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父親たちは心を会社に売って、家族のために働く=そして妻や子に嫌われてしまう?背景 −12月16日 12月16日 [「沖縄狂想曲」]

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病人に対して、無神経な言葉を投げかける人たち。今回の病気で、それを嫌というほど経験した。が、誰1人、悪意はない。むしろ応援してくれる人たち。では、なぜ、病人を傷つける発言をするのか?

彼らのほとんどは会社員。上司から指示され、仕事をする。「この作業に意味があるの?」と思えることもあるだろ。でも、それを考えていたら、仕事にならない。意味を考えずに働くしかない。

できない目標を掲げる上役。努力しても無理。そんな上司の言葉は「はい、はい」と言いながら聞かない。上司の立場なんて関係ない。同じように、お客の気持ちも考えない。何でもいいから商品を売れば、自分の成績になる。

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そんな仕事を10年20年30年と続けると、相手の気持ちや立場を考えない人間になる。いや、そうならないと、会社員は出来ない。意味や意義を考えていては、自分が壊れてしまう。機械の部品になること。それが会社員なのだ。その代わり生活が保障される。

そうなると、もう以前のようには戻らない。会社以外で、家庭で、友達と会っても、同じモードで対応してしまう。昔から中年親父って無神経でスケべと言われたが、まさにそんな大人になってしまう。妻や子供に嫌われる親父として、成長してしまう。

妻は違う。近所付き合い、子供の学校、公園デビュー、子供との交流。無神経ではいられない。一方、夫は会社だけ。近所とも、ママ友とも付き合わない。たまに学生時代の友達と、飲みに行くだけだ

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仕事中。相手の気持ちを考えてはいけない。与えられたことをするだけ。機械の部品のような生活を続ける。だから、友人が病気になっても、状態を把握できない。励ましのつもりで、無神経なこと言ってしまう。

「もう、治っただろう?」「大した病気じゃないだろう」説明されても、理解しない。その種のモードは何年も前に、オフにしている。だから、状況を把握できず、言ってはいけないことを言ったり。無神経な冗談を言ってしまう。

僕の友人たちも高校時代のノリで、病気をギャグにする。「再起不能じゃなかったのか?」だが、冗談にはならない。僕が元気なら10倍にして言い返すが、心折れて何も言えなかった。「ああ、彼らと話してはダメだ、、、」そう思えた。悪気がないのは分かるが、耐えられなかった。

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でも、友人たちは気づかない。何度も説明したのに「完治、おめでとう?!」とか言ってくる。完治は一生しない。最大級の嫌がらせーなのだが、悪意はゼロ。状況を把握する力を無くしているだけ。そんな対応をしたのは全員、会社員の友人だった。

安定した生活。それなりの給料。それと引き換えに、機械の部品になる。それが会社員という仕事なのだろう。彼らに罪はない。けど、家族を支えながら、子や妻に嫌われてしまう。熟年離婚の背景も同様。その父親たちの犠牲の上に、日本は経済成長したのだ。








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