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俳優との出会いは「実力」と「タイミング」、出て欲しくても出てもらえない悔しさも? [沖縄戦の勉強]

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 Facebookは1年前にこんな記事を書いたと、当時のものが上がる。「ああ、あれから1年か!」「これまだ1年前か?」などと時がすぎ行きのを感じる。これはFBのいいところではあるが、その種の大きなお世話が悩みの種にも繋がる。本日の「*年前の記事」は「太田組作品に出演する俳優はなぜ、いつも以上に魅力的か?」と言う話。ある映画評論家さんの分析を紹介している。

 演出する本人(私)はあまり理由を理解しておらず、俳優さんのお陰!実力ある人を選んだことは正解としか思っていないが、できる役者さんでも、いつも以上に魅力的だと指摘された。その理由をコメント欄で何人かが指摘している。出演頂いた俳優さん自身もコメントしてくれているが、「自分らしい役と言うはやりやすい」と言う。それで言うと、確かに僕はそのご本人に合わせて役を作る。劇団でよくやる当て書だ。そして薬を先に作っても俳優が決まると、その人のイメージで書き直す。ある時は役柄そのものを正反対にしたことがある。

 つまり、俳優が持つものを発揮しやすくする。持ってないものは出ない。それを無理して演じても伝わらないと言うこと。逆に隠し持っているものを引き出せるからこそ、いつも以上の力や魅力を発揮するのだろう。近年はシナリオを書く時、常連で出てくれる方々の役作り、それを中心に物語を作ったりもする。物語自体がその俳優を際立たす存在とする。

 ここ数年はワークショップをしている。そこで出会った実力派も採用。同じようなスタイルで役を作る。「この役者さんいいな!」と思っても、次の作品で役がないこともあり、新作ではぜひ!と思うのだが、次のワークショップには来てくれないことがある。前作で採用されなかったので、「この監督には嫌われた」と思ってしまうのだろう。でも、その辺の事情を伝えても、新作でも出番はないこともある。そうなると余計にショックを与えるので、詳しくは言わない。

 その意味で俳優も大変。「いいな!」と思った人ほど、次から来てくれない。しかし、別の実力派と出会うこともある。やはり、出会いなのかもしれない。いくら実力派でもタイミングが合わないと、ご一緒できない。悲しいがそれが映画の世界なのだ。ただ、そんなwsで出会った人たちのプロフィールは大切にとってあり、毎回、新作の時は取り出して確認する。シナリオを書くときにも、あの俳優さんのイメージでこの役は描いてみよう!と考えたりする。

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「消えた中隊」黒澤明脚本、三村明監督、撮影 [映画&ドラマ感想]

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「消えた中隊」

 黒澤明脚本、三村明監督、撮影  1954年 日活

(以下、amazonより)

味方同士の殺し合い!明日なき命の将兵が戦野に描く、人間ドタンバの裸像!
黒沢明の脚本を、名カメラマン三村明が監督する第一回作品!戦争映画の名作を送り出した日活が、戦後始めて世に問うた「伝説」の戦争映画!

第30回直木賞候補になった井手雅人の小説『地の塩』を「野良犬」他の黒澤明と菊島隆三が共同脚色、ハリウッドで活躍し、黒澤明のデビュー作「姿三四郎」や「人情紙風船」(山中貞雄監督)等多くの名作を撮影を担当してきた世界的名キャメラマン・ハリー三村こと三村明が初めて監督した「歴史的」そして「伝説的」戦争ドラマ。辰巳柳太郎や島田正吾など新国劇のメンバーが総出演している。待望の初DVD化!

【ストーリー】
昭和十六年六月、黒竜江をはさんでソ連領のセミドムカ地域と対峠している北満の監視哨に、士官学校出たての香川大尉(辰巳柳太郎)が隊長として赴任して来た。前任の岸中尉(河村憲一郎)は温厚な中年男で、軍務をゆるやかにして部下達や集落民の信頼をかちえていた。しかし新任コチコチの香川大尉は、岸中尉のやり方はだらしないものとして、兵隊達の根性を叩き直すとばかりに、猛烈な訓練を始めるのだった。ある日、司令部参謀の新田中佐(石山健二郎) の歓迎会が開かれた。酒に酔って露台に倒れていた香川大尉は、新田中佐、部隊参謀藤倉中佐(清水彰) 、それに得体の知れぬ満洲浪人達が、ソ連との戦争を誘発しようという密議をしているのを聞いてしまった。香川は自決を強いられたが許され、その代りにソ連との戦闘開始の端緒を強引に掴めという無理な命令を下された。重く沈みがちな香川の心を慰めるのは、街の料亭で知り合った女・ハル子(島崎雪子)であった‥。

【キャスト】
辰巳柳太郎/石山健二郎/島田正吾 /河村憲一郎/島崎雪子監督 三村明

【スタッフ】
脚本 黒澤明/菊島隆三、原作 井手雅人、製作 星野和平、撮影 三村明



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