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映画で感動する場面。撮影中に、編集中に監督が泣けば、観客も泣けるシーンになる?! [編集作業]

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映画で感動する場面。撮影中に、編集中に監督が泣けば、観客も泣けるシーンになる?!

なんとか「編集モード」に戻り、昨日はそこそこ作業が進んだ。と言っても明日から2月。すでに1ヶ月も作業している。おまけに2月は28日しかないので、通常より3日作業時間が減る訳だ。まだまだ、ピッチを上げて進めないと間に合わない。

昨日はメインの証言7つの内の1つである「Uさんの証言」を編集。1時間あるものを6分程度にした。でも、それで神経は限界。それ以上続けて作業ができず。あとは、全体の確認を行う。エンディング。イメージする音楽をつけて再生してみる。

これが凄い。涙なしで見られない。「自分で褒めていれば世話がない!」と時々言われるが、作っている本人が泣けないで観客が泣けないと言う僕なりの法則がある。一見、作り手が冷静に、客観的に、緻密で上質な作品を作るから、観客は感動すると思いがちだが、そうではない。

劇映画も同じだが、監督というのは最初の観客なのだ。これが自分が出演し演じたものを自分で判断するのは難しい。が、演じるのは俳優。その演技を現場で見て監督が感動できなくては、観客は感動できる訳がない。だから、「明日にかける橋」の時も、鈴木杏ちゃんや板尾創路さんの演技を目の当たりにして、何度も泣きそうになった。

それらの場面。映画館で何度も確認したが、僕が現場で泣けた場面は観客も涙している。もう一つ、付け加えると、シナリオの段階で、書きながら泣けたシーンも、映像化された時に泣ける。「このシーンは泣かせるぞ」と書いても、自身が泣けなければ観客も泣かない。そして編集も同じ。

だから、シナリオで泣けて、撮影で泣けて、編集で泣ければ、そのシーンは観客も泣く。僕の場合。全ての作品にそれが言える。つまり、泣かすのではなく、泣けるか?どうか?なのだ。観客を泣かそうとするから泣けない。泣けるものを選ぶ。それが大事。

それでいうと、今回のドキュメンタリーのエンディングも感動的なものになりそうだ。どんなものか?はまだ内緒だが、戦争の悲惨さと悲しみが溢れるものになるはず。いや、そうでなくてはならない。単に沖縄戦の史実を授業のように伝えるだけなら、某国営放送で何本も作られている。「これが戦争なんだ....人が死ぬって、殺されるって、こういうことなんだ...」と打ちのめされなければ意味がない。

さて、本日は残り6人の証言のどれかの作業。1日1人作業できれば、あと6日で証言部分が終わる。あとは専門家の解説。そして、全体の短縮化と進める。昨日は5時間あった素材を4時間42分まで縮めた。本日も作業開始。



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「ミッドウェイ海戦」番組。70年前の軍と今の政府は同じことしている?=誰も責任取らない偉い人達? [沖縄の現実]

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「ミッドウェイ海戦」番組。70年前の軍と今の政府は同じことしている?=誰も責任取らない偉い人達?

沖縄戦を描くには沖縄戦を勉強しただけではダメで、太平洋戦争も把握せなばならない。で、今もあれこれ資料を探したり、見たりしている。先日、youtubeで見つけた番組。「ミッドウェイ海戦」を解説したもの。これがなかなか面白かった。

映画にもなっているので、僕も概要は知っている。真珠湾奇襲で勝利を収めた日本軍が、そのミッドウェイ戦の敗北から一気に敗退し行く。その理由を番組では専門家と田原総一郎がゲストで探っていく。

興味を引いたのが実践前に行った日本軍によるミッドウェイのシュミレーション。あらゆるパターンを想定。米軍の出方。対応を予想し、対策を考えていく。その中で日本軍の艦隊に大きな被害が出て、米艦隊有利というパターンが出てきた。その時、責任者が

「それはもういい。次のパターンを試せ」

となかったことにしてしまった。つまり、軍としては「必ず勝てる」という実証をすることが本当の目的だったのだ。あれ?何か最近もそんなニュースあったよね?

「賃金が上がりました!」と数字を上げてお役所が景気回復をアピール。マスコミが大々的に報道したが、統計の基準を変えて大幅マイナスを見えないように計算していたことがバレてしまった。実は多くの賃金は上がっていないのだ。「景気が回復している!」ということを伝えることが役所の目的だったのだ。他にも.....

「あなたは安倍内閣を支持しますか?」

そんな電話調査の問いに「いいえ」と答えると、ガチャ!という経験をしたと友達から聞いた。それを繰り返しているので、支持率49%(1月29日)なんて数字が出るのではないか?「多くが支持している!」という答えありきの調査のように思える。日本がやっていることはミッドウェイ海戦時から同じなのだ。話を戻す。

結果、ミッドウェイでは、シュミレーションで「ないこと」にした、最悪のパターンが現実となった。対策は考えていない。当然の大敗。多くの空母を失った。そこから日本は多くの犠牲者を出しながら敗戦へとなだれ込むのである。

ミッドウェイ海戦の責任者は山本五十六長官と南雲中将。両者共に生き残った。が、責任を取ることはなかった。多くの死傷者を出し、主要な空母を失ったにも関わらず、現場で指揮を取った南雲中将は、確か、軍の学校の校長に就任する。天下りのようなものだ。

ここもまた今の日本と同じだ。東電が福島であれほどの事故を起こしても、誰も責任を取らず、当時の会長、社長は莫大な退職金をもらい辞めている。

そしてミッドウェイの結果は「日本軍勝利」として国民には知らされた。アベノミクスの失敗が分かっているのに、役人に書類を改ざんさせ、嘘の数字を発表「景気が良くなった」とマスコミに宣伝させるのも同じだ。

「日本は70年前から変わっていない。慎重に政策を考えることなく、暴走し、失敗。国民に大きな犠牲が出ても、誰も責任を取らない。それが政府や軍の体質なのだ」

とゲストの田原総一郎は訴えていた。最後にもう一つ。面白いのは、その番組。あの某国営放送(?)のBS番組だった。今はもう、そんな路線は無理。完全に大本営発表の垂れ流し。戦時中のマスコミと同じことをしていること。痛感してしまう。

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