SSブログ

「緑のたぬきは嫌い」と趣味嗜好で判断する人たち=それだけでいいの? [社会政治]

101816266_3878830032191272_2066370438636020590_o.jpg

「緑のたぬきは嫌い」と趣味嗜好で判断する人たち=それだけでいいの?

「小池百合子は嫌い!」という声をよく聞く。僕は彼女の支持者ではないし、評価もしていない。好き嫌いは自由だが、引っかかるものがある。なぜ、東京都知事を「好き」「嫌い」で判断するのか? AKBが好き、嫌いは分かるが、知事を趣味嗜好で表現することにどういう意味があるのか? 都知事の場合は好きから、嫌いか?より、知事として有能か? 今ならコロナ対策ができているか? を評価することが先だと思える。

「カイロの大学卒業って嘘なんだって」「えーマジ。やっぱ嘘つき。小池、嫌い」ということではなく「カイロの大学を卒業というのは虚偽なら経歴詐称。都知事として許されない」という評価が大事。以前、仕事をした後輩に、問題あるスタッフのある話をしていたら「監督。本当にあの人が嫌いなんですね!」と言われた。好き嫌いではない。スタッフとしての問題を指摘しているのだ。遅刻する。仕事がルーズ。いい加減。そのために撮影が遅れる。時間がかかる。現場の空気が悪くなる。問題点を挙げているのに「嫌いなんですね」という理解しかしない。

あるいは自身が働く会社の社長を「好き嫌い」で判断するか? 「十分な給料を出しているか?」「職場環境を改善してくれるか?」「セクハラ対策を講じているか?」等で社長の評価をするだろう。知事も同じ。私たちの生活を左右する存在。都民のために尽くしているか?が重要。なのに「好き嫌い」で判断するのは「私たちの生活を左右する存在」という意識が低く、タレント同様にテレビに出ている有名人という認識だからではないか?

92003164_3629113093829635_3644319251470221312_n.jpg

小池の問題点。一つあげればオリンピックが中止になるまで、感染者のことに全く触れなかったのに、中止決定の途端に「ロックダウンだ。アラートだ」と張り切りだした。それは危機管理能力に欠ける首長であり、オリンピックのために隠蔽をも厭わないトップということ。信頼できないし、監視しないとまた隠し事をして都民を危機に陥れる。都知事として失格。ふさわしくないという評価をするべき。

しかし、ある種の人たちは「小池、嫌い」「アヘ嫌い」「トランプ嫌い」という表現をする。政治家とタレントを同レベルで見ているのか?その手の人は意外に多い。だからこそ、政治家たちは中身より「やってる感」を出すことで「頑張ってる」=>「好き」と思ってもらえるようなパフォーマンスをするのだろう。また、小池が「頑張ってる」と思える人が意外にいるのは、総理があまりにもダメだから、比較するとよくやってるように見えてしまうということもある。

そして「ロックダウン」「東京アラート」とか外来語を使った分かりにくい言葉を連発することで「へーーかっこいいー」と思う(騙される?)人も多いだろう。ま、首都東京とは言え、過去には石原慎太郎、青島幸男、猪瀬と、名前の売れた作家たちが当選。能力ではなく好感度で選んでいるということかもしれない。横山ノック。橋下とタレントを選ぶ街もある。考えてしまう。


78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」映画館が続々決定!8都市で公開 [映画館公開]

safe_image.php.jpeg

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」映画館が続々決定!

7月25日〜新宿Ksシネマ 

7月31日〜京都シネマ

8月1日〜大阪 第七藝術劇場 

8月8日〜沖縄 桜坂劇場

8月8日〜21日 横浜 ジャック&ベティ

8/21~9/3 山形 MOVIE ONやまがた

長野、名古屋も公開予定。

まだまだ広がります!

予告編=>https://youtu.be/ftxymqbKWk8 




78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

「アルジェの戦い」  中学時代から気になっていた映画。  50代になって、ついに見た。 [映画&ドラマ感想]

101974236_3876822052392070_8280786453806448640_n.jpg

「アルジェの戦い」

 中学時代から気になっていた映画。

 50代になって、ついに見た。

 1965年の白黒映画。

 モノクロがリアルで美しい。

 だが、物語はあまりに凄惨。

 凄い映画だった。


78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

大好評だったリモートドラマ「同窓会」同じシナリオを別キャストで制作。「同窓会 1997年の想い出」 [My Movie]




大好評だったリモートドラマ「同窓会」同じシナリオを別キャストで制作。「同窓会 1997年の想い出」ひと世代下の俳優たちが演じる感動のショートドラマ。

作、演出は前回に引き続き、私、太田隆文が担当。配信中です!



78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

リモート・ドラマ「同窓会」大好評! 4000回再生達成 [My Movie]




リモート・ドラマ「同窓会」大好評!

「感動した」「泣けた」「昼に観たら目が腫れて外出できない」「同窓会がしたくなった」と多くの感動の声が届いている。

こんな時期に何か多くの人が元気になれることがしたくて、参加した企画だった。その思いが多くの人に届いたようで嬉しい。とにかく俳優陣が素晴らしい。全員第1線で活躍するベテランの方々。僕が1週間で書いたシナリオを読み、2回のリハーサルで本番に挑んだ。というと、お手軽にできたように思うが、まあ、そこまでの準備が大変。

リモート・ドラマなんて俳優さんは初めて。僕も初めて。まず、システム、用法、使用法から勉強せねばならない。従来のドラマでできてもzoomではできないこと。また、その逆もある。特性を把握することが大事。また、シナリオも従来のドラマと同じ発想でではダメ。演じる側もドラマや舞台とは違った制約や背景がある。

僕の場合は説明しても分かってもらえないが、監督と脚本家と編集の3つを1日に代わる代わるやらねばならないのが一番苦しい。監督モードと編集モードは別。通常は切り替えに1週間以上かかる。それを1日に何度もやるのは、神経が切れそうになる。しかし、俳優陣のお陰で完成度は高く、感動の波が広がっているようだ。

ご覧になった方。ぜひ、YouTubeのコメント欄に感想を書き込んで欲しい。出演者たちは反応が気になり、1日に何度もチェックしているらしい。コメントは彼ら彼女らが直接読む。ダイレクトに届くので、ぜひぜひ、感想をお願いしたい。

https://youtu.be/W6WVR4OomRQ



78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

なぜ、コロナ感染で映画撮影ができないのに、こんなに多忙なのか? [コロナウイルス]

60083411_2665833760157578_5196252782767636480_n.jpg

なぜ、コロナ感染で映画撮影ができないのに、こんなに多忙なのか?

緊急事態宣言中から忙しかったが、解除されるとさらに忙しくなる。映画監督業と言うと「撮影」だと思われがちだが、それは映画製作の一部。ほとんどは準備とポストプロダクションに月日を費やす。準備に最低1年。時には数年。撮影は1ヶ月弱。ポストプロダクションも数ヶ月。半年以上。

同時に映画以外の作業もある。宣伝もその一つ。現在は「ドキュメンタリー沖縄戦」の宣伝活動。予告編作り、パンフ、チラシ作り、毎日ネットで情報発信、配給会社と打ち合わせ、舞台挨拶の準備、ゲストの交渉、マスコミ取材、と他の仕事ができないほど忙しくなる。

また、今回はリモートドラマを2本。技術の勉強、テスト、検証、研究、打ち合わせ、リハーサル、本番、編集、告知、宣伝、配信、アカウントの管理。通常のショートドラマを作るのと同じ時間と労力が必要だった。

緊急事態宣言中は新たな仕事依頼はないので(あったけど)この時期しかない!と、これまでに見られなかったDVDを見たり、本を読もうと思っていたのだが、ゴクゴク一部しかクリアーできず。でも、もう少しその辺の挑戦をしたい。少なくても数ヶ月内に撮影ということはない。映画製作が始まると他のことは一切できなくなる。生活でさえまともに出来なくなる。それよりはマシなので、今しかチャンスがない。

「映画撮影もしてないようだし、監督に頼みたいことがあるんですけど」という連絡を時々、頂くが、そんな感じで余裕はない。むしろ、忙しくて時間が足りないくらい。因果な商売である。



78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

映画監督は日頃どんな生活をしているのか? [映画業界物語]

60435604_2681112901962997_8432080275990642688_n.jpg

映画監督は日頃どんな生活をしているのか?

映画監督業と言うと、撮影現場で怒鳴っている怖い人のイメージを持つ人が多い。黒澤明監督のメイキング等の印象だと思うが、日頃はどうしているのだろう? 次回作となる原作本を読んでいる? 毎日DVDを見ている? 部屋で犬と戯れている?(これは総理や!)何れにしても優雅なイメージだが、監督業だけで食える人は多くない。何か副業をしたり、他の仕事をすることが多い。

また、何もせずに素敵な物語が湧き出してくる訳ではない。よく「才能があるから、次は****なストーリーをやってみようか?とか思い、バーと作ってしまうのだろう」と思われがちだが、才能なんて存在しない。日頃から、いい映画を観るだけでなく、絵画、音楽、ダンス、彫刻、舞台、コンサートと、素晴らしい作品を見ることで感性を磨き、題材となるものを探し、調べ、取材する。

伊丹十三監督は「お葬式」で大儲けしたが、その多くを税務署に持って行かれて「税」に興味を持ち調べ、「マルサの女」を作ることになる。「ミンボーの女」を作ったことで暴力団員に顔を切られた経験から「マルタイの女」を監督する。その後、亡くなる前は宗教と医療問題の取材を続けており、その筋の組織に殺されたという噂もあるが、毎回、危険な題材に切り込んでいた。

監督たちは興味を持つと、あれこれ調べる。時々、調べもしないでテレビニュースやネットの噂だけでシナリオを書き映画にしてしまう監督もいるが、やはりそれではリアリティがない。あれこれ取材して、その題材について2時間くらい講演できるくらいの知識と理解を持ってこそ、映画化できる。なので、日頃からいろんなことに興味を持つ。だが、あれこれ調べたが映画にはならないなーということも多い。

「朝日のあたる家」の時は、映画にするつもりで原発事故を勉強したのではない。毎日、図書館に行き、事故当時の新聞、雑誌をかたっぱしから読んで、時間経過の表まで作った。当時はまだ東電がメルトダウンを認めてい。なのに遠方でプルトニュウム反応が測定されたり、その辺の謎を追求。反原発デモの取材にも行って、いろんな人から話も聞いて、真相が見えてきたが、テレビでは本当のことを伝えていない。こりゃ何かしなきゃ!と思えたのがきっかけ。

Facebookやブログではその辺のことを書かないことが多い。仕事ではなく趣味の部分でもある。次回作に政治ドラマを考えてはいないが、山本太郎や小沢一郎の動向には注目するし、あの総理の背景も調べてしまう。でも、そんな知識や情報が蓄積されることで、いつかその手のドラマを撮ることになったときに生きる。製作が決まってから勉強しても遅いのだ。映画監督だけでなく、脚本家も同じ。

これはスポーツ選手が日頃から体にいいものを食べる。食生活に気をつけるのに近い。ジョギングしたり、腕立て伏せして体を鍛えるのと同じ。だが、時々「映画監督って、仕事ないと毎日、ゴールデン街で飲んでいるんでしょう? 気楽でいいなあ」という人がいる。いつの時代の話だ? ま、近い人もいなくはないけどね?


78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」東京公開に続き、愛知県でも公開決定! [映画館公開]

78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg

「ドキュメンタリー沖縄戦」東京公開に続き、愛知県でも公開決定!

7月の東京公開に続き、愛知での映画館公開も決定しました。

名古屋シネマテークです。

日時は未定。分かり次第お伝えします。

http://cineaste.jp

記事=>https://natalie.mu/eiga/news/379346

記事=>https://moviche.com/contents/news/161312/






nice!(0)  コメント(0) 

なぜ、映画監督はサングラスで強面なのか? 監督は嫌われ者が相応しい! [映画業界物語]

102635196_3876012302473045_1598414281555050496_o.jpg

なぜ、映画監督はサングラスで強面なのか? 監督は嫌われ者が相応しい!

映画監督は「怖い」というイメージが強い。近づき難い。怒られそう。もちろん、それらは黒澤明監督の印象。それらがイメージとして広がったのだろう。僕が学生映画をやって頃は監督はサングラスをかけねばならない!と思う者も多いかった。ただ、確かに監督には怖い人は多い。それくらいでないと百戦錬磨のスタッフや武闘派の俳優たちを束ねることができない。

そして監督は傲慢である。言い出したら聞かない。自分のやり方を通す。昔、この辺はどうなのか?と考えたが、それも大切なことだと知る。スタッフも、キャストも、そして関係者も、いろんなことを言ってくる。現実的でないこと。ありえないこと。明らかに不可能なこと、時間が無駄になるだけのこと。いろいろ人がいろんな意見を言ってくる。無意味なものは押し返し、映画がよりよくなるための判断をするのが監督。

話し合うことも大事だが、価値観や方法論はいろいろある。それを監督自身が最終的に決める。なのに「それはおかしい」「他の方法がいい」「独善的だ」と文句を言う輩もいる。性格のいい監督なら、さらに話し合う。多少は譲る。意見を取り入れる。と言う対応をするのだろうが、映画は民主主義ではない。皆で意見を出し、中間を取るなんてことをしていては、絶対にいいものができない。

独善的でも、身勝手でも、傲慢と言われても、監督の判断で突き進む。人の声をいちいち聞く謙虚さがあってはいけない。そんなことを近年強く感じる。スタッフがより良い方法を提案するのなら分かる。俳優がより良い表現を模索して意見を言うのなら分かる。が、映画を知らない者があれこれ言い出すこともある。それがPであることが多い。

この間まで別の業界で仕事。転職してビデオ会社へ。先輩Pがどんどん辞めていくので、見習い1年でPに、経験も知識もないのに、勘違いしてあれこれ口出しをする。それがトラブルの元。あるいはスポンサー。制作費を出すVIPだ。でも、キャスティングやシナリオ。演出法。編集については素人。なのに勘違い。あれこれ言ってくる。スタッフも、Pやスポンサーには強く言いづらい。

そんな時こそ、傲慢な監督がはっきりと断る「できない!」「そんなことをしたら台無しになる!」言い出したら聞かない。そんな態度が大事。もし、謙虚で、誠実で、人の意見を尊重するタイプなら「分かりました。。。。」と従い、作品をダメにしてしまう。スタッフもついて来ない。優しく、思いやりがあり、気のつくタイプも監督向きではない。そのことで「この人は分かってくれる!」と関係者があれこれ言い出すからだ。必要のないことまで相談してくる。

そのことで監督の時間が取られたり、提案したことを拒否されたと拗ねる者が出たり。最初からそんなことを言わせないことが大事なのだ。そのためには監督は傲慢で、とっつきにくく、怖い存在でなければならない。「いい人」ではいけない。「めんどくさいんだよなあ。あの人〜」といわれることが大事。その意味で僕はアウト。「監督はいい人〜」とよく言われてしまう。もっと面倒くさい。とっつきにくい存在になる努力をしなければ!(と言うわけで写真のようなスタイルで!)


78333202_3245059878901627_1537660045007781888_o.jpg
nice!(0)  コメント(0)