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沖縄戦を見つめると、現代の日本。未来の日本が見えてくる?=米軍の上陸作戦。実は***の建設が目的だった? [再掲載]

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沖縄戦を見つめると、現代の日本。未来の日本が見えてくる?

今回は沖縄戦を描くドキュメンタリー。取材前に勉強を始めると、いろんなことに気づいた。まず、なぜ、沖縄にあんなに米軍基地があるのか? ご存知の通り、太平洋戦争で日本が負けたからだ。興味深いのは、当時の米軍は日本軍壊滅のためというより、基地建設のために上陸作戦を立案している。

米軍が沖縄本島に上陸した地点は北谷、読谷村。島の西側である。そこから近い場所にあるのが、読谷村飛行場。それを奪うことが一番の目的だった。その飛行場がある場所こそが、現在の嘉手納基地である。太平洋戦争時に奪い、占拠したその飛行場に今も米軍は居座り、基地として使用しているのだ。

なぜ、飛行場を一番に狙ったか? それは米軍の目的が最初から日本本土を攻撃するための前線基地を沖縄に作るためだからだ。そんな風に沖縄戦を勉強していくと、単なる過去の出来事ではなく、現在に繋がり。さらには米軍の思惑。日本政府の考えも見えてくる。

日米地位協定、日米安保条約、日米合同委員会、と、そこからいろんなことが始まったこともわかってくる。その意味で沖縄戦を見つめることは歴史の勉強だけでなく、今の日本を、未来の日本を知ることにも繋がる。


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「沖縄の基地問題」は「原発問題」と同じ構図。本当は儲かる企業があるから、止められない? [沖縄の現実]

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「沖縄の基地問題」は「原発問題」と同じ構図。本当は儲かる企業があるから、止められない?

昨日書いた「沖縄基地問題」の記事。凄い反響で、100近い「いいね」を頂いた。が、あれはスクープでも何でもなく、マスコミの多くは知っている事実。

その記事>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp/2019-05-11-4

だが、決して報道されない。ただ、そのことを伝える本は結構ある。矢部さんの「基地と原発はなぜなくならないか?」屋良ともひろさんの本等にも書かれている。その指摘を知った時、思い出したのが原発の構図と酷似していることだ。原発はもともと

「日本は資源が少ない。だから、安くて安全な電力が必要」

と言って原子力発電を推進して来た。が、311以降に

「電力は足りている。原発は高くつく!」

と言うことがバレてしまった。なのに推進を続ける。おかしな話だ!本当の目的は別のところにあるのだ。そもそもは

「いつでも原爆が作れるようにプルトニュウムを確保するため」

それで中曽根康弘らが推進した。が、その目的は少しずつ変わって行き、今は原発を進めることで儲かる企業があるからだ。それが原発ムラと言われる会社や政治家たちだ。

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国策として原発を進めることで、大儲けできる。だから、危険でも無意味でも事故が起こり大きな被害が出たのに推進するのだ。この辺はもう多くの方がご存知だろう。沖縄の基地問題も同じ。原発を

「資源がない日本は安全で安い電力が必要」

と言う嘘の理由で進めたように、基地問題も

「中国や北朝鮮が責めて来れないための抑止力」

と事実ではないことを掲げているのだ。

「原発ないと電気足りないし、経済が発展できないから、仕方ないよなあ」

と言う事実ではないことで多くの国民を納得させたように、基地問題も

「中国が攻めてくるかもしれないから、沖縄の人は気の毒だけど米軍基地は必要だよなあ」

と思わせているのだ。実際、米軍基地は抑止力になっておらず、米軍も居座りたい訳ではないが、既得権益があり大儲けできる日本の会社や政治家たちが、必死で引き止めているのが事実なのだろう。

そのことを沖縄で聞き、もちろん、それを鵜呑みにせず、様々な裏を取るべく、書籍も調べた。が、正解のようだ。この件はまた記事にする。


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沖縄基地問題。現地の方が教えてくれた =ビックリ! 日本人は皆、騙されている? [沖縄の現実]

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沖縄基地問題。現地でいろんな方が教えてくれた
=ビックリ! 日本人は皆、騙されている?

「ドキュメンタリー沖縄戦」取材。現地で聞いた話。知らなかったことがたくさんあった。基地問題にしても、沖縄の人たちは「アメリカに対して怒っているのだ」と思っていたが、「むしろ日本政府に対して」という人が多かった。なぜか? いろんな人に話を聞いて答えが見えた。

当初、僕は「アメリカが戦後70年が経つのに、今も沖縄に居座って基地を置いているのだ」と思っていた。多くの国から米軍はすでに退去している。フィリピンからでさえそうだ。戦争状態が続いている韓国は別のとして、日本からなぜ米軍は撤退せず、沖縄の人たちを悲しませるのか?

聞くと、アメリカが居座りたいというより、日本政府が「いてくれ!行かないでくれ」と引き留めている側面が強いという。そのことで既得権益がある人、組織があるからだ。つまり、米軍がいることで儲かる、得する人たちがいるから。そのために思いやり予算まで出して引き留めている。それをなるべく知られないようにする。

「米軍が居座るのだから、仕方がない...」

と誤解されるようにしているという。でも、本当は「日本で得する人たちのため」だという。でも、こういう人もいるだろう。

「北朝鮮が攻めて来るかも。その時に沖縄に基地がないと大変なことなる。それ以前にも抑止力になっている!」

僕もそう思っていた。だから、基地は問題だが仕方がない。ある地元の方が解説してくれた。

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「沖縄にいる米軍の多くは海兵隊です。ノルマンディ上陸作戦や沖縄戦で切り込み部隊として働いた。でも、時代は変わり、今はあんな上陸作戦はしない。兵士がたくさん死ぬ。今はまず空爆。徹底して爆弾を落とす。

反撃できないように叩いたあと上陸するので、海兵隊は必要ない。彼らは近年、米国内でも仕事がなく災害時の活動をする程度。と言ってリストラもできない。それを日本政府が莫大な予算を出してくれる沖縄に置いておけばいい。大助かり。それが本当の基地の構図。

戦争になっても海兵隊が出撃することはない。また、彼らは切り込み部隊。敵の攻撃を防ぐ役割ではない。北朝鮮や中国に攻められても役に立たない。話題のオスプレーも運搬用。戦闘用ではない。攻撃にも弱い(攻撃されなくても、すぐ墜落する...)

おまけにオスプレーを運ぶ軍艦は長崎にあり、沖縄まで移動するのに1週間かかる。攻撃されてから移動したのでは間に合わない。つまり沖縄の米軍は防衛にも、抑止力にもなってないんだよ」

そんな風に教えてくれたのが、先に選挙で当選した屋良さんだった。つまり、米軍にとってはお荷物である海兵隊の面倒を日本がみてくれる。日本側も基地があることで、あれこれ得をする人たち=企業、政治家がいる。

「抑止力のためだから基地は仕方ない....」

と国民には思わせておく。沖縄の人たちが困っても、被害を受けても「仕方ない...」と考えさせる。マスコミもその辺を詳しく報道せず、さらに本土の人は「可愛そうだけど仕方ない...」と諦める構図が作られている。それが基地問題の本質だと教わった。

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