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デニー沖縄県知事が「ドキュメンタリー沖縄戦」全国公開を熱望=対してスポンサーの意外過ぎる答えとは? [映画の行方?]

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デニー沖縄県知事が「ドキュメンタリー沖縄戦」全国公開を熱望=対してスポンサーの意外過ぎる答えとは?

12月上旬の完成披露上映会@那覇は大盛況。2日で1000人近い方が見てくれた。多くの観客から「作ってくれてありがとう」「全国の人に見てほしい」との言葉を頂いた。

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上映会の大成功をデニー知事に報告。知事はとても喜んでくれてこんな話をしてくれた。

「沖縄のこと。本当に全国の方々は知らない。沖縄戦だけでなく、基地問題も、辺野古問題も、伝わっていない。が、それを批判するだけではダメなんだ。それらを伝えるツールが必要。それを使って全国に沖縄を伝えることが大事。その意味で、今回の映画を作ってくれたことは本当にありがたい。

ぜひ、全国の映画館で上映してほしい。多くの人に見て頂きたい。もし、それができない事情があるなら、私自身がスポンサーの本社を訪れて公開を直接、お願いさせてもらう」

知事の熱い思い。そして、沖縄のことがほとんど伝わらない状況への悔しさを感じる。だからこそ、今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」を沖縄以外の団体が製作したことへの感謝も強く伝わってきた。知事はそばにいる秘書にこういう。

「県庁の幹部全員を集めて、この映画の試写会をしよう。全国の方々に見てももらう前に、まず、我々が作品を受け止めよう」

同行してくれた地元の方はいう「これってもう、沖縄県庁からお墨付きを頂いたようなものですよ! デニー知事は言ったことを必ず実現する人ですから」

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こうして「ドキュメンタリー沖縄戦」は沖縄の皆さん、そしてデニー知事、さらに県庁から「ぜひ、全国で映画館公開を!」との要望を頂いた。だが、その声を持ち帰ったスポンサー担当者に上層部が答えたのは「映画館公開はしない。団体内の自主上映を優先する」というものだった....。沖縄の熱い声を拒否?そもそも「平和学習」目的で作った作品。なのになぜ?全く分からない....。



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「ドキュメンタリー沖縄戦」関係者からコメントが来た=映画館公開中止は政権への忖度? [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」関係者からコメントが来た=映画館公開中止はあの人たちへの忖度?

全国の映画館公開ー事実上の中止宣言をしたスポンサーの関係者からコメントを頂いた。今回の映画プロジェクトチームの部署ではなく、ある地方にお住いの方である。身元も確かな方だ。「沖縄戦」への熱い思いをお持ち。少し過激な声だが、一つの情報として紹介する。

「スポンサーの某団体関係者としては、あえてスポンサーの実名を出さないということで、一般劇場での上映を実現させたいという強い思いのあることがわかります。映画化にあたっての某団体の建前は平和問題は沖縄について取り組むということです。

担当者は熱心に取り組まれたハズです。最後の一般劇場での上映をしないというの決定は最上層の幹部数名のうちのトップが行なったのでしょうが、このトップの人物は現政権と与党にべったりというのが政治的立場です。

ハッキリ言って、現首相が沖縄に寄り添うと言いながら全く寄り添ってはいないということを見習っているようにしか思えません」

同じような情報は他からも頂いているし、映画制作中にも近い話は関係者から聞いた。真偽は分からないが、もし、それが真実なら、「映画館公開を中止」にした理由が理解できる。あの政権と親しければ今回の映画は絶対にマズい。

そこで団体内の自主上映だけで済ませば、何万人もの人は見ないし、マスコミも取り上げない。大々的な宣伝もしないから映画の存在も広がらない。彼らの目に触れることもない。と判断をしたのでは?と推測できるが、それが真実であるか?は現段階では分からない。ただ、スポンサー側の説明があまりにも曖昧なので、様々な憶測が飛び交うのだ。

映画製作の目的が「沖縄戦の悲劇を伝える」「平和学習」であるにも関わらず、上層部は多くの人が見れる映画公開ができない方向に舵を取っている。沖縄から、県知事からも「全国公開」の要請があるのに、それに応えようとしない。「平和学習」であれば1人でも多くの人に!と考えるはず。それを避ける理由が分からないで、今回は関係者のコメントを一つの声として紹介した。


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年始年末。そして来年。あと、申告もせねば。 [2019]

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年始年末。そして来年。あと、申告もせねば。

世間では仕事納めと聞くが、映画業界、特に僕は関係がなく、毎年、年始年末は部屋で仕事をしている。初詣も、除夜の鐘をつくこともしない。捻くれ者なので、宗教的な行事が嫌いというのもある。クリスマスも祝わない。最近は特に宗教嫌いが加速している部分もある。

年始年末にせねばならないことがある。詳しく書くのと長くなるが、パソコンに向かいあれこれ書き物をする。あと、申告シーズンもやってくる。この3年間の「沖縄戦」プロジェクトの申告をせねばならない。低予算なので、いつもの劇映画ほどの領収書の数はないが、それプラス1年分の経費を整理せねばならない。

「沖縄戦」に関しては完全に赤字。監督料をもらうこともできなかった。というのは払われなかったのではなく、より良い作品にするために取材に多くの製作費を投入。結果、気づくと監督料が残ってなかった。だが、証言をしてくれた沖縄の方々も皆、ノーギャラで出演してくれた。そしていつもお世話になる映画界の第1線で活躍するスタッフにも格安のギャラで働いてもらった。

皆、「沖縄戦の悲劇を全国に伝える!」というテーマに賛同して参加してくれたのだ。が、スポンサーは映画館の全国公開を事実上の中止という決断をした。本当に信じられない。多くの人の善意の上に出来た作品。それを関係者内で小さな上映をして終わりにするなんて、どういう発想なのか? この3年。お世話になった方々にどう報告すればいいのか? 心が痛む。

ただ、2月まではまだチャンスがある。スポンサーが「映画館公開も同時に進めよう!」と決断すれば間に合う。多くの人が「全国公開すべき!」に賛同している。なんとかその方向に舵を切ること。願っている。

その来年は一体どうなるのか? このままでは、この3年の沖縄活動がほとんど無意味になる。スポンサーに期待するばかりでなく、何かもっと沖縄のためになる仕事ができないか? そんなことも考えている。



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「ドキュメンタリー沖縄戦」公開中止問題。事実上の沖縄との合作!県民の思いは全国公開なのに [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」は沖縄との合作!それを忘れているのでは?


映画館公開をしない理由ーそのヒントをスポンサー団体の関係者から情報を頂いた。「団体予算で作った映画なので、団体関係者を優先するのではないか?」なるほど、そういう発想なのか....。説明しよう。スポンサートップはこう言っている。

「まず団体の関連各所で上映会をする。それの7−80%が終わり、評判がいいようなら映画館公開を考えよう」

でも、同時に映画館公開を進めれば、より多くの人に沖縄戦を伝えられる。なのになぜ?拒否するのか不思議に思ったのだが、関係者の意見は「団体の予算で作ったから、団体を優先する」「何で金も出していない一般に先に見せる必要があるんだ? 団体が作ったんだから団体が先見るのが当然だよ!」という発想なのだろう。

しかし、今回の作品。沖縄で多大な協力を頂いている。出演者は全員ノーギャラ。その出演者を探すのに多くの人に時間を取ってもらい、連絡してもらい、紹介して頂き、同行してもらい、時には食事もご馳走になり。言葉で尽くせないほど、お世話になった。でも、どなたにもギャラは払っていない。一つにはそれだけの予算がなかったこと。もう一つは沖縄の皆さんが率先して「沖縄戦を伝えるためなら!」と好意で動いてくれた。おんぶに抱っこでできた映画だ。

つまり「ドキュメンタリー沖縄戦」というのはスポンサーと沖縄県民の合作というのが正しい。沖縄の皆さんの協力無くして完成し得なかった。そこで先の言葉を振り返ろう。「団体の予算で作ったから、団体を優先する」これは正しくない。沖縄県民の多大な協力があったから完成した。実質は合作と言えるのだから団体だけでなく沖縄の皆さんも優先するべきだ。彼らの願いは「全国に沖縄戦を伝えること」、にも関わらず団体関係者を優先した上映会をするという。

それを先に何箇所もやれば、映画館公開はできなくなる。それが映画館というところ。一番にやらねばならない。せめて同時でなければ。映画館公開なら団体の自主上映の数百倍数千倍の観客が見ることが出来る。そのことはすでに伝えているのに、トップは沖縄の要望を拒否し、団体の優先を決定した.....全く理解できない。

(写真は全国上映を希望する沖縄の皆さん)



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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明②=告発ではない、応援団への報告。 [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明②=告発ではない、応援団への報告。

こんなコメントを読んだ。「監督が言論弾圧だと騒いでいる。Facebookでスポンサーを告発している」ーこれは正しくない。ワイドショー的な見方。困ったものだ。今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」は企画時から3年間。その進展をずっと監督日記として発表している。今日、昨日に始めたことではない。このFacebookだけでなく、ブログでも全て公表している。

つまり、告発ではなく、報告。「取材がスタートした」「インタビューをした」「編集を始めた」「上映会の準備をしている」そんなことをほぼ毎日。一番は応援してくれている方がへの報告。映画は本当に多くの方々の応援で成り立つ。以前はお一人お一人にメールで「太田組通信」というのを出し、報告していたが、どんどん数が増えた。

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そんな時にブログが登場。そしてFacebook。なのでもう10年以上、それらを使い応援団、支援者、支持者の皆様に報告を続けている。いいことばかりではない。トラブルや苦労、事件もちゃんと伝える。と言って、個人の失敗を責めるものではない。名前は伏せる。肝心なのは責任追及ではなく、映画製作で起こる様々なトラブルを紹介すること。それは映画業界で仕事をしたい人にも勉強となる。

大本営発表ではないので、いいことばかり発表しても無意味。その同列で今回はスポンサーから理解に苦しむ連絡があったことを報告した。みなさまへの報告なので、スポンサー名は上げていない。彼らを批判することではないからだ。

応援してくれている人たちには、隠し事をせず、いいことも、悪いことも報告する。Facebookも、ブログも、Twitterも、僕を知り、フォローしてくれている人にしか届かない。応援団でなくても、関心がある人であり、今後、応援してくれるかもしれない人たち。そんな人々への報告。

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映画作りでは圧力や批判、横槍もある。力ある人が無理な要望を言って来る。でも、大切なのはそのテーマを貫くこと。「朝日のあたる家」で言えば原発事故の悲劇を伝えること。それを曲げてはいけない。そのためにもブログを書く。ブログに書けないことをしないため。また、理不尽な要求、圧力をかけてくればそれも書く。だから相手も躊躇する。映画を守ることにもつながる。

でも、一番は応援してくれる皆様への報告。映画がどこまで進み、いつころ完成するのか? そのために毎回、映画日記を書いている。デビュー作の「ストロベリーフィールズ」から6作。全ての日記が今も読める。興味ある方はぜひ検索してみてほしい。



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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明① [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明①

多くの方から激励、応援のコメントを頂いている。が、中には勘違いしている方もいるので、その辺を説明する。まず、「朝日のあたる家」のように映画館が上映拒否をしているのではなく、映画を製作したスポンサーが「上映許可」を出さない。また、彼らの指示通りに進めると「事実上、映画館公開は中止」となるということだ。

中には「上映中止なんて言ってないだろ?」という人もいるが彼らがいう「スポンサー内の自主上映を進める」こと自体が、映画館公開をできなくする。「その7−80%が済んだ時に評判が良ければ映画館公開を考える」というが、その時期に「考えて」も、もう上映を受け付けてくれない。映画館は完成したら一番に上映する場所。散々、上映したものは受け入れないのだ。

また、多くの映画が上映待ちをしている。最低でも8ヶ月。早く依頼しないと来年の戦後75年中に上映できない。75年。ということで多くの人が戦争に関心を持つ。沖縄戦を伝えるのに絶好の機会。なのになぜ、団体内で関係者だけで映画を見ることに固執するのが分からない。

ただ、スポンサーの全員が拒否している訳ではない。ほとんどの職員は賛成。多くの人が見ることを望んでいると聞く。これまでも映画製作中に多くの職員がいろんな形でサポートしてくれた。そのおかげでトラブルを超え完成した。本当に感謝している。思いある人がたくさんいる団体なのだ。

が、スポンサーの上層部のある人のみが「映画館公開」に反対していると聞く。その人は明確に映画館公開をしない理由を語っていない。そのために「誰かへの忖度?」「圧力?」と考える人も出ている。平和学習のための教材として作った作品。多くの人に見せることに意味があり。うちうちだけで見てどうするのだろう?

団体内の別部署の方。或いはすでにお辞めになった方からも連絡を頂いている。「私も映画館公開に賛成です」との声ばかり。「我々もなんとかトップを説得して上映したい」「上映することでマイナス要因は何もない。我々の活動が高く評価されるはず」という。その通りだ。いろんな声を聞くことで上層部もきっと、素晴らしい決断をしてくれるだろう。そこに期待したい。



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この1年は「ドキュメンタリー沖縄戦」のみで終わる。なのに全国公開されないというのは悲し過ぎる。 [2019]

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この1年は「ドキュメンタリー沖縄戦」のみで終わる。なのに全国公開されないというのは悲し過ぎる。

今年もあと1週間ほどとなった。結局、この1年は「ドキュメンタリー沖縄戦」の仕上げに3月まで。3年がかかりの作品なので、ホッとしたら過労でダウン。数ヶ月寝込み。12月に完成披露上映会が決まり秋から宣伝。大盛況で、デニー知事からも「ぜひ、全国の映画館で公開を!」と言われながら、スポンサーが「映画館公開を事実上しない」ことを決定。何のために頑張ってきたのか?という1年だった。

僕だけではない、多くの人がこの映画を完成、上映会を成功させるためにボランティア、ノーギャラ、自腹を切って参加。応援、支援、協力してくれた。皆の気持ちは一つ。「沖縄戦の悲劇を全国に伝えてほしい」というもの。その全国に伝える一番の方法である映画館公開をスポンサーのトップ自らが止めること。未だに信じられない。

来年の1月2月まで撤回をしてもらわなければ、来年度中どころか、永遠に全国公開は夢と終わる。映画を応援してくれた人たちの、沖縄の人たちの熱い声援が全て無意味になってしまう。それは何としても止めなければならない。

映画製作をしたスタッフもかなり安いギャラで働いた。制作費が通常のドキュメンタリーより遥かに少ないせいだが、「沖縄戦を伝えるのは重要な仕事!」と全力でかかってくれた。そんな努力と奮闘をスポンサーのプロジェクト・チームは理解し、サポートしてくれたが、上層部には届いていないのだろうか? 

沖縄の人たちの熱い思いやデニー知事の要請を受けて、全国公開すればスポンサーの評判は高まり、多くの人が賞賛する。が、それを止めてしまうと様々な業界からも「沖縄を利用した!」「誰かに忖度したんじゃねえか?」と批判され信頼が落ちてしまうだろう。

「平和学習」という素晴らしい活動を続ける団体なのに、そんなことで多くを失うこと。あまりにも悲しい。2月までにスタートするなら映画館の全国公開は可能。それまでにトップは多くの声に耳を傾けてほしい。



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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開ー事実上の中止について=スポンサーは真剣に沖縄戦に取り組んでいた...今後の対応に注目が集まる! [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開ー事実上の中止について=スポンサーは真剣に沖縄戦に取り組んでいた...今後の対応に注目が集まる!

昨日、たくさんの激励を頂いた。が、中には誤解している人もいるので説明する。当初、スポンサーは非常に好意的であり、大手テレビ局やメディアがまず取り上げない沖縄戦を伝えるドキュメンタリーを作ろうと計画。それを推進した立派な団体。日頃から平和活動をしている。そして「朝日のあたる家」の監督である僕を指名したのは、本当に勇気があり、真剣に沖縄戦に取り組もうとしたからだろう。

僕は中途半端で終わらせない。圧力にも屈しない。毎回、我が子を育てるつもりで映画を作りをする。だから、評価してくれる人も多いし、応援してくれる人もたくさんいる。スポンサーからすると力強いが融通が効かない監督だ。下手打つと面倒臭いだろう。その僕に依頼してきたのは真剣だからだ。そして作品は僕が思う通りにやらせてもらった。団体の幹部クラスの試写会でも評価が高かったと聞く。

つまり、スポンサーは熱い思いを持ち、平和活動を推進。映画作家の思いを尊重、自由な作品作りをさせてくれた。決して悪の秘密組織というところではない。その団体は戦時中に軍に加担したことを猛反省し、今は反戦活動に力を入れている。その一つが今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」だ。なのに、それをより多くの人が見られる映画館公開をしないという。

映画館公開は自主上映の100倍以上の観客が見る。ホールを借りて映写機を用意して、受付を作り、自主上映をしても、せいぜい1日3回上映。頑張って2日。労力も費用も大変。宣伝も大してできない。だが、映画館でやれば全部やってくれる。最低でも2週間毎日上映。ヒットすれば何ヶ月でも続映。多くの人が見れる。それをスポンサーは今、頑なに「しない!」「団体の自主上映で評判が良ければ考える...」という。

現在、すでに配給会社が手を挙げており、日本各地の映画館が上映したい!と言っている。あとはスポンサーが「では、お願いします」と言えば全国の映画館で上映。海外の映画祭にも出品できる。それをやらないというのだ。そこまで頑なにやらない理由が分からない。何が都合の悪いことがあるのか? 困ることがあるのか? だが、その説明はない。

この映画はスポンサーが製作費を出してはいるが、多くの人の応援でできている。沖縄では本当に多くの人の協力があった。お一人お一人の参加があって完成した。僕にはその方々に現状を報告する義務がある。そんな方々の一部が、スポンサーに激励の電話をしてくれたそうだ。「ぜひ、映画館で全国公開してほしい!」と、皆、批判することなく、穏やかに伝えたという。それに配慮してスポンサーも対応を考え始めたと聞く。本来、心ある団体だ。対応に期待したい。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」事実上の映画館公開中止!?=この件をお伝えした背景。 [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」事実上の映画館公開中止!?=これまでの経緯を説明


昨年、春。作品完成時にスポンサー側に映画館公開を提案。なぜなら映画館公開が一番多くの人に見てもらえる形であり、マスコミも宣伝に参加してくれる。その後もテレビ、衛星、ケーブル、ネット配信、DVDといろんな形で広げることができるから。

今回の作品は「平和学習」の一環として沖縄戦を学ぶというもの。スポンサー団体が主催する会で関係者が見るというのが目的だ。そこに映画館公開も加えると、その数十万人以上に見せることができる。一度は承認されたものの。後になり却下された。理由は

「教材目的で作ったものなので映画館公開は考えていない」

??? 団体の活動も評価されるし、沖縄戦の悲しみを多くが知ることができる。が、NOと言われた。団体が非常にお堅い、真面目なところであること。さらに映像事業は初めてで、映画館公開がどれだけ有効か?が理解できないのだと思い、さらに説明を続けた。プロジェクトチームの職員さん達はかなり理解を示してくれた。沖縄上映会の後さらに上層部に進言したが、また却下。

今回は僕の提案だけでなく、沖縄で映画を観た人たちも「全国で上映してほしい」との声を数多く寄せている。デニー知事からも「ぜひ、全国の映画館で!」という要請を受けた。それらも拒否したことになる。団体内の上映。当初からの目的なので反対していない。同時に映画館公開を進めることは可能。そのことも伝えている。にも関わらず。

「先に団体内の上映。その7−80%が終わり、反応が良ければ映画館上映を考える」

という返答。つまり、映画館上映はしない。反応が良ければ「考える」という。だが、団体内であちこちで上映すれば、その時点で映画館はもう上映をしない。どこよりも先に上映するのが映画館。また、時間が経っても映画館公開は不可能になる。それが映画館というもの。来月ー2月に映画館交渉をスタートしないと全国公開はもう不可能。

それを何度も伝えているのに「団体の上映が7−80%終わって」というので、これはもう映画館公開をする気がないなと感じる。このままで多くの人が映画を見ることなく、関係者だけが観て終わる。応援してくれている方々への裏切ることになってしまう。時間もあまり残されていない。しんゆり映画祭「主戦場」上映中止と同じ構図。あの時は市民が声を上げ撤回させる騒ぎとなった。今回も同じようなことになるのでは?と心配している。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」事実上の映画館公開中止!?=スポンサーは勇気と誠意で映画をスタートさせているはず...。 [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」事実上の映画館公開中止!?=スポンサーは勇気と誠意で映画をスタートさせているはず...。

昨日は多くの人から賛同のコメントを頂いた。感謝。今回の作品は「沖縄戦」を描いたもの。その悲劇を多くの人に伝えるための作品だ。が、この手の作品。今は非常に作りにくい。というより、まず制作できない。NHKでも、フジでも。東宝でも、東映でも。どこの会社でもこの手の作品を作るのは躊躇する。

もちろん、あの党を気にしてだ。日本を再び戦争ができる国にした人たちにとって、戦争の悲惨さを伝えることは非常に都合が悪い。別の例で言えば原発の危険性を伝える映画を作れば、原発推進派に睨まれる。だから、映画界では「原発映画を作った監督は二度と商業映画を撮れない」と言われる。

その原発映画「朝日のあたる家」を作り話題になったのが僕。そんな輩に沖縄戦のドキュメンタリーを撮ってくれと依頼して来たのが、今回のスポンサー。これは二重に凄いこと。まず、沖縄戦を映画にすることを嫌がる勢力もいる。それをドキュメンタリーにしようというのは勇気ある行動。

次に、問題作「朝日のあたる家」を撮った監督。その人に依頼すれば圧力や批判に屈せず、ストレートに沖縄戦を描いてしまう。そんな監督に依頼したのはスポンサーが真剣に沖縄戦を描き、圧力や偏見に屈することなく、沖縄の悲劇を伝えてほしい!という思いがあるからだ。まず、その二点。スポンサーの強い思いと勇気を感じる。賞賛すべき決断だ。

そんな訳で僕は遺作覚悟で、今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」に挑んだ。制作中もいろんなトラブルがあり、横槍が入り、現地で困ったことにもなったが、スポンサーは諦めず、様々な対応をしてプロジェクトを進めた。完成したものを幹部クラス全員参加で試写会をした時も「素晴らしい作品だ」と評価したと聞く。

「この場面はマズイ。カットしろ!」という指示もなかった。僕が望む形で映画は完成。沖縄の完成披露上映会でも沖縄の皆さんから絶賛。賞賛の嵐というべき反応。ここまで来れたのはプロジェクトに関わったスポンサー職員の皆さんのお陰だ。なのに、ここに来て「映画館公開はやらない」と上層部が言い出した。

トップの決断とのこと。映画監督にとって作品を封印されるのは、娘を投獄されるのと同じ。これ以上の屈辱はない。例え全てを失っても娘を救い出そうというのが親心である。そして何より、スポンサー自身が勇気を持って作った作品。沖縄の皆さんは大いなる支持をしている。このままではいけない。この展開を報告せねばならないと考えた。詳しくは後ほど。



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