古い価値観に反抗して来た日々=不良少年はアートを目指す? −8月9日 [闘病日記]
古い価値観に反抗して来た日々=不良少年はアートを目指す?
僕らの時代。不良といえばリーゼントに革ジャン。サングラスのような出立。分かりやすいタイプだ。学校や社会に不満を持ちながらも、不良にも暴走族にもなれない。世の中に不満を持つ若者もいた。
その種の連中は芸能やアートを目指す。俳優になる。タレントを目指す。演劇をする。映画を作る。バンドをやる。そうやって自分の存在を認めさせようとする。管理教育への不満を表現の世界でぶつけたりする。僕もそんな1人だったのだろう。
無意味な勉強。社会に出て役立たない知識。与えられたことを確実にこなすだけの授業。ロボット・サラリーマン製造工場のような学校。そんな社会に反発していた。が、今思うと、押しつけられた「古い価値観」への反抗だったと思える。また、詳しく書く。
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いつでも死んでやる!」と、若い頃は思っていた。 −8月9日 [闘病日記]
いつでも死んでやる!」と、若い頃は思っていた。
ま、映画製作中はイヤだが、「長生きしたい」とは思ってなかった。それもあって「毎回、遺作!」と7人分の仕事をし、過労で倒れていた。説明すると長くなるが、暴走族少年のような感じだったのだ。
それが今回の病気で、あれこれ考えた。生きているだけで、手足が動き、目が見えて、話ができるだけで、幸せではないか? 朝起きて青空を見上げる。朝ごはんを食べる。FBを開けると、コメントが来ている。元気になれば、1人で買い物にも行ける。
映画館にも行ける。友達に電話する。会って話をする。心の通じ合う仲間と仕事する。それって、物凄く幸せなこと。「生きてるだけで丸儲け」というが、それを超えた幸せだ。あれこれ病気で学んだ。
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