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日本人は恐怖と教育で誘導される=沖縄戦と枠てんは同じ構図? [社会政治]


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日本人は恐怖と教育で誘導される=沖縄戦と枠てんは同じ構図?

「ドキュメンタリー沖縄戦」を取材して一番直感じたことは教育の恐ろしさだった。「日本の教育は間違っている!」と言う思いは子供時代からあったが、それがまさに証明される思い。その間違った教育によって沖縄では多くの犠牲が出たのだ。

「生きて虜囚の辱めを受けず」ー要はアメリカ兵に捕らえられる位なら自決して果てろと言う意味。そのために多くの沖縄県民が自決した。映画「ひめゆりの塔」やNHKのドキュメンタリー番組で見た映像。高い崖から飛び降りる住民たちは、そんな教育に洗脳されて死を選んだのだ。

そんな背景を知らない子供の頃は、アメリカ軍に追われ追い詰められ、殺されるよりは自害した方がと言う思いで死を選んだものだと勝手に解釈していたが、アメリカ軍の規則では降参した相手を殺してはいけない。怪我人は治療し、捕虜には食事や衣服を与えることまでした。

が、政府も軍もそれを伝えず、「アメリカに捕まったら男は戦車に轢き殺される、女性はレイプされてから殺される」と繰り返しすり込んだのだ。さらに戦陣訓で「生きて虜囚の」と教え、それに従った住民が自決した。それは美学でも何でもなく、捕虜になり米軍にあれこれ話されては困ると言う日本軍の都合。また離島では住民に集団自決を命じたのは、少ない食料を軍が独占する。戦闘の足手まといにならないと言うこともあった。

それら事実を今の学校で教えることはなく、沖縄戦では多くの住民が巻き込まれて犠牲になったとだけ説明する。それは日本軍に殺されたのも同じ。だが、子供時代の僕らはアメリカ軍に殺されたものだと思い込んでいた。住民を殺すのに銃弾も刀もいらない。恐怖を植え付ければ、自主的に死を選んでくれる。恐怖から逃れるために自害も厭わなくなるのだ。そんな歴史を見つめながら、今も変わらないことを感じる。

与えられことを確実にこなすための現代教育。考える必要はない。言われたことだけする大人になるための授業。誘導するのは簡単だ。沖縄戦と同じように恐怖で脅す。恐怖を煽り、何かを指示すれば国民は皆、指示通りに動く。ウイルスの恐怖。枠てん摂取。まさに、沖縄戦と同じパターンに思えてしまう。

言われているように、2年後に死亡する枠てんだとしても、多くは疑わず、指示に従うだろう。実際、接種直後に数千人が死亡している。その先はまだ分からないが、まさに沖縄の再現。あまりにも酷似する。それが杞憂であってくれればと願うばかりである。「ドキュメンタリー沖縄戦」は木曜まで京都みなみ会館で上映中。


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「戦争に子供を誘導するのと同じ」発言をするお笑いタレント太田 [社会政治]

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「戦争に子供を誘導するのと同じ」発言をするお笑いタレント太田

芸能人の発言に対してスポーツ紙のようにあれこれ書くことはほとんどないのだが、気になるものがあった。

太田光「(パラアスリートは)我々よりももっと感染症のリスクに対して怖い。自らの健康の危険を脅かされつつも、(パラリンピックに)出ようという姿を見せる。彼らがこの場に出て来るのが、どれだけ危険で、どれだけの意味があるのか、その会場を設定するのがどれほど大変なのかを含めて(それを見る子供たちが)経験するのが重要だと思う」

この人狂ってる!これって日本の若者に「自らの健康の危険を脅かされつつも」戦場に赴く「姿を(子供たちに)見せる」「(戦争に行くことが)どれだけ危険で、どれだけの意味があるのか」「(子供たちが)経験するのが重要」に置き換えられる。つまり、犠牲や健康を覚悟して挑戦することを子供たちに見せることが重要な経験と言うこと。

努力や葛藤を超えて競技に挑戦することには意味がある。それを子供たちが知ることは大切。だが、感染。重症化。死亡と言う危険を覚悟して挑戦することに意味はない。それを言うのは戦争時の兵隊に対する時だけ。それはもう挑戦ではなく、戦争に巻き込もうと言うプロパガンダであり、戦中に日本がやってきた軍事教育そのものだ。太田はそれを理解した上で発言しているのか? 

圧力があったか? 何かを約束されたのか? それなら発言の背景もまだ理解する。が、これまでの彼の発言は笑いを持たせながらも納得できる。賛同したくなるものが多かった。それがこの変貌は何なのか?本当に彼がそう考えたのなら、「お笑い」ではなく、戦争への誘導と同等になる。本人は「小池さんと丸川(珠代五輪担当相)さんって、いつの間に意見が一致するようになったんだろう」と言っているが、全く笑えない。


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原発、安倍政治を批判した人が五輪とワクチンでは、なぜ誘導されたのか?=推理した! [社会政治]

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原発、安倍政治を批判した人が五輪とワクチンでは、なぜ誘導されたのか?=推理した!

ある友人。原発反対。安倍政治を許すな!と言っていたが、オリンピック応援、説明しても「だって選手は1年、苦しい思いをして頑張ったんだから試合に出してあげたいじゃないか?」という。「店、開きたくても開けない飲食店はどうなのよ?」と聞くと「だから、オリンピックで応援するんだよ」......ダメだこりゃ。

友人はワクチンも、すでに2回受けている。危険性を説明すると「俺の職場はいろんな人と接することが多い。だから、みんな迷惑をかけないように摂取したんだよ」という。摂取直後に死亡という報道もあるが、こういう。「何事もリスクはつきものさ。インフルエンザの摂取でも死ぬ人はいるしなあ」その数が段違いであることも知らないようだ。

さらに説明しようとしたが、話きたくないという顔。何かあっても、これこそ自己責任。と考えることにした。ただ、不思議なのは原発問題には関心を持ち、あれこれ勉強。安倍問題も詳しく知っており「あいつだけは許せない!」と息巻いていた。どちらのデモに参加している。昔は社会問題に全く興味を示さなかったのに、311以降は関心を持ち。ネットでもあれこれ意見していた。なのに567あたりから、テレビしか見ないその辺のおっさんと同じレベルになってしまった。

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推理した。「原発、安倍問題」と、「オリンピック、枠てん問題」の違い。前者は鋭く実情を見抜いたが、後者は誘導されまくり、政府の思う壺。友人は馬鹿ではない。原発事故についてはあれこれ調べて詳しい。森友、家計事件も把握している。なのにアスリート頑張れ!、ワクチン大切!と頑な。マスコミに誘導され、乗せられるタイプではない、、、311で覚醒して、政府やマスコミの思惑を見破る眼力を持つ人だと感じていたのだが。

4つの共通点を分析して答えを見つけた。原発&安倍も様々な誘導や印象操作があったが、彼は騙されていない。「オリンピック&ワクチン」も同様だが、誘導されている。そうなった背景。全て彼は「感情」で判断している。原発事故=「福島の人たち気の毒、住む家も仕事もなくす。東電許せない!」安倍政治=「特定の人を優遇。公文書改竄。亡くなった職員もいる。安倍許せない!」と思ったのだ。

オリンピック=「選手が頑張る。1年延期。苦しい戦い。努力。やっと開催。頑張って欲しい!」ワクチン=「周りの人に迷惑かけたくない。俺が感染して苦しむのはいい。でも、職場の人。お客さんを苦しませたくない」そう、こちらの2つは「優しさ」つまり、彼の判断は4つとも感情から来ている。「許せない」「酷い」「可愛そう」「迷惑かけられない」そんな他人を思う気持ちが、発言や行動に結びついている。

物凄く優しい、他人の気持ちを考える奴なのだ。でも、そのために後者の2つは誘導された。確かに選手は大変だろう。苦しい1年だった。しかし、一般国民も同じ。567禍で苦しんでいる。その中で感染拡大を止めないで、世界から選手やマスコミを呼んで強行開催することの危険性を考えない。努力する選手、個人を見て「試合をさせてあげたい!」と願っただけなのだ。他で苦しんでいる人。感染の危険性に思いが及んでいない。

枠てんも同様。同僚やお客の心配をする。だから枠てん。ただ、それが如何なるものか?どんな問題があるのか? 説明書を読むだけでも疑問が出てくるのに、周りの人たちへの思いから、危険性の高い枠てんを2回も摂取してしまった。彼の行動の基本は「感情」なのだ。法律とか理論ではない。筋が通らない!とか、違法行為である!ということではなく、感情。「可愛そう。頑張って欲しい。苦しませたくない」ということで判断しているのだ。


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「優しい奴」だとは思う。だが、他に大勢いる苦しむ人たちの存在を想像できていない。彼が以前批判していたマスコミや政府に乗せられている。「選手を試合に出してあげたい!」という思いは間違ってはいないが、そのために使われる費用で救える患者が救えない。感染が広がるということに気付いていない。

だが、これはパターンなのだ。多くの場合。国民を誘導する手段は「感情を揺さぶること」太平洋戦争で日本は「米英鬼畜」といい、アメリカは「リメンバー・パールハーバー」と叫んだ。どちらも感情を揺さぶる。

湾岸戦争ではイラク軍がやってもない蛮行を、クエートに住んだこともない少女ナイラが国連で演説。世論を戦争に誘導した。米国のベトナム参戦も同様。満州事変も日本の関東軍が裏で仕組んでいた。「許せない!」「助けなければならない!」マッチポンプで国民を怒らせて戦争を始める。

今回もまさに同じ手法。原発と安倍政治は仕組まれたものではない。だから、友人の目は被害者側に向き感情が揺さぶられた。が、仕組まれた五輪と枠てんも、まさに感情を揺さぶり誘導するもの。つまり、友人はとても優しい心の持ち主ではあるが、先の2つも覚醒して鋭く見抜いたのではなく「可愛そう」という思いから始まったもの。だから、あとの2つでは見事に誘導された。多分、多くの日本人が同じ発想なのではないか? 

「あの政治家、嫌いです」と言い方をする人が多い。タレントではない、好き嫌いで判断するのはおかしいが、人の判断基準、基本は好き嫌いなのだ。そこからあれこれ考えて判断すべきなのだが、多くの人はしない。「嫌い」それで終わり。深く思考をすることを学校では教えていない。

単純発想で、言われたことをするだけのサラリーマンを育てるのが日本の教育。「あの友人は違う」と思っていたが、彼もまた同じだったのだ。ただ、人より優しく。行動的なだけ。そのために簡単に誘導されてしまった。

政府や企業が国民を誘導するときには、必ず感情を揺さぶる。「誰かを守るため、日本のため、家族のため」とアピールする。しかし、彼らが求めるのは自分たちの地位と利益だけ。それを守るために多くの国民が踏みつけにされ、犠牲にする。

その究極が戦争。オリンピックも、ワクチンも、裏で大儲けしている人たちがいる。それに気づかず「応援したい!」「励まされた!」という人たちが今回もたくさんいた。だが、誘導されていることに気付いてもらうのは難しい。まさに洗脳なのだが、多くはこういう。「俺、洗脳なんてされてないから!」今回もその繰り返しだった。

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悪代官たちは農民同士を争わせて、それを支配する。「カムイ伝」 [社会政治]

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悪代官たちは農民同士を争わせて、それを支配する。

連帯責任や同調圧力を使い。諦めを刷り込む。

今の時代も同じ。


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マスコミはいつの時代も真実を伝えない=金儲け優先。権力者には逆らわない? [社会政治]

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マスコミはいつの時代も真実を伝えない=金儲け優先。権力者には逆らわない?

この本は大手新聞が戦時中、いかにして真実の報道をやめて軍に迎合し、大本営発表に追づいするようになったか?を検証している。軍に都合のいいニュースを、嘘を、今でいうフェイクニュースを連日、国民に伝えた当時の新聞。朝日新聞、毎日新聞の変節。何か、ここしばらくのマスコミと通じるところがあり、興味深い。

昨年辺りからマスコミはフェイクニュースで国民誘導をすることが使命のように、嘘やデマを垂れ流している。もちろん、以前からその向きはあったが、ここしばらくは戦中を思わせる酷さ。特に昨年の大統領選、567感染のあたりは報道ではなく、完全な誘導になってしまった。その意味で戦時中を見つめることで、今が見えてくると思えた。

戦前に一番売れていたのは毎日新聞。今や、いつ消えるのか?と言われる毎日が一番のメジャー紙だった。ついで朝日新聞。その朝日が発行部数を伸ばし、毎日を抜くことになるのだが、そのきっかけは戦争報道だった。戦争を報道すると売れる。国民は「どうなるんだろう?」「アメリカ参戦するのかな?」「満洲はどうなっている?」「俺も戦争に行くのかな?」とか不安になるので、状況を知りたくて新聞を読む。テレビのない時代。ラジオはあったが新聞はとても大事な情報源だった。

不安があるから知ろうとするーだから新聞が売れる。なので、戦争の記事を増やす。これ、現在のテレビ状況と同じ。567が不安!感染するかも?どうなっているんだろう?知りたい。だから、報道番組を見る。視聴率が上がる。もっと視聴率を取りたい。だから、番組は恐怖を煽る。ある有名な朝の番組のPが言っていたが、「不安を煽れば視聴率が取れる。だから567ネタを毎日放送する」真面目で誠実そうなキャスターや政府を忖度することなく物言う社員コメンテーターを見ていると、真剣そのものだが、実は番組としてはそれが本音なのだ。

そのことを裏付けるように、戦時中の朝日新聞(先の番組と同じグループ!)も、戦争を記事にすると売れる。と言うことで連日、戦争を扱い、毎日新聞を追い抜く。戦争情報が必要だ。そのために軍と接触する。そうなると軍に批判的な記事が書けなくなる。批判すると情報をくれない。結果、軍の言いなりとなり、嘘も、フェイクも、軍の言う通りに記事して、所謂、大本営発表になって行く。負け続きの戦況を「連戦連勝」と報じるようになった、それが背景なのだ。さらに、世論も戦争推進に向いていた。賢明な記者たちには戦争反対の者もいたが、世論に逆らうと発行部数が下がる。批判を受ける。強硬な団体から抗議が来て、脅迫される。それらも考慮して朝日新聞は「戦争推進」「軍のいいなりの報道」路線を選んだという。

昨年からのテレビ、新聞のおかしな報道も、同じように大きな力(この場合は世論ではなく、政府や大企業。巨大権力)の指示でフェイクニュースを流したと思える。戦時中も現代も、マスコミには「真の報道」と言う思いはなく、売り上げ、権力者のいいなり。それが報道機関であることが分かる。この本、読み進めたらまた記事で紹介する。



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市長が「町をアピールするため!」と頑張っても職員が結託して潰す=それがお役所の体質? [社会政治]

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地方映画。市民が企画し、自治体が応援するというパターンは何度も経験しており、いずれも成功している。が、逆のパターン。市が企画して市民が参加するというのはうまく行かない。それも酷い形で崩壊する。あまりにも腹立たしいので、書きたくない思いもあるが、567感染を見ていて役所の対応が酷いところが多いので、紹介したくなった。

ある町の市長自ら映画製作依頼をして来たことがある。「ぜひ、うちの町を舞台に映画を撮ってほしい」市長が東京まで来た。正式な依頼。費用は地元企業から集める。秘書にもあれこれ指示。市役所のある部署が推進することになる。そこと連絡を取り合って進めてほしいとのこと。

これが聞いたこともない製作会社の場合は注意せねばならない。実は金も集まっていない。シナリオを書かせてから、それを営業して、製作費が出そうならスタートしよう!といういい加減な会社が多い。それで何度か騙された。脚本料も払わず、プロジェクトは中止。でも、それなりの市。そこのトップの市長からの依頼だ。いい加減なことはしないだろう。

依頼を受けて、準備をスタート。その街を調べる。シナリオを執筆する。スタッフを集める。キャストに交渉する。だが、1ヶ月が過ぎても役所から連絡はない。その街は東京から遠い。まずは電話。名前を伝え、部署の担当者を呼び出す。いかにもお役所と言う喋り方をする中年女性が出て、意外なことを言う。「何か御用でしょうか?」は?何か?ではなく、市長に頼まれた映画の件だよ!「連絡すると言われて待っていたが、ないのでこちらからかけたんだよ!」と強く言いそうになる。が、先方はお役人。抑えて抑えて。担当者は映画の話は聞いていたと言い、現在、どのように進めるか?審議中という。だが、あれから1ヶ月。何をしていたのだ?あれから毎日、会議をして検討した訳ではあるまい。

そこで気づいたのは、役所側は映画作りをまるで分かってないということ。何をどうしていいのか?分からないようだ。質問をされた。「製作会社はどこですか?」「配給はどうなってますか?」「主演は誰になりますか?」そこで本当に何も分かってないことが分かった。配給の意味を聞くと「よく知りませんが、配給会社があると聞いことがあります」とかいう。よほどの大作でなければ、製作前から配給会社を決めたりはしない。また、この段階で主演俳優うんぬんではない。映画ファンが「えーーどんな映画ですか?誰が出るんですか?」というのと同じレベルなのだ。

そこで映画作りをゼロから説明した。が、ピンと来ないようだ。この1ヶ月何を検討したのか? そこで「だったら、まず職員の方々に映画作りのレクチャーをしますから、そちらに伺いますね」と伝えた。その方向で調整するという。それから1ヶ月。やはり連絡がない。こちらから電話。先の女性が出る。また、呆れることを言い出す。「監督をこちらにお呼びするにあたって、交通費を捻出せねばなりません。そこで講演会を企画して、そのゲストでお呼びする形を取る計画を進めています」とかなんとか、要はそのために予算を申請、確定するのに時間がかかっていると言う。いつぐらいになりそうか?と聞くと、すでに決まった講演会がいくつかあるので来年には...と言う。馬鹿過ぎて話にならない。何年がかりで映画を作るのか?

交通費は自腹で出すから、レクチャーの準備をして欲しい。市役所が主導の映画でも映画は商業作品位なるので、市が直接製作というのは難しい。なので、やる気のある町の人たちを集めて実行委員会を作る必要がある。その候補となる人たち。商工会議所、青年会、ライオンズクラブ、企業、会社の2代目、3代目となる若い人たち。そんな人たちを集めて映画作りのレクチャーをすると伝える。それからまた1ヶ月。ようやく、先方から連絡。レクチャーの日が決まる。すでにお願いしている製作会社の社長にも同行してもらい、東京から3時間以上もかかる街を訪ねた。が、また、引っかかることを言われた。「生憎、その日は市長が出張で留守ですが、町の方々が多く参加されます」なぜ、市長はいないのか? 発起人は彼だ。なぜ?

答えはレクチャーが始まる前に分かった。貧相な応接室(小会議室のようなところ)に通され、お茶も出ない。誰も挨拶に来ない。こちとら市長から頼まれて映画製作を進めている。なんだこの対応は?その後、電話に出た無愛想な女性が現れ、会議室へと連れて行かれた。40人くらいのオヤジたちが集まっている。そこで経緯を話したのだが、何か反応がおかしい。そして映画製作の話。質問や要望が親父たちから出る。「どーせ映画作るなら、主演は高倉健がいいなあ!」「女優は吉永小百合だな」「だったら、綺麗どころをズラーと並べた映画にしよう」そう言うので、「そのレベルの作品を作るなら20億円以上必要ですよ」と説明すると「どこに、そんな金があるんだよ!」と言い出す。20億とは言わないが、それなりの製作費は地元企業が出す予定と言っていた市長は欠席。いない人の言葉を部外者を代弁するのも変。ただ、その辺のこともオヤジたちには伝えられていないようだ。

彼らがその街を担う実力者と呼べる人なのか? とも思えるが、地方の人にとって映画制作なんて遠い世界の話であり、リアリティがないのも当然だ。業界からすると信じられないことを言い出すのは、この街に限ったことではない。でも、どうにかレクチャーは終わり。帰京するのだが、信じられない展開が待っていた。それから1ヶ月。役所から手紙が来た。「今回、ご依頼の映画製作の件。市民の皆様の賛同が得られませんでした。よってご依頼の件をお断りします」はあ?依頼?違うでしょう?こちらが市長から依頼されたんだよ! この件を応援してくれていた人が2人いる。市長と親しい人(別の街に住んでいる)と役所の課長(担当ではない部署)に連絡。彼らが映画製作を陰で推進し、市長に話を持って行ったのだ。そこで全ての謎が解けた。

市長は映画好きで、我が故郷で映画を作りたいと言う思いを長年持っていた。映画を使って街の魅力を伝えたい!全国に発信したい!だが、その話を聞いた役所の職員たちが反感を持つ。「それでなくても忙しいのに、映画制作なんて...役所の仕事じゃないでしょう?」今、ある以上の仕事はしたくない!「何とか潰したい」「市長の道楽に付き合えない」そんな思いで部署は結束。彼らが得意とする手法で映画潰しが始まった。まず、監督には連絡しない。そうやってなかったことにしようとした。でも、僕から連絡があった。だから、あれこれ冷たい対応をして、辞めるように仕向けた。もっともらしく「来年度の講演会」とか繕い、苛立足せる。なのに、僕は自腹で乗り込んだ。役所側はあえて市長のいない日を選び、町の人たちを集めた。

ただ、彼らに伝えたのは「市長が依頼した」のではなく、「東京の監督から映画製作の売り込みがあった」と嘘の連絡した。市長が言った地元企業から*億円の話も職員は知らないのか? 隠したのか? 彼らには伝わっていない。そして市長を外してレクチャー会。僕らが帰京した後。同じメンバーで会議。東京の無名監督の依頼を受けて、街で製作費を集めて映画を作るか?と問う。もともと、映画を作りたいとは思ってない人たちだ。先のレクチャーで感じた違和感はそこ。彼らは「東京の監督がこの街で映画を撮りたがっている。当然、金を持ってくるので、俺たちは応援するだけだ。なのに、なぜ、製作費集めをせねばならない!」と思ったのだ。当然、映画製作はやめよう!と言う結論。

それを職員は市長に報告。「市民は映画制作に賛同しませんでした」製作費も集まる。監督もいる。だが、市民の反対は問題。市長は映画を諦める。推進してきた2人には役所、職員があれこれ圧力をかけていた。「だったら、お前が億単位の製作費を集めろ!」「問題が起こったらお前が責任とるな?」役所内でいじめに似た行為が続いた。彼に電話すると「もう、俺には電話しないでください。関係ないですから!」と泣きそうな声で言われた。もう一人は役所ではないが、あれこれ職員から批判されたと言い、こう説明する「市長は話の分かる人なので、いいと思ったんですけど、役所が酷過ぎます。あそこまでするとは思わず、監督にはご迷惑をかけました」その後、市長からの連絡はない。

そこまでにかかった費用は全く補填されず、全てが借金として残った。役所を訴えるにも契約書もない。先方は「こちらは売り込みを受けただけです」と言い張るだろう。市長もなかったことにすると思える。誘導されたとはいえ市民が反対する映画製作を蒸し返したりはしない。鳩山由紀夫総理の事件を思い出す。「最低でも県外」の普天間基地移転問題。官僚たちが「米軍の規定でできない」と言う嘘の書類を作り、県外移転を諦めさせた事件だ。総理にさえ嘘をつき、やるべきことを止めてしまう。小さな田舎町でも同じことが行われているのだ。市長が街をアピールしたい。魅力を伝えたい。そう思っても職員が総出で潰してしまう。

これはその街だけのことではない。もう1件、同じような事件があった。その時も、職員が総出で潰した。首長たちは依頼しておいて投げ出し、補償もしない。映画作りは命がけだ。人生をかけて作る。どちらも半年以上も準備。経費もかかっている。多くのスタッフがすでに動いていた。それを平気で踏みつける人が、自治体のトップでいることが信じられない。「裁判しろ」という友人もいたが、彼らと関わるだけでもムカつく。賠償金を取れたしても、その労力と時間がもったいない。大切な時間は未来のために使おう。ただ、その二つの町には2度と行くことはない。お役所と言う組織がどう言うところなのか?よく分かる事件だった。


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芸術家を飢え死にさせたい政治家たち=何のために支援なのか? [社会政治]

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芸術家を飢え死にさせたい政治家たち=何のために支援なのか?

昨日、やっと芸術支援金が振り込まれた。承認から数週間。申請から何と10ヶ月だ。毎日、銀行に行き口座を確認するたびに、ため息。250円という表示を見つめた。さらに「税金はよ払え」催促が何度も来ていて延滞金までついた。それを支援金が入ったので払うというのはどういうものなのか? 文化庁から出た金を財務省に収める。残った額で来月分の家賃払ったら終わり。あの時間と労力を使えば、それ以上の額がもらえる仕事をできたとさえ思える。

もらっておいて何だかが、この支援はおかしい。コロナ禍で芸術家が大変だから給付!ではなく、何か進めるプロジェクトの費用を一部支援するというもの。つまり、仕事がなくて困っている芸術家のためではない。お金がそこそこあって生活した上に、新しいプロジェクトを手掛けていて、その補助をするという制度なのだ。要は金持ちとは言わないが、コロナでも生活できる人が仕事を止めずに進めるための応援なのだ。

そもそも、僕なんかがもらえるものではないのだろう。コロナ感染でいくつかのプロジェクトが中止。そして延期。映画界では撮影、製作自体がほとんどストップした1年。何か業界内でアルバイトというわけにも行かず。マクドナルドでバイト?というにも店が閉まっていたりした。そんな状態で新たなプロジェクトを自腹で始めるなんて、誰ができるの?という話だったのだ。

が、友人たちからいろいろ教えられて、中断している仕事(これは金を借りて進めていた)を再開させるのにも有効だと聞き。応募した訳だ。ただ、そのプロジェクトを完結させるためには、まず自腹で金を調達する必要がある。そもそもが借りた金で進めていたので、ここで支援金をもらうと、返済時の金額が減るということ? 僕の場合。そういう制度になってしまう? が、それでもコロナ終息!と言ってすぐに仕事が再開できる訳ではない。今から準備しておかないとダメだ。その意味でイライラの連続ではあったが、ほんの少しだけ、助かったというのはある。

でも、僕はたまたまそういう状態でプラスになったが、通常の仕事をなくした芸術家の助けにはならない。ドイツでは芸術家に毎月、給付金が出ていると聞くが、日本では感染ゼロの映画館の営業を止めて、芸術家を見殺しにするのが政治家たちの仕事なのだろう。

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考える力が乏しい日本人=政府やマスコミに誘導される。その背景を考える [社会政治]

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考える力が乏しい日本人=政府やマスコミに誘導される。その背景を考える(2020年12月の記事)

どうも、日本人は想像力に乏しいと思えてならない。正確にいうと「想像力」というより「分析」「検証」「比較」「整合性を確認」=「考える力」だ。それに著しく欠ける。

例えば「集団的自衛権」が強行採決された時も、反対したのは一部の人たちだけ。友人の1人はいう「あれは攻撃された時に反撃するための権利ですよ」という奴がいた。だが、それは「個別的自衛権」ー国際法でどの国も持っているもの。「集団的自衛権」は条約を結ぶ別の国が攻撃されたら、一緒になって反撃するという権利。つまり、どこかの国がアメリカを攻撃したら、日本もその国に反撃、一緒に戦争するという法案なのだ。

別の友達は「だからと言って、すぐに戦争が始まるものではない。政府が戦争するといえばデモに行く」という。が、想像力に問題がある。戦争というのは年月をかけて準備し、国民を誘導し、始めるもの。太平洋戦争時も軍国教育から始め、マスコミを大本営発表の垂れ流し組織にし、「非国民」「アカ」というレッテルを使って国民を黙らせ、「戦争」することの必要性を浸透させてからスタート。その段階でデモなんてもう起こせない。もっと早い段階で反対しないと巨大な権力が推し進めてしまう。それを彼は想像できない。歴史からも学んでいない。(というか、そんなことを学校では教えない)

本当に日本人というのは、国や大企業に都合のいい。扱いやすい国民だ。戦時中も同じ。「米英鬼畜」「欲しがりません勝つまでは」と全国民が戦争を推進。その軍事教育が大きな効果を上げた。戦後は学校教育で「与えられたことを確実にする」能力だけを競わせた。与えられたことを記憶し理解するだけでいい。だから「自分で考える」のが苦手。教師の指示に従う習慣は、国や会社に従う。その指示に疑いを持たない大人に育った。だから、マスコミがいえば鵜呑みにする。信じてしまう。

つまり「日本人には想像力がない」ではなく、「日本人は想像力を育てる教育を受けていない」が正解。もともと愚かであったり、無能であるということではない。教育を受けていないだけなのだ。なぜ、その種の教育をしなかったか?というと、政府や企業が国民を誘導しやすいように、与えられたことを確実にするだけの会社ロボットにするためだ。その号令をかけ誘導するのがマスコミ。

沖縄戦でも米軍が日本語のビラを巻き、隠れている住民に投降を呼びかけた。「殺さない。水も食料もある」そう伝えても誰も信じようとせず、多くが自決した。あるいは呼びかけに答えず、手榴弾や火炎放射器で殺された。投降すれば助かったのに、自ら死を選んだ。これも当時の教育によって、「米軍は残忍。投降したら女性はレイプされる。戦車で引き凝らされる」と繰り返し教えられていたからだ。結局、政府のやる事は76年経っても同じ。日本人は戦後も変われないでいる。
(2020年12月の記事)


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コメントや「いいね」から感じる。世の中の動き。人々の興味? [社会政治]

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コメントや「いいね」から感じる。世の中の動き。人々の興味?

Facebook。いろいろ問題はあるが、世の中の動きを感じることもできる。例えば、僕が書く記事。「いいね」の多さで、人々が何に興味があるか?が分かる。今、一番多いのはトランプ関連の分析記事だ。直接本人の記事ではなく、そのことにまつわる社会の反応。日本人の思考。政府の愚かさ等を書いたものが評判。

次に「健康」関係。数は書いていないが、先に添加物だらけのソーセージの話は大きな反響があった。「いいね」だけでなくコメントがとても多かった。「日本人」の分析もそこそこ評判がいい。いかに日本人が「村社会ルール」に縛られているか? 「考える力」が育っていないか?等の記事は共感する人が多いようだ。

僕の本業である映画について、映画の感想。映画制作の舞台裏。俳優業の苦難。等。これまでずっと書いてきた記事がこのところあまり「いいね」が来ない。そのジャンルがそもそも1番の売りだったのだが? ここから言えるのは、以前は「友達」に映画ファンが多かった。が、今は「社会に関心がある」リテラシーが高い「友達」が多いということだろう。

5000人友達がいると言っても全員が毎日、読んでくれる訳ではない。その中で、社会問題を真剣に考える人が現在の常連さんだと思える。また、その種の人は健康問題にも関心があるので添加物記事も評判が良かったのだろう。その背景は原発事故を描いた「朝日のあたる家」そして「ドキュメンタリー沖縄戦」それら社会派の監督ということで、興味を持ってくれた人が、僕が書くいろんな記事の中で社会派のものに注目したということだろう。

では、世間も同じ状況だろうか? というと違う。Facebookは同じ趣味嗜好の人が集まりやすい。だから、日本全国でも同様とは言えない。が、食品問題については関心が高い人はかなりいると想像する。社会問題。政治には関心があまりない人たちも「いいね」を押してくれているからだ。あと、面白いのは映画に関心ある人で、社会や政治に強い興味を持つ人は案外少ないような気がする。逆にそれらに興味ある人たちは「朝日」や「沖縄戦」には興味を持つが、娯楽映画には関心がないように見える。

まだまだ、あるが、長くなるので続きは別記事で書く。


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会社から帰ると自分の立場を認識せず、頑張る人を批判する大人たち?=子供食堂事件をもう一度 [社会政治]

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会社から帰ると自分の立場を認識せず、頑張る人を批判する大人たち?=子供食堂事件をもう一度(再掲載)

多くの日本人は「自分の立場を認識する力」を学校教育を通して学び、把握している。ただ、組織を出るとそれが分からなる人も多いようだ。先日、記事を紹介した「子供食堂を批判する何もしない人たち」のようなケースだ。

自腹で貧しい子供達に無料で食事と提供する食堂に集まり、金も出さない、労力も使わないで「和食の手作りにこだわるべきだ」「無農薬にすべき」「勉強も教えろ」などと批判。結局、店主は子供食堂をやめてしまった。

これは自分の立場を認識していない人たちと言える。「和食の手作り」と言うなら、その代わりに多くの食材を提供し、料理を手伝いますよ。と言うのなら分かる。何もせずに、あれこれ指示するのは、自分がどんな立場にいると思っているのか? その店のオーナーでもない。株主でもない。共同経営者でもない。そんな人がなぜ、あれこれ言えるのか?

例えば、子供食堂で有害な材料を使っている。と言うのなら文句を言うのも分かる。でも、自腹で料理を作り、無料で提供。それは称賛こそすれ、あれこれ批判するべきことではない。何よりも自分の立場を考えれば、そこで批判はできないはずだ。会社で別の部署が進めているプロジェクトの批判をするか? 近所のカフェのコーヒーの味に文句をつけるか? やっているのは同じ。

先にも書いたが、反原発のオヤジが原発反対デモに出る若者を批判する。これも立場が分かっていない。いわば後輩。原発反対を唱える仲間を攻撃してどうするのだろう? なぜか?人は組織や会社から離れると自分の立場を考えなくなる。背景に日本の何か歪んだものがあるように思える。

(2020・2)

子ども食堂記事=> https://citrus-net.jp/article/90752...



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人が集まれば10%は文句を言う。=テレビ番組もFBも同じ構図? [社会政治]

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人が集まれば10%は文句を言う。=テレビ番組もFBも同じ構図?

久米宏さんが「ニュースステーション」をやっていた頃。視聴率20%を目指していた頃は「打倒!NHK」で、いろんな挑戦ができた。新しい企画を試した。それが30%を超え、今までと違うことすると、多くの抗議が寄せられるようになった。新しいことはできず、NHKを抜いたのに、そのNHKと同じ毒にも薬にもならないニュースをしなければならなくなったと言う。

ある著名人。ツイートすると、いつも多くの批判が寄せられるそうだ。彼は計算した。フォロワーは2万人。批判は毎回200人ほど。フォロワーの10%が2千人。1%で200人。毎回、その計算に当てはまる。「たった1%だ。気にする必要はない」と判断したそうだ。

その計算で先の「ニュースステーション」に当てはめてみた。視聴率30%=乱暴に計算すると3000万人。10 %で300万人。1%が30万人。その一部が抗議の電話をかけて来たとしても、局は大変なことになる。毎日、それでは敵わない。そのために冒険ができなくなり、番組はマンネリ化。やがて終了することになったのだろう。

同じパターンで考えた。僕のFacebook「友達」は5000人ほど。フォロワーは2354人。「友達」のみで計算して10%が500人、1%50人。となると、あれこれ批判してくる人が50人いる計算になる。さらにその10分の1だと5人。なるほど、今、危険レベルの人は確かに5人ほどいる。それ以外に45人の予備軍がいる、という状況だ。

それらの人たちが勘違いしないような対応すれば、困ったちゃんでトラブルは起きないのだろう。企業でも相談窓口やクレーム係を置いて対処しているが、何をどうしても文句を言ってくる人がいる。いわゆるクレーマー。それらの人たち少し価値観がおかしいことがある。なんで、そんな批判が出てくるの?その辺の背景もまた分析したい。話を戻す。先の著名人が言う通りだ。僕の場合も1%以下だ。あれこれ批判をしてくると目につくがたった1%。気にしないでいいレベル。そんなことにも気づく。



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大きなお世話コメントを毎日してくる人=誰にも相手にされない定年オヤジの悲哀? [社会政治]

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大きなお世話コメントを毎日してくる人=誰にも相手にされない定年オヤジの悲哀?

facebookのコメントを見ていると、人との接し方が分からない。下手な人がいる。その人は毎日、コメントをくれる。批判や中傷ではない。好意的なもの。僕の映画を褒めてくれる。意見に賛同してくれる。着眼点を評価してくれる。だから「いいね」を押す。返信でお礼を言う。

その内に、意見を言い出す。提案をしてくる。注意をしてくる。「もう少し***勉強した方がいいですね〜」「その点は***を読みなさい」「その指摘は前にも外れたでしょう?」「努力が足りませんよ」いつしか先輩になり、師匠になっている。1ヶ月もかからず、会ったこともない人(それも年齢、職業、住居、全部不明ー男性ということしか分からない。顔写真なし)が、僕に対して苦言、説教をしている。

職業、年齢も分からないので、その人の指摘が正しいかどうか分からない。食生活に対する指摘でも、医者とか専門家ならまだ分かるが、それが分からないので信用できない。そもそも、こちらから相談はしていない。この種のタイプ。高齢の人に多いようだ。定年で仕事を辞め、家族にも相手にされず、それでも自分は知識があり、人の役に立てることを証明したい。それが自己の存在証明になる。

で、Facebookで面白そうな人がいると最初は応援。礼節があるが、次第に部下や弟子のような扱いをしていく(その変化を自身で認識していないことが多い。慣れてくるとかつての職場と同じモードになるのだろう)だが、それは仕事でも家庭でも相手にされない寂しさを癒す行為。苦言し、説教することで感謝されたい。自分も役に立ちことを証明したい。無意識にそう感じている。ただ、意識の上では「私は親切だから」「若い人を応援している」と思っている。だから悪気はない。

が、会ったこともないオヤジにあれこれ言われても、こちらはムカつくだけ。それが分からないようだ。どんどんエスカレート。「それでは立派な映画監督にはなれませんよ」とか言い出し「うるせえ! お前は何者だ!」ー結果「友達削除」。その人はまた、別の相手を探す。多分、反省はない。「親切に教えてあげたのに、残念だな...」と考える。そんな人を時々、見かける。

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教育と社会が子供達の可能性を潰した=それが日本をダメにした背景だ? [社会政治]

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子供の頃から何かにつけ僕は話題になった。少年野球で活躍したとか、成績が学年で一番とかいうことではなく「変な子供」ということで認知?されていた。「面白い〜」と言ってくれる人と「バカじゃないか?」という人に分かれた。

最近、その理由が分かって来た。僕は昔から常識がなかった。「常識」とは何かというと、古くから日本人が大切にする価値観、風習、ルール、等だ。それらの中には大切なものがある。が、同時に新しい時代に通用しなくなりつつある古いものもあった。例えば「みんなと同じ」「身勝手はいけない」「みんな仲良く」=日本人が教えられなくても守ろうとするもの。僕はそれに欠けたようだ。

小学生の時。皆、野球が好きで、土曜日の夜8時は「全員集合」を見ていた。でないと、クラスメートと話ができない。でも、僕は野球は好きになれず、ドリフターズよりクレージーキャッツが好きだった。中学時代も男性クラスメートは皆「宇宙戦艦ヤマト」を見ていたが、僕は裏番組の「猿の軍団」を見ていた。昔から捻くれ者。右と言われると左と答えたくなる。

小学生の頃は丸刈りの子供がまだ多かった時代。だが、僕は長髪で「ヒッピーみたい」と良く言われた。おまけに小学校の6年間は冬でも半ズボンで通した。理由を書くと長くなるので別の機会にするが、昔から変わり者だった。

だから「こうでなければならない」という多くの日本人が持つ価値観にも懐疑的だった。しっかり勉強をしていい大学に行く。大学を出たらサラリーマンになる。人に言って恥ずかしくない大学、会社に入る。親を悲しませない人生を歩む。捻くれ者なので「そうではない生き方」を模索した。何より、その種の価値観がどこかおかしいと感じていた。

多くの子供たちは、反発したり、はみ出しながらも、やがて妥協、迎合、理解、それらの価値観を受け入れて社会の一員となる。結婚して、子供が出来、家庭を持ち、地道な生活を送る。が、僕はそれができなかった。そもそも常識がない。捻くれ者。まわりが反対しても「思い」を曲げることはできず、映画の仕事を選んだ。

留学を終え帰国して5年がかかり脚本家デビュー。それから10年かけて映画監督デビューした。その部分だけ聞くと「努力」の結果と思う人もいるだろう。でも、違う。捻くれ者なのだ。いろんな人たちのアドバイスや苦言を一切聞かなかったのでたどり着けた。「監督になんて簡単になれない」「食っていけない」「才能がないとできない」とにかく「諦めろ」「現実を見ろ」と言われ続けて来た。それら助言を素直に聞いていたら人生は終わっていただろう。

これは何か?というと、日本の教育や社会は子供たちの夢を押さえ込み、国が必要とする優秀なサラリーマンを育てるためのものであるということ。与えられたことを確実にする、そして自分では何も考えない会社ロボットを大量生産することが目的だったのだ。そのための教育。昔ならがら日本ムラの価値観「みんな、一緒」「勝手なことをしない」を利用して推進して来たのだろう。子供たちが持つ多くの可能性を探すこともなく、潰して回った。成果は上がり経済大国にはなった。が、バブル崩壊以降、低迷。アジアの貧しい国に落ちぶれたのは、与えられたことしかできない大人ばかり育て来たからだろう。世界の価値観が大きく変化。対応できないのだ。

結局、僕のように常識がなく、捻くれ者で、人のいうことを聞かない子供だったものが、更生することなく大人になったような存在が「思い」を果たすことになる。でも、それではいけない。子供の素質を大人が見抜き、理解し、応援し、伸ばし多様な人間を育ててこそ。彼らが大人になった時、会社や社会のために活躍できる。それが日本を成長させていく。そんな未来を潰して来たのが戦後教育と日本の社会だったのではないか?などと考えている。


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フェイクニュースを見破る方法=報道にダマされないために大切なこと! [社会政治]

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フェイクニュースを見破る方法=報道にダマされないために大切なこと!

「***議員が逮捕されました」との報道があったとする。「おー!ついに警察、動いたか!よし!」と思う。いや、ちょっと待って欲しい。どうしても報道は真実を伝えていると思い、鵜呑みにしがちだが、どんなニュースでも、まず疑うことが大切だ。現代はフェイクニュースの時代。嘘で国民を誘導し、思想操作している。乗せられた人達が大騒ぎして、他人を傷つけていることに気づかず、裏で政治家や金持ちが笑う。そんな時代なのだ。

騙されないために大切なことは5Wだ。英語の授業で習ったあれ。①Whatは分かる。ニュースの内容だ。それをまず精査、検証する。②Where=どこが? 大手マスコミ、ネットニュース、怪しげなサイト? その確認をする。安倍政権下の新聞でいえば、「サンケイ」「読売新聞」は安倍応援グループ。「朝日」「毎日」「東京」は批判グループ。同じ話題でもそれぞれの視点で伝える。逆に安倍政権に都合の悪いことは前者は伝えない。

③Who=誰が? 特にネットでは「プレジデント・オンライン」とか「ハフィントン・ポスト」とかいろんなニュースサイトがある。が、そのサイトの報道だからと、その社の記者が書いた記事とは限らない。フリーライターが書いていることが多い。その場合。個人が持ち込んだスクープということもあるが、社が依頼して書かせたものも多い。

社員を抱えると経費が大変だというのもあるが、フリーだとあれこれ社の意向に沿った内容で書かせることができる。もし、トラブルになればその人の責任にして次から使わないということが可能。責任回避ができる。フェイクニュースを書かせることも可能。だから、あくどい記事を読んだ時は必ずライターの名前を確認。ああ、また、この人か!ということが多い。その種の記事は特定の誰かを貶めることが目的であることが多い。

④When=いつ書かれた記事か?いつの出来事か?これはニュースだけでなく、Facebook等を見るときにも大事。何年も前の記事をシェアしていることがある。安倍政権の支持率低下というシェア記事を見つけて「やっぱなー」と思って日付を見ると、数年前のものだったことがある。なぜ、昔の記事をシェアするのか?勘違いする。でも「超いいね」がいっぱいついていたりする。いくら安倍嫌いでも、それはフェイクだ。

⑤which=どれ?が正しいか? ニュースを1つだけ見て「すげー」と思ってはいけない。他のメディア。他の社、局の報道とも比べて、どれが事実に近いか?考える。正反対の内容が報じられることもある。その際は先に書いたように「どの社」「誰が書いた?」「いつの記事?」「内容は?」を考えた上で比較する。

ただ、戦時中のようにどこも大本営発表になってしまうと、比較のしようがない。が、もし、戦時中でもないのに、多くが同じ報道をしている。逆に多くが報じないことがあったなら、何か大きな力が働いていると思うべきだ。安倍政権下でもテレビ報道で批判がほとんどなくなった。これは多くの人が知っての通り、各局に大きな圧力が加えられたからだ。誰も言わない。全員がいう。というのは要注意なのだ。これだけでもフェイクニュースの多くを見破れる。ダマされてはいけない。



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Facebookってなんで無料なの?と考えたことある?=その裏にある目的が怖い! [社会政治]

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Facebookってなんで無料なの?と考えたことある?=その裏にある怖い目的とは?

「だってメールも、LINEも、Twitterもみんなタダでしょう?」と答えるだろうか? では、それらも何で無料ツールなの? 「だから、タイムラインに広告出るじゃん? それが収入なんだよ」という人もいるだろう。タダほど怖いものはない。というが、facebookはまさにそれ!とよく考える。

ネット上で友達が出来て、語り合える、趣味の話ができる、情報を仕入れる。写真も動画アップできるし、あの友達、今日は何しているかな〜と知ることもできる。ても便利。では、そんな風に我々の日常がハッピーになることを考えてf社はfacebookを立ち上げたのか? 表向きはそうだろう。しかし、金金金のアメリカ人。ザッカーバーグがそれだけで起業したとは思えない。何か魂胆があること。以前から感じていた。

国勢調査。名前、年齢、住所、あれこれ自分を含めた家族のことを質問される。「何で政府に僕らの情報を、プライベートなことまで報告せねばならない!」と思う。中には調査拒否という人もいる。結構多い。僕も用紙を返送した記憶がない。仕事で忙しいのに!住民登録はしてあるんだから!と思ってしまう。

マイナンバーに至っては怒りを感じる。政府が国民を管理するためのツールとしか思えない。生活に関する様々なことが集約されるので、そこにアクセスすれば個人情報は丸見え。官邸前でデモ等で警察官がよく写真や動画を撮っている。それを顔認証装置にかけてマイナンバー情報と照合すれば、どこの誰かすぐに分かる。そうやって原発反対、政権批判をする人たちをリストアップしやすくなる。そんなこともありマイナンバーに反対する人が多い。

もう、気付いたと思う。facebookはそんな個人情報を個人が自ら進んで提出するように作られたメディアなのだろう。基本は本名、住んでる町、電話番号、職業、会社名、趣味、結婚、恋愛対象、と、様々ことを登録。数年に1度の国勢調査を嫌がる人が毎日、「何をしたか?」「どこへ行ったか?」「何を食べたか?」「誰と会ったか?」まで証拠写真付きでF社に報告してしまう。

その人がいつ、どこで、誰と会った。どんな趣味で、嗜好で、何が好きで嫌いで、どの政党と支持し、どの政治家が嫌いか? 政治思想、宗教まで、分かったしまう。つまり、F社は政府以上の個人情報収集能力があり、それらを把握しているということ。「でも、個人情報保護法があるし、外部には出さないよ」と思うだろうか? そんな訳はない。それがどれだけの金になるか? 武器になるか? それを必要としている企業、国がどれだけあるか?それらは莫大な富を生み出す。

見事なビジネスを考えたものだ。さすがユダヤ人のザッカー君。政府が努力して集めたい個人情報の数百倍、数千倍、いや、それ以上のものを収集。それも日々更新したものを所有。それに多大な協力をしているのが我々ユーザーなのだ。「マイナンバーカードは嫌だ!」という人でも、毎日facebookで個人情報を発信している。我々は見事に嵌められて、積極的に自身の情報や考えを提供しているのだ。他のSNSも同様。無料どころか僕らは賃金をもらっても良いくらい。気をつけよう。甘い言葉とfacebook。こんなの書いたらアカウント消されるかな?


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陰謀論という言葉。どのような効果があるか?=なぜ、日本で浸透したのか?(再掲載) [社会政治]

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陰謀論という言葉。どのような効果があるか?=なぜ、日本で浸透したのか?(再掲載)

ケネディ暗殺の後に「オズワルドは犯人ではない!」と、いろんな説が上がった。それを押さえ込むためにCIA が作ったが「陰謀論」という言葉。実に見事。例えば「本当の犯人はソ連だ!」「いやいや、CIAが黒幕だ!」と議論していても「それって陰謀論だよ。君たち陰謀論者なの?」と言われると話が終わってしまう。

陰謀論者ーありもしない陰謀をあれこれ考えて、妄想すること。常識ある人は相手にしない下らない説を振り回すという意味。相手の推理を陰謀論とレッテルを貼ることで、相手を愚か者と決めつける。「俺は常識ある大人だからね〜」と勝利の気分で去って行ける。残された者は馬鹿にされて屈辱、次第に議論しなくなる。

まさに、それを狙ってCIAは「陰謀論」という言葉を作ったのだ。いわゆるレッテルと同じ効果。日本で言えば戦時中の「非国民」「アカ」「売国奴」、最近では「反日」「アベガー」「パヨク」等、政府に対して都合の悪いことをいう人たちにレッテルを貼り、貶めて、卑屈な思いをさせることが目的。「陰謀論」も同様。日本でも普及。現在もよく使用される。

なぜ、日本で定着したか? 日本では「考える力」を育てる教育をほとんどしない。与えられたことを確実にする大人を育てるのが学校の目的。そのため大きな事件があっても、政治問題があっても、深く考える人が少ない。事件や政治の裏にはいつも隠された事実があり、国民に大切なことでも隠蔽されがち。もし、そこで「あの事件は裏がある!」と誰かが言い出す。でも、考える力のない多くの日本人はあれこれ想像できない。

「**政権の計略だ」「総理の策略だ」と言っても、ピンと来ない。「お前、そのくらい分からないのか?」「政治に関心持てよ!」とか言われて悔しい。だが、天下の宝刀がある。あの言葉だ。あれこれ言われてもこう言えばいい。「それって陰謀論だよ。君たち、そんなこと信じているの?」と言えば一気に形勢逆転。「バカなことを議論している人」と「世間を知り、良識のある人」という設定に変わる。何も考えずして、小難しい議論を全否定し、優越感に浸れる。それが「陰謀論」という魔法の言葉だ。

本来、「陰謀」と批判するなら、否定する材料や理屈を用意しなければならない。が、「陰謀論」という言葉を使えば、その努力がいらない。無知でも大丈夫。だが、政治に陰謀がない訳がない。それを知っていればそんな言葉は使わない。見ていると、やはり「考える力」が弱い人。想像推理するのが苦手な人。もっと分かりやすくいうとアホな奴ほど「陰謀論」という言葉を使っている。CIAは本当に見事な言葉を作り出したものだと感心する。



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なぜ、人はレッテル貼りを貼りたがるのか?ー=彼らのが抱えるコンプレックスとは? [社会政治]

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なぜ、人はレッテル貼りを貼りたがるのか?ー=「左翼」「反日」彼らのが抱えるコンプレックスとは?

こんなことを言う人がいる。「あいつは右だ」「**は左翼だ」「***はオタクだ」「**は活動家だ」「**は共産主義者だ」とすぐにレッテルを貼りたがる。以前にも記事にしたが、カテゴリー分けをするのは「考える力」がない人が多い。自分で見て考えて把握する力がないから、すでに言われているカテゴリーに嵌めて理解しようとする。もしかすると、大学受験でマークシートになって、三択問題が増えたことの影響かもしれない。

自分で枠組みを考えず、すでにあるものに当てはめる。昔は「非国民」「売国奴」「アカ」と言うのがあった。戦争に疑問を持つだけでも、それらレッテルを貼り批判する。蔑む。本当に酷い話だが、その手法はとても効果的なのだ。「あいつは戦争を反対している。日本は間違っていると言うとんでもない奴だ」と説明すると長くなる。それを「あいつは非国民だ」「あいつはアカだ」と言うと簡単に伝わる。

聞いた方も「えーそうなの!」「関わらないようにしよう」と思ってしまう。それを「どんなタイプの非国民なの?」「どんな主張をするアカなの?」と聞く人はいない。とにかく「非国民」「アカ」と言われる人とは関わらない。でないと仲間だと思われてバッシングされる。学校のイジメと同じで、イジめる側に回らないとイジメられる。非国民、アカと呼ばれないように注意。自身が潔白であることを示すために、その種の人を嫌い、蔑むように勤める。戦争推進するための手法なのだ。

同じ構図が今もある。安倍批判をすると「左翼だ」とか「左」とか言う人達がいる。「安倍を批判する人」「安倍が嫌いな人」でいいじゃないか? でも、レッテルを貼ることで貶め、印象を悪くするのが狙い。最近では「パヨク」とか「反日」とか言う輩もいる。が、本当に気持ち悪い。これらレッテルを貼ることで、戦時中と同じように、バッシングされないように、安倍批判を控えるようにするためだ。安倍支持者に取っては有効な手法なのだ。ま、褒められたものではないが。

安倍支持で反対派にあれこれイチャモンを付ける人たちは「ネトウヨ」と呼ばれる。「ネット右翼」の略だが、本当の右翼ではない。この呼び名も感心できない。「安倍を支持する人」でもいいと思うのだが、ネット上でヤブ蚊のようにやって来て、執拗に批判、罵倒、中傷する人達。気持ち悪い。単に「安倍を支持する人」ではないので、ネーミングがないと、第三者に伝えにくいものはある。まさに「ネトウヨ」なのだが、感心できるカテゴリー名ではない。

僕も経験があるが、原発事故の映画を作ると「左翼監督」と言う奴がいた。大統領選を記事にすると「ネトウヨに転向?」「陰謀論者!」と言うやつがいる。極々僅かだが、そんなにカテゴリー分けしたいなら動物学者になり「これはイヌ科。こちらはネコ科」と分ける仕事をすればいいと思える。ただ、そこから見えてくるもの。その種のカテゴリー分けをする人たち。総じて頭が悪い!あ、失礼。

「考える力」がない。自分で見て考えて独自の把握する力がない。すでにあるカテゴリーに嵌めないと理解できない人達なのだ。「陰謀論」を代表として、レッテルを貼ることで、あれこれ考えなくて済む。頭を使わなくて済む便利なもの。それでいて「やーい、左翼のバカ〜」「陰謀論なんてないんだよ〜」とか上から目線で、優越感に浸れると言う特典?がある。

元々がバカなので、失礼。考える力がなく、他人から評価されることの少ない人たちなので、どこかで上に立ちたい。バカにされるのではなく、人をバカにする側に廻りたいと言う願望がある。その種の人たちにとってレッテル貼りというのはとても便利、楽していい気分になれるものなのだ。

先にも書いたが戦争が始めると、その種のレッテルを国は多用し、国民同士が監視しあう環境を作る。安倍政権が批判をかわすためにやったのも同じ手法だ。そしてケネディ暗殺事件のとき。オズワルドを犯人にするため。他の説を潰すためにCIAが作った言葉が「陰謀論」である。それは日本でも浸透。「考える力」がない人たちに愛用されている。だね?



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映画「JFK」公開当時、評論家の受けはよくなかった=その背景こそが今回の大統領選と共通する? [社会政治]

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映画「JFK」公開当時、評論家の受けはよくなかった=その背景こそが今回の大統領選と共通する?

ケネディ大統領暗殺の真相を描いた映画「JFK」が公開されたのは1990年代前半。僕はアメリカ留学から帰国しており、日本の映画館で見た。実はケネディ暗殺に関して以前から強く興味を持っていて、あれこれ書籍を読みあさっていた。真犯人にはいろんな説がある。一番弱いのはオズワルド説。政府の委員会が結論づけた犯人だ。オリバーストーンの新作でもあり、そう推理したのか?とても楽しみだった。

内容はよくここまで描いた!ストーン監督殺されるよ!というレベル。登場人物は全て実名。めちゃめちゃ詳しく調べている。そして文献で読むより、映像で解説されると良く分かる。魔法の銃弾の下りは文章や図解ではやはり分かりにくい。映画ならではのわかり易さ。そして単に謎解きをするだけでなく、アメリカの腐敗を指摘。そこが「プラトーン」の監督。素晴らしかった。

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ところが、映画雑誌等の評判は芳しくなかった。なんで?と思い、映画評論家と名乗る人たちの記事をいくつも読んだが、首を傾げるものばかり。記憶しているものをいくつか紹介しよう。

「これはオリバーストーン監督の講談なんだなあ。パパンパンパン!」

「ストーン監督はベトナムに従軍し多くの戦友をなくしている。誰かを恨みたい気持ちは分かるが、この映画はフィクションとして捉えるのが無難だろう」

「映画ではあれこれ疑問を提示するが、観客に考える時間を与えない。これはフェアではない。ストーン監督の考えをひたすら押し付ける作品」

この種の評が目についた。あと、新聞等での紹介も「真相を追求した作品」と概要は紹介するが、その推理をどう思うのか? 的外れか? 正解か?を検証するものはほぼなかった。さて、上の批評はどうだろう?どれも称賛とはいない。小馬鹿にしたもの。「違うだろ?」と言いたいもの。そして最後の評など笑ってしまう。

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「考える時間を与えない」と指摘するが、映画で「さあ、観客の皆様。答えを考えてください。1分間です」なんてのある? クイズ番組じゃない。「さあ、みんなで考えよう!」と画面に向かってケビン・コスナーがいうべきだったのか?でも、そういうことではないだろう。そんなトンチンカンな評を書いた理由。一番目の「パパンパンパン」と茶化した理由とも同じだろう。

どちらの人も理屈では理解していたが、リアリティを持って物語を把握できなかったのだと思える。ストーン監督の推理。映像で説明するが、通常の映画のようにストーリー展開で見せるのではなく。主人公J・ギャリソン検事の解説として法廷内で説明される。その時に、CIAだ。FBIだ。マフィアだといわれても、映画評論家たちは日頃から見ているとスパイ映画を思い出すばかりだっただろう。

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もちろん、CIAが実在することは知っているが、映画でしか知らない組織。それがケネディを暗殺したと言われても、はあ?という感覚でしか捉えられない。「そんなアホな」とは思わないが、リアリティがない。ドラマなら理解できる。が、「実在の大統領を殺したのがCIA。FBIやマフィアも協力した? なんじゃそりゃ?」という戸惑いを持ったのだろう。さらにケネディとオズワルド以外の名前も知らないはず。Aダレス、Cキャンベル、Eキャンベル、JEフーバー、Cバートランド、jギャリソン、Jルビー、全員実在の人物だ。

事件に関する知識もないから「事実と違う!」とか「NSAはなぜ描かない?」とか具体的な指摘ができない。何か荒唐無稽な話を聞かされて唖然。でも、暗殺事件は事実だし???という状態に陥ったのではないか? だから「講談」として理解。茶化した。「フォクションとして捉える方が無難」というのは、評論家自身の理解の仕方を表している。「本当かどうか?私には分からないから反論はできない。フィクションだと思っておくよ!」という意味。

つまり、この人たちはアメリカ社会、政治、そしてケネディ暗殺事件について精通していない。さらに政治の裏。諜報活動。陰謀。その種の新聞やテレビでは報じられない部分について、とても疎かったのだと思える。「そんなものは陰謀論。私は興味ないね。スパイ映画ではよく見るけど、あれは想像の世界だから!」という人たち。

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ただ、政治に陰謀はつきもの。だからこそアメリカにはCIAやNSAが存在する。そしてストーン監督は個人名まで実名で描いた。嘘八百なら告訴される。(その後、告訴もされていない)多分、限りなく真相に近いものを描いたということ。

しかし、日夜、映画を見るだけで、日本の政治にもさほど関心のない映画評論家たちは「JFK」をどう理解していいか?分からなかった。だから、あんな批評を書くしかなかった。3人に共通するのは「本当は違うんじゃないの?。俺はよく知らないけどさあ」というものに思える。よく分からないけど、自分の経験や常識からすると受け入れられない。ということだろう。だからフィックションだと思うしかなかったのだ。

何か似たような意見を最近も聞いた。「陰謀論じゃないの?」「不正選挙なんてあるわけないよ」「トランプの悪あがき!」そんなことを言っている人たちがいる。先の評論家と同じで、アメリカ事情をよく知らない人。政治に関心のない人ではないか? あるいは彼らと同じように「よく分からないが、受け入れられない。リアリティが持てない」ということ。だから「陰謀論」という言葉があれば、あれこれ考え、勉強しなくても簡単に否定できた上で、「分かってないああ」と言いう有意な立場に立てる。それを選んでしまうのだろう。

ケネディ暗殺後にCIAが行った工作の一つが、まさにそれ「陰謀論」という言葉を作り、拡散。多くがそれに乗せられて「犯人はオズワルド」「それ以外は陰謀論」と思い込んだ。今回もそれにはまった人たちがいる。だが、結末はあの時と違うかもしれない。しっかり見ていこう。映画と違い、考える時間はたくさんあるのだから。


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玉音放送か!なるほど、その通りだ。間も無く現実となる? [社会政治]

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玉音放送か!なるほど、その通りだ。間も無く現実となる?

今回の大統領選。僕は物凄く不謹慎に記事上げているように思う人もいるかもしれないが、そうではない。映画作家の好奇心。そして、真実を見極めること。どんな結末になるにしても、時代を揺るがす大きな事件になると思える。それをしっかりと見つめること大事。

だから、トランプ支持者、トランプ嫌いの記事、両方読む。コメントはしない。それぞれの心理を考える。何がどうしてどうなったのか? 時代に人々は翻弄されるもの。今の興味はやはり結末。トランプが勝つか?バイデン 勝利か? いや、それ以上に関心があるのは、それぞれの支持者の反応だ。

バイデン 勝利の時は想像がつく。が、トランプ勝ったら「陰謀論だ」とか言ってた人達はどうするのか? 「政治力で結果をねじ曲げた!」とか言うのか? その後に不正選挙があったと証明されたどうだ? 「トランプは悪あがき」「往生際が悪い」とか公的な結論が出てない段階で批判していた文化人やジャーナリスト。何を言うのか?

考えていると、ある人が面白いコメントをしていた。「それは玉音放送になるはずだ」ーなるほど!戦時中は「日本は勝つ」「アメリカに負けるわけがない」「日本は正しい」と言っていた人たちが、陛下の言葉で「日本敗北」を思い知る。先の朝ドラの薬師丸ひろ子のシーン。「この世界の片隅で」もそんな場面があった。

その再現となるのだろう。楽しみだ。「トランプは差別主義者」「悪あがき」「男らしくない」「大統領の座にしがみついているだけ」「陰謀論」と言っていた人たちがどうなるのか? 注目。批判したいのではない。そこで敗戦を知った当時の日本人と、同じ光景を目の当たりにし、比較したい。



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大統領選に強い関心を持つ訳? [社会政治]

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ようやく「沖縄戦」の劇場公開が終わり、ほっとしたので、どどどと疲れが出た。やることあるのに気力が続くかない。なのに「トランプ記事」を書きたくなる。もう「友達」は分かってくれていると思うが、僕はトランプを支持しているとか、応援しているとかではない。そもそもが「嫌われ者」研究が好きで始めた。

これまでも小沢一郎、橋下徹、小池百合子、三浦和義、安倍晋三、菅直人と、多くから嫌われている人を研究した。経歴、背景、自伝。そして動画も見る。情報通に聞く。関係者に聞く。いろんな角度から見つめると、本質が見えてくる。すると小沢一郎のように実は言われているような人ではないことが分かってくるし、言われている以上に悪辣な人。実は隠された秘密がある人とか。テレビや新聞が伝えないことも見えてくる。

トランプも同じ経緯でスタート。僕は脚本家でもあるので、事件にも興味がある。原発事故、ケネディ暗殺、日航123便墜落事件、地下鉄サリン事件、オウム真理教、宮崎勉事件、女子高生コンクリート詰殺人事件。等も勉強した。

ま、ジャーナリストとは行かないが、調べればあれこれ真相が見えてくるもの。上記の内、原発事故、コンクリート事件、は映像作品に結びついた。そして「ドキュメンタリー沖縄戦」も同じスタンス。何が沖縄で起こったのか?それを掘り起こす仕事だった。そんな延長戦で大統領選を分析している。

興味深いのは今回は多くの人が誘導されていること。一番の原因はアメリカを知らない。日本のマスコミが流すフェイクニュース(全て米マスコミの報道)を信じてしまうこと。あれほど安倍政権では大本営発表と言われたのに、それを批判していた著名人や文化人がテレビの情報を鵜呑みにしていることに驚く。あの人も、あの先生も、あの芸能人も。

しかし、僕も沖縄戦を詳しく知らなかった。取材すればすぐに分かることも、聞きかじった知識を信じ込んでいた。「集団自決」=>「集団強制死」であることも知らなかった。こうしてある人たちに都合の悪ことはねじ曲げられ歴史から消し去ろうとするのだろう。調べなければ真実は見えて来ない。

今回の大統領選も同じだ。事実を見抜く能力を磨くのにとてもいい機会だ。かなり「上級編」だが、あれこれフェイクを暴き、真実を求める記事を書いていきたい。(ま、その前に静養だけどね...)



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