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映画で感動する場面。撮影中に、編集中に監督が泣けば、観客も泣けるシーンになる?! [編集作業]

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映画で感動する場面。撮影中に、編集中に監督が泣けば、観客も泣けるシーンになる?!

なんとか「編集モード」に戻り、昨日はそこそこ作業が進んだ。と言っても明日から2月。すでに1ヶ月も作業している。おまけに2月は28日しかないので、通常より3日作業時間が減る訳だ。まだまだ、ピッチを上げて進めないと間に合わない。

昨日はメインの証言7つの内の1つである「Uさんの証言」を編集。1時間あるものを6分程度にした。でも、それで神経は限界。それ以上続けて作業ができず。あとは、全体の確認を行う。エンディング。イメージする音楽をつけて再生してみる。

これが凄い。涙なしで見られない。「自分で褒めていれば世話がない!」と時々言われるが、作っている本人が泣けないで観客が泣けないと言う僕なりの法則がある。一見、作り手が冷静に、客観的に、緻密で上質な作品を作るから、観客は感動すると思いがちだが、そうではない。

劇映画も同じだが、監督というのは最初の観客なのだ。これが自分が出演し演じたものを自分で判断するのは難しい。が、演じるのは俳優。その演技を現場で見て監督が感動できなくては、観客は感動できる訳がない。だから、「明日にかける橋」の時も、鈴木杏ちゃんや板尾創路さんの演技を目の当たりにして、何度も泣きそうになった。

それらの場面。映画館で何度も確認したが、僕が現場で泣けた場面は観客も涙している。もう一つ、付け加えると、シナリオの段階で、書きながら泣けたシーンも、映像化された時に泣ける。「このシーンは泣かせるぞ」と書いても、自身が泣けなければ観客も泣かない。そして編集も同じ。

だから、シナリオで泣けて、撮影で泣けて、編集で泣ければ、そのシーンは観客も泣く。僕の場合。全ての作品にそれが言える。つまり、泣かすのではなく、泣けるか?どうか?なのだ。観客を泣かそうとするから泣けない。泣けるものを選ぶ。それが大事。

それでいうと、今回のドキュメンタリーのエンディングも感動的なものになりそうだ。どんなものか?はまだ内緒だが、戦争の悲惨さと悲しみが溢れるものになるはず。いや、そうでなくてはならない。単に沖縄戦の史実を授業のように伝えるだけなら、某国営放送で何本も作られている。「これが戦争なんだ....人が死ぬって、殺されるって、こういうことなんだ...」と打ちのめされなければ意味がない。

さて、本日は残り6人の証言のどれかの作業。1日1人作業できれば、あと6日で証言部分が終わる。あとは専門家の解説。そして、全体の短縮化と進める。昨日は5時間あった素材を4時間42分まで縮めた。本日も作業開始。



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「ミッドウェイ海戦」番組。70年前の軍と今の政府は同じことしている?=誰も責任取らない偉い人達? [沖縄の現実]

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「ミッドウェイ海戦」番組。70年前の軍と今の政府は同じことしている?=誰も責任取らない偉い人達?

沖縄戦を描くには沖縄戦を勉強しただけではダメで、太平洋戦争も把握せなばならない。で、今もあれこれ資料を探したり、見たりしている。先日、youtubeで見つけた番組。「ミッドウェイ海戦」を解説したもの。これがなかなか面白かった。

映画にもなっているので、僕も概要は知っている。真珠湾奇襲で勝利を収めた日本軍が、そのミッドウェイ戦の敗北から一気に敗退し行く。その理由を番組では専門家と田原総一郎がゲストで探っていく。

興味を引いたのが実践前に行った日本軍によるミッドウェイのシュミレーション。あらゆるパターンを想定。米軍の出方。対応を予想し、対策を考えていく。その中で日本軍の艦隊に大きな被害が出て、米艦隊有利というパターンが出てきた。その時、責任者が

「それはもういい。次のパターンを試せ」

となかったことにしてしまった。つまり、軍としては「必ず勝てる」という実証をすることが本当の目的だったのだ。あれ?何か最近もそんなニュースあったよね?

「賃金が上がりました!」と数字を上げてお役所が景気回復をアピール。マスコミが大々的に報道したが、統計の基準を変えて大幅マイナスを見えないように計算していたことがバレてしまった。実は多くの賃金は上がっていないのだ。「景気が回復している!」ということを伝えることが役所の目的だったのだ。他にも.....

「あなたは安倍内閣を支持しますか?」

そんな電話調査の問いに「いいえ」と答えると、ガチャ!という経験をしたと友達から聞いた。それを繰り返しているので、支持率49%(1月29日)なんて数字が出るのではないか?「多くが支持している!」という答えありきの調査のように思える。日本がやっていることはミッドウェイ海戦時から同じなのだ。話を戻す。

結果、ミッドウェイでは、シュミレーションで「ないこと」にした、最悪のパターンが現実となった。対策は考えていない。当然の大敗。多くの空母を失った。そこから日本は多くの犠牲者を出しながら敗戦へとなだれ込むのである。

ミッドウェイ海戦の責任者は山本五十六長官と南雲中将。両者共に生き残った。が、責任を取ることはなかった。多くの死傷者を出し、主要な空母を失ったにも関わらず、現場で指揮を取った南雲中将は、確か、軍の学校の校長に就任する。天下りのようなものだ。

ここもまた今の日本と同じだ。東電が福島であれほどの事故を起こしても、誰も責任を取らず、当時の会長、社長は莫大な退職金をもらい辞めている。

そしてミッドウェイの結果は「日本軍勝利」として国民には知らされた。アベノミクスの失敗が分かっているのに、役人に書類を改ざんさせ、嘘の数字を発表「景気が良くなった」とマスコミに宣伝させるのも同じだ。

「日本は70年前から変わっていない。慎重に政策を考えることなく、暴走し、失敗。国民に大きな犠牲が出ても、誰も責任を取らない。それが政府や軍の体質なのだ」

とゲストの田原総一郎は訴えていた。最後にもう一つ。面白いのは、その番組。あの某国営放送(?)のBS番組だった。今はもう、そんな路線は無理。完全に大本営発表の垂れ流し。戦時中のマスコミと同じことをしていること。痛感してしまう。

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沖縄戦ドキュメンタリー」進行報告=いよいよ本格編集近し?! [編集作業]

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沖縄戦ドキュメンタリー」進行報告=いよいよ本格編集近し?!

なかなか、編集モードに戻れず、とりあえず、今後の展開を整理するために書きながら考える。ほとんどの素材を切り出してタイムラインには並べている。尺は5時間。あと、専門家の証言をまだ追加せねばならないが、それはあとでも大丈夫。ここからは本格編集して短くしていく作業だ。

目標は90分なので、3時間半切らねばならない。5分の2くらいの長さにする必要がある。が、まず、大雑把に切って行こう。記録映像はあとにして、まずは体験者による証言パート。これが作品のメイン。全体をもう一度把握する。

①Uさんの証言
②Tさんの証言
③T島Aさんの証言
④T島Bさんの証言
⑤Cさんの解説
⑥Zさんの証言
⑦Hさんのお孫さん証言

以上7人。それぞれのインタビューが1時間ずつある。それだけで7時間。これを短く、見やすく、編集する。そして説明が必要な物。あるいは、お話の内容に関わる記録映像があれば挿入する。

記録映像、現代の沖縄映像、資料館で撮影した当時の品。それらをインタビュー映像に重ねることで、より内容が伝わりやすくなる。

ただ、どなたのお話も重く、悲しい。映像を見直すだけでも辛い。強い覚悟と思いがなければ編集できない。体調が悪い、集中力が落ちているというときには、作業できない。作業というより戦いであり、歴史との対峙である。

その意味で、最初からヘビーな証言から編集すると弾き返されてしまうので、どこか糸口のある証言からかかりたい。とはいえ、どれもヘビーなのだが。。。


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ドキュメンタリーのナレーションは大事。最近はテレビでもアナウンサーではなく俳優が起用される理由? [編集作業]

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ドキュメンタリーのナレーションは大事。最近はテレビでもアナウンサーではなく俳優が起用される理由?

一昨日は別の仕事があり、いっぱい喋ってしまったので「編集モード」が去ってしまい、昨日は編集機を前にしても作業ができず.......因果な体質。逆に「トーキング・モード」が抜けないので、関係者への連絡日とした。ドキュメンタリー映画とは言え、編集だけではなく、いろんな人の力を借りないと完成できない。

何よりまずナレーション。どなたに頼むか? ナレーション等を専門とするナレーター。あるいはアナウンサー。という専門職がある。が、某国営放送(?)の番組のように、綺麗に上手に読む人が多く、今回は違うと考える。

最近は報道番組でも特集コーナーは、俳優がナレーションをすることが多い。前にも書いたが言葉による表現はアナウンサーより格段にうまい。多少、方言が出たり、独特の言い回しをしても、気持ちや感情を表現する力があるので、見る者に強く伝わる。

昔、スピルバーグ監督の特集番組があった時、ナレーターはガッツ石松さんだった。ご存知の声、口調、ときどき何を言っているのか?分からない。おまけに「スティーブン・スピルバーグ」と言えなくて

「すてーぶん・すぴるばーぐ監督の新作が。。。。」

と言ってしまう!それでも、臨場感があった。ガッツさんはスピルバーグの「太陽の帝国」に出演。本人を知っているからだ。そういうこともナレーションには大事なのだ。

僕の映画のメイキング。「向日葵の丘」の時も、ナレーションは出演者の芳根京子たちを知っている女優さんにお願いした。「明日にかける橋ー越後はる香メイキング」は共演者の冨田佳輔君に頼んだ。やはり、スポットを浴びる人を直接知っていることで、ナレーションにも愛や思いが篭るのだ。

その意味で今回は誰にお願いすべきか? また、経過を報告する。あと、お願いすべきは音楽家さん。音効さん。そしてMAを行うスタジオ。その辺を決めねばならないので、それらの依頼連絡をする。何人かから「企画書を見せて欲しい」とのことで、急ぎプリントアウト。郵便局へ。

さて、夕方にはそれら連絡が終わったが「編集モード」に戻るのに何日かかるか? 時間はどんどん経っていく。で、FINAL CUTを立ち上げ、これまでの部分を確認。そんなことをしていると「モード」が戻ってくる。と、エンディング部分。少しやってみようか?という気持ちになった。そこなら入れ込まなくてもできる。

ということで、そこだけ粗編集をした。2月末まで編集を終えなければならないので、僅かでも進められたことに安堵。本日から本格的に作業を再開したい。



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「Zネーション」予想外に面白い!「WD」とは微妙に違うゾンビドラマ? [映画&ドラマ感想]

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「Zネーション」予想外に面白い!「WD」とは微妙に違うゾンビドラマ?

映画人にとって映画やドラマをたくさん見るのは仕事の一環。スポーツ選手が毎日ジョギングするようなもの。「忙しくて最近は映画見てないんだよね〜」というのは「努力せず、サボっている」というのと同じ。しかし、編集で1日、部屋にこもっているので、今年に入って1度も映画館に行っていない。

こんな時期はTUTAYAに行ってレンタルDVDという余裕もなく、過ぎて行くものだが、今はamazonプライムと、Netflixを引いているので、毎晩、作業が終わったら見ている。TUTAYAだと1週間後に返却なので、編集が乗ってくると見ないで返すことになりがち。おまけに店まで行かねばならず、見ない、返しに行く、と意味ない時間を取られる。

が、amazonプライムなら、見なくていいし、余裕があれば見ればいいので無駄がない。ということで、「ウォーキング・デッド」はシーズン9前半まで全部見てしまったので、あれこれアメリカの連続ドラマを見ている。

現在は「Zネーション」これもゾンビもの。最初は「WD」のパクリかと思え、おまけにB級のグロ・ドラマかと想像したが(ま、そんなのも好きなのだけど)これが意外にちゃんとした、よく出来たストーリーの連続。こちらも見出すと止まらない。

凄いのが原発事故や新興宗教の問題まで取り入れていること。あるエピソードでは原発がメルトダウン。それを止めようとする主人公たちのグループ。でも、原発の敷地内はゾンビだらけ!という展開。一人が「このままではフクシマやチェリノブイリになっちまうぜ!」というセリフがあり、明らかに福島の事故を意識している。ま、そのセリフは日本語字幕にはされていなかったけど。

そのエピソード。とても泣ける感動編でもあり、まさか「Zネーション」で泣けるとは思わなかった。「えーーどーなるの?」という展開の連続。脚本家がとても上手い。どういう人たちが書いているのか? 多分、若いライターだと思うが、アメリカは力ある人たちが本当に多い。

TUTAYAで「Zネーション」のパッケージを見ると、かなりグロいので借りる気が無くなるが、中身はなかなか! 「WD」と同じ設定ではあるが、スピンオフの「フィアーオブWD」より「Z」の方が面白いのでお勧め。

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マイケル・ムーア「世界侵略のススメ」は大感動=今、日本人が見るべき映画。なぜ、あの国のような素敵な社会が作れないのか? [映画&ドラマ感想]

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マイケル・ムーア「世界侵略のススメ」は大感動=今、日本人が見るべき映画。なぜ、あの国のような素敵な社会が作れないのか?

最新作の「華氏119」は詳しく感想を書いたが、トランプ大統領批判と言いながら、実は水道問題を追及する作品。看板に偽りあり。しかし、前作の「世界侵略のススメ」は素晴らしかった。

映画館で見ようとしていて、宣伝キャンペーン中だったので見れず。それがAmazonプライムに早くも登場。早々に見てみた。今回はこんな話。アメリカは何だかんだ理由をつけて他国を侵略する国。湾岸戦争も、イラク戦争も同じ。それをムーア監督が皮肉り「だったら次はどこを侵略するか?」と自身がアメリカ軍の代わりに、他国に乗り込むという設定。しかし、行く先々では驚きの連続。

「アメリカではこんな制度はないぜよ〜」

という社会制度と出会い、それを戦利品として持ち帰るという趣向。なかなか上手い。要は他の国はこんなに素晴らしい社会システムが確立しているのに、アメリカはなぜそれができない?ということを暴露して行く作品なのだ。

フランスの子供達の健康と栄養を考えた学校給食。イタリアの2ヶ月にも渡る有給休暇。無償の学校教育。無償の医療制度を持つ国々。チェジニアの刑務所エピソードでは刑務官たちが歌う「ウイ・アー・ザ・ワールド」は涙が溢れる。これは見ないと分からない。そんな場面が3回。ムーア監督の映画はドキュメンタリーなのに毎回、泣かされる。

世界にはこんな素晴らしい制度があるのに、なぜアメリカ人は低賃金で長時間働かされ、差別があり、貧富の差があるのか? そのことを見事に比較して、証明して行く。「ボーリング・フォー・コロンバイン」で銃問題に切り込んだのと同じ手法。この映画を見たアメリカ人はシンプルに分かるはず。

「俺たちは搾取され、利用されている。金持ちと国にこき使われている!」

それをムーア監督は伝えたかったのだ。しかし、この映画には日本は登場しない。なぜなら、日本の社会制度はアメリカと同じ。いや、それ以下だから。アメリカと同じように国と金持ちに国民がこき使われ、搾取されている国だからだ。その意味でこの映画を見れば日本人も驚愕するだろう。

「なぜ、そんな長期休暇が取れるの?」 

「なぜ、そんな裕福な生活ができるの?」 

「俺たち日本人はこんなにも長時間働いているのに、なぜ!?」

その答えはムーア監督が言う通り。日本はアメリカの後追いをしているからだ。大国になっても大きくなるのは企業と金持ちばかり。国はそれら人たちをより肥え太らせるためにしか努力しない。

しかし、不況が20年も続く日本。今の若い世代の多くは、これが当たり前と思っている。ぜひ、そんな人たちにこの映画を見て欲しい。ヨーロッパの国々では、決められた労働時間で、幸せな生活を送り、医療や教育でも国民は大きな恩恵を受けている。

なぜ、日本ではそれをできないのか? なぜ、働き続けなければならないのか? どれだけ日本人は酷い状況にいるのか? それを実感することができるはず。日本人、必見の作品。



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タコ足配線。延長コードで全電源喪失事件? [編集作業]

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タコ足配線。延長コードで全電源喪失事件?

先日、突然に電源が落ちた。パソコンは止まるし、画面は消える。編集中に一番ヤバイ事態だ。電源を入れ直したら、幸いパソコンにもデータにも異常なく、作業を続けることができた。下手したらその1−2時間前までの作業したものが全部消えることがある。それどころかデータ自体も消えて、この1ヶ月の仕事が全部無駄になることさえある。

そんな時のためにデータのバックアップを取っているが、作業したものを記憶したデータが消えたら終わり。なので、1日の作業が終わると、そのデータを別のHDにコピーするのだけど、3−4時間かかるので、毎日はできない。今回の電源喪失。問題はなかったが、今後は分からない。

点検するとタコ足配線用の延長コードがかなり古い。(タコどころかイカの足だが)下手したら10年選手? 今回の電源喪失もこいつのせいかも? 実は以前にも同じトラブルがあった。そこで、今使っているタコ足延長コードを全て新しいものと取り替えることした。

ついでにパソコン2号機のキーボード。昨日のFacebookを見ていると「5年前の今日」の記事で、ワイヤレスのキーボードが通じなくなり大混乱と書いてあった。(なんとその時もSさんの助言。5年にも渡ってありがとうございます)その日以来、ワイヤレスのキーボードが使えず、コード付きにものを使っている。

それもかなり古くなったので一緒に買い替え。押せないキーがいくつもある。PC用品はケチったために、莫大な被害を受けることがあるので、注意せねば。ということで、タコ足コードは新しいものにした。これでいきなり電源が落ちたりしないだろう。冬は電気ヒーターを使うし、音楽聴いたり、いろいろ電力がかかる。

ソーラパネルで自家発電に挑戦しようかなあ?いずれ落ち着いたらやってみたい。


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「プロジェクトX」の思い出。あれもドキュメンタリー、涙と感動があった。その秘密を分析してみた。 [編集作業]

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「プロジェクトX」の思い出。あれもドキュメンタリー、涙と感動があった。その秘密を分析してみた。

「監督。泣けるドキュメンタリーがあるんですよ。それもビデオテープの話で! 凄いんですよ!」

そもそもドキュメンタリーというと勉強にはなるが退屈なもの。それが泣けるドキュメンタリーなんて!それもビデオテープの話で泣けるなんて、想像が付かない。でも、その番組こそが「プロジェクトX」だった。友人がいうのはVHSの回。名作中の名作だ。

それから毎週、録画して見るようにした。しかし、放送しているのはあの某国営放送(?)だ。お金と時間と労力はかけるが、ひたすら真面目で退屈なドキュメンタリーしか作らないところ。それが「プロジェクトX」はとてもよく出来ている。

そもそも、昔は商品名を番組では絶対に言わせないことで有名だった局。紅白歌合戦でも山口百恵の「プレイバックpart2」の歌詞で「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」と言い換えて歌わせたい局である。それが「プロジェクトX」はまるで企業の宣伝番組のように特定企業の努力と奮闘を描いている。

小さな企業からビクター、マツダ、日清、SONYと大企業まで。でも、単なる企業PRではない、そこで働く名もなき社員たちの奮闘こそを讃える番組になっている。人間ドラマになっていて感動できる。この論法。僕が作る故郷映画と同じだ。

その街の魅力を伝えるために映画を作る。でも、直接的に街のPRはしない。感動ドラマを描く。だからこそ見た人は「あの街に行ってみたい」になる。「プロジェクトX」も同じで、会社自体をアピールするのではなく、そこで働く人の感動ドラマ。だから、見ていて「企業PRかよ!」とは思わず感動する。同時に企業にも好感を持つ。

僕が好きなのはマツダを舞台とした「ロータリーエンジン 四七士」のエピソード。これはもう冒頭から涙なしに見れない。原爆を落とされ壊滅した広島の街。そこにある小さな自動車会社。そこから200年間、不可能と言われたロータリーエンジン開発に挑戦する。見ていて「頑張れ!」と心から応援してしまう。

これは題材もいいし、実話なので胸を打つということはあるが、番組の作り、演出がうまいのだ。実はその当時、僕は映画のメイキングを撮ることが多かった。当時は猫も杓子もDVDにはメイキングが収録されていた。が、どれもただただ撮影現場を記録しただけのもので、5分見たらもういい!というものが多かった。

そこで僕はメイキングというより、ドキュメンタリーにしよう。スタッフや俳優の隠れた奮闘を描こう。感動物語にしよう!と考えた。泣けるメイキングを目指した。それを実践していただけに、「プロジェクトX」は同じコンセプトであることを感じたのだ。

その番組がamazonプライムでも見れることを知り、現在、「沖縄戦」ドキュメンタリーを編集中ということもあり、いくつか見直してみた。分析すると手法はこうだ。

「当時の記録映像&写真」
「現在の映像」
「インタビュー」
「スタジオでの解説」
「ゲストを呼んでインタビュー」
「再現」
「中島みゆきの主題歌&エンディング」

当時、撮影した社内の記録映像はあるが、あくまでも記録。そして写真を使って、番組は見事に物語を紹介していく、ナレーターの田口トモロヲさんの語る力も大きい。それを確認して、「沖縄戦」も今ある素材で十分に悲しみを伝える作品にできると思えた。

どうしてもドキュメンタリーというと現実を撮影したものを見せるという印象が強い。現代物はそれでもいい。しかし、過去のことは一部の記録映像しか残っていない。それだけを繋いでも伝わらない。それ以外の部分でいかに事実を伝えるか? そこで証言を多用しがちなのだが、話だけではやはり、イメージし辛い。では?という演出が必要なのだ。そんなことを考えながら、編集作業を続ける。


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沖縄戦ー作業報告。1人ブラック企業への道? [編集作業]

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沖縄戦ー作業報告。1人ブラック企業への道?

昨日は結構、作業が進んだ。シュガーローフの戦いまで書いてあったナレーション原稿。作業がその後のパートに進んだので、まずそれを書く。いよいよ、沖縄戦の最終章である摩文仁の丘である。そこまでのナレーションを書く。

僕の映画は必ずモノローグで始まるが、劇映画の場合は編集時のモノローグの尺をとっておいて、あとで俳優さんに来てもらいスタジオで声を録音する。が、ドキュメンタリーの場合はシナリオにナレーションが書かれているわけではない。取材し、編集してから、ナレーションを考えて書く。

また、劇映画はナレーションやモノローグはあくまでも補足的なものとして一部で使うが、ドキュメンタリーではメインであり、その語りで作品が進行する。「プロジェクトX」で言えば田口トモロウさんのナレーションだ。

だが、編集中は当然、ナレーションは入っていない。劇映画の場合はそのパートが少ないので、編集時も「ここにモノローグが入るんだよなあ」とシナリオに書かれたモノローグ台詞を思い出しながら作業すればいい。それがドキュメンタリーの場合はあまりにもナレーションが多いので、編集時に戸惑う。そこで粗編集した後にナレーション原稿を書いた。

それに合わせて尺を決めて、ナレーションの言葉で出て来る映像を入れ込む。でも、それは分かりづらい。ナレーションを読む人によって速度が違うので、どのくらいの尺が必要か? その計算が大変だ。原稿を見ながら自分で読んで見るのだが、画面を見て、原稿を見て、んー少し長いかな?とかいつもイライラ。

誰か、助手がいて、原稿を声を出して読んでもらい、僕が画面を見ているとと言うのなら、やりやすいが、そんな助手もいない。そこで今回考えたのが、ナレーションを全てテロップにして画面に付けてしまう。そうすれば画面を見ながら自分で声を出して読むことができる。簡単に言えばカラオケ・ビデオと同じ。

なぜ、それが今回できたか?と言うと、編集ソフト新型FINAL CUTproXを使っているからだ。専門的な話になるが、旧型の「7」の場合。原稿を用意しても、それを見て新たにFINAL CUTのウインドウに文章を打ち込まなければならない。窓は小さく、作業が大変。だから、文字入れは最後の最後にしていた。

それが新型の「X」はWordに書いた文章をコピー&ペースト出来るようになっていた。打ち込みの必要がない!物凄い時間の短縮。だって、Wordで書いた大量の文章を、FINAL CUTで、もう一度、打たねばならないと言うのは、2倍の時間が必要。それが半分で済む訳だその作業を昨日、行った。

こうすればナレーションの声を入れる前段階で、どこでどんなナレーションが流れるか?目で見て確認することができる。それをエピローグ前まで。と言っても、まだ挿入していないエピソードもある。記録映像もとりあえず入れてあるだけ。その辺を詰めていかねば。

ひと昔前なら編集はリニア編集(詳しくない方、ごめんなさい。説明すると長くなるので!)で、単に映像を繋ぐだけだったが、ノンリニア編集が登場。初期はpremierを使っていたが、FINAL CUTに乗り換え、「7」を10年ほど使った。素材を繋ぐだけでなく、エフェクト、ディゾルブも同時にできる。

昔は、本編集のスタジオに行ってから「そこはオーバーラップで。2秒で.......違うなあ......じゃあ3秒で!」とオペレーターにお願いしてやっていた。1時間数万円のスタジオだ。何度もやり直すと時間がどんどん過ぎていく。Pから「早くやってくださいよ」と急かされる。それがFINAL CUTなら心ゆくまで何度でも直しができる。

ま、その分時間がかかり、ギャラは変わらないので、時給がどんどん安くなると言う首絞め現象にも繋がったが、大事なのは作品クオリティ。時間があれば何ヶ月でも編集してしまう。以前より、かなり色々できるようになったので、ありがたい。ま、こうして「1人ブラック企業」になっていくのだけど....。


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