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「戦争と人間 第1部 運命の序章」見終わる [映画&ドラマ感想]

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 日本の戦争映画をあれこれ見続けているが、ほとんどが軍目線。民間人目線のものは非常に数ない。ほとんどないのが財閥目線の作品。戦争では大企業が大儲けする。アメリカの事情はかなり勉強したが、日本のケースはほとんど出来ていない。アメリカは企業が政治家を操り、戦争を起こさせて、大儲けする。それが明確になったのはアイゼンハワー大統領が退任時に「軍産複合体に注意せよ」と告げたあたりからだろう。

 しかし、それ以前から彼らは暗躍している。ナチスドイツを支援したのもアメリカの企業である。フォード、ウォールストリート、デュポン、らがヒトラーを支えたのだ。そのことで権力を握り、暴走し、第二次世界大戦を起こす。それを倒したのがアメリカ。真珠湾でも日本を罠にかけて戦争に参加させている。戦闘機等を作る、グラマン、ロッキードはもちろん、マルボロ、コカコーラまでが軍産複合体だ。それを戦前の日本で言えば財閥。戦後、アメリカによって解体されるが、結局、復活している。

 三井、三菱、住友、その種の財閥はどのように戦争を関わり、どのような利益を得たのか? この作品では「五代」と言う架空の財閥を中心にそれを描く。この視点は他の映画にはない。そして、一番興味があった側面であり、まずはこの作品で輪郭をつかみたい。過去も現在も同じ。ベトナム戦争を止めようとしたケネディが暗殺。4年間戦争をしなかったトランプが攻撃されている。アメリカは完全に戦争屋が牛耳っている。では、日本はどうか? 近い構図があるはずだ。

彼らにとって戦争はビジネス。それを「戦争反対」と市民が唱えるだけで変えることができるはずがない。当然、マスコミもあちら側だ。日本で似た構図を探すなら、原発だ。推進のためにあらゆる企業が参加している。マスコミももちろん。莫大な利益を生み出すから。そう考えると、原発と戦争も同じ構図のはずだ。そこから日本の財閥がどのように戦争に関わったか?見えてくるかもしれない。



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「戦争と人間 第1部 運命の序章」  前半見る [映画&ドラマ感想]

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 中学時代だったかに、月曜ロードショーで放映されたときに3部作を全部見た。当時は意味が分からない部分が多かったが、なぜか惹かれて見た。戦争映画好きではないのに、これと「人間の条件」はなぜか惹かれた。考えると、両方とも五味川純平が原作である。

 それ以来の鑑賞。今回はBD。1部だけで3時間。途中休憩まで1時間半。そこまで見た。まあ、超大作。そしてオールスター。あの人もこの人も出ている。

 西部警察のボス(石原裕次郎)七人の刑事のリーダー(芦田伸介)、特捜最前線の課長(二谷英明)、Gメン75のボス(丹波哲郎)織田信長が3人(高橋英樹、高橋幸治、 高橋悦史)リリーさん(浅丘ルリ子)、佐藤浩市のオヤジ(この頃の三国連太郎は今の息子に似ている)、大岡越前(加藤剛)、特命の船村刑事(大滝秀治)、里見助教授(山本学)と主役勢揃いの豪華版だ。そして、この時代の俳優は存在感が凄い。

 前半は張作霖爆殺事件を中心に、日中戦争への道を描く。が、本当によくぞ、この作品を映画化したと思える。あれこれ戦争の勉強をしているが、映画で見るのが一番わかりやすい。ただ、莫大な製作費がかかる。あの日活がよく製作したなという感じだ。

 今夜は後半戦。そしてこのパートに出ている五代家の男の子が「半沢直樹」の頭取になり、娘が吉永小百合になると思うと期待感が盛り上がる。

 あと、他の戦争ものと違い興味深いのは、多くが軍人を中心に戦争を描くのに対して、こちらは五代財閥。三菱や三井のような家族をメインに描くことである。他の映画ではほとんど描かれていない財閥がいかに戦争に関わり、儲けたか?を追求している。アメリカで言えばロックフェラーやモルガン。つまり、日本のミリタリーコンプレックス(DS)ということ。楽しみだ。


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「戦争と人間」第1部 運命の序章 [沖縄戦の勉強]

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 映画「戦争と人間」の3部作をBDで見始める。ウィキペディアの解説は以下の通り。

『戦争と人間』(せんそうとにんげん)は、1970年(昭和45年)から1973年(昭和48年)にかけて公開された3部作の日本映画である。日活製作。監督は山本薩夫。五味川純平の同名大河小説『戦争と人間』の映画化作品で、日本映画としては同じく五味川の小説を映画化した『人間の條件』の9時間31分に次ぐ9時間23分の長さを誇る、日活製作による戦争大河超大作である。

 物語は、1928年(昭和3年)の張作霖爆殺事件前夜から1939年(昭和14年)のノモンハン事件までを背景に、様々の層の人間の生き様から死に様までを描いている。そして、その後の太平洋戦争に至る経緯について丁寧に表現されている。

第三部ではソ連国内でモスフィルムの協力の下撮影が行われた。ノモンハン事件の大規模な戦闘シーンはソ連軍の協力で撮影されており[2]、ソ連ロケ・ソ連軍全面協力の戦闘シーンという日本映画としては異例の大規模映画となっている。(稼働状態の戦車を準備する必要上、史実・考証とは異なるがT-34-85の実車が撮影に使用されている)

当初は東京裁判による伍代家の破滅まで描いた四部作を予定していたが、豪華キャスト・本格的な戦闘シーン・海外ロケと日本の映画史上でも屈指の大作であったため、当時の日活の経営悪化もあり結果的に予算が続かず、第三部で完結を強いられた[3]。第一部だけでも3億5000万円の製作費がかかったが、大ヒット作となった[4]。


伍代由介:滝沢修
伍代喬介:芦田伸介
伍代英介:高橋悦史
伍代由紀子:浅丘ルリ子
伍代俊介:中村勘九郎(第一部)→北大路欣也(第二部・第三部)
伍代順子:佐藤萬理(第一部)→吉永小百合(第二部・第三部)
柘植進太郎:高橋英樹
灰山浩一:江原真二郎
お滝:水戸光子
武居弘通:波多野憲
鴫田駒次郎:三國連太郎(第一部・第二部)
高畠正典:高橋幸治(第一部・第二部)
標耕平:吉田次昭(第一部)→山本圭(第二部・第三部)
服部達夫:加藤剛(第一部・第二部)
大塩雷太:福崎和宏(第一部)→辻萬長(第二部)
梅谷邦:廣田治美(第一部)→和泉雅子(第二部)
梅谷庄吉:山田禅二(第一部・第二部)
鴻珊子:岸田今日子(第一部・第二部)
白永祥:山本学(第一部・第二部)
徐在林:地井武男(第一部・第二部)
陣内志郎:南原宏治(第一部・第二部)
趙瑞芳:栗原小巻(第一部・第二部)
趙大福:龍岡晋(第一部・第二部)
趙延年:岩崎信忠(第一部・第二部)
石原莞爾中佐→大佐:山内明(第一部・第二部)
板垣征四郎大佐→少将→中将:藤岡重慶
ナレーター:鈴木瑞穂

第一部[編集]
篠崎書記官:石原裕次郎
矢次憔夫:二谷英明
矢次僚子:三条泰子
不破学医師:田村高廣
高畠素子:松原智恵子
大頭目:丹波哲郎
標拓郎:伊藤孝雄
佐川少佐(参謀本部員):青木義朗
市来善兵衛:清水将夫
市来真吾:簗正昭
河本大作大佐(関東軍高級参謀):中谷一郎
村岡長太郎関東軍司令官:小山源喜
劉:大滝秀治
大塩巡査:福山象三
森島守人総領事代理:滝田裕介
田伏ふさ(旅館女将):関京子
梅谷庄吉の妻:新井麗子
真木信三郎:杉江広太郎[5]
花谷大尉(関東軍作戦参謀):佐藤京一
荒木五郎(特務機関員):井上昭文
山川(拓郎の仲間):梅野泰靖
戸越ユキ:吉永倫子
李(抗日遊撃隊):坂口芳貞
建川美次陸軍武官:大塚弘(ノンクレジット)
張作霖:落合義雄
小島巡査:長弘
若い女中(伍代家):秋とも子
陸軍学校教官:渡辺晃三
呉(張作霖幕僚):寄山弘
常(張作霖幕僚):島村謙次
関東軍参謀:垂水悟郎
関東軍将校:北九州男、高橋明
満州浪人(壮士風の男):河野弘
満州青年連盟の男:浜田晃
大頭目の手下:榎木兵衛、晴海勇三、有村道宏、賀川修嗣、黒田剛、沢美鶴、澄川透
屋台の客(失業者):福原秀雄
中国の大道芸人:青木富夫
面会室の警官:伊豆見英輔
劉の配下に襲われる男:桂小かん
私服刑事:鴨田喜由、八代康二
警視庁の私服刑事:野村隆、本目雅昭
岡田猛馬:木浦佑三
軍事指導:木島一郎
中華料理店店主:衣笠真寿雄
東京のおでん屋:紀原土耕
中国人の馬車乗り:小泉郁之助
嵯峨誠也:神山勝
奉天の憲兵:白井鋭
若杉:杉本孝次
劉の配下:長浜鉄平
特務機関員:中平哲仟
徐の配下:溝口拳、氷室政司
金井章次:溝呂木但
金沢の女衒:宮原徳平
徐の仲間:大橋芳江
中華料理店店員:隅田和世
中国人:若原初子
その他:川副博敏,瀬山孝司

 
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