SSブログ

原発事故直後を思い出す日々。大切なことはマスコミを鵜呑みにせず、自分で考え答えを探すこと! [MyOpinion]

118635407_4297055430368728_5633812463737605977_o.jpg

原発事故直後を思い出す日々。大切なことはマスコミを鵜呑みにせず、自分で考え答えを探すこと!

「朝日のあたる家」を作る前。原発事故の情報を追い、分析、記事にした。当時、政府は「放射能は漏れていない」「メルトダウンには至っていない」「直ちに健康被害はない」と繰り返した。マスコミも多くはそれに準じる報道。Twitterでは多くの人がテレビが伝えない情報を発信。その時期からすでに放射能漏れを発信する人もいたが、多くがそれらを攻撃。「デマを流すな」「不安を煽るな」「福島を差別するな」「プロ市民」「放射脳」とバッシングが続いた。

僕はそこまで突き止めていなかったが、事故の疑問点を記事にすると批判コメントが続いた。「お前、おかしいんじゃない?」「テレビは大丈夫って言ってるでしょう?」「頭、大丈夫?」「病院に行けよ」批判以前に、人格否定、病気扱いを受けた。友人と話をしても一歩引く感じ。「もともと変な奴とは思っていたけど、本当におかしくなったか?」と感じているようだ。まるで「世界の終わりが来る!」「宇宙人が攻めて来るぞ」と言っている人扱い。

ただ、原発事故はそれに近いものがあった。少なくとも東京全滅という可能性もあった。リアリティを持てる人は多くないだろう。が、実際に多くの人が関西や九州に避難している。一番に逃げたのが東電の家族。多くの大使館には帰国命令。爆発後は福島の人たちが数多く避難したが、それを中継するテレビは皆無。新聞で写真報道もない。それどころか皆が避難する方向に放射能は流れており、文科省が所有するスピーディが把握していたにも関わらず、避難者には伝えられなかった。

事故直後の政府、マスコミは事実を隠すことに奔走。多くの都民は放射能が降り注いだことも知らず、いつもの生活を送っていた。僕も当初はそんな1人。情報番組で「この爆発には放射能は含まれておりません」と言い切る御用学者の言葉を聞き「そうなのかなあ」と思うだけだった。1ヶ月ほどして調べ始めた。新聞、雑誌、ネット。テレビでは報じていないことがあれこれ書かれていた。特にネットでは踏み込んだ情報が数多くあった。

小さな情報をつなぎ合わせて行くと、どうやらあの爆発で放射能が飛び散ったであろうと思えて来た。が、この段階で友人に話しても「よく分からない」と言われ、その先を考えようともしない。Facebookで記事にすると批判の連続。なぜ、人はテレビで報じないことをデマだと思い込むのか? 自分で調べようとしないのか?

デマかもしれない。でも、調べないと分からない。自分で調べないと分からない。なのに、多くは「私は一般人でジャーナリストではないから調べようがない!」と思い込んでいる。幸い僕は脚本家でもあり、あれこれ事件を調べて物語を作る。記者でなくても、ある程度のことは調べれば分かることを知っていた。

もう一つには「原発事故」と言う本当に国が滅ぶほどの事件になる可能性がある。チェルノブイリを日本人も知っている。「あんな事故であって欲しくない」と言う恐怖心が働き、マスコミの「放射能は漏れていません」と言う報道を信じたくなる。もう、一方ではチェルノブイリは外国であり、リアリティがない。平和な日本でそんな事故が起こるわけない!と言う感覚麻痺状態の人たちも多く、東京全滅という可能性を想像することができなかった。

「人は真実を知りたいのではなく、自分が見たいニュースを見る」と言われる。それを実践、「放射能は漏れていない」と言うフェイクニュースを多くが信じた。そんな人たちから見ると、原発事故の真相を告げる人たちは見たくない現実だ。「消し去りたい」と言う願望。嘘をつくなと言う怒りが批判、否定に繋がったのだろう。

日本は戦後、大きな事件もなく平穏な生活を送って来た。不況で大変だが、多くはどうにか生活できる。「それを根底から揺るがす事件なんて起こるはずがない」と感じている。「戦争法案」が強行採決されても「日本は戦争に参加したりしない」と思い込んでいるので、一部の人しかアクションを起こさなかった。自衛隊が戦争参加なんて想像できない。

大統領選以降の展開はまさに、原発事故時の再現。時代が大きく変わるかもしれないのに、相変わらずそれに気づかない人。あるいは、大きな変化を認めたくない人が数多くいるのだろう。多分、太平洋戦争時も同様で大本営発表の通り「日本は絶対に負けない」と思い込んでいる人たちが多数。「勝てる訳ない」と現実を感じていた人は少数であり、発言すると「非国民」「売国奴」とバッシングされた。日本人は75年経っても変わっていない。

原発事故は幸い東京全滅には至らなかったが、あのときの福島を吹く風が南に向いていたら、それは現実のことになっていた(実際は西に吹き、多くの放射能は海に向かった)奇跡としか言いようのない現実を多くが知らない。「結局、大丈夫だったジャン!」で完結した人も多い。ただ、事故でマスコミは信用できないことに気づいた人も数多くいる。その経験は重要。

マスコミを疑う。政府を疑う。そこで事実を見極める。問題がなければOK。それが僕のスタンスでもある。だから、事件があると興味を持ち、あれこれ調べ、仮説を立て、真相を推理する。間違えば別の仮説をてる。整合性があればそれが真実に近いことが多い。地下鉄サリン事件も、女子高生コンクリート詰め殺人事件もそんな風に推理した。原発事故からはブログ等で記事にした。都知事選、衆議院選挙、戦争法案、安倍政権。疑問点や背景を探った。トランプは5年前からウォッチしている。ジャーナリストではないので真相を伝えるのが目的ではない。分析を記録するためだ。

すると必ず、あれこれ批判をするおかしな奴が寄って来る。マスコミと違う意見を書くと誹謗中傷、精神病扱い「マスコミ教の信者か?」と思える。大事なのは、情報を「疑う」こと。それができない人たちは、時代を進む烈車から降りるしかないだろう。そして僕の仕事はマスコミ情報を鵜呑みにし、無難な嘘を拡散することではなく、現実を見つめ「何が大切か?」を考え伝えること。そのためにまず、全てを疑うことから始める。


スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

こちらも2巻に突入。満州事変まで行った。 [2021]

142000156_4940409429366655_4016086435862922635_n-1.jpg

こちらも2巻に突入。満州事変まで行った。

ー当時、水木しげるは小学生。

雑誌連載の漫画「のらくろ」を楽しみにしていた。

当時の様子が実感できる。



スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

考えること。調べること。把握すること。伝えること。ーそれがクリエーターの仕事。 [映画業界物語]

40288026_2137306393010320_9009797108659650560_n.jpg

考えること。調べること。把握すること。伝えること。ーそれがクリエーターの仕事。(短縮版)

映画監督業で大切なこと。いや、監督だけでなく、作家でも、漫画家でも、クリエーター、それらの仕事は皆、同じものが大切ー「考える時間」だ。もちろん、締め切りがあり、それまでに上げなければならず、十分に考えられずに終わることが多い。

「このスピード時代に何、甘えたこと言ってんの?」「俺は短時間でもやれるぞ」とか言う人もいるが、必要な時間をかけた作品には絶対に敵わない。インスタントでは伝わらないのだ。おまけに時代は大きな曲がり角。今までのように時間に追われていては正しい方向には進めない。

そんな疑問を感じている時にコロナ禍。多くの仲間や俳優たちが仕事を失い大変な思いをした。それは悲しいことだが、時間ができた。その間に沖縄戦だけでなく、戦争の勉強を続けた。戦争は数ヶ月だけ勉強、数冊の本を読んだだけでは把握できない。そして過去の悲劇だけではなく、これからも起こる可能性がある。現代も把握せねばならない。

それを学び!考える!大切な機会に転用した。過去を学ぶこと。現在を知るための時間が持てたことは重要。沖縄戦で終わらずに「戦争とは何か?」を見つめ、考えて、「大切なことは何なのか?」を伝えねばならない。それが僕の仕事なのだと思えている。


スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「モスラ対ゴジラ」1963年 [映画&ドラマ感想]

142076741_4945466485527616_269554110164534937_n.jpg

「明日にかける橋」に出演頂き「ドキュメンタリー沖縄戦」のナレーションを担当してもらった宝田明さん。彼が若い頃に出演した映画を昨年から続けて見ている。

「暗黒街の顔役」に続き「モスラ対ゴジラ」子供の頃から何度も見ている作品だが、こちらの主役も宝田さんだったのだ。すごい!子供の頃にドキドキしながら見ていた映画に出ていた大スターとお仕事する日が来るなんて。また、ぜひ、ご一緒させて頂きたい。

ちなみに「モスゴジ」今見ると、とても示唆に飛んだ映画だと思えた。単なる怪獣映画ではない。金に目が眩んだ日本人が自然(怪獣)に淘汰される話でもある。



スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

沖縄戦の勉強は続く!新に大判写真集を二冊ゲット [沖縄の現実]

125309126_4636088773132057_7770901186311566698_n.jpg


沖縄戦の勉強は続く!



118791317_4298505766890361_8313874717155338516_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

人はいつまでも騙されてはいない。真実を見抜く方法。伝えてやる! [戦争について]

127276724_4697350807005853_1001655311310735023_n.jpg

戦中の「米英鬼畜」というプロパガンダに誘導された国民。関心がある。それこそが僕が「ドキュメンタリー沖縄戦」製作をスタートして以来、いや、小学校以来の疑問だった。

日本人はなぜ、太平洋戦争を反対せずにのめり込み、家族が死んでいくことさえも誇りに思い、悲劇を続けたのか? なぜ、沖縄戦では集団強制死まで追い詰められたのか? なぜ、避けられることができなかったのか? その答えが見えてきた。

人は常識があり賢明でも誘導され、気づかぬ内に戦争に加担してしまう。今回は大手マスコミはもちろん。著名人、有名人。安倍の悪行を見抜いた人たち、人は誘導されるもの。

だから、戦争が繰り返される。そんな悲しい現実の中で、僕ができることは何なのか? それは

「どうすれば誘導されないか?」

「どうすれば真実を見抜けるか?」

「どうすれば戦争に巻き込まれないか?」

「どうすれば戦争を止めることができるか?」


それを映画で伝えることだと思える。我が師匠、大林宣彦監督が遺作「海辺の映画館」で伝えようとしたのもそれ。ならば、末端の弟子ではあるが、僕もそれに受け継ごう。

人はいつまでも騙されてはいない。真実を見抜く方法。伝えてやる!




118791317_4298505766890361_8313874717155338516_o.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

戦争は誰がスタートさせ、何が推進して行くのだろう? [戦争について]

49829550_2389808657760091_4539692062919884800_n.jpg

「沖縄戦」を完成してからも戦争の勉強を続けている。多くの日本映画は「兵士たちはいかに日本を思い、家族を思い、大切なものを守るために犠牲になったか?」的な物語が多い。そのくせアメリカに気を使い、「彼らを殺したのはアメリカ兵である!」という追及はしない。まるで自然災害で犠牲になったかのような描き方をする。

そこで「アメリカ人は酷い」と描いても意味はない。彼らだって日本兵に殺されている。真珠湾では多くのアメリカ人が犠牲になっている。それは理解できるが、自然災害で死んだような描写はどうなのか? あるいは「当時にはそんな時代であった」「軍の暴走」とかいう背景で、悲劇の理由を説明することも多い。が、イマイチ不自由分な気がする。

日本兵は軍の暴走で戦地に送られ死んだ。殺したのはアメリカ兵だ。だが、アメリカ兵も軍人、上からの命令に従っただけ。そんな現場の兵士を責めても答えは出ない。では、アメリカ軍も暴走したのか? いや、彼らの名目は「暴走した日本軍を止めるため」だ。「大東亜共栄圏」の名の元にアジアを侵略した日本軍を阻止するため。しかし、アメリカは他の国々と協力してABCD包囲網を敷き、日本への石油輸出も止めた。戦争するしかない状態に追い込んでいる。

さらに、日本が真珠湾を奇襲していることを知りながら、被害者になり、リメンバーパールハーバー」と叫び、国民を奮起させたのでは?と思われる節もある。同じ手法はベトナムでも使っている。つまり、アメリカは日本と戦争をしたかった。でも、自分たちから仕掛けると、侵略者と呼ばれる。だから、日本に先手を出させて被害者となり「日本兵、許さんぞ!」と立ち上がる形を取ったのだろう。

なぜ、日本と戦争がしたかったか? それは日本を植民地にするため。アジアを制覇する上で重要な拠点。そこから中国、台湾、朝鮮半島、そして東南アジアへの足掛かりとする。そう考えると、日本軍の暴走で日本は戦争に踏み込んだというだけでなく、アメリカの罠にかかり、さらに戦争に突き進んだと言えそうだ。しかし、アメリカの予想を超えて日本は奮戦。特攻攻撃や命を捨てた万歳突撃。彼らの理解を超えた危険な国民だと感じる。

そこで戦後、GHQは徹底した思想教育で日本がアジアを踏みにじった酷い国であったことを反省させ、軍が暴走したために戦争に突入。多くが犠牲になったと教えた。2度と戦争させないように、つまり、アメリカに逆らわないようにするため。そしてアメリカは日本をベースにして、朝鮮戦争、ベトナム戦争を戦う。最初からの計画通りだ。

その意味で、日本は利用された。アメリカの罠にハマって太平洋戦争を始めたとも言える。ある種の団体はそこを指摘。日本はアジアの侵略などしていない!と訴える。小林よりのりの漫画「戦争論」はまさに、そちらの解釈であり「日本は悪くない」「日本兵は勇敢だった」と主張する。が、昔の日本映画は「アメリカが悪い!」とは言わず、日本兵は軍部の暴走で戦争に行かされ、多くが犠牲になったと伝える。

この辺は「解釈」だ。ただ、日本が悪い。アメリカが悪いではない。どちらも兵士は命令され戦った。アメリカ軍は政府の方針で日本を手に入れるための指示で動く。それぞれに立場がある。あと、「日本軍がなぜ、暴走したか?」も考えねばならない。アメリカ政府は植民地を増やし、アジアを制覇するための拠点として日本を狙った。その意味では日本が大東亜戦争を始めたのも同じ理由だ。資源のない日本はそれらがある国を求めた。

そう考えると、結局、当時の植民地政策のために各国は戦争したことになる。ただ、それだけだろうか? 実はナチスドイツを当初、アメリカは支援。ウォールストリート、フォード、等の援助があってナチスは拡大し、ヒトラーが台頭。そのドイツを、支援したアメリカが攻撃する。先のABCとは正反対だが、いずれも相手国が戦争を始めている。

その辺をもう少し研究して行くと、戦争を始めたのは誰か?見えてくるのではないか?「戦争反対」といくら叫んでも、戦争は止まらない。そこを考えていきたい。


スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

第一巻読み終えた! [戦争について]

141565999_4932674790140119_4030430313656159545_n.jpg


第一巻読み終えた!



スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

教育と社会が子供達の可能性を潰した=それが日本をダメにした背景だ? [社会政治]

141443751_4934512966622968_1119634268598020155_o.jpg

子供の頃から何かにつけ僕は話題になった。少年野球で活躍したとか、成績が学年で一番とかいうことではなく「変な子供」ということで認知?されていた。「面白い〜」と言ってくれる人と「バカじゃないか?」という人に分かれた。

最近、その理由が分かって来た。僕は昔から常識がなかった。「常識」とは何かというと、古くから日本人が大切にする価値観、風習、ルール、等だ。それらの中には大切なものがある。が、同時に新しい時代に通用しなくなりつつある古いものもあった。例えば「みんなと同じ」「身勝手はいけない」「みんな仲良く」=日本人が教えられなくても守ろうとするもの。僕はそれに欠けたようだ。

小学生の時。皆、野球が好きで、土曜日の夜8時は「全員集合」を見ていた。でないと、クラスメートと話ができない。でも、僕は野球は好きになれず、ドリフターズよりクレージーキャッツが好きだった。中学時代も男性クラスメートは皆「宇宙戦艦ヤマト」を見ていたが、僕は裏番組の「猿の軍団」を見ていた。昔から捻くれ者。右と言われると左と答えたくなる。

小学生の頃は丸刈りの子供がまだ多かった時代。だが、僕は長髪で「ヒッピーみたい」と良く言われた。おまけに小学校の6年間は冬でも半ズボンで通した。理由を書くと長くなるので別の機会にするが、昔から変わり者だった。

だから「こうでなければならない」という多くの日本人が持つ価値観にも懐疑的だった。しっかり勉強をしていい大学に行く。大学を出たらサラリーマンになる。人に言って恥ずかしくない大学、会社に入る。親を悲しませない人生を歩む。捻くれ者なので「そうではない生き方」を模索した。何より、その種の価値観がどこかおかしいと感じていた。

多くの子供たちは、反発したり、はみ出しながらも、やがて妥協、迎合、理解、それらの価値観を受け入れて社会の一員となる。結婚して、子供が出来、家庭を持ち、地道な生活を送る。が、僕はそれができなかった。そもそも常識がない。捻くれ者。まわりが反対しても「思い」を曲げることはできず、映画の仕事を選んだ。

留学を終え帰国して5年がかかり脚本家デビュー。それから10年かけて映画監督デビューした。その部分だけ聞くと「努力」の結果と思う人もいるだろう。でも、違う。捻くれ者なのだ。いろんな人たちのアドバイスや苦言を一切聞かなかったのでたどり着けた。「監督になんて簡単になれない」「食っていけない」「才能がないとできない」とにかく「諦めろ」「現実を見ろ」と言われ続けて来た。それら助言を素直に聞いていたら人生は終わっていただろう。

これは何か?というと、日本の教育や社会は子供たちの夢を押さえ込み、国が必要とする優秀なサラリーマンを育てるためのものであるということ。与えられたことを確実にする、そして自分では何も考えない会社ロボットを大量生産することが目的だったのだ。そのための教育。昔ならがら日本ムラの価値観「みんな、一緒」「勝手なことをしない」を利用して推進して来たのだろう。子供たちが持つ多くの可能性を探すこともなく、潰して回った。成果は上がり経済大国にはなった。が、バブル崩壊以降、低迷。アジアの貧しい国に落ちぶれたのは、与えられたことしかできない大人ばかり育て来たからだろう。世界の価値観が大きく変化。対応できないのだ。

結局、僕のように常識がなく、捻くれ者で、人のいうことを聞かない子供だったものが、更生することなく大人になったような存在が「思い」を果たすことになる。でも、それではいけない。子供の素質を大人が見抜き、理解し、応援し、伸ばし多様な人間を育ててこそ。彼らが大人になった時、会社や社会のために活躍できる。それが日本を成長させていく。そんな未来を潰して来たのが戦後教育と日本の社会だったのではないか?などと考えている。


スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

大切な情報が国民に伝えられるのは、いつも一番最後? [戦争について]

IMG_0705.JPG

大切な情報が国民に伝えられるのは、いつも一番最後?

友人で市会議員になった人がいる。彼は昔から政治に興味があり勉強していた。が、当選したらこう言う。「議員になるといろんな情報を知ることができるんです。それら情報を見ると、いかに市民には情報が伝えられていないか?思い知りましたよ...」僕らに伝えられる情報というのは本当に限られたものなのだ。

ある政府関係者からも似たような話を聞いた。アメリカが打ち上げた人工衛星が寿命になり地球に落ちてくる。途中で燃え尽きないで地上に落下するらしい。それがどうも日本である可能性が高いという。アメリカからの確かな情報だ。それを政府で検討した。東京のど真ん中に落ちる可能性がある。下手したら「ディープインパクト」になる。大惨事になるかもしれない。

政府で話し合いが持たれ、マスコミ発表はしないことになる。パニックになる可能性があるからだ。その後、人工衛星は太平洋上に落下。その時点で政府は情報を公開。もちろん「日本に落ちる可能性」なんて言わない。テレビニュースで「人工衛星が海に落ちた。被害はない」と伝えた。そんな風に政府や議員は知っていても、国民には伝えられないことはたくさんあるはずだ。

なのに、マスコミがどうでもいい情報を大量に流す。そのことで我々は何でも知っている気分になってしまう。国内だけでなく、海外のことも。映像が流れ、キャスターが解説すれば、分かった気になってしまう。しかし、先の話を思い出せば、僕らが知り得る現実というのは、極々僅かであり、肝心なことは何も知らされていない。そう、大きな事件を国民が知るのはいつの時代も、一番最後なのだ。ただ、国民はそれに気づかず、全てが分かったつもりになっている。怖いね?



スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画