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「ミッドウェイ海戦」番組。70年前の軍と今の政府は同じことしている?=誰も責任取らない偉い人達? [沖縄の現実]

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「ミッドウェイ海戦」番組。70年前の軍と今の政府は同じことしている?=誰も責任取らない偉い人達?

沖縄戦を描くには沖縄戦を勉強しただけではダメで、太平洋戦争も把握せなばならない。で、今もあれこれ資料を探したり、見たりしている。先日、youtubeで見つけた番組。「ミッドウェイ海戦」を解説したもの。これがなかなか面白かった。

映画にもなっているので、僕も概要は知っている。真珠湾奇襲で勝利を収めた日本軍が、そのミッドウェイ戦の敗北から一気に敗退し行く。その理由を番組では専門家と田原総一郎がゲストで探っていく。

興味を引いたのが実践前に行った日本軍によるミッドウェイのシュミレーション。あらゆるパターンを想定。米軍の出方。対応を予想し、対策を考えていく。その中で日本軍の艦隊に大きな被害が出て、米艦隊有利というパターンが出てきた。その時、責任者が

「それはもういい。次のパターンを試せ」

となかったことにしてしまった。つまり、軍としては「必ず勝てる」という実証をすることが本当の目的だったのだ。あれ?何か最近もそんなニュースあったよね?

「賃金が上がりました!」と数字を上げてお役所が景気回復をアピール。マスコミが大々的に報道したが、統計の基準を変えて大幅マイナスを見えないように計算していたことがバレてしまった。実は多くの賃金は上がっていないのだ。「景気が回復している!」ということを伝えることが役所の目的だったのだ。他にも.....

「あなたは安倍内閣を支持しますか?」

そんな電話調査の問いに「いいえ」と答えると、ガチャ!という経験をしたと友達から聞いた。それを繰り返しているので、支持率49%(1月29日)なんて数字が出るのではないか?「多くが支持している!」という答えありきの調査のように思える。日本がやっていることはミッドウェイ海戦時から同じなのだ。話を戻す。

結果、ミッドウェイでは、シュミレーションで「ないこと」にした、最悪のパターンが現実となった。対策は考えていない。当然の大敗。多くの空母を失った。そこから日本は多くの犠牲者を出しながら敗戦へとなだれ込むのである。

ミッドウェイ海戦の責任者は山本五十六長官と南雲中将。両者共に生き残った。が、責任を取ることはなかった。多くの死傷者を出し、主要な空母を失ったにも関わらず、現場で指揮を取った南雲中将は、確か、軍の学校の校長に就任する。天下りのようなものだ。

ここもまた今の日本と同じだ。東電が福島であれほどの事故を起こしても、誰も責任を取らず、当時の会長、社長は莫大な退職金をもらい辞めている。

そしてミッドウェイの結果は「日本軍勝利」として国民には知らされた。アベノミクスの失敗が分かっているのに、役人に書類を改ざんさせ、嘘の数字を発表「景気が良くなった」とマスコミに宣伝させるのも同じだ。

「日本は70年前から変わっていない。慎重に政策を考えることなく、暴走し、失敗。国民に大きな犠牲が出ても、誰も責任を取らない。それが政府や軍の体質なのだ」

とゲストの田原総一郎は訴えていた。最後にもう一つ。面白いのは、その番組。あの某国営放送(?)のBS番組だった。今はもう、そんな路線は無理。完全に大本営発表の垂れ流し。戦時中のマスコミと同じことをしていること。痛感してしまう。

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