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申告準備とナレーション原稿書き=戦いは続く? [編集作業]

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申告準備とナレーション原稿書き=戦いは続く?

思った以上に申告準備に時間がかかっている。昨年は映画を撮っていないから....と安心していたら、宣伝活動や舞台挨拶ツアーがあって、かなりの領収書が出てきた。個人での支出も多かったと言うこと。というのも、友人知人が前売り券買ってくれたり、映画の宣伝してくれたりしているのに「ど〜も〜!」だけでは済まない。飯奢ったり、酒飲んでもらったりもする。

ま、逆に宣伝してもらって、飯食わせてもらうというのもあるけど。何事も経費とか予算だけでは賄えない。本当にいろんな方々がいろんな形で「明日にかける橋」を応援、宣伝してくれた。だからこそ、地元だけではなく、東京や大阪でもヒットできた。そんな応援に対する感謝の気持ちが大切。ということで、そんな時の領収書がいっぱいあったりする。ジャンル別に分けて、その全てをExcelに打ち込む作業。

「あー、この領収書。大阪でサウナに泊まった時の....」

「あー、これは静岡の舞台挨拶のあとで...」

と思い出したり。そう考えると昨年も波乱万丈の1年だった。それだけに領収書の量も凄く。2日がかりで整理。さらに3日かけて打ち込み。ようやく、それが終了。次はそれら領収書をスクラップブックに貼り付けねばならない。そんなことで、もう3日も編集を中断している。かなりヤバイ。

ま、体調が悪く集中力低下もあったけど、もう1月も半分が終わる。編集は2月中に終えなければならない。果たして間に合うのか?と焦りを感じる。3月は仕上げだ。そこでいつもと違う方法で作業を進めることにした。いつもはドラマなので、最初から順番に編集をする。波や盛り上がりがあるので、ここやって、ここは後回しで、次はラスト。そしてオープニングなんて編集はダメ。

でも、今回はドキュメンタリー。それも基本7つほどのブロックに分かれている。いつもはその素材を切り出すのに頭からやる。ドラマだとそうだ。今回も同じ方法で始めて現在、第3ブロック。ここがなかなか大変で、集中力が続かない。で、とりあえず、ここまでを本格編集してみようと考えている。

切り出し作業。ドラマでいうと「NGぬき」だ。これが物凄く根気のいる仕事。毎回、それだけで1ヶ月。この作業が一番疲れる。そこで揃った素材を使い、ようやく編集。ここまで来るとクリエイティブな作業。1日16時間くらい作業してしまう。が、そこまでが大変。そしてそこまで行くと全貌が見える。

今回の作業。スタートして2週間少々。まだまだ全貌が見えない。そしてあと2週間で最後まで行けるか?という不安もある。そこで、これまでの部分を編集すれば、全体が見えてくるはず。それと今回はナレーションが大量に入る。それに合わせて編集後にまた長さを調整せねばならない。これはドラマと違う部分。

だったら、先にナレーションを書いてしまおう。そうすれば必要な映像もハッキリしてくる。あの本もようやく届いたし!ということで、本日はナレーション原稿を書いている。とりあえず、「真珠湾奇襲から沖縄戦開始前」までのプロローグと、第1章となる「上陸作戦」そして、「嘉数高地の戦い」。ナレーションで難しいのは、どこまでを説明するか?だ。

それこそ太平洋戦争の概略だけで下手すれば30分。いやいや5分くらいで済まさないと、今回は「沖縄戦」だ。慶良間諸島への上陸のエピソードはどのくらいにするか? そこだけでもしっかり描けば10数分になる。が、やはり本格スタートは本島への上陸からだろう。まだまだ、後で描かなければならない事件がたくさんある。

という風に取捨選択が必要。そのナレーションに合わせて映像を選ぶ。ここがドラマ編集と違うところ。ドラマはすでにシナリオにセリフやナレーションが書かれているので、それをベースに編集する。が、ドキュメンタリーの場合は後でナレーション原稿を作る。それに必要そうな映像を先に並べるのだが、どんな映像があるか?は頭に入っているし、3ブロックまではすでに抜き出したものがある。

それを進めた方が自分の中で、作品の全貌が把握できるのでは?という発想である。と言うわけでナレーション原稿を書いている。史実を間違わないように、専門書で何度も確認しながら、必要な動きや事件の説明、解説を書いていく。編集は単に映像を繋げるだけの作業ではない。化石掘りと同じで、上から掘るばかりでなく、時には横から、斜めから掘ることで、何が埋まっているか?が見えてくるのだ。



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