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映画「ノマドランド」やっと見た。心に問いかける物語。 [映画&ドラマ感想]

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映画「ノマドランド」やっと見た。心に問いかける物語。

アカデミー賞を獲る前から注目はしていたのだが、見たのが授賞式の翌日。3度目の緊急事態宣言にも関わらず、結構な客入り。ま、東京都で見なかったので。おまけに映画館の換気は高性能。コロナ禍スタート以来、一度も感染は確認されていない。

さて、不思議な映画だった。ノマドと言われる人たち。家を持たず、キャンピングカーで暮らす。旅をしてその先々でアルバイト。また、次の街へ。と書くと風来坊か渡世人のようにカッコいい印象がある。が、この映画の主人公はかなり年配の女性。見ていて痛々しい。そんな女性の日常を描いたドキュメンタリーにも見える物語。

あるときはアマゾンの荷物発送センターで働く。が、人手が必要な期間は限られており、契約期間が終了すると別の街へ。その先々で同じような生活をする人たちと出会う。情報を交換。助け合う。そして別れる。また、どこかで再会する。映画上映の2時間。観客はノマドと共に旅をし、その生活を経験する。

「なぜ、屋根のある家で暮さないの?」友人たちは問いかける。主人公の妹も「一緒に暮らそう」と提案する。だが、頑なに拒否し、車で生活。映画を見ながらあれこれ自分の人生を考えてしまう。心に残る1本。お勧め。



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ある街並み [沖縄案内]

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「半沢直樹」「シグナル」「鬼滅の刃」 共通するもの。 [2021]

このところ衝撃を受けた作品。

「半沢直樹」「シグナル」「鬼滅の刃」

共通するもの。


「理不尽」「圧力」「無力」「特権階級」「庶民は死ね」

時代を反映している




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そこで気分転換に、これ。 [2021]

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何ヶ月も沖縄戦関係の本ばかり読んでいると、

さすがに疲労感が強くなる。

そこで気分転換に?、これ。

でも、背景は同じようなものがあるかも。




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このところ衝撃を受けた作品。 「鬼滅の刃」「シグナル」「半沢直樹」 この3つに共通することは? [2021]

このところ衝撃を受けた作品。

「鬼滅の刃」「シグナル」「半沢直樹」


この3つに共通することは?


「家族」「仲間」「諦めない」


ーなるほど、今の時代が見えて来る。


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あれほど面白かった「シグナル」ースペシャルはなぜ盛り上がらないのか?分析した。 [映画&ドラマ感想]

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「シグナル」テレビ版を3日で見てしまったので、韓国のオリジナル版を見てた。ら、日本版のスペシャルもプライムで見れることが分かる。400円ほどかかるのだが、これは見ずにおれない。が、このエピソードは残念ながらテレビシリーズの時のように盛り上がらず、単に映画版に繋げるだけの存在だった。何が良くなかったのか?考えてみた。

「シグナル」は過去からのトランシーバー連絡というSF的な要素を取り込んでいるが、基本は刑事物だ。最近では「相棒」古くは「太陽にほえろ」「特捜最前線」その手のドラマはずっと見続けて来た。が、刑事物は人気で何年も放送が続く。そのためにどうしてもクオリティが落ちる。面白いドラマはそう何本も作れないのだ。

例えば「太陽にほえろ」でいうと、思い出に残るエピソードはやはり若手刑事の殉職。「特捜最前線」で言えば「神代夏子死す」「裸の街」「帰ってきたスキャンダル刑事」等、その共通点は何か?というとメインの刑事たち自身の物語。通常、刑事物は、①事件が起こる。②被害者が出る。③加害者である犯人を刑事が探す。④事件の背景に隠されたドラマ。⑤犯人逮捕。解決というパターン。

つまり、刑事視点でドラマは進むが、刑事自身の人生ではない。被害者や犯人の人生を見つめるスタイル。視聴者は刑事に感情移入して物語を見つめる。刑事が親しい友達という感覚。だから、その刑事の人生が描かれるエピソードは面白くなる。「太陽」でいうと毎週頑張ってた刑事が死んでしまうから悲しい。現実も同じ。友人が死ねばショックだが、どこの誰か?が死んでも「ふーーン」としか思わないのが人だ。

同じ感覚で、友人=刑事が捜査する事件の関係者がどんなに酷い目に遭っても、さほど悲しみを感じない。つまり、先の基本パターンで刑事は安全地帯にいるし、人生を脅かされることにはならないので、安心してドラマを見る。それは面白くならないということなのだ。主人公がどうなるか?分からないからこそ、ハラハラドキドキ。泣いたり感動したりできる。

「相棒」も同様。右京の人生を左右する事件(スペシャルであることが多い)は面白いが、近年のエピソードは単に右京が事件を解決するだけなので退屈するのだ。それがカイト君の「ダークナイト」とか、相棒の人生が変わる話は面白い。メインキャラの人生が脅かされないとドラマは盛り上がらないのだ。

それでいうと今回の「シグナル」スペシャル。今年の3月に放送されたもの。自殺少女の事件。女優志望の女の子。悪徳芸能プロ社長と元警察官。拳銃紛失。警察官僚殺害。という事件。主人公は捜査するだけで彼らの人生は関わらない。つまり、視聴者からすると、今回の事件は他人事なのだ。以前は主人公が子供時代に誘拐現場を見ていた。兄貴が自殺している。という彼の人生が大きく揺さぶられる事件。主人公ではないが、大山刑事が可愛がっていた女性が殺される話も悲しい。皆、メインキャラの人生が歪められる物語。

だが、スペシャルではそれがない。女優志望の子は人生をめちゃめちゃにされるが、視聴者は刑事である主人公を通して見るめるので他人事に感じる。「気の毒だねー」で終わってしまう。友達=主人公が危なくなれば「何とかしてくれよ!」と親身に思う。それがドラマの面白さとなる。それがない。ただ、その仕掛けをこの作品でもしてはいる。事件を解決することで大山刑事の無罪を晴らす。逃亡中の彼を助けられるという設定がある。

だが、そちらはぼぼ設定だけで、警察が執拗に大山を追う描写も、彼が逃亡で困る描写もない。気の毒になれない。むしろ「あの刑事なら大丈夫だ」と安心感さえある。先のシリーズの時は主人公の兄が自殺(本当は他殺)されることが分かると視聴者は「助けてほしい! あの優しいお兄さんが殺されるのは辛い!」と思う。兄さんは一般人で若く、無力。そして主人公は「実の兄。生きていてほしい」と願っている。それを知っている視聴者も同じことを願う。だから盛り上がる。それがスペシャルにはない。

また、「シグナル」の特徴は過去からの連絡。それを生かすことが面白さに繋がる。が、スペシャルは最後の最後にその設定が生きるだけで、あとは普通の刑事ドラマと同じ展開。どうもこれは、メインキャラの人生もほぼ使い果たし、設定も同様で、脚本家がアイディがなくなったことで、普通の刑事ドラマの展開でお茶を濁したたのだと思える。同じ設定でドラマを作り続けると、必ずこうなる。「インディジョーンズ」もそうだが、ネタが尽きてまたナチスを出したのと同じ。面白い物語を長く続けるのは大変なのだ。

現在、公開中の劇場版。初めての日本オリジナル。ここまでは韓国版のリメイク。でも、スペシャルを見ると、ネタが尽きている。だから、アクションを中心の話にしたことが分かる。また、劇場版はスペシャルの最後で殺された大山刑事を救うという話。メインキャラの人生が関わると面白くなる。ドラマ定義がしっかりと守られ、クオリティも上がったのだ。しかし、ストーリー作りは難しい。



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