超無神経な見舞いコメントをくれた友人たち=その背景を探る?=12月17日 [「沖縄狂想曲」]
全員が会社員だった。その背景、何回か記事にした。ある意味、気の毒でもある。仕事をするため、商品を売るため、相手の気持ちを考えることをしなくなる。
無理難題を押し付ける上司。考えても答えは出ない。納得できない指示。無理難題。不可能な目標。自身を無神経にすることでしか、自分を守れない。「分かりました」と従う振りをする。
「どのようにして、無茶な指示を成し遂げるか?」ではなく、深く考えずに言われたことをする。ダメでも「すみませんでした」で、済んでしまう。会社員というのは全員が成果を上げなくても、5%が成果を上げれば収益が上がる。
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そんな組織で仕事。30年も続けば、考える力が退化する。相手の気持ちを考えることもなくなる。あれこれ考えていると仕事は出来ない。そこで友人が病気。急に気が回ったりしない。相手の立場に立つことも出来ない。思いついたことを深く考えずに、お見舞いメールとして送る。
「生きてるだけで丸儲け!」
これが先の友人の背景だ。例えれば戦場に長くいた兵士。死に対して無神経が麻痺する。死は日常茶飯事。住民が何人死んでも、他人事。同じように会社員の彼らも他人の痛みに、無頓着になっている。だから、的外れで無神経なことが言えてしまう。
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会社員というのは、会社の歯車になる仕事。その代わりに安定した生活を約束される。機械の部品になるということ。「人間性」や「思いやり」は必要ない。むしろ邪魔。会社ロボットになること。それが会社員なのだ。そんな悲しい社会背景。今回、痛感した。
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超無神経な見舞いコメント=その友人の心理を考える?実は親切。−12月17日 [「沖縄狂想曲」]
こんな見舞いコメントが来た。「生きてるだけで、丸儲け!」サラリーマンの友人からだ。いろいろ応援してくれている。が、嫌がらせかと思った。僕は脳の一部が死に、両目共に半分失明。心臓機能が20%に低下。
喘息で息が出来ない時期が、何ヶ月も続いた。ここまで辛い日々。長い人生でも初めて。そこに見舞いの言葉「生きているだけで、丸儲け!」とても応援とは思えない。嫌がらせとしか感じない。病人からすると、こんな風に感じるのだ。
「両目を半分失明しようと、脳が死のうと、心臓機能が低下しようと、生きてんだから、ボロ儲けだよ」と言う意味に思えた。つまり「お前なんて、生きてるだけで、ありがたいと思わなきゃ!」そんな解釈にさえ感じるのだ。
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多分、友人はこう言いたかったのだろう。「大変な病気だけど、生きているだけで素晴らしい。頑張ってほしい」と言う意味なのだ。が、それなら明石家さんまの言葉など、引用すべきではない。
あの言葉は貧しくても、夢破れても「生きてるだけで丸儲け」と言う意味。「障害を背負っても生きていれば、いいだろう?」と言う意味ではない。何より障害を抱えているのに「丸儲け」と言う言葉を使うだけでも、無神経極まりない。
彼は五体満足。そんな人間がその種の言葉を言えば、上から目線で「お前なんて、生きてるだけで丸儲けだろ?」と言っているように感じる。なぜ、友人はその言葉が「励ましになる」と、思ったのか?
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長くなったので簡単に書く。彼は深く考えていない。会社員なので日頃から上司にうるさく言われる。その意味をいちいち、深く考えない。そんな生活が30年。自身が言葉を発する時も、深く考えなくなる。
「さんまが言ってた言葉。励ましになるなあ〜」相手がどう感じるか?も考えずにメールする。上から目線で、無神経なコメントをしていることに気づかない。相手がどう感じるか?も考えずに送る。悪気はない。
あれこれ考えていたら、会社の仕事はできない。それが背景。ある意味、悲しい。励ますつもりで、友人を踏みつけてしまう。相手が怒り出すまで気づかない。でも、それが多くのサラリーマンの思考なのだ。
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室温は19度。なのに「寒い!」と感じる?−12月17日 [「沖縄狂想曲」]
「沖縄狂想曲」ホームページ。上映される映画館が分かる。−12月17日 [「沖縄狂想曲」]
現在、19館での公開が決まっている。が、配給会社に聞くと、HPにまだ記載されていない映画館もあるとのこと。まだまだ増えそうだ。
東京、大阪、静岡、沖縄では監督舞台挨拶を企画中。公開は2月。それまでに体調を良くしないとヤバい。
2回の手術はうまくいったが、まだ心臓も本調子ではない。体力もない。早く回復せねば。おまけに2月は寒い。
公式HPは=> https://okinawakyosokyoku.com/?fbclid=IwAR2GRWORt-5EcJqxUBvfzUklkk8V2gmee1g9kvPhus-cMjLG1M1TPG-Rk3U
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