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「ドキュメンタリー沖縄戦」公開中止問題。事実上の沖縄との合作!県民の思いは全国公開なのに [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」は沖縄との合作!それを忘れているのでは?


映画館公開をしない理由ーそのヒントをスポンサー団体の関係者から情報を頂いた。「団体予算で作った映画なので、団体関係者を優先するのではないか?」なるほど、そういう発想なのか....。説明しよう。スポンサートップはこう言っている。

「まず団体の関連各所で上映会をする。それの7−80%が終わり、評判がいいようなら映画館公開を考えよう」

でも、同時に映画館公開を進めれば、より多くの人に沖縄戦を伝えられる。なのになぜ?拒否するのか不思議に思ったのだが、関係者の意見は「団体の予算で作ったから、団体を優先する」「何で金も出していない一般に先に見せる必要があるんだ? 団体が作ったんだから団体が先見るのが当然だよ!」という発想なのだろう。

しかし、今回の作品。沖縄で多大な協力を頂いている。出演者は全員ノーギャラ。その出演者を探すのに多くの人に時間を取ってもらい、連絡してもらい、紹介して頂き、同行してもらい、時には食事もご馳走になり。言葉で尽くせないほど、お世話になった。でも、どなたにもギャラは払っていない。一つにはそれだけの予算がなかったこと。もう一つは沖縄の皆さんが率先して「沖縄戦を伝えるためなら!」と好意で動いてくれた。おんぶに抱っこでできた映画だ。

つまり「ドキュメンタリー沖縄戦」というのはスポンサーと沖縄県民の合作というのが正しい。沖縄の皆さんの協力無くして完成し得なかった。そこで先の言葉を振り返ろう。「団体の予算で作ったから、団体を優先する」これは正しくない。沖縄県民の多大な協力があったから完成した。実質は合作と言えるのだから団体だけでなく沖縄の皆さんも優先するべきだ。彼らの願いは「全国に沖縄戦を伝えること」、にも関わらず団体関係者を優先した上映会をするという。

それを先に何箇所もやれば、映画館公開はできなくなる。それが映画館というところ。一番にやらねばならない。せめて同時でなければ。映画館公開なら団体の自主上映の数百倍数千倍の観客が見ることが出来る。そのことはすでに伝えているのに、トップは沖縄の要望を拒否し、団体の優先を決定した.....全く理解できない。

(写真は全国上映を希望する沖縄の皆さん)



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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明②=告発ではない、応援団への報告。 [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明②=告発ではない、応援団への報告。

こんなコメントを読んだ。「監督が言論弾圧だと騒いでいる。Facebookでスポンサーを告発している」ーこれは正しくない。ワイドショー的な見方。困ったものだ。今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」は企画時から3年間。その進展をずっと監督日記として発表している。今日、昨日に始めたことではない。このFacebookだけでなく、ブログでも全て公表している。

つまり、告発ではなく、報告。「取材がスタートした」「インタビューをした」「編集を始めた」「上映会の準備をしている」そんなことをほぼ毎日。一番は応援してくれている方がへの報告。映画は本当に多くの方々の応援で成り立つ。以前はお一人お一人にメールで「太田組通信」というのを出し、報告していたが、どんどん数が増えた。

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そんな時にブログが登場。そしてFacebook。なのでもう10年以上、それらを使い応援団、支援者、支持者の皆様に報告を続けている。いいことばかりではない。トラブルや苦労、事件もちゃんと伝える。と言って、個人の失敗を責めるものではない。名前は伏せる。肝心なのは責任追及ではなく、映画製作で起こる様々なトラブルを紹介すること。それは映画業界で仕事をしたい人にも勉強となる。

大本営発表ではないので、いいことばかり発表しても無意味。その同列で今回はスポンサーから理解に苦しむ連絡があったことを報告した。みなさまへの報告なので、スポンサー名は上げていない。彼らを批判することではないからだ。

応援してくれている人たちには、隠し事をせず、いいことも、悪いことも報告する。Facebookも、ブログも、Twitterも、僕を知り、フォローしてくれている人にしか届かない。応援団でなくても、関心がある人であり、今後、応援してくれるかもしれない人たち。そんな人々への報告。

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映画作りでは圧力や批判、横槍もある。力ある人が無理な要望を言って来る。でも、大切なのはそのテーマを貫くこと。「朝日のあたる家」で言えば原発事故の悲劇を伝えること。それを曲げてはいけない。そのためにもブログを書く。ブログに書けないことをしないため。また、理不尽な要求、圧力をかけてくればそれも書く。だから相手も躊躇する。映画を守ることにもつながる。

でも、一番は応援してくれる皆様への報告。映画がどこまで進み、いつころ完成するのか? そのために毎回、映画日記を書いている。デビュー作の「ストロベリーフィールズ」から6作。全ての日記が今も読める。興味ある方はぜひ検索してみてほしい。



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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明① [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」映画館公開中止事件ー誤解も多いので説明①

多くの方から激励、応援のコメントを頂いている。が、中には勘違いしている方もいるので、その辺を説明する。まず、「朝日のあたる家」のように映画館が上映拒否をしているのではなく、映画を製作したスポンサーが「上映許可」を出さない。また、彼らの指示通りに進めると「事実上、映画館公開は中止」となるということだ。

中には「上映中止なんて言ってないだろ?」という人もいるが彼らがいう「スポンサー内の自主上映を進める」こと自体が、映画館公開をできなくする。「その7−80%が済んだ時に評判が良ければ映画館公開を考える」というが、その時期に「考えて」も、もう上映を受け付けてくれない。映画館は完成したら一番に上映する場所。散々、上映したものは受け入れないのだ。

また、多くの映画が上映待ちをしている。最低でも8ヶ月。早く依頼しないと来年の戦後75年中に上映できない。75年。ということで多くの人が戦争に関心を持つ。沖縄戦を伝えるのに絶好の機会。なのになぜ、団体内で関係者だけで映画を見ることに固執するのが分からない。

ただ、スポンサーの全員が拒否している訳ではない。ほとんどの職員は賛成。多くの人が見ることを望んでいると聞く。これまでも映画製作中に多くの職員がいろんな形でサポートしてくれた。そのおかげでトラブルを超え完成した。本当に感謝している。思いある人がたくさんいる団体なのだ。

が、スポンサーの上層部のある人のみが「映画館公開」に反対していると聞く。その人は明確に映画館公開をしない理由を語っていない。そのために「誰かへの忖度?」「圧力?」と考える人も出ている。平和学習のための教材として作った作品。多くの人に見せることに意味があり。うちうちだけで見てどうするのだろう?

団体内の別部署の方。或いはすでにお辞めになった方からも連絡を頂いている。「私も映画館公開に賛成です」との声ばかり。「我々もなんとかトップを説得して上映したい」「上映することでマイナス要因は何もない。我々の活動が高く評価されるはず」という。その通りだ。いろんな声を聞くことで上層部もきっと、素晴らしい決断をしてくれるだろう。そこに期待したい。



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この1年は「ドキュメンタリー沖縄戦」のみで終わる。なのに全国公開されないというのは悲し過ぎる。 [2019]

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この1年は「ドキュメンタリー沖縄戦」のみで終わる。なのに全国公開されないというのは悲し過ぎる。

今年もあと1週間ほどとなった。結局、この1年は「ドキュメンタリー沖縄戦」の仕上げに3月まで。3年がかかりの作品なので、ホッとしたら過労でダウン。数ヶ月寝込み。12月に完成披露上映会が決まり秋から宣伝。大盛況で、デニー知事からも「ぜひ、全国の映画館で公開を!」と言われながら、スポンサーが「映画館公開を事実上しない」ことを決定。何のために頑張ってきたのか?という1年だった。

僕だけではない、多くの人がこの映画を完成、上映会を成功させるためにボランティア、ノーギャラ、自腹を切って参加。応援、支援、協力してくれた。皆の気持ちは一つ。「沖縄戦の悲劇を全国に伝えてほしい」というもの。その全国に伝える一番の方法である映画館公開をスポンサーのトップ自らが止めること。未だに信じられない。

来年の1月2月まで撤回をしてもらわなければ、来年度中どころか、永遠に全国公開は夢と終わる。映画を応援してくれた人たちの、沖縄の人たちの熱い声援が全て無意味になってしまう。それは何としても止めなければならない。

映画製作をしたスタッフもかなり安いギャラで働いた。制作費が通常のドキュメンタリーより遥かに少ないせいだが、「沖縄戦を伝えるのは重要な仕事!」と全力でかかってくれた。そんな努力と奮闘をスポンサーのプロジェクト・チームは理解し、サポートしてくれたが、上層部には届いていないのだろうか? 

沖縄の人たちの熱い思いやデニー知事の要請を受けて、全国公開すればスポンサーの評判は高まり、多くの人が賞賛する。が、それを止めてしまうと様々な業界からも「沖縄を利用した!」「誰かに忖度したんじゃねえか?」と批判され信頼が落ちてしまうだろう。

「平和学習」という素晴らしい活動を続ける団体なのに、そんなことで多くを失うこと。あまりにも悲しい。2月までにスタートするなら映画館の全国公開は可能。それまでにトップは多くの声に耳を傾けてほしい。



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