墓参りに行き、あれこれ考えた。ー僕が死ななかった意味。11月4日 [「沖縄狂想曲」]
死んだあの子の墓の前に立ち、感じた。生きている僕らはしっかりと、生きねばならない。この春、僕は再起不能になっても、不思議ではない病気をした。闘病はまだ続いている。
一つ間違えば、映画監督業を廃業。残る人生を過ごすことに、なっていたかもしれない。失明すれば、映画は撮れない。が、両目ともに失明したのは半分。言葉が出なくなっても廃業。監督業は言葉で俳優やスタッフに想いを伝える仕事。
でも、言葉は失われていない。一時はうまく話せなかったが、次第に良くなっている。歩く。手を動かすこともできる。ギリギリ監督業を続けられる。「あと10年は生きて、映画を作れー」と神様が言っているのだろう。そんなことを考えてしまう。
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本日は墓参り。−11月4日 [「沖縄狂想曲」]
沖縄の米軍基地問題=テレビ、新聞があまり報じない理由 11月4日 [「沖縄狂想曲」]
詳しい事情を知られたくない人たちが、存在する。マスコミは彼らに気遣い。報道を控える。そのために多くの日本人は沖縄問題が伝わらない。基地を沖縄に集めたことも、そのためである。
また多くの人は聞き齧った情報で、こう思う。「沖縄の人は気の毒だけど、中国の脅威を考えると米軍基地は必要なんだよな」ーだが、これは事実ではない。今、中国は日本より経済的に豊かであり、貧しい日本を侵略する必要はない。
「いや、中国はアメリカと戦争するかも[?]」と思う人もいる。が、アメリカは貿易相手として最大のお客さま。戦争するより商売した方が儲かる。アメリカもまた中国は最大の輸出国。互いに戦争する必要性がない。ではなぜ、戦争、戦争と騒ぐのか[?] オオカミ少年の構図だ。
「中国が責めてくるぞー」と繰り返すことで、恐怖心を煽る。「軍備が必要だ」と思わせる。武器商人たちが儲かる。裏にいるのは政治家たち。つまり、ありもしない脅威で、大儲けしている人たちが存在するのだ。その辺の構図。僕の新作映画で解説。2月公開。
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