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(499)「はだしのゲン」を封印したい人たち=戦争の悲惨さを隠したい? [YouTube]



(499)「はだしのゲン」を封印したい人たち=戦争の悲惨さを隠したい?

まだ、咳は出ますが、復活を目指して収録。

ネットで騒動になっている「はだしのゲン」の話を!


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漫画家たちの戦争シリーズ。5冊目。戦争を見つめる。 [再掲載]

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漫画家たちの戦争シリーズ。5冊目。戦争を見つめる。

水木しげる、松本零士、楳図かずお、手塚治虫。白土三平。


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これが戦争だ。ーという言葉では弱すぎる沖縄戦の過酷 [再掲載]


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「ドキュメンタリー沖縄戦」とても評判がいい。見た方のほとんどが「これは日本人が今、見るべき作品」「子供たちに見せるべきだ」と言ってくれる。

「戦争はいけない」

と人はいうが、その戦争とはどういうものか?なかなか理解できない。学校の授業ではまるで分からない。NHKの番組でも伝わって来ない。戦争映画を見ると、悲劇というより、勇敢な兵士の物語に思える。近年のスピルバーグの「プライベートライアン」を見ると戦場は凄惨だと感じるが、ある意味で凄惨なのは当然とも思える。

日本の戦争映画になると、

「死に行くものは美しい」という作品さえある。それを見て戦争に憧れる若い人もいるだろう。結局、戦争とはどんなものか?が伝わらない。そこで沖縄戦を考えた。悲惨な戦争と聞いていた。でも、戦争は悲惨なものだ。殺し合いだ。だが、沖縄戦はそれ以上だった。戦争を超えている。地獄という言葉でも弱いくらいだ。

50年も生きてきて、あれこれ聞いたり見たりしてきて、これが戦争だと痛感した。兵士が殺し合うだけではない。住民が殺されるだけでもない。味方の兵士が住民を殺し、食料を奪う。兵士が住民に子供も殺せ!と命令する。兵士が住民に自決を命じる。親が子供を殺す。信じられないことの連続。それが沖縄戦。それが戦争なのだ。

だから、見た人はいう「日本人が今、見るべき映画だ」と。そして戦争だけではない。歴史だけではない。日本の未来と世界が見えてくる。子供達の将来を考える機会となる。だから見て欲しい。


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日米の戦争映画が絶対に描かないこと=「俺たちは被害者だ」「私たちは英雄だ」それでは見えてこないもの? [再掲載]

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日本の戦争映画について、もう一度書く。太平洋戦争の映画でアメリカ兵が出て来ないものが多い。一つには日本に住む外人で俳優をやっている人が少ない。ギャラが高いということがある。アメリカのように、白人、黒人、アジア人といろんな俳優がいないということがある。

が、1番の問題はアメリカからクレームがつくことを恐れていると思える。アメリカ人が日本人を大量に殺害したーその通りだが、それを描くことで、関係者や政府からクレームを付けられることを避けたいのだろう。また、「多くの日本人がアメリカ兵に殺された!」という映画を作ることで、憎しみを煽る結果になるのも問題だ。それらがあるので、日本映画にはアメリカ兵はあまり登場しない。

日本兵がジャングルを進んでいると、どこからともなく銃弾が飛んで来て撃たれる。という描写が多くなる。敵の姿を描かず、遠くから撃ってくるという場面になりがち。観客は敵はアメリカ軍だと分かってはいるが、米兵が引き金を引くシーンや機関銃を乱射する描写はほとんどないので、自然災害で日本人が死んで行くようにさえ見える。おかしな話だが、確かに、それら描写を入れると「アメリカ人憎し」の気持ちを持たせることにも繋がる。そこは映画のテーマではない。

昔の日本映画は日本軍の蛮行をしっかり描いていた。そこだけ見ると戦争で一番悪かったのは日本軍ではないか?とさえ思える。先の通り、米軍の蛮行や殺戮行為はあまり描かれないので余計に強調される。一つには戦後の反省があっただろう。軍部の暴走で戦争に慢心した部分はある。また、戦後のGHQの政策で日本人に罪の意識を植え付けるというのもあった。アメリカを憎まず。軍部の暴走こそが悲劇を生んだという刷り込みも行われた。日本人もその路線に乗り、軍部批判を盛んにしていた。マスコミもその路線。映画もそれに準じた感がある。

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だが、考えてみよう。映画ではなかなか描こうとしないが、そもそも日本はなぜ、太平洋戦争を始めたのか? 真珠湾奇襲は皆、知っているが、なぜ、真珠湾をトラトラトラ する必要があったのか?ABCD包囲網があり、日本は戦争に踏み切るしかない状態に追い詰められたからだ。それを持って「日本は自ら戦争を望んだのではない。アメリカに追い詰められたのだ」だから「侵略戦争ではない」という人がいる。

「追い込まれた」と言えば「仕方ない」というイメージがあるが、そもそも日本は日中戦争を続けていた。昭和恐慌を乗り切るために大陸に進出。経済問題を打破しようとした。満州を手に入れたかったのだ。これは侵略。太平洋戦争だけを見て「アジアの解放」とか「追い詰められての戦争」というグループがいるが、そもそもは侵略戦争なのだ。

それは悪だ!というのも違う。あの当時、すでにアジアの多くの国は列強に侵略され植民地にされていた。日本はそれを「解放」と言いながら、自分たちが列強に変わって統治することが狙い。また、この時代は侵略することで国が豊かになるという方針をどの国も取っていた。それを今の価値観で「侵略はいけない」と批判するのはおかしな話だ。

また、アメリカは日本の植民地化を狙っていたはずだ。が、国民は戦争に反対。ヨーロッパだけで大変なのに、アジアで戦闘する必要はないと考えた。だから、ABCで追い詰めて日本から戦争を始めるように仕向けたかったはずだ。日本は見事に罠にハマり、真珠湾を攻撃。世論は激昂。「リメンバーパールハーバー」となり、アメリカは「正義は我にあり」「日本の暴走を止める」という名目で戦争を始めることができた。

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こう考えると、どの国も、自国の利害のために侵略し、戦争し、植民地を増やしたかった。それが戦争と言える。にも関わらず、多くの日本映画は「日本人は犠牲者です」というものが多い。日本政府が始めた侵略戦争。そこで負けたからと被害者顔するのはどうか?

同じ目的で戦争を始めたアメリカは、ナチスや大日本帝国の野望を止めるための戦いであったかのようなポジションに立ち。日本に民主主義を教えたかのように戦後は日本人に教育した。だが、日本もアメリカも要は儲けるために、植民地を増やすための戦争だった訳で、綺麗事を並べても、被害者打ってもそれこそが目的で戦争をしたのだ。が、そのことを日米共に映画では描いていない。

日本は「被害者である」アメリカは「戦争を止めるための戦いだった」ーそこで描かれないのは日本人もまた加害者であること。アメリカは利害のための戦いだったこと。そしてアメリカ人は勝者と言うだけでなく、被害者の一面もあると言うこと。第二次大戦の映画はほとんどが、英雄物語だが、ベトナム戦争になると違ってくる。

「ディアハンター」はまさに「アメリカ人は被害者である」ことを描いた作品。そして「プラトーン」は「英雄というよりも、加害者であったアメリカ」を描いている。だが、描けていない面がある。アメリカで言うと、「では、誰が得をしたのか?」多くの国民が死んだが、それで儲けたやつもいたはず。それを描いたアメリカ映画はまだないだろう。

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それは日本も同様。戦争には負けたが、戦争で儲けようとした人たち、企業(財閥)が存在した。負けたにも関わらず、大儲けした人たちもいた。A級戦犯に問われながらも、無罪釈放となり、戦後は巨大な力を持ち、黒幕として活躍した人たちもいた。政界に進出。総理大臣になった者もいる。彼こそが先の総理の爺さんだ。処刑された東條英機は描かれるが、生き延びたA級戦犯は描かれたない。そして日米ともに、金儲けのために戦争を推進した人たちにも触れない。

戦争を始めた人たちをクローズアップせず、被害者にばかりカメラを向けて「我々は犠牲者だ。戦争はいけない」と繰り返しているばかりに思える。近年はそれらに加えて、「あの戦争は日本を守るためのものだった」「多くの犠牲のおかげで日本は守られた」と言う?????な解釈をする人たちも出て来た。美化して、脚色して、また戦争をするためのイメージ作りをしているのだろう。

どの国も裏にいて、傷付かずに、大儲けした人たち。企業。財閥をクローズアップしない。「戦争はいけない」と言いながら、誰が何のために戦争を始めたか?は考えようとしない。そこを見つめなければ戦争を止めることは出来ないのではないか?そんなことを考えている。


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戦争を知らない子供たち。原爆を知らない。沖縄戦を知らない。 [再掲載]

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戦争を知らない子供たち。原爆を知らない。沖縄戦を知らない。

「嘆かわしい..」と言う大人たち。

違う。戦争を伝えない大人の責任。

僕を含めた映画人、表現者たちの努力不足。

そちらが問題なのだ。



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やはり、体が疲れていた。 [「沖縄狂想曲」]

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やはり、体が疲れていた。

昨日は夕方に睡魔が襲って来て就寝。夕飯も食べずに寝た。起きたのは朝。12時間も寝てしまった!一度、夜中に目が覚めたが、根性でもう一度寝た。長時間寝れるのは体力がある証拠というが、その体力がないのが現状。ま、寝れたことは大いなるプラス。

先日の2度に渡る***でかなり疲労していたようだ。そのために喘息も少し悪化した。詳しくは書かないがメチャメチャ苛つかせてくれた人たちもいたし。ストレスが喘息を悪化させるのは間違いないようだ。

かなり寝たが、それで一気に復活とは行かない。横になると発作が起きるまでは行かないが、気管支がゼイゼイいう。体を横にすると気管支が圧迫されるからだ。

本日は病院に行く日。担当医の診断はどうだろう?ま、このまましばらく薬の服用を続けるということになりそうだ。この先は大きなイベントもないので、体調悪化ということはない。もう数日だけ静養して、編集作業を再開したい。

現在「はだしのゲン」を読み直しているが、やはり学ぶことが多い。「沖縄戦」第三弾を編集する前に「ゲン」を読み直せたことは大きい。


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「漫画家たちの戦争」ー出征と疎開そして戦後ー読み終わる。 [再掲載]

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「漫画家たちの戦争」ー出征と疎開そして戦後ー読み終わる。


のび太君のお父さんも戦争体験者だった。それは少し笑える話もなっていたが、あとは涙なしで読めない。手塚治虫の体験談。ホタルの墓、この世界の片隅で、名作ばかり。小学校におくべき漫画。


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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介「あとかたの街」名古屋大空襲 [再掲載]

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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介「あとかたの街」名古屋大空襲

このところ戦争を描いた漫画を数多く読んだ。そんな中でこの「あとかたの街」はお勧め。太平洋戦争中の名古屋大空襲を描いた作品。「この世界の片隅に」と並ぶ名作。同じく少女を主人公に家族を描いた物語だが、涙なしに読めない。当時、名古屋で過ごした少女時代の母をモデルにしている。

広島原爆や東京大空襲は映画やドラマで知っていたが、名古屋もまた過酷な空襲を受けていたことを知る。この作品を読んでいると、自分がその時代に、その家族と行動をともにしているような気持ちになる。

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同時に、当時の生活。何を着て、何を食べて、何が楽しみで、街はどのようであったか?が分かる。あれこれ読んだが一番、胸に残ったのはこの作品。読んでいて感じたのは僕の監督作「朝日のあたる家」戦争版という物語。放射能で家をなくす、空襲で家が燃える。少女視点で描く家族の悲劇という部分が共通する。

意外に最近の本で、2015年出版。まだ、アニメにもドラマにもなっていないはず。ただ、映画化すると5ー10億円はかかる。アニメ化なら3億くらいで出来るのではないか? 本当にいろんな形で伝えたい物語だ。講談社、著・おざわゆき。全5巻。amazonでも買えます。


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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介②「漫画家たちの戦争」 [再掲載]

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戦争を描いた漫画ーお勧め作を紹介②「漫画家たちの戦争」

「漫画たちの戦争」こんなシリーズがあること自体を知らず、これら巨匠作家たちがこのような戦争漫画を描いていることさえ知らなかった。あちこちの雑誌から戦争漫画を集めて来て、テーマごとにまとめたシリーズ。多分、図書館や学校がターゲットの商品なのか? 発行部数が少ないので値段はかなり高いが、それだけの価値があるシリーズ。

9冊あるシリーズの中で特にお勧めの2冊を選んだ。「沖縄戦と原爆投下」は中沢啓治(はだしのゲン)、池田理代子(ベルサイユの薔薇)、川崎のぼる(巨人の星)、水木しげる(ゲゲゲの鬼太郎)らが描いた作品を収録。特に川崎のぼるの「黙祷」は声を上げて泣きそうになる。梅本さちお著「ああ沖縄健児隊」も悲し過ぎる。僕も取材した沖縄戦を描いた物語だ。

「引き揚げの悲劇」ちばてつや(あしたのジョー)、石坂啓、巴里夫、弘兼憲史(課長 島耕作)、おざわゆき、望月三起也(ワイルド7)らが描いた作品を収録。巴里夫の「赤いリュックサック」も涙なしで読めない。これは本当に辛すぎる。満洲から引き揚げてくる家族の物語。おざわゆきは先に紹介した「あとかたの街」の作家。「不毛地帯」と同様、シベリア抑留を描いたもの。絶望的な物語が心に刺さる。そして、「課長島耕作」等はあまり好きでないのだが、弘兼憲史の「海峡」も涙なしでは読めない。ソ連の侵攻で娘を北方領土に残さざるを得なかった父の悲しみ。

何でこんな酷いことが起こったのか?なぜ、罪もない家族が引き裂かれ、苦しまなければならないか? それが戦争であることを痛感する。1冊3500円(金の星社)ハードカバー。単行本サイズ。かなり高価だが、これだけの作品が集められただけでも意味がある。amazonで発売中。全国の学校図書館においてほしい。歴史の授業より、これら漫画が戦争を伝えている。

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