映画制作はアコギでないと成立しない=半分以上が手数料?−7月15日 [闘病日記]
映画制作はアコギでないと成立しない=半分以上が手数料?
通常の制作会社。例えば3千万で映画を依頼された。手数料は2−3割が相場。2割として600万円。それを利益に、残り2400万円で映画を作る。だが、酷い会社は半分以上抜いて、1千万ほどで映画制作。いいものができる訳ない。
しかし、映画制作には最低1年はかかる。事務所代、光熱費、電気代、通信費、社員の給料を考えると、3千万の2割=600万では成立しない。利益も出ない。だから、会社は半分以上を抜いてしまうのだ。
その点、僕は社員も家族もなく、事務所も借りてない。最低限の生活ができる1人分のギャラだけもらい、7人分の仕事。あとは製作費に回す。だから低予算でも、それなりのスケールになる。が、働きすぎて体を壊れた!うまく行かない。
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7人分働き、1人分のギャラ?=で、体が壊われた!!−7月15日 [闘病日記]
7人分働き、1人分のギャラ?=で、体が壊われた!!
ある監督作品。製作費は3千万円弱。でも、僕が書いた脚本を映像化すると5千万近く必要。関西出身なのに計算しない?結局、僕は監督料、脚本料、P料、ゼロ!で完成させた。
製作会社としての収入、利益ゼロ。そのことで豪華キャスト、地方ロケ、2時間を超える感動作?評価も高く、クライマックスで観客は号泣。全国でヒットした。が、僕に残ったのは借金だけ!?本物の映画バカ?
だが、本来の予算で感動作は出来なかった。そのスポンサー。できる方で事実を見抜け、別の形で監督料を出してくれた。感謝。でも、実は他の作品でも7人分働き、1人分弱のギャラしか取っていない。本来のギャラは製作費に還元。で、体がボロボロ?難しい。
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今後の目標。今後の仕事。今後の生き方。−7月20日 [闘病日記]
今後の目標。今後の仕事。今後の生き方。
まだ当分、闘病生活は続くが、復活後の計画も考えてる。一番は「ドキュメンタリー沖縄戦ー戦後編」を完成させること。本編集をもう一度して、あとはMAで完成だ。来年1月に東京公開。
次に次回作。もちろんまだ、製作費は集まっていない。が「沖縄戦」の劇映画を考えている。ドキュメンタリーでは、描けないものがある。何より近年、真実の沖縄戦を描く人がいない。政治的な問題もあり、メジャーでは無理。はみ出し者の僕がやるしかない。
あと、病気が少し良くなったら、YouTubeを再開したい。あれは収入にもなる。自宅入院が続いているので、生活費も稼がないと!ともあれ今回は一つ間違えば、映画監督人生が終わっていた。神様にもろった残りの人生。大切に生きて行かねば。
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脳梗塞で半分見えない右目=その後の展開? −7月15日 [闘病日記]
本日、届いたお見舞い。心がこもったもの。−7月15日 [闘病日記]
本日、届いたお見舞い。
部屋の前に置かれていた。わざわざ届けてくれたのだ。一言、声をかけてくれればいいのに、僕の病状を気遣ってくれたのだろう。
すぐに食べられる弁当。家庭的な食品。野菜に水まで、心配りを感じる。心から感謝してます。お礼の気持ち伝えねば。本当にありがとう。
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7個の薬を毎日!=目が見るようになったが、文字が読めない!(4月の回想) [闘病日記]
7個の薬を毎日!=目が見るようになったが、文字が読めない!(4月の回想)
3月下旬に脳梗塞を発症。目がよく見えないのに、それに気づかず1週間!ようやく検査を受け、治療が始まった。心臓専門の医師に担当が代わり、1日7個の薬を出された。
2週間ほど薬の効果は出た。息ができるようになった!あの時は感動だった。「息が普通にできる!」泣きそうになった。目も少しずつ見えるようになってきた。が、右目の半分は失明。
脳梗塞で文字が読めなくなった。見たことのある漢字なのに、意味が分からない。そして右目(半分は見える)と左目。別々に見える。繋がってない。2つのスクリーンを見ている感じ。僕はどうなるのか?それが今年4月中旬の出来事だった。
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脳梗塞が起こった直後の思い出=初めての体験。目がよく見えない?ー回想 [「沖縄狂想曲」]
脳梗塞の直後。とまだいと不安の日々?=思い出してみる。−回想 [闘病日記]
脳梗塞の直後。とまだいと不安の日々?=思い出してみる。
回復すると、どんなに苦しい体験でも、忘れてしまうことが多い。そんなことも書き残しておく。脳梗塞直後。脳が死んだ訳なので、記憶力が低下する。名前が思い出せない。思考力が下がる。
会社で10人いた写真が8人になるようなもの。その2人の仕事を誰が担当するか?揉める。本来の仕事も滞り、業務全体が混乱。そんな感じなのだ。複雑なことが考えられない。説明されても理解できない。
文章は書けない、読めない。いや、当初は目がよく見えなかった。脳の一部が死んだせい。幸い聞くことは出来たが、思考力が低下。そんな時期にFBにはリハビリについての情報が!何度も書き込まれた。必要なのは、かなり先。え〜、どうすれば!直後はそんな感じだった。
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低予算でそれなりの作品を作ると!=体が壊れてしまった? 7月15日 [闘病日記]
低予算でそれなりの作品を作ると!=体が壊れてしまった?
僕の映画は3千万くらいで製作している。が、本来その額では「男が女に出逢って恋をし、別れる」だけの小さな映画になる。アクションなし、有名俳優ゼロ、地方ロケなし。ミニシアターでレイトショーされるような小品しか出来ない。
が、僕の映画は有名俳優が何人も出て、地方ロケ、2時間を超える文芸作品や青春もの。なぜ、それが可能か? スタッフの努力、地元の熱い協力が大きい。あとは僕自身が7人分働くこと。監督、脚本、P、編集、etc...でも、ギャラは1人分。1ヶ月どうにか生活できる程度の額にする。貯金なんて出来ない!
でも、4〜5千万円以上なければ、出来ない映画を作れた。有名俳優に何人も出てもらえたし、それなりのスケールの作品になった。ただ、そのために体も脳も壊れた。再起不能になるところだった。この方法はもう危険。次やると死んでしまう。今後はどうするべきか?考えている。
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何かしたいと思える=回復が進んでいる証拠?−7月15日 [闘病日記]
8月の舞台挨拶ーそれまでに復活したい!=「沖縄戦」映画館上映。−7月15日 [「沖縄狂想曲」]
8月の舞台挨拶ーそれまでに復活したい!=「沖縄戦」映画館上映。
病気のことばかりでなく、今後の展開を考えよう。次に来るのは来月8月中旬の舞台挨拶。僕の監督作「ドキュメンタリー沖縄戦」が横浜で上映される。
1日限りの上映だが、公開依頼、毎年夏になると再上映されている。今年で多分4年目だ。本当にありがたい。その舞台挨拶に呼ばれている。「支配人は無理しないでくださいね」と言ってくれている。
が、何とかその日までに体調を回復して、舞台に立ちたい。来月8月16日横浜シネマリン。ちょうど1ヶ月後だ。8月の猛暑の中、横浜まで2時間少々。無事に辿り着き、舞台挨拶をこなされる?復活を目指す。ー写真は2年前の上映時。
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朝ごはん。元気になるぞーと、食パン2枚。多過ぎた。−7月15日 [闘病日記]
朝ごはん。元気になるぞーと、食パン2枚。
多過ぎた。苦しい。
アボカドサンド。
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寝たきりになり2ヶ月目〜回復に向かっている実感?−7月15日 [闘病日記]
寝たきりになり2ヶ月目〜回復に向かっている実感?
明るい話も書こう。昨日は落ち込むより、腹が立った。これも回復への一歩だと思える。この数ヶ月、「怒る」ということがなかった。「怒る」のは多くのエネルギーが必要なのだろう。それがなかったのだ。
心臓の方は先日の診断で、回復中とのこと。問題は「過労」ーー毎回、1年間、休みなしに働き続けると、ダウンして数ヶ月寝込む。1人で7人分の仕事をするからだ。それを18年も続けて心臓が壊れたのだ。
だが、昨日は怒ることが出来た。この数ヶ月で初めて、1人で買い物にも行けた。これは回復傾向にある、と思える。食事は毎日、しっかり食べている。睡眠時間も連日7〜8時間。回復に向かっていると思える。
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病気になると多感になり、「悲しみ」や「不安」が数倍に感じる?−7月15日 [闘病日記]
病気になると多感になり、「悲しみ」や「不安」が数倍に感じる?
病気の時に心ないコメントが来ると、本当に落ち込む。逆に優しいコメントには、泣きそうになることがある。感受性が高くなっているのだろう。少し前に知人が脚本を担当したドラマを見た。
主人公が不幸になるストーリー。あまりの悲しさに耐えられなくなった。今シーズンの「鬼滅の刃」ー「里編」も毎回、泣いていた。特に無一郎のエピソードは声を上げて泣いてしまった。
FBにそう書くと友達が「私は全然、泣けなかったけど?」とコメントされた。その人の感性を疑いたいが、病気は心を弱くするのも確か。感じる力も増し、「不安」や「恐怖」を強く感じてしまう。病気の怖い部分だ。
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落ち込むだけでなく、反論したくなる=回復の一歩かも?ー7月15日 [闘病日記]
落ち込むだけでなく、反論したくなる=回復の一歩かも?
おはようございます。昨日は続けて「できないこと」を提案するコメントが来た。皆、親切心からだが、何度「できない」と書いても同じ提案が来る。あまりに腹が立ち、記事にした。
そこで気づいた。今までは理不尽なコメントがあると、塞ぎ込み。FBを休もうかと考えたりした。が、昨日は抗議し、説明しようと思ったのだ。これは体調が良くなって来た、ということではないか?
これまでは「悩み」「塞ぎ込む」方向に向かってしまった。なのに昨日は怒り。「親切は分かる。応援はありがたい。でも、できないことを繰り返し、提案するべきではない」と思えた。気持ちが前向きになっていることに気づく。おお!
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「できない」と答えても、同じ提案が何度も書き込まれる?ー7月15日 [闘病日記]
「できない」と答えても、同じ提案が何度も書き込まれる?
ネットでスーパーの買い物ができるHP。便利のはずだが、注文の仕方が分からない。脳梗塞で説明文が数行しか読めないからだ。それを何度も記事にしているのに「ネットで買い物できますよ〜」とコメントが繰り返し来る
さらに過労で先月から寝たきり。外出ができず、電話する気力もない。なのに「**に連絡すると、買い物をしてくれますよ」とのコメントも。「電話する気力がないんだよ・・」と泣きたくなる。しばらくFBを休もうか?とも考えた。
皆、親切なのは分かる。だが「できないです」と説明しても、また別の友達が同じ提案をして来る。病人が何度も同じ説明を繰り返す。細かな気遣いで、コメントしてくれる方もいるが、そんなことで参ってしまう。
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