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沖縄戦ドキュメンタリー」進行報告=いよいよ本格編集近し?! [編集作業]

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沖縄戦ドキュメンタリー」進行報告=いよいよ本格編集近し?!

なかなか、編集モードに戻れず、とりあえず、今後の展開を整理するために書きながら考える。ほとんどの素材を切り出してタイムラインには並べている。尺は5時間。あと、専門家の証言をまだ追加せねばならないが、それはあとでも大丈夫。ここからは本格編集して短くしていく作業だ。

目標は90分なので、3時間半切らねばならない。5分の2くらいの長さにする必要がある。が、まず、大雑把に切って行こう。記録映像はあとにして、まずは体験者による証言パート。これが作品のメイン。全体をもう一度把握する。

①Uさんの証言
②Tさんの証言
③T島Aさんの証言
④T島Bさんの証言
⑤Cさんの解説
⑥Zさんの証言
⑦Hさんのお孫さん証言

以上7人。それぞれのインタビューが1時間ずつある。それだけで7時間。これを短く、見やすく、編集する。そして説明が必要な物。あるいは、お話の内容に関わる記録映像があれば挿入する。

記録映像、現代の沖縄映像、資料館で撮影した当時の品。それらをインタビュー映像に重ねることで、より内容が伝わりやすくなる。

ただ、どなたのお話も重く、悲しい。映像を見直すだけでも辛い。強い覚悟と思いがなければ編集できない。体調が悪い、集中力が落ちているというときには、作業できない。作業というより戦いであり、歴史との対峙である。

その意味で、最初からヘビーな証言から編集すると弾き返されてしまうので、どこか糸口のある証言からかかりたい。とはいえ、どれもヘビーなのだが。。。


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ドキュメンタリーのナレーションは大事。最近はテレビでもアナウンサーではなく俳優が起用される理由? [編集作業]

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ドキュメンタリーのナレーションは大事。最近はテレビでもアナウンサーではなく俳優が起用される理由?

一昨日は別の仕事があり、いっぱい喋ってしまったので「編集モード」が去ってしまい、昨日は編集機を前にしても作業ができず.......因果な体質。逆に「トーキング・モード」が抜けないので、関係者への連絡日とした。ドキュメンタリー映画とは言え、編集だけではなく、いろんな人の力を借りないと完成できない。

何よりまずナレーション。どなたに頼むか? ナレーション等を専門とするナレーター。あるいはアナウンサー。という専門職がある。が、某国営放送(?)の番組のように、綺麗に上手に読む人が多く、今回は違うと考える。

最近は報道番組でも特集コーナーは、俳優がナレーションをすることが多い。前にも書いたが言葉による表現はアナウンサーより格段にうまい。多少、方言が出たり、独特の言い回しをしても、気持ちや感情を表現する力があるので、見る者に強く伝わる。

昔、スピルバーグ監督の特集番組があった時、ナレーターはガッツ石松さんだった。ご存知の声、口調、ときどき何を言っているのか?分からない。おまけに「スティーブン・スピルバーグ」と言えなくて

「すてーぶん・すぴるばーぐ監督の新作が。。。。」

と言ってしまう!それでも、臨場感があった。ガッツさんはスピルバーグの「太陽の帝国」に出演。本人を知っているからだ。そういうこともナレーションには大事なのだ。

僕の映画のメイキング。「向日葵の丘」の時も、ナレーションは出演者の芳根京子たちを知っている女優さんにお願いした。「明日にかける橋ー越後はる香メイキング」は共演者の冨田佳輔君に頼んだ。やはり、スポットを浴びる人を直接知っていることで、ナレーションにも愛や思いが篭るのだ。

その意味で今回は誰にお願いすべきか? また、経過を報告する。あと、お願いすべきは音楽家さん。音効さん。そしてMAを行うスタジオ。その辺を決めねばならないので、それらの依頼連絡をする。何人かから「企画書を見せて欲しい」とのことで、急ぎプリントアウト。郵便局へ。

さて、夕方にはそれら連絡が終わったが「編集モード」に戻るのに何日かかるか? 時間はどんどん経っていく。で、FINAL CUTを立ち上げ、これまでの部分を確認。そんなことをしていると「モード」が戻ってくる。と、エンディング部分。少しやってみようか?という気持ちになった。そこなら入れ込まなくてもできる。

ということで、そこだけ粗編集をした。2月末まで編集を終えなければならないので、僅かでも進められたことに安堵。本日から本格的に作業を再開したい。



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「Zネーション」予想外に面白い!「WD」とは微妙に違うゾンビドラマ? [映画&ドラマ感想]

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「Zネーション」予想外に面白い!「WD」とは微妙に違うゾンビドラマ?

映画人にとって映画やドラマをたくさん見るのは仕事の一環。スポーツ選手が毎日ジョギングするようなもの。「忙しくて最近は映画見てないんだよね〜」というのは「努力せず、サボっている」というのと同じ。しかし、編集で1日、部屋にこもっているので、今年に入って1度も映画館に行っていない。

こんな時期はTUTAYAに行ってレンタルDVDという余裕もなく、過ぎて行くものだが、今はamazonプライムと、Netflixを引いているので、毎晩、作業が終わったら見ている。TUTAYAだと1週間後に返却なので、編集が乗ってくると見ないで返すことになりがち。おまけに店まで行かねばならず、見ない、返しに行く、と意味ない時間を取られる。

が、amazonプライムなら、見なくていいし、余裕があれば見ればいいので無駄がない。ということで、「ウォーキング・デッド」はシーズン9前半まで全部見てしまったので、あれこれアメリカの連続ドラマを見ている。

現在は「Zネーション」これもゾンビもの。最初は「WD」のパクリかと思え、おまけにB級のグロ・ドラマかと想像したが(ま、そんなのも好きなのだけど)これが意外にちゃんとした、よく出来たストーリーの連続。こちらも見出すと止まらない。

凄いのが原発事故や新興宗教の問題まで取り入れていること。あるエピソードでは原発がメルトダウン。それを止めようとする主人公たちのグループ。でも、原発の敷地内はゾンビだらけ!という展開。一人が「このままではフクシマやチェリノブイリになっちまうぜ!」というセリフがあり、明らかに福島の事故を意識している。ま、そのセリフは日本語字幕にはされていなかったけど。

そのエピソード。とても泣ける感動編でもあり、まさか「Zネーション」で泣けるとは思わなかった。「えーーどーなるの?」という展開の連続。脚本家がとても上手い。どういう人たちが書いているのか? 多分、若いライターだと思うが、アメリカは力ある人たちが本当に多い。

TUTAYAで「Zネーション」のパッケージを見ると、かなりグロいので借りる気が無くなるが、中身はなかなか! 「WD」と同じ設定ではあるが、スピンオフの「フィアーオブWD」より「Z」の方が面白いのでお勧め。

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マイケル・ムーア「世界侵略のススメ」は大感動=今、日本人が見るべき映画。なぜ、あの国のような素敵な社会が作れないのか? [映画&ドラマ感想]

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マイケル・ムーア「世界侵略のススメ」は大感動=今、日本人が見るべき映画。なぜ、あの国のような素敵な社会が作れないのか?

最新作の「華氏119」は詳しく感想を書いたが、トランプ大統領批判と言いながら、実は水道問題を追及する作品。看板に偽りあり。しかし、前作の「世界侵略のススメ」は素晴らしかった。

映画館で見ようとしていて、宣伝キャンペーン中だったので見れず。それがAmazonプライムに早くも登場。早々に見てみた。今回はこんな話。アメリカは何だかんだ理由をつけて他国を侵略する国。湾岸戦争も、イラク戦争も同じ。それをムーア監督が皮肉り「だったら次はどこを侵略するか?」と自身がアメリカ軍の代わりに、他国に乗り込むという設定。しかし、行く先々では驚きの連続。

「アメリカではこんな制度はないぜよ〜」

という社会制度と出会い、それを戦利品として持ち帰るという趣向。なかなか上手い。要は他の国はこんなに素晴らしい社会システムが確立しているのに、アメリカはなぜそれができない?ということを暴露して行く作品なのだ。

フランスの子供達の健康と栄養を考えた学校給食。イタリアの2ヶ月にも渡る有給休暇。無償の学校教育。無償の医療制度を持つ国々。チェジニアの刑務所エピソードでは刑務官たちが歌う「ウイ・アー・ザ・ワールド」は涙が溢れる。これは見ないと分からない。そんな場面が3回。ムーア監督の映画はドキュメンタリーなのに毎回、泣かされる。

世界にはこんな素晴らしい制度があるのに、なぜアメリカ人は低賃金で長時間働かされ、差別があり、貧富の差があるのか? そのことを見事に比較して、証明して行く。「ボーリング・フォー・コロンバイン」で銃問題に切り込んだのと同じ手法。この映画を見たアメリカ人はシンプルに分かるはず。

「俺たちは搾取され、利用されている。金持ちと国にこき使われている!」

それをムーア監督は伝えたかったのだ。しかし、この映画には日本は登場しない。なぜなら、日本の社会制度はアメリカと同じ。いや、それ以下だから。アメリカと同じように国と金持ちに国民がこき使われ、搾取されている国だからだ。その意味でこの映画を見れば日本人も驚愕するだろう。

「なぜ、そんな長期休暇が取れるの?」 

「なぜ、そんな裕福な生活ができるの?」 

「俺たち日本人はこんなにも長時間働いているのに、なぜ!?」

その答えはムーア監督が言う通り。日本はアメリカの後追いをしているからだ。大国になっても大きくなるのは企業と金持ちばかり。国はそれら人たちをより肥え太らせるためにしか努力しない。

しかし、不況が20年も続く日本。今の若い世代の多くは、これが当たり前と思っている。ぜひ、そんな人たちにこの映画を見て欲しい。ヨーロッパの国々では、決められた労働時間で、幸せな生活を送り、医療や教育でも国民は大きな恩恵を受けている。

なぜ、日本ではそれをできないのか? なぜ、働き続けなければならないのか? どれだけ日本人は酷い状況にいるのか? それを実感することができるはず。日本人、必見の作品。



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