脳梗塞後=だいぶん、言葉が出るようになった。−12月16日 [闘病日記]
少し前まで「鬼滅」の無一郎と同じ。「えーと、何だっけ〜」と言っていた。元々、僕はマシンガントークと呼ばれ、子供の頃から「吉本興業に入れ!」とよく言われていた。
ま、今では吉本は名門プロダクションだが、当時はアホな奴、よく喋るやつが「吉本行け〜」とバカにされたものだった。それが今回の脳梗塞で、うまく話せなくなっていた。
あの饒舌だった大島渚監督も、脳梗塞以降は言葉がうまく出ないようで、痛々しかった。が、僕も近いところがあった。それでもリハビリを続け、今ではあまり引っかからずに話ができるようになった。
監督業は言葉が命。話せなくなったら終わり。ただ、今も固有名詞が出て来ない。有名な俳優の名前、映画のタイトルがダメ。友人の名前も出て来ないことがある。まだまだ、後遺症との戦いは続く。
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「終わったことを後悔しても始まらない。未来のことを考えよう!」と言う友人=同じ失敗を繰り返している? 12月16日 [「沖縄狂想曲」]
僕があれこれ記事を上げると、たまにだが「グチはもうやめましょう!」とコメントしてくる人がいる。以前にも撮影の反省をしていると、「愚痴はもういいよ」と言われた。
が、彼らは「愚痴」の意味を理解していない。愚痴というのは「言っても仕方のないことをクドクドいうこと」である。僕がいうのは反省。「こうすれば失敗しなかったのかも?」「ああすればより良い結果が出たんだよなあ」という話をしている。
友人で「終わったことを後悔しても始まらない。未来のことを考えよう」という前向きな友人がいた。が、彼は毎回、同じ失敗を繰り返していた。反省せずに、次に進むからだ。それが日本人的発想なのか?と思えてくる。太平洋戦争時の日本軍にも、同じ傾向が見られる。
「愚痴をいうな」は「反省するな」にも繋がる。それは支配者層にとても都合のいい言葉。自分達の失敗を皆に知られることなく、「終わったことは忘れよう」などと言える。責任を追求されない。
支配される側まで同じことを言うのは、非常に都合のいい人たち。乗せられているだけと思える。過去の過ちを忘れることではなく、過去を反省し、分析し、検証することで同じ失敗を繰り返さない。それが大事ではないか?
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父親たちは心を会社に売って、家族のために働く=そして妻や子に嫌われてしまう?背景 −12月16日 12月16日 [「沖縄狂想曲」]
病人に対して、無神経な言葉を投げかける人たち。今回の病気で、それを嫌というほど経験した。が、誰1人、悪意はない。むしろ応援してくれる人たち。では、なぜ、病人を傷つける発言をするのか?
彼らのほとんどは会社員。上司から指示され、仕事をする。「この作業に意味があるの?」と思えることもあるだろ。でも、それを考えていたら、仕事にならない。意味を考えずに働くしかない。
できない目標を掲げる上役。努力しても無理。そんな上司の言葉は「はい、はい」と言いながら聞かない。上司の立場なんて関係ない。同じように、お客の気持ちも考えない。何でもいいから商品を売れば、自分の成績になる。
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そんな仕事を10年20年30年と続けると、相手の気持ちや立場を考えない人間になる。いや、そうならないと、会社員は出来ない。意味や意義を考えていては、自分が壊れてしまう。機械の部品になること。それが会社員なのだ。その代わり生活が保障される。
そうなると、もう以前のようには戻らない。会社以外で、家庭で、友達と会っても、同じモードで対応してしまう。昔から中年親父って無神経でスケべと言われたが、まさにそんな大人になってしまう。妻や子供に嫌われる親父として、成長してしまう。
妻は違う。近所付き合い、子供の学校、公園デビュー、子供との交流。無神経ではいられない。一方、夫は会社だけ。近所とも、ママ友とも付き合わない。たまに学生時代の友達と、飲みに行くだけだ
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仕事中。相手の気持ちを考えてはいけない。与えられたことをするだけ。機械の部品のような生活を続ける。だから、友人が病気になっても、状態を把握できない。励ましのつもりで、無神経なこと言ってしまう。
「もう、治っただろう?」「大した病気じゃないだろう」説明されても、理解しない。その種のモードは何年も前に、オフにしている。だから、状況を把握できず、言ってはいけないことを言ったり。無神経な冗談を言ってしまう。
僕の友人たちも高校時代のノリで、病気をギャグにする。「再起不能じゃなかったのか?」だが、冗談にはならない。僕が元気なら10倍にして言い返すが、心折れて何も言えなかった。「ああ、彼らと話してはダメだ、、、」そう思えた。悪気がないのは分かるが、耐えられなかった。
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でも、友人たちは気づかない。何度も説明したのに「完治、おめでとう?!」とか言ってくる。完治は一生しない。最大級の嫌がらせーなのだが、悪意はゼロ。状況を把握する力を無くしているだけ。そんな対応をしたのは全員、会社員の友人だった。
安定した生活。それなりの給料。それと引き換えに、機械の部品になる。それが会社員という仕事なのだろう。彼らに罪はない。けど、家族を支えながら、子や妻に嫌われてしまう。熟年離婚の背景も同様。その父親たちの犠牲の上に、日本は経済成長したのだ。
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久々に体重が増えた。=12月16日 [「沖縄狂想曲」]
寒くて仕方ない!まだ心臓機能に問題?=ヒートテック上下作戦 12月16日 [「沖縄狂想曲」]
先週の体調不良。今週も昨日から風邪気味っぽい症状。手術の後遺症ではないと思う。体調が悪くなった週は寒かった。少し暖かくなると、回復。どうも寒さが影響するようだ。
手術を終えたばかり。それも心臓に繋がる太い動脈を3本も。成功したとは言え、まだ100%機能が回復した訳ではない。春に検査した時には、心臓機能が20%まで下がっていた。
4月というのに寒くて仕方ない。1日に風呂、6回入った。医者に叱られた。心臓が危険!その後は夏。気づかなかったが、そもそも心臓の病気。手術は終わったとは言え、まだ本調子ではないはず。
そのために体が冷たくなり、体調が悪くなる? うん。そんな感じだろう。ということで、本日よりヒートテック作戦。上下共にHT。これで寒さと闘う。
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政府の誘導=見事にハマるある街の人たち。=12月16日 [「沖縄狂想曲」]
私の最新作「沖縄狂想曲」次々に映画館が決まっている。公式HPの情報では現在18館だが、発表前の劇場を入れると、すでに20館を超えているという。凄い!
だが、未だに決まらないのが北海道地区。配給会社がアプローチしてくれているのだが、反応が悪いという。その理由。「基地問題の映画はあまり入らない。道民の関心が薄い」と言われるそうだ。
確かに北海道からすると、日本の果てにある沖縄。遠い遠い街だ。そんな街で基地問題と言われても、他人事になってしまう。自分のこととして考えられない。それが背景にあるという。
ただ、それはまさに政府の思惑通り。基地を沖縄に集めることで、他県の人たちの興味を削ぎ。反対運動をさせないのが目的。原発を地方に作り。都会の人たちが興味を持たないようにしたのと、同じ構図なのだ。北海道の方々。見事に誘導されている。悲しい。
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