「ドキュメンタリー沖縄戦」を見ると「ウルトラセブン 史上最大の侵略」の意味が解明される! [沖縄戦ー感想]
「ドキュメンタリー沖縄戦」を見ると「ウルトラセブン 史上最大の侵略」の意味が解明される!
昨日、「ドキュメンタリー沖縄戦」を見ると「ウルトラセブン」の謎が解ける!と書いたら、意外に反響があった。ジョークではない。本当に謎が解ける。ウルトラファンなら知っている名作の1本「ノンマルトの使者」ー海から攻撃してくる侵略者ノンマルト。しかし、彼らこそが本来の地球人であり、地球人こそが侵略者だったという衝撃的なストーリー。
脚本は金城哲夫。彼は沖縄出身でありノンマルトに沖縄人をダブらせているのでは?と言われている。これは有名な話。その金城が執筆したウルトラ史上でも名作中の名作と言われるのが最終回。前後編で描かれた「史上最大の侵略」だ。このエピソードの本当の意味。「沖縄戦」を見ると解明される!
では、どのように「ウルトラセブン」に沖縄戦が描かれているのか? いずれ詳しく説明する。
陰謀論という言葉。どのような効果があるか?=なぜ、日本で浸透したのか?(再掲載) [社会政治]
陰謀論という言葉。どのような効果があるか?=なぜ、日本で浸透したのか?(再掲載)
ケネディ暗殺の後に「オズワルドは犯人ではない!」と、いろんな説が上がった。それを押さえ込むためにCIA が作ったが「陰謀論」という言葉。実に見事。例えば「本当の犯人はソ連だ!」「いやいや、CIAが黒幕だ!」と議論していても「それって陰謀論だよ。君たち陰謀論者なの?」と言われると話が終わってしまう。
陰謀論者ーありもしない陰謀をあれこれ考えて、妄想すること。常識ある人は相手にしない下らない説を振り回すという意味。相手の推理を陰謀論とレッテルを貼ることで、相手を愚か者と決めつける。「俺は常識ある大人だからね〜」と勝利の気分で去って行ける。残された者は馬鹿にされて屈辱、次第に議論しなくなる。
まさに、それを狙ってCIAは「陰謀論」という言葉を作ったのだ。いわゆるレッテルと同じ効果。日本で言えば戦時中の「非国民」「アカ」「売国奴」、最近では「反日」「アベガー」「パヨク」等、政府に対して都合の悪いことをいう人たちにレッテルを貼り、貶めて、卑屈な思いをさせることが目的。「陰謀論」も同様。日本でも普及。現在もよく使用される。
なぜ、日本で定着したか? 日本では「考える力」を育てる教育をほとんどしない。与えられたことを確実にする大人を育てるのが学校の目的。そのため大きな事件があっても、政治問題があっても、深く考える人が少ない。事件や政治の裏にはいつも隠された事実があり、国民に大切なことでも隠蔽されがち。もし、そこで「あの事件は裏がある!」と誰かが言い出す。でも、考える力のない多くの日本人はあれこれ想像できない。
「**政権の計略だ」「総理の策略だ」と言っても、ピンと来ない。「お前、そのくらい分からないのか?」「政治に関心持てよ!」とか言われて悔しい。だが、天下の宝刀がある。あの言葉だ。あれこれ言われてもこう言えばいい。「それって陰謀論だよ。君たち、そんなこと信じているの?」と言えば一気に形勢逆転。「バカなことを議論している人」と「世間を知り、良識のある人」という設定に変わる。何も考えずして、小難しい議論を全否定し、優越感に浸れる。それが「陰謀論」という魔法の言葉だ。
本来、「陰謀」と批判するなら、否定する材料や理屈を用意しなければならない。が、「陰謀論」という言葉を使えば、その努力がいらない。無知でも大丈夫。だが、政治に陰謀がない訳がない。それを知っていればそんな言葉は使わない。見ていると、やはり「考える力」が弱い人。想像推理するのが苦手な人。もっと分かりやすくいうとアホな奴ほど「陰謀論」という言葉を使っている。CIAは本当に見事な言葉を作り出したものだと感心する。
ほっとしてダウンした。理由は過労。 [2021]
昨年、「ドキュメンタリー沖縄戦」の全国公開が終わったことで、3年に渡る戦いが終わり(本当はまだ続くけど)ほっとしてダウンした。理由は過労。病院に行って治療できるものではない。ひたすら静養するしかない。というより、何もできない。自宅入院状態だ。
1日に2度寝る。老人並みの体力。外出もできない。読書もできない。DVDを見る集中力もない。そんな期間が長らく続いたが、ようやく映画を見に行けるようになった。が、まだ、もう一息、集中力がない。ずっと寝ていたので体力も落ちている。近所の食堂を往復するだけで、ドッと疲れる。
年が明けてかなり良くなったと思っていたが、昨日は昼飯を食べると強い疲労感。眠ってしまう。日頃、甘い物は食べないが、最近は食べてしまう。疲労がまだ回復していないのだろう。ただ、コロナ禍。再び緊急事態宣言も出たし、もう少しおとなしくしている。