作家・山川健一さんが「沖縄狂想曲」を観てくださいました。〜感想を紹介!=1月29日 [再掲載]
作家・山川健一さんが「沖縄狂想曲」を観てくださいました。
許可を得て、掲載させて頂きます。
山川健一氏。感想
ものすごい映画を見た。太田隆文監督の「沖縄狂想曲」だ。2月3日、東京公開。全国20館で順次ロードショーされる。ドキュメンタリーなのだが、知らないことばかりだった。
日本国憲法の上位に位置し、既に1000回以上開催されながらその内容が隠されたままの日米合同委員会。首相だった鳩山由紀夫氏の告白。辺野古の基地問題は利権なのだと指摘する識者。
コザ蜂起、オスプレイ、日米地位協定。
知らなかった。何から何まで知らないことばかりだった。観て良かった。
「沖縄狂想曲」は危険な映画なのか?
いや、戦後日本が辿り着いたこの歪な現実そのものこそが、危険きわまりないのてある。これを回避しなければ。今ならまだ間に合う。
このヘヴィな現実を描きながら、太田隆文監督は映画の最後で「希望」を見せてくれる。
沖縄国際大学大学院教授の前泊博盛氏が言う。
「沖縄はカナリアだ。沖縄が生きていけなくなった時、日本の息の根も止まるのです」
本当にその通りだと思う。
多くの人達がこの映画を観るべきだ。
そして、沖縄を平和のハブに据えた温かな東アジアの構想に想いを馳せましょう。
余談だが、僕は太田隆文さんを、彼がまだ少年の面影を残す頃から知っている。病に倒れながら、彼は不屈の精神でたち上がりこの映画を完成させた。頭が下がる。この映画で、太田隆文は日本を代表する映画監督の1人になった。映画を観ることで、この稀有な才能を支えましょう!
。
山川さんには頑張ってほしい。
島にはミサイルはいらない。
災害対策の衣食住を備えてほしい。
平和外交でどの国とも親しく交流できる施設を作ってほしい。
by はまたくゴーゴー (2024-02-12 21:40)