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(542)山本太郎さんからメッセージ❣️「沖縄狂想曲」の感想を紹介=ラサール石井さん。東ちづるさん。鳩山由紀夫さん。他。ー動画 [再掲載]



(542)山本太郎さんからメッセージ❣️「沖縄狂想曲」の感想を紹介=ラサール石井さん。東ちづるさん。鳩山由紀夫さん。他。













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作家・山川健一さんが「沖縄狂想曲」を観てくださいました。〜感想を紹介!=1月29日 [再掲載]

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作家・山川健一さんが「沖縄狂想曲」を観てくださいました。
許可を得て、掲載させて頂きます。

山川健一氏。感想

ものすごい映画を見た。太田隆文監督の「沖縄狂想曲」だ。2月3日、東京公開。全国20館で順次ロードショーされる。ドキュメンタリーなのだが、知らないことばかりだった。

日本国憲法の上位に位置し、既に1000回以上開催されながらその内容が隠されたままの日米合同委員会。首相だった鳩山由紀夫氏の告白。辺野古の基地問題は利権なのだと指摘する識者。

コザ蜂起、オスプレイ、日米地位協定。

知らなかった。何から何まで知らないことばかりだった。観て良かった。
「沖縄狂想曲」は危険な映画なのか?

いや、戦後日本が辿り着いたこの歪な現実そのものこそが、危険きわまりないのてある。これを回避しなければ。今ならまだ間に合う。

このヘヴィな現実を描きながら、太田隆文監督は映画の最後で「希望」を見せてくれる。
沖縄国際大学大学院教授の前泊博盛氏が言う。

「沖縄はカナリアだ。沖縄が生きていけなくなった時、日本の息の根も止まるのです」

本当にその通りだと思う。

多くの人達がこの映画を観るべきだ。

そして、沖縄を平和のハブに据えた温かな東アジアの構想に想いを馳せましょう。

余談だが、僕は太田隆文さんを、彼がまだ少年の面影を残す頃から知っている。病に倒れながら、彼は不屈の精神でたち上がりこの映画を完成させた。頭が下がる。この映画で、太田隆文は日本を代表する映画監督の1人になった。映画を観ることで、この稀有な才能を支えましょう!













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久々の新作配信❣️「太田監督、私の映画部屋」 ー「ドキュメンタリー沖縄戦」舞台挨拶@横浜ー2023 [再掲載]



久々の新作配信❣️「太田監督、私の映画部屋」

「ドキュメンタリー沖縄戦」舞台挨拶@横浜ー2023/8 配信スタートです♪

脳梗塞で再起不能?の話。

宝田明さんの思い出。

新作映画の公開予定。

YouTubeにて 

youtu.be/FiRIO2t9FVg @YouTube











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もう日本で反戦映画が作れない理由②=政府が怖いだけでない別の問題。(改訂版) [再掲載]

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沖縄戦を題材とした劇映画が作れない理由②=政府が怖いだけでない別の問題。(改訂版)

戦争映画が今、日本で作りづらい状況だ。安倍政権以降。戦争できる国にしたい人たちは「戦争の悲惨さを伝える映画」を作ってほしくないからだ。企業もそんな流れに逆らい、戦争の悲劇を伝えよう!とは思わない。

まして「沖縄戦を映画にしよう。企画を通そう!」という映画会社は皆無。「政権に睨まれないようにせねば...」という意識が働く。沖縄戦こそが県民を捨て石にして、本土を守ろうとした非人道的な戦闘の代表。そんな事実は封印せねば、次の戦争が始めづらいという話を前回書いた。が、本当の意味で悲しみを伝える戦争もの。特に沖縄戦を映画化できないのは他にも理由がある。

まず、金がかかる。戦争ものは高額の製作費がかかるものだが、他の戦闘なら東京に住むスタッフが車で行ける御殿場(静岡県)あたりで撮影できるが、沖縄戦は沖縄ロケが必要。車では行けない。飛行機代。宿泊費がかなり必要。また、沖縄には火薬を持ち込めない規則がある。戦争につきものの爆破シーンが撮れない。そうなると、その場面だけ関東周辺で。あとは沖縄。となると、さらに製作費がかかる。

また「沖縄戦を映画で見たい!」という観客も多くない。というのも関心がないというのではなく、知らないからだ。教科書でも数行。授業ではバタバタ通り過ぎ。終戦記念日のスペシャルドラマでもほとんど取り上げられない。

(その意味で明石家さんま主演の「さとうきび畑の歌」は貴重な作品。でも、今あれを作るテレビ局はないだろう)だから、「見たい!」という前に「知らない」だから、需要のない。おまけに撮影するにもかなりの製作費がかかる。だから企画しないのだ。

ただ、他の戦闘や原爆ものの映画やドラマは製作されている。沖縄戦と何が違うのか? 他の戦闘に関してはアメリカ軍に日本軍が殺される。日本人がアメリカ軍の武器で犠牲になる。という分かりやすい「泣ける映画」パターンになるからだ。もちろん、「アメリカ軍がやったんだ!」と強調しない。どこからか弾が飛んできて当たり、死んでいく。「戦争は悲しいですね〜」と謳う。アメリカの罪は追求しない。多くはそのスタイルだ。

だが、沖縄戦では日本軍が県民を犠牲にする。強制的に軍の仕事をさせる。少年たちを鉄血勤皇隊として戦場に送り込む。住民に死を強要。集団自決させる。という日本人が日本人を踏みつけ犠牲にするという酷い事件が数多く存在する。悲しいですね〜では済まない。許されざる行為。それを映画にしても、観客も嫌な気持ちになる。

「太平洋戦争では日本人は被害者なんだな。戦争はいけないな」とストレートに泣けるが、日本軍が本土を守るために沖縄県民を捨て石にした現実を見せられて、どう思うか? 本当はそんな過酷な現実を見つめることこそが大事なのだが、日曜日の午後。映画館で見たい映画にはなりづらいだろう。

映画会社は社会的な使命を感じていない。お上に目をつけられることはしたくない。本当の戦争の悲劇を伝えて官邸から電話をされたくない。また、過酷な現実を伝える映画は観客も観たがらないだろうと考える。だから、沖縄戦の映画は企画されない。

唯一「ひめゆりの塔」は何度もリメイクされているが、あれはストレートに女子学生達が戦争に翻弄され、アメリカ軍の攻撃で死んでいくという悲劇に当てはまるので映画化されたのではないか? あれはあれで意味ある作品だが、沖縄戦の一部でしかない。

他の戦闘も伝えるべき意義があるのに、映画化されないのは、先にあげた、あまりにも酷い、耐えられない非人道的行為が繰り返されているからだ。そんな現実を伝えることこそが大事なのだが、それをやろうとする映画会社もテレビ局も今はない。

なぜ、今、沖縄戦を伝えるべきか?というと、現在の567対応、オリンピック等が沖縄戦と同じ構図になっているからだ。国民を捨て石にして、政府が自分たちを守ることしか考えていない。国民がどれだけ犠牲になろうと平気。76年前と変わってない。

何が原因か?何がいけなかったのか?歴史から学ぶことができる。今こそ振り返るべき歴史。そのためにも映画化すべき。映画は「人々が見たい作品」を作るだけではなく「人々が見なければならない映画」も作ることが大切。それこそが映画作家の仕事のはず。なのに、それができない現実を噛み締めている。


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沖縄戦を題材とした劇映画が作れない理由=政府が怖いだけでない別の問題。 [再掲載]

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沖縄戦を題材とした劇映画が作れない理由=政府が怖いだけでない別の問題。

戦争映画が今、日本で作りづらい状況という話を前回した。安倍政権以降。戦争できる国にしたい人たちは「戦争の悲惨さを伝える映画」を作ってほしくないからだ。だから、最近の戦争映画は「日本兵は素晴らしかった」とか「大和は悲劇のヒーローだ」みたいな作品。反戦映画と謳っていても、ただ、死んでいく人を描いただけで、「なぜ、戦争は始まったのか?」「誰に責任があるのか』ということはスルー。「いっぱい日本人が死んだよー」「悲しいよー」で終わりだ。

そんな時代。沖縄戦を劇映画で描くのはもっと難しい。「ひめゆりの塔」は何度もリメイクされているが、あれは沖縄戦の一部にしか過ぎない。他にも様々な悲劇があるのに、それらが映画化ドラマ化されない。というのは沖縄戦を描くと日本軍の蛮行。非人道主義に触れなければならないからだ。日本政府は沖縄を捨て石にして、県民がいくら犠牲になろうと、本土決戦を準備する時間を稼ごうとした。そのために県民の4分の1が死んだ。

軍は県民の14歳から70歳までを動員。戦争準備等に駆り出した。賃金も払わず、軍の食事、準備、弾薬の運搬、飛行場作り等をさせた。中学生は鉄血勤皇隊として戦場に出された。県民の避難計画はなく、軍が県民を防空壕から追い出す。食料を取り上げる。最終的に邪魔になった県民に自決命令まで出されている。人を人とも思わぬ日本軍の蛮行。沖縄戦を描くとそこを避けて通れない。ももう一度戦争をしたい勢力にとって封印したい歴史なのだ。

実際、彼らが作る教科書からは沖縄戦の記述は5行。集団自決等の事実は全て消しされれ「日本軍はよく戦い。県民もよく協力した」という戦争を肯定するかのような記述。その教科書で高校生に教えようというのだ。そんな彼らが支持する安倍政権。総理が辞めても閣僚の多くはあの団体に所属している。政権だけでなく、企業も、そんな勢力に逆らい、沖縄戦を伝えよう!とは思わない。実際、この数年は終戦記念日前後のスペシャルドラマで戦争ものの数が減っている。

まして映画で沖縄戦に出資しよう。企画を通そうという映画会社は皆無。「政権に、団体に睨まれないようにしよう」という意識が働いている。また、沖縄戦を劇映画にするには金がかかる。他の戦闘なら御殿場あたりで撮影できるが、沖縄ロケハ大変だ。車では行けない。飛行機代。宿泊費がかなり必要。また、沖縄には火薬を持ち込めない規則がある。戦争につきものの爆破シーンが撮れない。そうなると、その種の場面だけ関東で。あとは沖縄。となると、さらに製作費がかかる。

さらに「沖縄戦を見たい!」という観客も少ない。「永遠の」何とかみたいに嘘ばかりでも泣ける映画が見たいと考える。そもそも、沖縄戦に関心がある人が少ない。映画界にもほぼいない。学校でも沖縄戦は教えない。ニュースでも触れない。NHKの上部だけのドキュメンタリー。それも過去に放送したっきり。だから、映画会社も沖縄戦では儲からないと判断。企画しない。でも、だからこそ、沖縄戦を映画化するべきなのだ。

今の時代。567対応、オリンピック。沖縄戦と同じ構図だ。国民を捨て石にして、政府が自分たちちを守ることしか考えていない。国民がどれだけ犠牲になろうと平気。全く同じ。76年前と変わってないことを痛感する。何が原因か?何がいけなかったのか?歴史から学ぶことができる。沖縄戦は今の時代に見つめ直すべき歴史なのだ。

だが、どこの企業も金を出さない。どの作家も興味を持たない。中にはドキュメンタリー映画を撮り、描いてはいけないところまで描いて、スポンサーに嫌われた人もいるようだ。結局、DVDもテレビ放送も止められたと聞く。沖縄戦の真実を描くと、そうなるのだろう。しかし、今こそ振り返るべき歴史。「人々が見たい映画」を作るのではなく、「人々が見なければならない映画」を作る。それこそが映画作家の仕事のはず。なのに、それができない現実を見つめるしかない。



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「日本人は戦争の犠牲者」?それとも加害者?=戦争映画で描かれないものとは? [再掲載]

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「日本人は戦争の犠牲者」?それとも加害者?=戦争映画で描かれないものとは?

日本の戦争映画。近年、多いのは「日本人は立派に戦った!」という手の映画。あの作品が代表だが、とても評価できないない。まるで修正された歴史の教科書だ。以前、多かったのは「こんなに多くの人が犠牲になった。もう戦争をしてはいけない!」ーこれはこれで意味あるものだが、言い換えれば「日本人は被害者だ!」と主張している感じもあり、加害者としての日本を描かないと公平でないように思える。

ただ、犠牲を悼み、戦争を繰り返さないということは必要。その意味ではこの手の作品も重要ではある。が、映画は娯楽という面も強いので、加害者として描くより、被害者として描いた方が「観客が泣ける」ということがある。そちらの方が多く作られる。加害者の面を描くと、日本の客が見て辛い気持ちになる。入場料を払ってそんな思いはしたくないので、映画会社もその手の作品を積極的には作ろうとしなかったのだろう。

「ドキュメンタリー沖縄戦」を担当して以来。太平洋戦争には興味を持ち、いろんな映画を見てきたが、感じるのは「悲劇」を強調する作品が多いこと。後者のタイプだ。もちろん、「人間の条件」「戦争と人間」のような加害者である日本を描く作品もあるが、圧倒的に「被害者」としての側面を描く。そして軍目線の作品が多い。軍旗もの的なものだ。

何だか歴史の勉強。「知ってるつもり」戦争編のような感じで、勉強にはなるが、何か他人事、別の世界の物語。時代劇のような自分とは関係のないことに思えてしまう。また、戦争責任も「軍部の暴走」として簡単い節明していることが多い。血気盛んな将校たちを俳優たちは演じているが、その背景となったのが何か?よく分からない。また、日本人が戦争に飲み込まれていく過程を描いた作品も見かけない。

ただ、戦後。75年。終戦から時間が経たないと描けないことがある。例えば家族を戦争で失った関係者が、それを小説にしろ、映画にしろと言われても、最初は悲しみを描くしかできないはずだ。冷静になる時間が必要。しかし、今は時間が立ち過ぎて当時を知る人がいなくなり、それを描く作家がいなくなるという時期に来ている。だから、近年の映画は「戦争への憧れ」で作られるものがある。本当の悲しみを知らないから、かっこよさに惹かれ、美化したものになる。

果たして海外の作品はどうか? アメリカでも映画「グリンベレー」まではベトナム聖戦だったが、そこから「ディア・ハンター」「プラトーン」と悲しみと無意味さを描く作品が出てきた。が、いまだに「ベトナム戦争」の根本的な意味を問う作品は出ていない。そこは日本と同じ。だが、日米ともにそれを描かなねばならない時期ではないか? そんなことをあれこれ考える。



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「考える力」を育てない日本の教育。国にとってめっちゃ都合いい。=戦時中と同じ手法ってマジ? [再掲載]

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「考える力」を育てない日本の教育。国にとってめっちゃ都合いい。=戦時中と同じ手法ってマジ?

「与えられたことを確実にこなす」優秀なサラリーマンを育てる教育。日本を経済大国にするためだった。これは分かる。「考える力を育てない教育」は上から指示したことに疑問を持ったり、批判したり、意味を考えたりされると面倒だから。考えずに言われたことをする人材が会社や政府は必要なのだ。なんて都合のいい人たちなんだ!という国民を育てて来た。そこまでは分かる。成果は上がり一時は経済大国になった。が、その教育は他にも目的があるだろう。

例えば「日本を戦争ができる国にしたい!」と思う人たちがいたとする。戦争放棄。軍隊を持たないという国。でも、国民の多くは「考える力」がない。だから、「アメリカとより仲良くなって平和を守る法案です」と言えば、深く考えないので「それはいいね!」と反対しない。「戦争準備をしていることが知られるとヤバイから、あれこれ秘密にしたい」と思えば「特定秘密保護法」表向きは「外国のスパイから機密情報を守るためです」と言えば「それは必要だよね!」と理解してくれる。

一部の「考える人」たちはその企みを見抜き反対するが、多くは気づかない。テレビや新聞を戦時中のように抑え込み、大本営発表にすれば国民はそれを鵜呑みにする。「野党は不甲斐ない」「悪夢の民主党時代」と連呼すれば「その通りだ!」と思い込み、一部は「やっぱJ党だ」多くが「投票したい党がねえなあ」と棄権してくれる。こうして自分たちの勢力を確保しながら、戦争に向かって突き進める。そして企業と共に大儲け!

こんな風に支配層が苦労せずに権力を維持し、好き勝手な政策を進められるようにすることも「教育」の目的ではなかったか? 戦時中に行われた沖縄の皇民化教育。これはまさに都合のいい人材を育てるためのもの。国民は自らを犠牲にしてでもお国のために尽くすという教育だ。

「ドキュメンタリー沖縄戦」でその辺も詳しく描いているが、その事実を知った時。ああ、それは戦時中だけではなく今も同じであることを痛感した。いつの時代も支配者が国民を操る方法は同じ。人々に「考える力」を持たせないこと。日本人は戦中に続き、また同じ手法にハマっているようだ。



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文科省合格の教科書と不合格のもの。沖縄戦を比較。軍の関与ありなし!? [再掲載]

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上、教科書。沖縄戦の説明は見開き2ページ。集団自決は軍が関与との記述あり。

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下、教科書。歴史修正主義者団体が作ったもの。沖縄戦はたった5行。集団自決の記述なし。「沖縄県民はよく協力しました」との記述に目を疑う。

協力=集団自決ということか?軍の無謀の作戦で多くの県民が動員され犠牲になったことにも触れていない。両者を見ればあれこれ背景が分かる。ちなみに、文科省が検定で合格にしたのは上の見開き2ページの教科書である。よかった。


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戦争反対!と叫ぶだけでは止められない=なぜ、戦争は始まるのか?誰が推進するのか?を考えよう [再掲載]

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戦争反対!と叫ぶだけでは止められない=なぜ、戦争は始まるのか?誰が推進するのか?を考えよう

学校の授業で習った歴史がどれほど役に立たないか?を痛感している。年号と事件の内容を暗記するだけ。考えると、太平洋戦争が起こる流れも把握していない。そもそもは日中戦争なのだ。そんな流れを理解しなければ歴史を学んだことにならない。戦争がどのようにして始められるか?はアメリカの戦争を見るとよく分かる。ベトナム戦争は「アメリカの潜水艦が北軍に攻撃された」と言う嘘をきっかけにスタート。

イラク戦争は「イラクは大量破壊兵器を持っている!」と言うデマを信じて始めた(実際に見つかっていない)。太平洋戦争はABCD包囲網で日本を追い詰め、戦争をしなければならないようにして真珠湾を攻撃させた。嘘やデマ。あるいは敵を経済的に追いつめる。そして先に手を出させて開戦というのがパターンのようだ。

無理やり戦争をしている感じがする。子供の頃のイメージではあれこれ国際会議で揉めて、話し合いでは決着がつかず、武力に打って出る。あるいは、国土の拡張、植民地を増やすために武力で侵略すると言うのが戦争だと思っていた。が、アメリカの手法を見ると、戦争こそが目的ではないか? そのためにイチャモンをつけたり、嘘をついたりしているように思える。

あれこれ調べていくと、まさにその通り。先の「領土拡大」「植民地を増やす」と言うことは過去にはあったが、今はむしろ「戦争」そのものが目的になっている。その理由は儲かるから。戦争をすれば戦闘機や戦車、武器、弾薬が必要だ。その種の企業が儲かる。国が大量に買い上げるからだ。戦闘関係だけではない。車、衣服、食糧、も軍は大量に買い上げる。最近は禁煙が定着しているが、これまでは大量のマルボロも軍が買い上げ兵士に配給した。だから、戦争をするとマルボロは儲かる。あと、コーラも同様だ。

マスコミも同じ。戦争になると新聞、雑誌が売れる。テレビの視聴率が上がる。軍需産業を含めそれらの企業すべてが儲かる。だから、戦争をやりたがる。調べるとアメリカは10年に1回戦争をしている。そして、最近の戦争は無理やり起こしているような感じがする。儲かるのだから、やらないはずがない。先の企業が全てグルになったのが軍産複合体。巨額な収入を上げる。そのために戦争をしてくれる政治家を応援する。多額の支援。配慮。それにCIAが参加、お膳立てをする。それがアメリカの戦争ビジネスなのだ。

しかし、日本も同じようなことをしている。日中戦争のきっかけは中国の満鉄を過激派に攻撃されたと言うことで、関東軍が応戦したことから始まる。が、戦争を起こすための自作自演だった。そこから日中戦争が始まり、満洲建国に進む。そこには昭和不況から脱するためにはかいが進出して、経済を立て直す必要があったからだ。こうして見ると、日本も金儲けのために戦争をしていたことが分かる。教科書にも出てきた「財閥解体」と言うのがあるが、なぜ、財閥を解体する必要があったのか?
アメリカと同じように財閥と軍が一体となって戦争を進めてきたからだ。危険なので解体した。

だが、その辺の関係性を日本のメディアはほとんど報じない。映画やドラマでも描かない。唯一「戦争と人間」で財閥の暗躍をつづっている。ハリウッド映画でもほとんどない。先に紹介した大企業が儲かるように、日本でも同じように財閥が軍を支え、儲けに走ったのだろう。日米ともに同じ構図。つまり、戦争は政府や企業が儲かるビジネスなのだ。だから、やめられない。安倍内閣が「日本を戦争ができる国に戻した」のも同じ理由だろう。戦争で儲けたい人たち、会社はたくさんある。

その側面を見ずに、「戦争反対」「戦争はいけない」と叫んでも、巨額の宣伝費を使い、マスコミや企業が国民を誘導すれば、太平戦争時と同じように、簡単に「欲しがりません。勝つまでは!」と連呼。「これは祖国を守る戦いだ」と言い出すだろう。同じ構図が原発推進であり、オリンピックだ。企業が儲かるので政治家たちはゴリ押しする。国民はすぐに誘導されてる。戦争と同じだ。

戦争はどのように始まるのか?誰が推進するのか? そこを見つめないと、同じ過ちを繰り返すことになる。「戦争反対」だけでは止めることはできない。


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戦争は企業と政治家が大儲けするための大イベント=いかに国民を誘導して正義の戦いと信じ込ませるか? [再掲載]

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戦争は企業と政治家が大儲けするための大イベント=いかに国民を誘導して正義の戦いと信じ込ませるか?(改訂版)

最近、多くの日本人が「考える力」を失っていることを痛感する。整合性を考えればすぐにカラクリが分かりそうなことでも、政府やマスコミの言葉を疑わずに鵜呑み。誘導されていることに気づかない。それこそが「3S政策」と「日本の教育」=暗記が中心で考える力を育てない=の成果なのだろう。当然、資本家たちの思惑、海外の動きに気づかない。

それを指摘する人がいても「陰謀論だー」とレッテルを貼り「こんなこと信じるバカがいるぞ〜」と有頂天になる。自分に考える力、物事を見抜く力がないことに気づかない。だが、分かりづらい海外の話も日本に置き換えてみるとよく分かる。例えば大企業が自民党に献金する。その代わりに自社に都合のいい法律や条例、規則を作ってもらう。それらが執行されれば、その企業の製品が売れ。大儲けできる!

食品の場合。添加物を加えることで長持ちする。売り場に長く置ける。儲けが増える。添加物なしだと短い期間で廃棄せねばならない。売り上げが下がる。(以前に紹介したソーセージ。常に言われる食パン等)でも、添加物は健康を害する成分がある。すぐ死んだりはしないが、長期間摂取すると健康を損なう。だが、添加物を入れないと大儲けできない。

そこで多額の献金を政治家にする。規制を緩和してもらい、その種の添加物を合法にしてもらう。ただ、その食品を食べてもすぐには死なない。年月をかけて体を蝕む。病気になって死んでも、因果関係は証明しづらい。国は国民を守るより、企業の利益を守ろうとする。

その大掛かりなものが戦争だ。例えばニクソンは「ベトナム戦争を止める」という公約で出馬。大統領になった。が、就任すると「ベトナム戦争を続けるべきだ!」と言い出した。テレビに出て国民を説得。さらに多くの若きアメリカ兵がベトナムで死ぬことになった。もともとはベトナム国内の戦争。アメリカには関係ない。

だが、戦争をすると、大量の武器を国が業者から買い上げる。税金を使って購入する。軍需産業は大儲けだ。それら大企業がニクソンに多額の献金をした。様々な支援をする。「戦争を続けてほしい」ニクソンは公約を翻して戦争続行を決める。軍需産業は大儲け。ニクソンも巨額の献金で政治力をつける。さらに多くのアメリカ兵が死んで行く。先の食品と同じ構図だ。

ベトナムで使われた主力銃の一つがM16。「ゴルゴ13」で有名。アメリカ国内ではSWATが使っている。だが、当時、開発されたばかりで欠陥があり、弾詰まりを頻繁に起こしたという。それが発覚したのは大量生産後。バレると大変だが、売らないと大損。ベトナム戦争を終結しようという動きもある。

先の手法を使う。戦争を続けさせることで欠陥あるM16を売りさばいた。戦場で弾が詰まり、北軍に先撃たれて米兵が死んでも、弾詰まりが原因とは分からない。そんな話を思い出す。

このように裏側やカラクリを説明すると「陰謀論だー」と騒ぐ人たちがいる。そもそも世の中に陰謀がない訳が無い。裏口入学だってある種の陰謀。スピルバーグだって新作映画をパクられないように、別のタイトルで別の内容の映画を準備中!とディスインフォメーションを流したこともある。それも陰謀の一種。そんなことは現代社会に溢れている。

ただ、大企業や政治家たちの陰謀はバレると困る。利益や権力拡大が止められる。だから、何事もないように、「汚い手法は使っていないよ〜」と体裁を整える。それをマスコミは暴露しない。お仲間だから。ただ、SNS の普及で指摘する人たちが出て来た。それを「陰謀論だー」と否定するのは、企業や政治家にとってとてもありがたい存在。

ネトウヨと同類。安倍政権に都合の悪いことを言うと、彼らが攻撃し黙らせようとしていた。でも、ネトウヨの一部は政権に操られる存在で、ギャラも出ていたそうだ。対して「陰謀論だー」は自主的にやっている。賃金も貰わず国や大企業の利益を守るために、疑惑追求する人をバッシングしている。本当に危篤な人たち?梅さん、金一封出してもいいね。

戦争に関しても同じ。戦争は自然発生しない。悪の枢軸を作り上げ、正義の戦争をする!と思わせて、企業と政府が大儲けする大イベントなのだ。ーオリンピックもねーその辺がこの数年で見えて来た。どんな情報も鵜呑みにしてはいけない。レッテルを貼って終わらせてはいけない。自分であれこれ考えて真実を探そう。それが今の時代を生き抜くことに繋がる。


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太平洋戦争のペリリュー島の戦い(米vs日本)を描いた漫画「ペリリュー」 [再掲載]

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この島の戦闘は全く知らなかったが、こんな悲しい、理不尽なものであったこと強く感じた。それをこの作品は見事に描いている。クライマックスの投降では、仲間同士で殺し合わねばならない無念さ。沖縄戦の集団自決を思い出させる。

敵と向かい合うのではなく、同じ日本人同士が傷つけ合う。でも、それが戦争なのだ。「はだしのゲン」「あとかたの街」「この世界の片隅で」等と並ぶ戦争漫画の傑作。ぜひ、全国の学校図書室に置いて欲しい。


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漫画家たちの戦争シリーズ。5冊目。戦争を見つめる。 [再掲載]

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漫画家たちの戦争シリーズ。5冊目。戦争を見つめる。

水木しげる、松本零士、楳図かずお、手塚治虫。白土三平。


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これが戦争だ。ーという言葉では弱すぎる沖縄戦の過酷 [再掲載]


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「ドキュメンタリー沖縄戦」とても評判がいい。見た方のほとんどが「これは日本人が今、見るべき作品」「子供たちに見せるべきだ」と言ってくれる。

「戦争はいけない」

と人はいうが、その戦争とはどういうものか?なかなか理解できない。学校の授業ではまるで分からない。NHKの番組でも伝わって来ない。戦争映画を見ると、悲劇というより、勇敢な兵士の物語に思える。近年のスピルバーグの「プライベートライアン」を見ると戦場は凄惨だと感じるが、ある意味で凄惨なのは当然とも思える。

日本の戦争映画になると、

「死に行くものは美しい」という作品さえある。それを見て戦争に憧れる若い人もいるだろう。結局、戦争とはどんなものか?が伝わらない。そこで沖縄戦を考えた。悲惨な戦争と聞いていた。でも、戦争は悲惨なものだ。殺し合いだ。だが、沖縄戦はそれ以上だった。戦争を超えている。地獄という言葉でも弱いくらいだ。

50年も生きてきて、あれこれ聞いたり見たりしてきて、これが戦争だと痛感した。兵士が殺し合うだけではない。住民が殺されるだけでもない。味方の兵士が住民を殺し、食料を奪う。兵士が住民に子供も殺せ!と命令する。兵士が住民に自決を命じる。親が子供を殺す。信じられないことの連続。それが沖縄戦。それが戦争なのだ。

だから、見た人はいう「日本人が今、見るべき映画だ」と。そして戦争だけではない。歴史だけではない。日本の未来と世界が見えてくる。子供達の将来を考える機会となる。だから見て欲しい。


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日米の戦争映画が絶対に描かないこと=「俺たちは被害者だ」「私たちは英雄だ」それでは見えてこないもの? [再掲載]

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日本の戦争映画について、もう一度書く。太平洋戦争の映画でアメリカ兵が出て来ないものが多い。一つには日本に住む外人で俳優をやっている人が少ない。ギャラが高いということがある。アメリカのように、白人、黒人、アジア人といろんな俳優がいないということがある。

が、1番の問題はアメリカからクレームがつくことを恐れていると思える。アメリカ人が日本人を大量に殺害したーその通りだが、それを描くことで、関係者や政府からクレームを付けられることを避けたいのだろう。また、「多くの日本人がアメリカ兵に殺された!」という映画を作ることで、憎しみを煽る結果になるのも問題だ。それらがあるので、日本映画にはアメリカ兵はあまり登場しない。

日本兵がジャングルを進んでいると、どこからともなく銃弾が飛んで来て撃たれる。という描写が多くなる。敵の姿を描かず、遠くから撃ってくるという場面になりがち。観客は敵はアメリカ軍だと分かってはいるが、米兵が引き金を引くシーンや機関銃を乱射する描写はほとんどないので、自然災害で日本人が死んで行くようにさえ見える。おかしな話だが、確かに、それら描写を入れると「アメリカ人憎し」の気持ちを持たせることにも繋がる。そこは映画のテーマではない。

昔の日本映画は日本軍の蛮行をしっかり描いていた。そこだけ見ると戦争で一番悪かったのは日本軍ではないか?とさえ思える。先の通り、米軍の蛮行や殺戮行為はあまり描かれないので余計に強調される。一つには戦後の反省があっただろう。軍部の暴走で戦争に慢心した部分はある。また、戦後のGHQの政策で日本人に罪の意識を植え付けるというのもあった。アメリカを憎まず。軍部の暴走こそが悲劇を生んだという刷り込みも行われた。日本人もその路線に乗り、軍部批判を盛んにしていた。マスコミもその路線。映画もそれに準じた感がある。

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だが、考えてみよう。映画ではなかなか描こうとしないが、そもそも日本はなぜ、太平洋戦争を始めたのか? 真珠湾奇襲は皆、知っているが、なぜ、真珠湾をトラトラトラ する必要があったのか?ABCD包囲網があり、日本は戦争に踏み切るしかない状態に追い詰められたからだ。それを持って「日本は自ら戦争を望んだのではない。アメリカに追い詰められたのだ」だから「侵略戦争ではない」という人がいる。

「追い込まれた」と言えば「仕方ない」というイメージがあるが、そもそも日本は日中戦争を続けていた。昭和恐慌を乗り切るために大陸に進出。経済問題を打破しようとした。満州を手に入れたかったのだ。これは侵略。太平洋戦争だけを見て「アジアの解放」とか「追い詰められての戦争」というグループがいるが、そもそもは侵略戦争なのだ。

それは悪だ!というのも違う。あの当時、すでにアジアの多くの国は列強に侵略され植民地にされていた。日本はそれを「解放」と言いながら、自分たちが列強に変わって統治することが狙い。また、この時代は侵略することで国が豊かになるという方針をどの国も取っていた。それを今の価値観で「侵略はいけない」と批判するのはおかしな話だ。

また、アメリカは日本の植民地化を狙っていたはずだ。が、国民は戦争に反対。ヨーロッパだけで大変なのに、アジアで戦闘する必要はないと考えた。だから、ABCで追い詰めて日本から戦争を始めるように仕向けたかったはずだ。日本は見事に罠にハマり、真珠湾を攻撃。世論は激昂。「リメンバーパールハーバー」となり、アメリカは「正義は我にあり」「日本の暴走を止める」という名目で戦争を始めることができた。

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こう考えると、どの国も、自国の利害のために侵略し、戦争し、植民地を増やしたかった。それが戦争と言える。にも関わらず、多くの日本映画は「日本人は犠牲者です」というものが多い。日本政府が始めた侵略戦争。そこで負けたからと被害者顔するのはどうか?

同じ目的で戦争を始めたアメリカは、ナチスや大日本帝国の野望を止めるための戦いであったかのようなポジションに立ち。日本に民主主義を教えたかのように戦後は日本人に教育した。だが、日本もアメリカも要は儲けるために、植民地を増やすための戦争だった訳で、綺麗事を並べても、被害者打ってもそれこそが目的で戦争をしたのだ。が、そのことを日米共に映画では描いていない。

日本は「被害者である」アメリカは「戦争を止めるための戦いだった」ーそこで描かれないのは日本人もまた加害者であること。アメリカは利害のための戦いだったこと。そしてアメリカ人は勝者と言うだけでなく、被害者の一面もあると言うこと。第二次大戦の映画はほとんどが、英雄物語だが、ベトナム戦争になると違ってくる。

「ディアハンター」はまさに「アメリカ人は被害者である」ことを描いた作品。そして「プラトーン」は「英雄というよりも、加害者であったアメリカ」を描いている。だが、描けていない面がある。アメリカで言うと、「では、誰が得をしたのか?」多くの国民が死んだが、それで儲けたやつもいたはず。それを描いたアメリカ映画はまだないだろう。

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それは日本も同様。戦争には負けたが、戦争で儲けようとした人たち、企業(財閥)が存在した。負けたにも関わらず、大儲けした人たちもいた。A級戦犯に問われながらも、無罪釈放となり、戦後は巨大な力を持ち、黒幕として活躍した人たちもいた。政界に進出。総理大臣になった者もいる。彼こそが先の総理の爺さんだ。処刑された東條英機は描かれるが、生き延びたA級戦犯は描かれたない。そして日米ともに、金儲けのために戦争を推進した人たちにも触れない。

戦争を始めた人たちをクローズアップせず、被害者にばかりカメラを向けて「我々は犠牲者だ。戦争はいけない」と繰り返しているばかりに思える。近年はそれらに加えて、「あの戦争は日本を守るためのものだった」「多くの犠牲のおかげで日本は守られた」と言う?????な解釈をする人たちも出て来た。美化して、脚色して、また戦争をするためのイメージ作りをしているのだろう。

どの国も裏にいて、傷付かずに、大儲けした人たち。企業。財閥をクローズアップしない。「戦争はいけない」と言いながら、誰が何のために戦争を始めたか?は考えようとしない。そこを見つめなければ戦争を止めることは出来ないのではないか?そんなことを考えている。


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戦争を知らない子供たち。原爆を知らない。沖縄戦を知らない。 [再掲載]

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戦争を知らない子供たち。原爆を知らない。沖縄戦を知らない。

「嘆かわしい..」と言う大人たち。

違う。戦争を伝えない大人の責任。

僕を含めた映画人、表現者たちの努力不足。

そちらが問題なのだ。



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「漫画家たちの戦争」ー出征と疎開そして戦後ー読み終わる。 [再掲載]

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「漫画家たちの戦争」ー出征と疎開そして戦後ー読み終わる。


のび太君のお父さんも戦争体験者だった。それは少し笑える話もなっていたが、あとは涙なしで読めない。手塚治虫の体験談。ホタルの墓、この世界の片隅で、名作ばかり。小学校におくべき漫画。


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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介「あとかたの街」名古屋大空襲 [再掲載]

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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介「あとかたの街」名古屋大空襲

このところ戦争を描いた漫画を数多く読んだ。そんな中でこの「あとかたの街」はお勧め。太平洋戦争中の名古屋大空襲を描いた作品。「この世界の片隅に」と並ぶ名作。同じく少女を主人公に家族を描いた物語だが、涙なしに読めない。当時、名古屋で過ごした少女時代の母をモデルにしている。

広島原爆や東京大空襲は映画やドラマで知っていたが、名古屋もまた過酷な空襲を受けていたことを知る。この作品を読んでいると、自分がその時代に、その家族と行動をともにしているような気持ちになる。

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同時に、当時の生活。何を着て、何を食べて、何が楽しみで、街はどのようであったか?が分かる。あれこれ読んだが一番、胸に残ったのはこの作品。読んでいて感じたのは僕の監督作「朝日のあたる家」戦争版という物語。放射能で家をなくす、空襲で家が燃える。少女視点で描く家族の悲劇という部分が共通する。

意外に最近の本で、2015年出版。まだ、アニメにもドラマにもなっていないはず。ただ、映画化すると5ー10億円はかかる。アニメ化なら3億くらいで出来るのではないか? 本当にいろんな形で伝えたい物語だ。講談社、著・おざわゆき。全5巻。amazonでも買えます。


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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介②「漫画家たちの戦争」 [再掲載]

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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介②「漫画家たちの戦争」

「漫画たちの戦争」こんなシリーズがあること自体を知らず、これら巨匠作家たちがこのような戦争漫画を描いていることさえ知らなかった。あちこちの雑誌から戦争漫画を集めて来て、テーマごとにまとめたシリーズ。多分、図書館や学校がターゲットの商品なのか? 発行部数が少ないので値段はかなり高いが、それだけの価値があるシリーズ。

9冊あるシリーズの中で特にお勧めの2冊を選んだ。「沖縄戦と原爆投下」は中沢啓治(はだしのゲン)、池田理代子(ベルサイユの薔薇)、川崎のぼる(巨人の星)、水木しげる(ゲゲゲの鬼太郎)らが描いた作品を収録。特に川崎のぼるの「黙祷」は声を上げて泣きそうになる。梅本さちお著「ああ沖縄健児隊」も悲し過ぎる。僕も取材した沖縄戦を描いた物語だ。

「引き揚げの悲劇」ちばてつや(あしたのジョー)、石坂啓、巴里夫、弘兼憲史(課長 島耕作)、おざわゆき、望月三起也(ワイルド7)らが描いた作品を収録。巴里夫の「赤いリュックサック」も涙なしで読めない。これは本当に辛すぎる。満洲から引き揚げてくる家族の物語。おざわゆきは先に紹介した「あとかたの街」の作家。「不毛地帯」と同様、シベリア抑留を描いたもの。絶望的な物語が心に刺さる。そして、「課長島耕作」等はあまり好きでないのだが、弘兼憲史の「海峡」も涙なしでは読めない。ソ連の侵攻で娘を北方領土に残さざるを得なかった父の悲しみ。

何でこんな酷いことが起こったのか?なぜ、罪もない家族が引き裂かれ、苦しまなければならないか? それが戦争であることを痛感する。1冊3500円(金の星社)ハードカバー。単行本サイズ。かなり高価だが、これだけの作品が集められただけでも意味がある。amazonで発売中。全国の学校図書館においてほしい。歴史の授業より、これら漫画が戦争を伝えている。

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沖縄戦は沖縄を守る戦いではなかった?=住民を犠牲にして本土防衛の準備。それが事実。 [再掲載]

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沖縄戦は沖縄を守る戦いではなかった?=住民を犠牲にして本土防衛の準備。それが事実。

戦争はいきなり始まらない。国や企業が年月をかけて国民を洗脳、憎しみを掻き立て、国民自ら「戦わなければ!」と思うように誘導して始める。戦争はビジネス。多くの企業が儲かる。

マスコミも儲かる。だから、全面的に協力、サポートする。都合の悪いことは報道しない。ひたすら国民を戦争に突き進むように誘導する。企業が儲かれば政治家たちには莫大な献金が入る。そのことで彼らは権力を拡大できる。より大きな力を持てる。それが戦争だ。

そのために悪の枢軸を仕立て上げる。太平洋戦争時、日本はアメリカを「米英鬼畜」と呼び、アメリカは「リメンバー・パール・ハーバー」と叫んだ。どちらも国民の憎しみを掻き立てるもの。ベトナム戦争でアメリカは「ストップ・ザ・コミュニズム」と叫んだ。「共産主義を止めろ」そのためにアメリカは頑張っているのだと国民に告げた。いずれも単なる建前。戦争をすることで儲かるので推進したのだ。

しかし、イラク戦争あたりからバレて来た。「大量破壊兵器を所持している」と因縁をつけて、アメリカはイラクを攻撃した。日本も小泉総理が「確かな証拠を私も見せられた。賛同する」と支援した。が、大量破壊兵器は出て来なかった。911の黒幕がフセイン大統領という訳でもなかった。

要は無実の国に因縁をつけて戦争を仕掛けただけ。ベトナム戦争でアメリカが参戦するきっかになったトンキン湾事件も同様。「アメリカの潜水艦が撃沈された!」というものだが、それも事実ではなかった。要はありもしない事件を仕立てて戦争を始めた。そして多くの軍需産業が大儲けしした。

アメリカだけではない。日本も同様。「満鉄が中国のパルチザンの攻撃を受けた!」と関東軍が反撃に出たのが日中戦争の始まり。だが、それは関東軍の自作自演。満洲を日本の支配下に置くため。そこから10年に渡る戦争がスタート。やがて太平洋戦争に発展していく。どの国も同じ。「祖国を守るための戦い」とか言いながら、実は金儲けのため。

沖縄戦も同じように信じられない事実がある。近年「沖縄の犠牲の上に日本が守られた」とかいわれるが、違う。日本政府は最初から沖縄を守る気がなく、見捨てていた。沖縄の戦闘を少しでも長くして、時間稼ぎをしている間に本土防衛の準備をする。それが目的。その捨て石になったのが沖縄である。

決戦直前に沖縄在留の32軍の最精鋭部隊を台湾に転属させ、その穴埋めに県民を動員。14歳から70歳までの一般人を様々な形で軍に協力させた。あるいは戦闘に参加させている。さらに、足手まといなるであろう時、住民に自決命令を出し集団自決をさせている。

その他の住民の避難誘導もほとんどなく、軍民一体といい、行動を共にすることで、多くの住民が戦闘の犠牲となった。結果、県民の4人に1日が犠牲となる。日本政府は最初から沖縄県民を守る気はなく、本土防衛しか考えていなかったのだ。

そして今「沖縄の尊い犠牲で本土は守られた」と、どの口がいうのか?いや、確かに沖縄住民が犠牲になっている間に本土防衛を準備。米軍は沖縄の苦戦から本土決戦はさらに危険と感じて上陸作戦ではなく、原子爆弾で決着させようとした。その意味で「沖縄の尊い犠牲で本土の一部が守られた」なら正しいかもしれない。

だが、それを別の意味として使い、沖縄戦の実態を学校で教えない。マスコミもしっかりと伝えない。隠して置きたい。今も沖縄を踏みつけにしている日本人の思いが現れている。「ドキュメンタリー沖縄戦」はその事実を描いた作品である。マスコミも教育も封印する沖縄戦の真実。体験者と専門家のインタビューを中心に、米軍の記録映像を駆使して伝える。ぜひ見てほしい。


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「例えどんな理由があろうとも、戦争は許されない!」という人たち?! [再掲載]

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「例えどんな理由があろうとも、戦争は許されない!」という人たち?!

その種の声。今日はたくさん見た。が、その誰もが本当に「その理由」を調べず、考えず、推測もしていない。どういう人たちなのか?

言い換えれば「犯罪は許さない」ーそれは正しい。しかし、なぜ、その犯罪が起こったか?は考えねばならない。「犯罪は許さない」を連呼しても犯罪は無くならない。

同じく日頃は「戦争は許されない」でいい。でも、今こそ、その背景や動機。経緯を調べ知り考えるとき。どうすれば戦争を止められるか?を模索するべき。なのに「戦争は許されない」だけ?もう1歩前に出て、いろんなことを考えようよ!


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