さて、明日は退院。蕁麻疹さえ問題なければ、再び戦いが始まる。−11月17日 [リアル入院生活]
昨夜の先生の説明では、何かない限り、あとは通いの治療でいいとのこと。ただ、3ヶ月は血液サラサラ薬を3倍。飲み続ける。いつも1個だが、3個。これは血液中で血清が出来ると、それが血管を流れて脳に到達。傷つける可能性があるからだろう。
これは怖い。が、その薬のせいで出血すると、血が止まらなくなる。オートバイに乗るのをどうしようか[?]今も悩んでいる。もう売るしかないのか[?] 小さな物に変えるのか[?] 今回の病気で生活があれこれ変化しそうだ。
体は良くなり、今後は以前より元気になるかもしれない。が、また、7人分働いて倒れたら、大変。今度こそ再起不能になるかもしれない。その辺を考えて、食生活や仕事を見つめ直す必要があるだろう。7人分、働くのはもうやめたほうがいい。
では、作品を縮小? うーん。十分な制作費さえあればいいんだけどなあ。いつも低予算なのに、僕が7人分働き、1人前以下のギャラしか取らないので、あのスケールで映画が撮れた。が、今後それをやると、今度こそ遺作になる。うーん。
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病気は不幸だったのかー大病を知らせた恩人かー11月16日 [リアル入院生活]
昨夜、手術の後。担当医から結果を報告された。それは先に記事にした。難しい手術だったが、成功。あとは経過を見ていくだけ。ただ、また手術に使った薬の副作用で蕁麻疹が出た。
でも、問題はそれだけだろう。本日、様子を見て問題がないなら、明日には退院だ。苦しかったのが、手術で治るのなら効果を実感する。が、もともと心臓が痛いとかはない。もちろん、放っておくと大変なことになった。
それを喘息と、脳梗塞で体が教えてくれた訳だ。そのことで事前に心臓が絶対説明になっていることが分かり、手術を受けることが出来たのだ。下手したら血管がつまり、大変なことになっていたかもしれない。そう考えるとめっちゃラッキーなのかも。
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入院して経過を見る−11月16日 [リアル入院生活]
新作映画の予告編。直しと送付ー11月16日 [「沖縄狂想曲」]
昨夜、担当医より手術の様子を報告される。−11月16日 [リアル入院生活]
昨夜は手術。難しいものだったが、無事に成功。−11月16日 [リアル入院生活]
入院3日目ー手術の翌日。=11月16日 [リアル入院生活]
健康は60代になるとヤバいーあれこれ人生を振り返る。=11月16日 [リアル入院生活]
60代になったとき、全く実感がなかった。体調も悪くない。体力もさほど落ちてない。収入も相変わらず少ない。嫁もいない。子供もいない。若い頃と何も変わらない。
でも、仕事は忙しく起きてから寝るまで、仕事をしていた。金持ちには慣れてないが、好きな仕事をしている。それはハッピーなのだと思っていた。それが大病。脳梗塞に喘息。心臓機能低下。両目ともに半分失明。災がまとめてやって来た。
矢沢永吉が言っていた。「60代後半になると、一気に体が悪くなった」彼など、若い頃から健康に気をつけていたはず。対して僕は無茶ばかり。毎回、映画制作では7人分の仕事をしていた。体が壊れないのが不思議だったろう。
毎回、映画が一本完成すると過労で倒れた。3ヶ月寝込む。同世代のサラリーマンでも、映画人でも、そんな奴はいない。僕の体が弱いのか[?]彼らが丈夫なのか[?] ま、僕が無茶していたのだろう。
まあ、再起不能でもおかしくなかった。あの大島渚監督も同じ脳梗塞で、監督業を引退した。手足が不自由になり、言葉もうまく出ない。監督業は続けられない。
幸い僕は、目が半分見なくなったが、手足も、言葉も大丈夫。まだ、仕事はできる。そのためにも健康を考えること。大事と思える。人生長くてもあと、20年だしなあ。
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男は心を売って会社で仕事する。ー家族のためなのに、妻は離婚を考える。だが、問題は夫なのだ。=11月15日 [「沖縄狂想曲」]
昔、友人夫婦の家に遊びに行った時、奥さんがやたら輝いていた。「浮気してんじゃない[?]」と聞くと笑っていた。数年後、正解だったと分かる。奥さんに言われた。
「なぜ、初対面の太田君が感じること。うちの旦那は分からなかったのか[?] もし、疑われたら、浮気やめたのに・・・・」と言っていた。夫に全く相手にされない悲しさで浮気に走ったようだ。
2人への賛否はあるだろうが、僕は旦那に注目した。僕が感じることをなぜ、彼は感じなかったのか[?] 男性は年を取ると、無神経にならないか[?] ま、女性もそうだが、男性。特に会社員だと、それが加速すると思える。
会社というのは、言われたことをする場所。意義や意味のないこと、強要される。うるさい上司の言葉、毎回受け止めていられない。無理難題を言われる。「はいはい」と答えるが、すぐ忘れる。そんな生活が何年も続く。妻に対する対応も似たようなものになり、いちいち気を使わない。
思いついたことを言ってしまう。熟年離婚の背景も、その辺にあるようだ。サラリーマンは大変な仕事。時間を会社に売って月給をもらう。いや、実は心も売り渡さねばならない。定年後、一緒にいる時間が増え、妻が愛想をつかし、離婚。旦那はやっと気づく。友人のケース、それが早めに来たような気がする。
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新作映画の予告編。直しと捜索 -11月16日 [「沖縄狂想曲」]
「文句を言うな」ー支配者階級が庶民を抑え込むための言葉=11月15日 [「沖縄狂想曲」]
先輩で「文句を言うな」が口癖の人がいた。僕は細かいことにうるさい。あれこれ分析してしまう。その言葉に反論できなくなると、先輩はいつも「文句を言うな」と言う。
便利な言葉だ。先輩は論理的に僕の意見を否定、反論することができない。だが、先輩としての意地がある。後輩に言われて「はい、おっしゃる通りですね」とは言いたくない。だが、反論できない。そんな時はこれ。
「文句を言うなー」
そもそも、文句ではない。先輩の判断が間違っているのだ。だが、その会話を第三者が見ていたら「先輩の指示を聞かず、屁理屈を言って働こうとしない後輩」と言う構図に見えるだろう。同じような言葉に「屁理屈を言うな」「愚痴を言うな」と言うのもある。
これらの言葉。本来は文句ばかり言う子供、筋の通らぬ主張をする部下に対して使う言葉。なのだが、問答無用で、理不尽なことを強要するときにも使われがち。むしろ、その場合が多いのではないか[?] 本当に意味があり、必要なことなら「文句を言うな」と言う言葉ではなく、本来の意味を伝えればいい。
「陰謀論」と言う言葉は、CIAが流行らせた言葉。ケネディ暗殺の真相に近づかないようにだ。あれこれ暗殺の真相を考えいる人に「陰謀論。好きだね」と馬鹿にするとこによく使われる。論の苦手な人が優越感を感じることができる。同じように「文句を言うな」も、説得力のない支配者が自己正当化し、庶民に指示するために作られた言葉だったりはしないか[?]
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