なぜ、コロナ感染で映画撮影ができないのに、こんなに多忙なのか? [コロナウイルス]
なぜ、コロナ感染で映画撮影ができないのに、こんなに多忙なのか?
緊急事態宣言中から忙しかったが、解除されるとさらに忙しくなる。映画監督業と言うと「撮影」だと思われがちだが、それは映画製作の一部。ほとんどは準備とポストプロダクションに月日を費やす。準備に最低1年。時には数年。撮影は1ヶ月弱。ポストプロダクションも数ヶ月。半年以上。
同時に映画以外の作業もある。宣伝もその一つ。現在は「ドキュメンタリー沖縄戦」の宣伝活動。予告編作り、パンフ、チラシ作り、毎日ネットで情報発信、配給会社と打ち合わせ、舞台挨拶の準備、ゲストの交渉、マスコミ取材、と他の仕事ができないほど忙しくなる。
また、今回はリモートドラマを2本。技術の勉強、テスト、検証、研究、打ち合わせ、リハーサル、本番、編集、告知、宣伝、配信、アカウントの管理。通常のショートドラマを作るのと同じ時間と労力が必要だった。
緊急事態宣言中は新たな仕事依頼はないので(あったけど)この時期しかない!と、これまでに見られなかったDVDを見たり、本を読もうと思っていたのだが、ゴクゴク一部しかクリアーできず。でも、もう少しその辺の挑戦をしたい。少なくても数ヶ月内に撮影ということはない。映画製作が始まると他のことは一切できなくなる。生活でさえまともに出来なくなる。それよりはマシなので、今しかチャンスがない。
「映画撮影もしてないようだし、監督に頼みたいことがあるんですけど」という連絡を時々、頂くが、そんな感じで余裕はない。むしろ、忙しくて時間が足りないくらい。因果な商売である。
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