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「ドキュメンタリー沖縄戦」事実上の映画館公開中止!?=スポンサーは勇気と誠意で映画をスタートさせているはず...。 [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」事実上の映画館公開中止!?=スポンサーは勇気と誠意で映画をスタートさせているはず...。

昨日は多くの人から賛同のコメントを頂いた。感謝。今回の作品は「沖縄戦」を描いたもの。その悲劇を多くの人に伝えるための作品だ。が、この手の作品。今は非常に作りにくい。というより、まず制作できない。NHKでも、フジでも。東宝でも、東映でも。どこの会社でもこの手の作品を作るのは躊躇する。

もちろん、あの党を気にしてだ。日本を再び戦争ができる国にした人たちにとって、戦争の悲惨さを伝えることは非常に都合が悪い。別の例で言えば原発の危険性を伝える映画を作れば、原発推進派に睨まれる。だから、映画界では「原発映画を作った監督は二度と商業映画を撮れない」と言われる。

その原発映画「朝日のあたる家」を作り話題になったのが僕。そんな輩に沖縄戦のドキュメンタリーを撮ってくれと依頼して来たのが、今回のスポンサー。これは二重に凄いこと。まず、沖縄戦を映画にすることを嫌がる勢力もいる。それをドキュメンタリーにしようというのは勇気ある行動。

次に、問題作「朝日のあたる家」を撮った監督。その人に依頼すれば圧力や批判に屈せず、ストレートに沖縄戦を描いてしまう。そんな監督に依頼したのはスポンサーが真剣に沖縄戦を描き、圧力や偏見に屈することなく、沖縄の悲劇を伝えてほしい!という思いがあるからだ。まず、その二点。スポンサーの強い思いと勇気を感じる。賞賛すべき決断だ。

そんな訳で僕は遺作覚悟で、今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」に挑んだ。制作中もいろんなトラブルがあり、横槍が入り、現地で困ったことにもなったが、スポンサーは諦めず、様々な対応をしてプロジェクトを進めた。完成したものを幹部クラス全員参加で試写会をした時も「素晴らしい作品だ」と評価したと聞く。

「この場面はマズイ。カットしろ!」という指示もなかった。僕が望む形で映画は完成。沖縄の完成披露上映会でも沖縄の皆さんから絶賛。賞賛の嵐というべき反応。ここまで来れたのはプロジェクトに関わったスポンサー職員の皆さんのお陰だ。なのに、ここに来て「映画館公開はやらない」と上層部が言い出した。

トップの決断とのこと。映画監督にとって作品を封印されるのは、娘を投獄されるのと同じ。これ以上の屈辱はない。例え全てを失っても娘を救い出そうというのが親心である。そして何より、スポンサー自身が勇気を持って作った作品。沖縄の皆さんは大いなる支持をしている。このままではいけない。この展開を報告せねばならないと考えた。詳しくは後ほど。



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