「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明① [映画の行方?]
「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明①
多くの方から激励、応援のコメントを頂いている。が、中には勘違いしている方もいるので、その辺を説明する。まず、「朝日のあたる家」のように映画館が上映拒否をしているのではなく、映画を製作したスポンサーが「上映許可」を出さない。また、彼らの指示通りに進めると「事実上、映画館公開は中止」となるということだ。
中には「上映中止なんて言ってないだろ?」という人もいるが彼らがいう「スポンサー内の自主上映を進める」こと自体が、映画館公開をできなくする。「その7−80%が済んだ時に評判が良ければ映画館公開を考える」というが、その時期に「考えて」も、もう上映を受け付けてくれない。映画館は完成したら一番に上映する場所。散々、上映したものは受け入れないのだ。
また、多くの映画が上映待ちをしている。最低でも8ヶ月。早く依頼しないと来年の戦後75年中に上映できない。75年。ということで多くの人が戦争に関心を持つ。沖縄戦を伝えるのに絶好の機会。なのになぜ、団体内で関係者だけで映画を見ることに固執するのが分からない。
ただ、スポンサーの全員が拒否している訳ではない。ほとんどの職員は賛成。多くの人が見ることを望んでいると聞く。これまでも映画製作中に多くの職員がいろんな形でサポートしてくれた。そのおかげでトラブルを超え完成した。本当に感謝している。思いある人がたくさんいる団体なのだ。
が、スポンサーの上層部のある人のみが「映画館公開」に反対していると聞く。その人は明確に映画館公開をしない理由を語っていない。そのために「誰かへの忖度?」「圧力?」と考える人も出ている。平和学習のための教材として作った作品。多くの人に見せることに意味があり。うちうちだけで見てどうするのだろう?
団体内の別部署の方。或いはすでにお辞めになった方からも連絡を頂いている。「私も映画館公開に賛成です」との声ばかり。「我々もなんとかトップを説得して上映したい」「上映することでマイナス要因は何もない。我々の活動が高く評価されるはず」という。その通りだ。いろんな声を聞くことで上層部もきっと、素晴らしい決断をしてくれるだろう。そこに期待したい。
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