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20年の人生を振り返る機会。HDDの中への旅? [思い出物語]

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20年の人生を振り返る機会。HDDの中への旅?

ここ数日、HDDのデータ整理をしている。4TBもあるとディスク内で迷子になるデータも多い。日頃は忙しいので、とりあえずデータを放り込んで置くのだが、いざというときどのフォルダーに入れたか?分からない。文章は検索で探せるが写真はタイトルをつけないと検索してもダメ。ということで、時間のある今の内に整理。

パソコンを使い始めた1995年くらいからデータがある。主に映画関係。シナリオ、資料、ロケハン、撮影時のスチール、スナップ、宣伝、公開、舞台挨拶、地方公開と、1本の映画だけで千枚以上の写真を撮っている。また、i phoneを使うようになってからは日常の写真が増える。その日食べた物。映画館の看板、チラシ、建物、雲、高層ビルとブログ用にあれこれ気づいたら撮影している。

おまけに一度、パソコンのハードディスクが壊れ、バックアップを取っていない写真が行方不明「iPhoto」に入れたものは復活できないまま。バックアップ分を年代別に分けて写真を整理。毎日のように通った食堂のランチ。長引く不況で店は潰れた。そのランチをもう一度、食べて見たいと思ったり。

ロケハンで泊まった時の民宿の朝ごはん。俳優さんと撮った記念写真。ロケにエキストラとして来てくれた友人。中には数年前に亡くなった人たちもいる。あるは遠い町の写真。夏の入道雲。雪の風景。LAや韓国のもの。振り返ると、いろんな街を訪れた。長編映画は6本監督し、何度も過労で倒れ、毎回、医者に「休まないと死ぬよ」と言われた。

アメリカ留学から帰国。映画監督を目指した年月。監督デビューしてからの年月。あっと言う間だと思えていたが、やはり30年というのは長い。その内の20年分くらいの写真があるのだが、見返すことなんてほとんどなかった。コロナ騒動がなければ、過労で倒れて、「はい、それまでよ〜」と死んで。HDDも燃えないゴミで出されてそのままジャンクになり終わっていただろう。

いろんな意味でターニングポイントなのだ。日本という国。世界。そして僕自身も大きな曲がり角。そして最後の曲がり角からもしれない。80歳まで生きたとして、あと20年。映画を作る体力があるのは10年か? いや、黒澤監督も大林監督も80代まで映画を作り続けた。僕はもっと若くしてのたれ死ぬかもしれないが、その最後の充電が今なのだ....。

想い出を見つめ、自分が歩んできた道の意味。その意義をもう一度考える機会。若い人に何を伝えるべきなのか? 同世代に何を見せるべきなのか? 残された年月で自分がすべきことは何か?そのことを自身に問う時間なのだろう。(写真は1995年頃の僕の本棚)



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1993年4月。27年前。僕は何をしていたのか? [思い出物語]

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1993年4月。27年前。僕は何をしていたのか?

HDDのデータ整理をしていたら、1993年4月のカレンダーを写した写真が出てきた。27年前の同じ4月。僕は何をしていたのか? 3月28日から4月4日まで「COLD」と書いている。これは風邪で寝込んでいるということ。5日は「TOEI 1p」とある。これはあの東映。その東映ビデオという会社に営業で行った日。22日にも行っている。

W印はシナリオを書いていた日。この頃はアルバイトをしながらオリジナルシナリオを書き、映画会社に持ち込んでいた。4月は17個のW。つまり17日間はシナリオ執筆。頑張っていたなあ。この2年後の1995年に脚本家としてデビュー。ギャラがもらえるようになる。

25日に「OZAKI 1Year 」これは尾崎豊が死去して1年という意味。そうか、この前年に尾崎は死んだんだ。17日「まーだだよ」これは黒澤明監督の遺作となった映画「まーだだよ」を見たという意味。確か新宿ピカデリーで見た。

「E」の印は英語の家庭教師、毎週水曜日の夜にしていた。高校生の男の子を教えていたのだが、当時17歳くらい。彼も今は41歳?観月ありさファンの子だったが、どうしているのだろう?結婚して1児の父という年齢だ。

10日に映画「マルコムX」を見ている。これは歌舞伎町の新宿アカデミーかグランドだった? 同じ日にビデオ雑誌の原稿料が入るという印も。安いギャラだが、連載ページを持っていた。しかし、27年後に「復活の日」のようにウイルスが日本を襲うなんて想像もしなかったなあ。


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20年の人生を振り返る機会。HDDの中への旅? [思い出物語]

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20年の人生を振り返る機会。HDDの中への旅?

ここ数日、HDDのデータ整理をしている。4TBもあるとディスク内で迷子になるデータも多い。日頃は忙しいので、とりあえずデータを放り込んで置くのだが、いざというときどのフォルダーに入れたか?分からない。文章は検索で探せるが写真はタイトルをつけないと検索してもダメ。ということで、時間のある今の内に整理。

パソコンを使い始めた1995年くらいからデータがある。主に映画関係。シナリオ、資料、ロケハン、撮影時のスチール、スナップ、宣伝、公開、舞台挨拶、地方公開と、1本の映画だけで千枚以上の写真を撮っている。また、i phoneを使うようになってからは日常の写真が増える。その日食べた物。映画館の看板、チラシ、建物、雲、高層ビルとブログ用にあれこれ気づいたら撮影している。

おまけに一度、パソコンのハードディスクが壊れ、バックアップを取っていない写真が行方不明「iPhoto」に入れたものは復活できないまま。それでもバックアップから探し出し、年代別に分けて写真を整理。毎日のように通った食堂のランチ。長引く不況で店は潰れた。そのランチをもう一度、食べて見たいと思ったり。

ロケハンで泊まった時の民宿の朝ごはん。俳優さんと撮った記念写真。ロケにエキストラとして来てくれた友人。中には数年前に亡くなった人たちもいる。あるは遠い町の写真。夏の入道雲。雪の風景。LAや韓国のもの。振り返ると、いろんな街を訪れた。長編映画は6本監督し、何度も過労で倒れ、毎回、医者に「休まないと死ぬよ」と言われた。

アメリカ留学から帰国。映画監督を目指した年月。監督デビューしてからの年月。あっと言う間だと思えていたが、やはり30年というのは長い。その内の20年分くらいの写真があるのだが、見返すことなんてほとんどなかった。コロナ騒動がなければ、過労で倒れて、「はい、それまでよ〜」と死んで。HDDも燃えないゴミで出されてそのままジャンクになり終わっていただろう。

いろんな意味でターニングポイントなのだ。日本という国。世界。そして僕自身も大きな曲がり角。そして最後の曲がり角からもしれない。80歳まで生きたとして、あと20年。映画を作る体力があるのは10年か? いや、黒澤監督も大林監督も80代まで映画を作り続けた。僕はもっと若くしてのたれ死ぬかもしれないが、その最後の充電が今なのだ....。

想い出を見つめ、自分が歩んできた道の意味。その意義をもう一度考える機会。若い人に何を伝えるべきなのか? 同世代に何を見せるべきなのか? 残された年月で自分がすべきことは何か?そのことを自身に問う時間なのだろう。(写真は1995年頃の僕の本棚)



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