縄戦」公開終了(沖縄市は9月12日から再映)後に過労でダウン。1週間が過ぎた。今回は早い時期に寝たきりから脱したが、注意して休養を長めに取っている。昨年の12月からノンストップで「乙女」制作。完成〜宣伝。次のプロジェクトスタート。「乙女」公開〜宣伝と並行して進む。そして関係者に困ったちゃん登場!事件まで。いつも1人で7人分働く。それに掛けるx2、x3になったことで過労がピークに達したのだろう。

そもそも長期取材に行く前夜。まだ準備が済んでいないでバタバタなのに困っちゃんがトラブルを起こし、その説教メールを1時間もかけてイライラしながら書く。その後に迷惑をかけた当事者に電話して謝る。本来、次の仕事の準備や段取りをし、機材や資料を確認するための時間だ。結果、深夜まで準備。トラブルなければ翌日からの仕事のために早めに寝られたのだ。

でも、その人に悪い気ないし、もうバカはしないだろう。と思っていたら、取材中に更なるトラブルの連絡。流石に説教する気力もなく、馬鹿すぎて無視した。取材は精神力。集中できないとヤバい。困ったちゃんのこと考えるだけでもイライラが頂点に。この件、帰京後に迷惑かけた人たちに謝罪の電話。張本人にはもう連絡せず。

この件が致命傷という訳ではないが、様々なイライラとストレスの一つである。そして困ったちゃんは1人だけではない。そんなことが積み重なり、心と体を蝕み、過労となりダウン。寝たきりとなる。それから1週間。寝たきり状態は脱したが、体力がまだまだ戻らず、老人のように早い時間に寝ている。まだまだ睡眠が必要なのだろう。そして酒があまり飲めない。缶ビール1本でフラフラになる。食欲もない。何かちょこっと食べたらお腹いっぱい。

ただ、外出はできるようなった。最初は近所のコンビニ行くのも大冒険だったが、どうにか行ける。思うのは、これで70代になり、80代になって病気になったら、本当に孤独死。夏なら腐乱死体で発見!ということになる? 死んだらブログで報告もできないし、動画を事前に撮影し、死んだら配信!とかできないものか? 

それ以前に70代になれば仕事がなくなり、それこそ病気以前に餓死かもしれない。年金なんて全くもらえないし、寝たきりで天井を見ながら、そんな結末を想像。だが、まだ60代。寝ていればどうにか回復するものだ。先週、お会いする約束をしながらキャンセルさせてもらった友人たち。回復をもう少し待って頂きたい。お会いしても酒も飲めないようでは話もできない。また、通常なら最低1ヶ月は寝込むが、今回はそこまでかからない。あれこれ、ブログには書けない面白い話を報告させてもらう。


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不可能実行指令〜12月から9ヶ月間。怒涛の記録?! [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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不可能実行指令〜12月から9ヶ月間。怒涛の記録?!

9月になった。怒涛のような9ヶ月。全ては昨年の12月からスタートっした。「来週から沖縄取材に行ってもらえますか?」という連絡。「はあ!?来週〜」1週間で取材。帰京して5日でシナリオ執筆。さらに取材したドキュメンタリーパートを1ヶ月で編集。最後の編集だけは1ヶ月では無理。ノーギャラで3ヶ月かけて作業した。

制作会社がピンハネしているのではない。文化庁から降りた支援金があまりにも少ないのだ。まともな作品が作れる額ではない。が、文句を言うのではない。例え僅かでも本格的な沖縄戦映画を支援してくれることはありがたい。企業や映画会社はこの手の作品には決して出資しないからだ。

2、3、4月と編集。完成したのは初夏。ここから配給。スタート遅すぎ、東京の夏興行。映画館は完全に埋まっていた。配給が頑張り、1館だけ見つけてくれた。だが、6日間興行。通常は最低でも2週間だ。それがたったの6日。これは内容がイマイチだが、ご好意で上映してもらうと言う場合の数字。そのためか?マスコミ取材数は前作より少なかった。そんな誤解も受け、東京で観たい!と言う人も多かったが、6日間では行けない!との不満も聞いた。全ては時間がなかっただけ。

もう一つの問題は戦争ものは終戦記念日前に上映すると入る!と言われる。8月15日。それ以降なら映画館上映も可能だが、戦争ものは急に客が入らなくなる。もし、記念日前に上映できなければ来年まで待たねばならない。しかし、文化庁のルールでは今年中に上映せねば支援金は取り消しということ。承認まで散々時間をかけておきながら、昨年末のゴーサインが出ると*日までに撮影しろ!とか、*ヶ月以内に上映しろとか、とにかく理不尽の連続。

それでも映画はヒットした。コロナ禍、猛暑日が続く夏に東京では連日大入り。でも、どんなにヒットしても6日以上の上映はできない。期間が決まっているからだ。が、横浜でもヒット。3週間のロングランとなった。前作ほどの拡大公開にはならなかったが、大阪、京都、長野、大分、沖縄でも公開。中には前作「ドキュメンタリー沖縄戦」も上映してくれる劇場もあった。

さて僕の方だが、初夏に映画が完成。それで終了ではない。ポスター、チラシ、予告編のデザイン、制作がある。これらの作業も毎回、ノーギャラ。どのようなデザインで行くか? ビジュアルはどうするか? 最終的にはデザイナーを呼んで仕上げるが、そこまでは僕が考える。何より宣伝費がない。本来なら配給会社があれこれ見本を作って監督がOKを出すだけでいいのだが、見本を作る人を雇えない。

さらにマスコミ取材。ドラマパートの監督は今回初めて沖縄戦題材で作品を作り、あまり詳しくない。Pも同様。結局、取材を受けてあれこれ話せるのは沖縄戦の勉強を続けている僕しかいない。1日に1社の取材を受けるだけでも他の仕事ができない。取材場所まで電車で1時間。1時間前には到着。取材が1時間。満員電車で帰宅。3時間。真夏の東京。それだけでヘトヘトだ。それが1日3社、4社ということもある。

当然、取材もノーギャラ。こうして公開まで何度も取材を受けた。「このネット番組。誰が観てるの?」というものにもzoom出演。ま、視聴者の1人でも映画館へ行ってくれればと願い、笑顔で出演する。毎回、こんなふうにして宣伝活動はするが収入がなくなる。それはそれで厳しいが今回は今までと違う問題があった。初夏から別の仕事がスタートしたのだ。収入がないのも困るが、時間がなくなる苦しさを痛感する。

宣伝があるが、次の仕事の準備もある。そしてプロジェクトスタート。2本立てだ!さらに公開が始まると、舞台挨拶。僕は司会進行を担当。そのイベントを撮影したものを自身で編集。ネットにアップ。これも宣伝。さらに、昨年から始めたYouTubeも使い宣伝。1本編集するのに3時間かかる。が、れいわ新選組特集以来、人気が出て再生数も高い。利用しない手はない。そんなこんなで取材、宣伝、次の仕事。と3本立てで突き進む。

8月末でほとんどの劇場で上映終了。どこも非常に評判は良かった。昨年12月に突然スタートした「不可能実行指令」の幕が降りた。完成しただけでもめっけもの。それがかなり高い評価を頂いた。同時期に前作「ドキュメンタリー沖縄戦」のプライム配信とDVD発売もスタート。怒涛の8ヶ月だった。そこでメロリンQ。いや、バタンQ。過労で倒れた。

次のプロジェクトはまだスタートしたばかり。こちらは来年夏に向かって進行中。だが、これでようやく専念できる。こちらはまだ詳しく書くことはできないが、リハビリしながら、次なるステップを準備中。また、小出しに報告して行く。あと、「乙女たちの沖縄戦」沖縄でムーブオーバー。沖縄市で9月12日から公開となる。こちらも宣伝して行かねばならない。

もう怒涛の不可能実行指令ではあったが、映画が公開されたことで多くが「ひめゆり」だけではなく「白梅学徒」の存在を知ったはず。そのことが大事。沖縄戦でひめゆりだけが悲劇に見舞われたのではなく、多くの乙女たちが犠牲となったこと。伝えたかった。そして歴史を見つめることで現代の問題も見えてくるはずだ。



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(391)沖縄の歴史を知らずに批判する人?=「乙女たちの沖縄戦」批判② [映画「乙女たちの沖縄戦」]



(391)沖縄の歴史を知らずに批判する人?=「乙女たちの沖縄戦」批判②


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(390)沖縄の事情を知らず、思い込みで批判?=「乙女たちの沖縄戦」批判① [映画「乙女たちの沖縄戦」]



(390)沖縄の事情を知らず、思い込みで批判?=「乙女たちの沖縄戦」批判①


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ひとつの映画が完成。公開が終わるとダウン。近況報告 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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ひとつの映画が完成。公開が終わるとダウン。近況報告

今回は最新作「乙女たちの沖縄戦」の関東最後の横浜公開が終わる2日前にダウンしてしまった。ここしばらく自宅入院状態が続いた。これはもう歳のせいで持久力がなくなったのか?と思える。

FBで4年前の記事が出てきたので読むと、地元公開がスタートする前にダウンしていた。なんと今回が初ではなく、すでに4年前に同じことが起きていた!

当時を思い出し共通点を探すと、トラブルを起こす関係者がいて、その対処に時間も労力も取られたことがある。本来やらねばならない仕事が山積みなのに、その尻拭いに何週間も取られた。毎日がイライラ!「あのバカのせいで!!」と血圧上昇。「血圧が上がるくらいで〜」と侮ってはいけない。歳を取ると血管が細くなり脆くなる。怒り爆発で血圧が上がれば、血管が切れて脳梗塞ということもあり得るのだ。

今回も「明日から大事な作業!」なので準備をせねばならない日に、問題を起こした本人に長い説教メールを書かねばならなかった。流石に反省したようだったが、数日後にまた同じようなトラブルを起こした。もう、呆れ果てて連絡はしていないが、迷惑をかけた方々には謝罪して回った。

困ったちゃんは他にもいてイライラ。血圧は危険値?! 本来の仕事に費やす時間と労力を取られること自体、大きなストレスとなる。結果、終わった時にホッとして疲労困憊がドバー。こうして過労で毎度、長期間寝込むこととなる。

ただ、今回は何年もかけたプロジェクトではなかったこともあり、疲労度マックスではなかった。また、すでに次の仕事がスタートしており、心の底から「終わったーー」と思えなかったので、ストッパーが効いたのかも。そのため短い期間のダウンで回復に向かっている。が、これは同時に時限爆弾を抱えたまま、走り出すということでもある。注意せねば。

ハリウッドのキングと言われたクラークゲーブル。彼が亡くなった原因は共演者にあると聞く。撮影が始まっても現場に来ない。スタジオを探すと控室にいた。「演じる自信がない・・・」と落ち込んでいる。説得してスタジオへ。でも、翌日も同じ。そんなことの繰り返し、ゲーブルは毎日イライラ。イライラ。そのストレスで体調を崩し、心臓麻痺で死んだと言われる。59歳。ストレスを舐めてはいけない。無邪気な困ったちゃんに殺されないようにせねば。



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「乙女たちの沖縄戦」感想 by ある女優さんから [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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東ちづるさんから頂いた感想

子どもの頃から聞かされていた戦争体験者の語りや証言を思い出しました。

体験者や被爆者の生の声を聞くことも難しくなってきた戦後。

戦前にならないよう、できることは悔いのないようアクションしたいです。


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「乙女たちの沖縄戦」への批判コメント⑥ ドキュメンタリーがドラマ臭いんだよー映画制作の方法論を知らない人たち。解説 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」への批判コメント⑥ 映画制作の方法論を知らない人たち。解説ー終

このシリーズ好評なので、どこかに上から目線でおかしな批判しているコメントはないか?さらに探してみた。「つまらない!」というのも一つの感想であり、それは認める。そもそも沖縄戦に興味がない。戦争は映像で見るのも嫌という人もいる。

ただ、沖縄戦を知らず事実無根なことを信じて「違うぞ〜」というコメント。映画表現を理解せずに「***にした方がいい!」というのは明らかな間違い。知らないことを思い込みで批判してるだけ。その手のおかしなコメントを読み「いいね」している人もいる。それでは沖縄戦について誤った認識を持ってしまう。だから解説。最終回は映画表現について。批判コメントはこうだ。

「ドキュメンタリーパートとドラマパートに分かれいたけど、ドキュメンタリーパートがドラマ臭いんだよな〜。もっと普通に撮ればいいのによ〜」

日頃、ドキュメンタリー映画をあまり見ない方か?ドキュメンタリーと言ってもいろんなスタイルがある。「プロジェクトX」だってドキュメンタリー。「ゆきゆきて進軍」「はりぼて」「香川一区」も同様。皆、スタイルが違う。ドラマだってドキュメンタリータッチのドラマがある。その意味で今回の「乙女」はドラマタッチのドキュメンタリーにした。

「ドラマ臭い」のではなく「ドラマ仕立て」なのである。コメント主は週末の昼や深夜に放送されるドキュメンタリー番組あたりを「ドキュメンタリー」と思い込んでいるのだろう。あの種の番組は予算が低く、カメラマンを呼ぶ費用がなく、ディレクター自身がカメラを回していることも多い。当然、撮影は上手くない。ブレる画面。ピンボケ。被写体がフレームから外れる。だが、ドキュメンタリーなので視聴者は受け入れる。また、その手の不安定な撮影こそが「ドキュメンタリーだ」と思い込む人もいる。(コメント主もそんな1人だろう)

米国ドラマ「24」はまさにそんな手法を取り入れて、わざと不安定なカメラ、ピントが外れる。画面がブレるという方法論で撮影されている。そのことでドラマではなくドキュメンタリーを見ている気持ちにさせてリアリティを強く感じるのである。僕はその手法の逆をドキュメンタリーに取り入れた。

三脚でフィックスしたカメラ。ドラマのような美しいフレーム。ピンボケなんて作らない。もし、案内人が素人さんなら難しいが、女優さんだったので、何も言わなくてもフレームからはみ出したり、急に動き出したりせず、カメラレンズも見ないので可能だった。日曜昼のテレビドキュメンタリーと違い、映画撮影ができるカメラマンさん。ディレクターが撮影した訳ではない。彼女に密着しながらドラマと同じ丁寧な撮影をしたのである。

その意味は何か? 後半がドラマパートだからだ。前半で日曜午後のドキュメンタリー番組のような手ブレ、ピンボケ、暗い画面。といかにもドキュメンタリーという映像を見せられて、後半でいきなりカチッとした画面で、照明まで当てられた映像だどう思うか?前半と後半は完全な別物に思えてしまうだろう? いかにも作られたドラマを見ている気分にならないか?

そこでドキュメンタリーパートからドラマ仕立ての映像を見せることで、そのギャップをなくし、スムーズに橋渡しする。ドラマ部分がいかにもドラマと感じないように持って行く働きをしているのだ。そのためにもドキュメンタリーパートの撮影をドラマのように丁寧にし、見づらい画面を極力避けて、まるでドラマを見るような美しい画面で撮影したのである。

さらに解説すると、見づらい画面こそがドキュメンタリーということではない。先にも説明したが予算が少ない。時間がない。だから、あのようなブレブレの画面。ピント外れるような映像が多発するだけ。もちろん、決定的瞬間を取るためには画面の美しさにこだわれないこともあるが、金と時間をかければドキュメンタリーだって美しい画面で撮ることはできる。

それを知らずに「見づらい画面こそがドキュメンタリーであり、ドラマ臭い。もっと普通に撮ればいい」と指摘するコメント主さん。それは手抜きして撮影しろ!というのに等しい。そしてドラマ仕立てのドキュメンタリーパートだからこそ、再現ドラマにも違和感なく入れる。

それはカップラーメンしか食べたことない人が、手打ち麺を専門店で食べて「カップの味がしない」と批判するのに近い。あるいはカレーラーメンを食べて「カレー臭いんだよな」と不満を漏らすようなもの。「これ変」と思った時、自分が正しいと思わずに、自身をまず疑ってみることが大事。自分の知識は間違っていないか?自分は映画表現をどこまで知っているのか?なぜ、通常と違う表現を使ったのか? 考えることで視野も広くなるはずだ。


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「乙女たちの沖縄戦」へのコメント⑥ 「ドキュメンタリーパートに女優が出る意味ない!」と批判する男性。ふふふ、そこを解説。 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」へのコメント⑥ 「ドキュメンタリーパートに女優が出る意味ない!」と批判する男性。ふふふ、そこを解説。

こんなコメントを見つけた。「この映画はドキュメンタリーパートとドラマパートに分かれているが、ドラマパートで女子学徒を演じる女優がドキュメンタリーパートで戦争体験者にインタビューしている。何で若い女性なの? 質問者はいなくていいんじゃないかなあ?意味ないし、何のプラスにもなっていない!」

これも解説する。映画というのは多くの人が見る。ただ、ドキュメンタリーは劇映画より観たいと思う層が限定される。「トップガン」であれば娯楽を求める多くの人が見に行くが「沖縄戦」となると関心がある人が中心となる。

作り手も往々にして題材をマニアックに描き、より深く掘り下げようとしがち。観る方も作る方もマニアックになることが多い。ドキュメンタリーものを見るとき、特に僕が感じるのは作り手にこんな思いがあること。

「退屈でもこれは大切なことだから、我慢して最後まで見なければなりません!」

まるで学校の先生!だから「あードキュメンタリーは退屈。もう見ない〜!」と思ってしまう。もちろん、近年はハラハラドキドキする面白いドキュメンタリー映画が増えたが、退屈なものも数多く存在する。そこで考えた。

僕はもともと劇映画、それも青春映画が得意な監督。劇映画で観客に我慢を強いる発想はない。観客が退屈した段階で作り手の負け! と言って真面目な題材を笑いにしたり、歪めてはいけない。

白梅学徒は当時17歳だった少女たち。ならばその作品の案内人もこの間まで高校生だった女の子にしよう!現代を生きる若い女性x戦中を生きた女性という構図で描くことで、単に戦争体験を紹介するだけでない何かが生まれてくるはず。質問する20代の若い女の子。答える92歳の女性。合わせ鏡になっている。それを観客が見るだけでもいろんなことを思うだろう。

また、この種のドキュメンタリーは高齢の男性が観ることが多い。特に戦争ものは顕著。女性にも見てもらうにはどうすればいいか? そこで女性視点で制作。20代の女性の視点で沖縄に行き、体験者を探し、話を聞く。そのまま過去の戦時中の物語に入って行く。女性が観やすくなる。映画を見るときに人は、自分に近い年齢、同じ性別の登場人物に感情移入する。

その意味でこの映画を若い女性。そして高齢の女性は、よくある三人称で描かれるドキュメンタリー(NHKスペシャル等がそのスタイル)より観やすくなり、より内容を身近に感じるはず。

一方、男性は若い女性に対して好感を持つ。案内人が女性でも問題がない。もし、その役割をジャニーズ系のカッコいい男の子が担っていたら、内容以前に拒否感を持つだろう。その意味でも女性なら大丈夫。

この映画と同じようなスタイルで番組作りをしているのが、NEWS23のあれ。終戦記念日近くになると、綾瀬はるかが広島の被爆者を訪ねるコーナーが放送される。これも怖い顔をしたキャスターや男性記者より、有名な女優が案内をすることで、主婦層や若い女性も観やすくなるという効果を考えている。

また、90代の体験者に中年の強面男性がインタビューするよりも、若い女性が質問する方が優しく答えてくれるというのもある。男性キャスターや女性アナウンサーであった場合。何も知らないと体験者側も「取材に来たのに不勉強ね〜」と不安になる。あるいは不満を感じる。

が、何も知らない若い女優であれば、1から丁寧に教えてあげようと思ってくれる。実際、映画を見ると先生が生徒に教えるように分かりやすく体験を話してくれている。

あるいはイカツイ男性や文句の多そうな記者が質問すると、体験者が萎縮して答えがぎこちなくなることもある。政治家相手や犯罪者ならその種の人が必要だかが、高齢の女性に不安感を持たすようなインタビューは相応しくない。その意味で20代の女優というのは大きな意味がある。ここでもう一度、コメントを思い出してみよう。

「何で若い女性なの? 質問者はいなくていいんじゃないかなあ? 意味ないし、何のプラスにもなっていない!」

ーさあ、どうだろう。この指摘が全く当たっていないことが分かってもらえたと思う。一般のお客さんなので映画の作り方、見せ方まではご存じないというのもある。ただ、体験者の丁寧な分かりやすい語りは若き女優が質問したからこそであり、コメント主が気づかないプラスになっている。

他にも三人称で描くと、作品自体が重くなるというマイナスもあるので、その点でも女性視点はプラス。「乙女たち」は女性にとても評判がいい。前作以上に女性からのコメントが評価が高い。それも女性視点で描かれたことで、より分かりやすく女性体験者の思いが伝わったからだと感じている。

映画というのは観客が気づかない方法論であれこれ考えて作られている。ドキュメンタリーとはいえ、退屈なものを観客に我慢を強いるのは僕としては許せない。そんな思いで作っている。


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本当に過酷な状態で作り上げた「乙女たちの沖縄戦」 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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本当に過酷な状態で作り上げた「乙女たちの沖縄戦」

[新月]本当に過酷な状態で作り上げた「乙女たちの沖縄戦」

あれこれ問い合わせが続くので、もう少し詳しく書いておく。8月に公開される僕の新作映画「乙女たちの沖縄戦」は沖縄シリーズ第2弾とでもいうべきもの。前作「ドキュメンタリー沖縄戦」の続編的な作品。今回は白梅学徒の話に絞って、ドキュメンタリーだけでなく再現ドラマでも描いている。

内容的にはかなり潤沢なものになっているが、製作経緯は本当に大変だった。まず、昨年12月に製作プロダクションから連絡。「白梅学徒のドキュメンタリー映画を作ってほしい」との依頼。これは嬉しい。前作で唯一取材できなかったのが白梅。関係者とお会いしていたがスケジュールの都合でインタビューできなかった。が、プロダクションの担当者は言う「来週から沖縄に行き、年内に再現ドラマ部分のシナリオを上げてほしい」何ーー!

そして製作費を聞いてさらに仰天。通常のドキュメンタリー映画を作る半分以下の額。それもほとんどがドラマ編に使われ、ドキュメンタリーパートは本当に僅か。ギャラも信じられない額。撮影中の食費も毎日牛丼食べろいうようなもの。さらに編集費が出ない。ドキュメンタリー編集は数ヶ月かかる。結局、3ヶ月無給で作業。「いい加減にしろ!」と言いたくなるが、それは言わない。

沖縄戦のドキュメンタリー映画。映画会社や企業は絶対に出資しない。僕の前作も業界ではないところからの依頼。そして様々なトラブルがあった。劇場公開もDVD発売も最初はなかった。会社や組織の多くは沖縄戦を多くに伝えようとは思っていない。むしろ隠したい。葬りたいという勢力さえ存在する。あまりにも酷い歴史の1p。戦争をしたい人たちには都合が悪い。映画でも「ひめゆりの塔」と「沖縄決戦」くらいしか知名度のある映画はない。

その意味で今回の依頼は奇跡。背景はいろいろあるが、一言でいうと文科省の支援プログラム。そんなことでもないと白梅学徒の映画を作ることなんて出来なかっただろう。だから、製作費がどんなに安くても、何ヶ月もタダ働きしても、やらねばならない仕事だ。

「ひめゆり」は知っていても、「白梅」を知る人は少ない。「白梅」を伝えることで「ひめゆり」が特別な存在ではなく、沖縄戦では多くの若者が動員され犠牲になっていたことを知ってもらえる。また、健在でお話を伺える元白梅学徒はもうお二人しかいない。10年後に予算が集まっても、お話は聞けないかもしれない。お元気だとしても、もう100歳。時間は今しかない。

だから、全力でかかった。いつも以上にきつい状態。その上、時間制約がある。みんな頑張った。どうにか完成。出来は良かった。が、問題はあった。宣伝費だ。ほとんどないと言っていい状態。僕がデザイン、構成、文章も担当。ノーギャラでチラシとポスターはどうにか作った。が、試写会ができない。前売り券も印刷する余裕がない。パンフも無理。舞台挨拶も関係者が自腹で交通費を払って集まることができる東京周辺だけとなる。

テレビCMや新聞広告は夢のまた夢。でも、マスコミ関係で興味を持ってくれた社もある。ただ、今回の関係者で沖縄戦について語れる者は少ない。だから、僕がほとんどを引き受ける。3ヶ月の無料奉仕の後で、取材に答える。もちろんギャラは出ない。1日1社の取材でも、その時間に指定された場所に行く。生活のための仕事が止まる。そんな取材がすでに7件。本当はありがたい。でも、そもそも今回のギャラも信じられない額。完成までに生活できない。皆、それでも全力でかかった。

文句を言っているのではない。例えボランティアだったとしても沖縄戦の、それも白梅学徒を映画で紹介できるのは奇跡。今回の機会がなければ「白梅」を紹介する映画はできなかったかもしれない。沖縄戦の悲劇の一面を多くに伝えることを不可能にしたかもしれない。スタッフ、キャスト皆、僅かな収入で本当に頑張った。みんなの情熱で完成した映画だ。完成しただけで奇跡。

「**市で舞台挨拶をしてください」などというコメントはご遠慮願いたい。言ってくれるのはありがたいが、これ以上、会社にも、関係者にも限界。もう一度、言う。完成できただけで奇跡。公開できるだけで驚きなのだ。その上に舞台挨拶を遠方で!は不可能。気持ちはありがたいが、そういう作品なのだ。

本来、こんなこと書くべきことではないが、そんな経緯があることをあえて伝える。でも、作品は10年、20年、30年、いや100年先まで残る。関係者の苦労は無駄にならない。本来、その種の事業は大手企業や映画会社が率先してやるべき。でも、やらない。だから僕らが身を削りやっている。ぜひ、見てほしい。これが戦争。これが沖縄戦。8月2日(火)東京公開。

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