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原発事故直後を思い出す日々。大切なことはマスコミを鵜呑みにせず、自分で考え答えを探すこと! [MyOpinion]

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原発事故直後を思い出す日々。大切なことはマスコミを鵜呑みにせず、自分で考え答えを探すこと!

「朝日のあたる家」を作る前。原発事故の情報を追い、分析、記事にした。当時、政府は「放射能は漏れていない」「メルトダウンには至っていない」「直ちに健康被害はない」と繰り返した。マスコミも多くはそれに準じる報道。Twitterでは多くの人がテレビが伝えない情報を発信。その時期からすでに放射能漏れを発信する人もいたが、多くがそれらを攻撃。「デマを流すな」「不安を煽るな」「福島を差別するな」「プロ市民」「放射脳」とバッシングが続いた。

僕はそこまで突き止めていなかったが、事故の疑問点を記事にすると批判コメントが続いた。「お前、おかしいんじゃない?」「テレビは大丈夫って言ってるでしょう?」「頭、大丈夫?」「病院に行けよ」批判以前に、人格否定、病気扱いを受けた。友人と話をしても一歩引く感じ。「もともと変な奴とは思っていたけど、本当におかしくなったか?」と感じているようだ。まるで「世界の終わりが来る!」「宇宙人が攻めて来るぞ」と言っている人扱い。

ただ、原発事故はそれに近いものがあった。少なくとも東京全滅という可能性もあった。リアリティを持てる人は多くないだろう。が、実際に多くの人が関西や九州に避難している。一番に逃げたのが東電の家族。多くの大使館には帰国命令。爆発後は福島の人たちが数多く避難したが、それを中継するテレビは皆無。新聞で写真報道もない。それどころか皆が避難する方向に放射能は流れており、文科省が所有するスピーディが把握していたにも関わらず、避難者には伝えられなかった。

事故直後の政府、マスコミは事実を隠すことに奔走。多くの都民は放射能が降り注いだことも知らず、いつもの生活を送っていた。僕も当初はそんな1人。情報番組で「この爆発には放射能は含まれておりません」と言い切る御用学者の言葉を聞き「そうなのかなあ」と思うだけだった。1ヶ月ほどして調べ始めた。新聞、雑誌、ネット。テレビでは報じていないことがあれこれ書かれていた。特にネットでは踏み込んだ情報が数多くあった。

小さな情報をつなぎ合わせて行くと、どうやらあの爆発で放射能が飛び散ったであろうと思えて来た。が、この段階で友人に話しても「よく分からない」と言われ、その先を考えようともしない。Facebookで記事にすると批判の連続。なぜ、人はテレビで報じないことをデマだと思い込むのか? 自分で調べようとしないのか?

デマかもしれない。でも、調べないと分からない。自分で調べないと分からない。なのに、多くは「私は一般人でジャーナリストではないから調べようがない!」と思い込んでいる。幸い僕は脚本家でもあり、あれこれ事件を調べて物語を作る。記者でなくても、ある程度のことは調べれば分かることを知っていた。

もう一つには「原発事故」と言う本当に国が滅ぶほどの事件になる可能性がある。チェルノブイリを日本人も知っている。「あんな事故であって欲しくない」と言う恐怖心が働き、マスコミの「放射能は漏れていません」と言う報道を信じたくなる。もう、一方ではチェルノブイリは外国であり、リアリティがない。平和な日本でそんな事故が起こるわけない!と言う感覚麻痺状態の人たちも多く、東京全滅という可能性を想像することができなかった。

「人は真実を知りたいのではなく、自分が見たいニュースを見る」と言われる。それを実践、「放射能は漏れていない」と言うフェイクニュースを多くが信じた。そんな人たちから見ると、原発事故の真相を告げる人たちは見たくない現実だ。「消し去りたい」と言う願望。嘘をつくなと言う怒りが批判、否定に繋がったのだろう。

日本は戦後、大きな事件もなく平穏な生活を送って来た。不況で大変だが、多くはどうにか生活できる。「それを根底から揺るがす事件なんて起こるはずがない」と感じている。「戦争法案」が強行採決されても「日本は戦争に参加したりしない」と思い込んでいるので、一部の人しかアクションを起こさなかった。自衛隊が戦争参加なんて想像できない。

大統領選以降の展開はまさに、原発事故時の再現。時代が大きく変わるかもしれないのに、相変わらずそれに気づかない人。あるいは、大きな変化を認めたくない人が数多くいるのだろう。多分、太平洋戦争時も同様で大本営発表の通り「日本は絶対に負けない」と思い込んでいる人たちが多数。「勝てる訳ない」と現実を感じていた人は少数であり、発言すると「非国民」「売国奴」とバッシングされた。日本人は75年経っても変わっていない。

原発事故は幸い東京全滅には至らなかったが、あのときの福島を吹く風が南に向いていたら、それは現実のことになっていた(実際は西に吹き、多くの放射能は海に向かった)奇跡としか言いようのない現実を多くが知らない。「結局、大丈夫だったジャン!」で完結した人も多い。ただ、事故でマスコミは信用できないことに気づいた人も数多くいる。その経験は重要。

マスコミを疑う。政府を疑う。そこで事実を見極める。問題がなければOK。それが僕のスタンスでもある。だから、事件があると興味を持ち、あれこれ調べ、仮説を立て、真相を推理する。間違えば別の仮説をてる。整合性があればそれが真実に近いことが多い。地下鉄サリン事件も、女子高生コンクリート詰め殺人事件もそんな風に推理した。原発事故からはブログ等で記事にした。都知事選、衆議院選挙、戦争法案、安倍政権。疑問点や背景を探った。トランプは5年前からウォッチしている。ジャーナリストではないので真相を伝えるのが目的ではない。分析を記録するためだ。

すると必ず、あれこれ批判をするおかしな奴が寄って来る。マスコミと違う意見を書くと誹謗中傷、精神病扱い「マスコミ教の信者か?」と思える。大事なのは、情報を「疑う」こと。それができない人たちは、時代を進む烈車から降りるしかないだろう。そして僕の仕事はマスコミ情報を鵜呑みにし、無難な嘘を拡散することではなく、現実を見つめ「何が大切か?」を考え伝えること。そのためにまず、全てを疑うことから始める。


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こちらも2巻に突入。満州事変まで行った。 [2021]

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こちらも2巻に突入。満州事変まで行った。

ー当時、水木しげるは小学生。

雑誌連載の漫画「のらくろ」を楽しみにしていた。

当時の様子が実感できる。



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考えること。調べること。把握すること。伝えること。ーそれがクリエーターの仕事。 [映画業界物語]

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考えること。調べること。把握すること。伝えること。ーそれがクリエーターの仕事。(短縮版)

映画監督業で大切なこと。いや、監督だけでなく、作家でも、漫画家でも、クリエーター、それらの仕事は皆、同じものが大切ー「考える時間」だ。もちろん、締め切りがあり、それまでに上げなければならず、十分に考えられずに終わることが多い。

「このスピード時代に何、甘えたこと言ってんの?」「俺は短時間でもやれるぞ」とか言う人もいるが、必要な時間をかけた作品には絶対に敵わない。インスタントでは伝わらないのだ。おまけに時代は大きな曲がり角。今までのように時間に追われていては正しい方向には進めない。

そんな疑問を感じている時にコロナ禍。多くの仲間や俳優たちが仕事を失い大変な思いをした。それは悲しいことだが、時間ができた。その間に沖縄戦だけでなく、戦争の勉強を続けた。戦争は数ヶ月だけ勉強、数冊の本を読んだだけでは把握できない。そして過去の悲劇だけではなく、これからも起こる可能性がある。現代も把握せねばならない。

それを学び!考える!大切な機会に転用した。過去を学ぶこと。現在を知るための時間が持てたことは重要。沖縄戦で終わらずに「戦争とは何か?」を見つめ、考えて、「大切なことは何なのか?」を伝えねばならない。それが僕の仕事なのだと思えている。


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「モスラ対ゴジラ」1963年 [映画&ドラマ感想]

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「明日にかける橋」に出演頂き「ドキュメンタリー沖縄戦」のナレーションを担当してもらった宝田明さん。彼が若い頃に出演した映画を昨年から続けて見ている。

「暗黒街の顔役」に続き「モスラ対ゴジラ」子供の頃から何度も見ている作品だが、こちらの主役も宝田さんだったのだ。すごい!子供の頃にドキドキしながら見ていた映画に出ていた大スターとお仕事する日が来るなんて。また、ぜひ、ご一緒させて頂きたい。

ちなみに「モスゴジ」今見ると、とても示唆に飛んだ映画だと思えた。単なる怪獣映画ではない。金に目が眩んだ日本人が自然(怪獣)に淘汰される話でもある。



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沖縄戦の勉強は続く!新に大判写真集を二冊ゲット [沖縄の現実]

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沖縄戦の勉強は続く!



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人はいつまでも騙されてはいない。真実を見抜く方法。伝えてやる! [戦争について]

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戦中の「米英鬼畜」というプロパガンダに誘導された国民。関心がある。それこそが僕が「ドキュメンタリー沖縄戦」製作をスタートして以来、いや、小学校以来の疑問だった。

日本人はなぜ、太平洋戦争を反対せずにのめり込み、家族が死んでいくことさえも誇りに思い、悲劇を続けたのか? なぜ、沖縄戦では集団強制死まで追い詰められたのか? なぜ、避けられることができなかったのか? その答えが見えてきた。

人は常識があり賢明でも誘導され、気づかぬ内に戦争に加担してしまう。今回は大手マスコミはもちろん。著名人、有名人。安倍の悪行を見抜いた人たち、人は誘導されるもの。

だから、戦争が繰り返される。そんな悲しい現実の中で、僕ができることは何なのか? それは

「どうすれば誘導されないか?」

「どうすれば真実を見抜けるか?」

「どうすれば戦争に巻き込まれないか?」

「どうすれば戦争を止めることができるか?」


それを映画で伝えることだと思える。我が師匠、大林宣彦監督が遺作「海辺の映画館」で伝えようとしたのもそれ。ならば、末端の弟子ではあるが、僕もそれに受け継ごう。

人はいつまでも騙されてはいない。真実を見抜く方法。伝えてやる!




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