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今年は戦後75年。今一度、太平洋戦争を見つめる機会だ。 [戦争について]

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今年は戦後75年。今一度、太平洋戦争を見つめる機会だ。

もちろんぼくの世代は戦争を知らない。しかし、敗戦から僅か16年後に生まれた世代。子供の頃にはまだ戦争の爪痕は残っていた。傷痍軍人を何度も見た。

昨年まで三年間、沖縄戦の取材をし、戦争体験者の話を聞いた。彼ら彼女らはもう10年も経てば直接話しを聞けなくなる。なら、僕らが今できることをするべきではないか?

少なくとも昭和40年代生まれより、戦争に近い世代だ。戦争法が可決されたこの国で、それが僕らの責務だと思える。できることは何なのか?考えてみたい。



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映画「悪名」「続悪名」がこんな名作だと気づかなかった!=ヤクザの世界に太平洋戦争をダブらせている。 [映画&ドラマ感想]

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映画「悪名」「続悪名」がこんな名作だと気づかなかった!=ヤクザの世界に太平洋戦争をダブらせている。

勝新太郎と田宮二郎のコンビ。「悪名」シリーズは高校時代から好きで、ほとんどを見ていた。アメリカ留学から帰国してからはLDでシリーズほとんどを集めたが、なぜか、1作目と2作目はあまり見ることがなかった。あとのシリーズとは違い、かなり地味。2作目の「続・悪名」はカメラが宮川一夫であり、伝説的なあのシーンがあるので、いいのは分かっていた。

が、その2作を本日、見直して気づいた。特に「続・悪名」のあのシーン。宮川一夫の名キャラメラ! そこからラストへ。涙が何度も溢れた。これ、関西のヤクザ映画だと思っていたけど、太平洋戦争の映画だったんだ.....。ヤクザの世界と戦争をダブらせている。若い頃は気づかなかった。

「ドキュメンタリー沖縄戦」を作り。太平洋戦争を把握して初めて分かった。ヤクザ映画の形を借りながら、理不尽な戦争を描いた物語だった。個人の力で如何しようも無い。大きな力に巻き込まれて行く。それが戦争。上の人間の都合で、多くが死んで行く。国同士の縄張り争い。それを原作者、今東光は描こうとしていた。

そして「悪名」が前半「続・悪名」が後半で完結する。戦前の日本を勉強しようと見たのだけど、こんな名作だとは気づかなかった。勝新も、田宮二郎も、中村玉緒も、上田吉二郎も、中村鴈治郎も素晴らしい。見てよかった....。


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