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ヒトラーが有名な理由。沖縄戦を多くが知らない理由? [戦争について]

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ヒトラーが有名な理由。沖縄戦を多くが知らない理由?

ヒトラーは多くの日本人が知る歴史上の人物。東條英機は知らなくても、ヒトラーは知っている。多くの映画やドラマ。漫画で繰り返し彼を描いてきたからだろう。広島、長崎の原爆については多くが知っているが、沖縄戦について知る人は非常に少ないのと同じ。

原爆は繰り返し映画で描かれたからだ。「はだしのゲン」というロングセラーの漫画もある。学校の図書館にもあった。映画でも「ひろしま」「黒い雨」「八月の狂想曲」がある。が、沖縄戦を描いた映画は「ひめゆりの塔」(数回のリメイクあり)と「沖縄決戦」(岡本喜八監督ーだが、映画ファンでもこの作品を知る人は少ない)2本しかない。漫画もあるが有名ではない。

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その意味でヒトラーは数多くの映画やドラマで扱われていることでも有名なのだろう。そこには努力がある。ハリウッドには多くのユダヤ系アメリカ人がおり、あの悲劇を繰り返さないために、ヒトラーやナチスの映画を作り続け、忘れないようにしている。スピルバーグもユダヤ系で「シンドラーのリスト」を作り、「インディジョーンズ」シリーズでも悪役としてヒトラーが登場させている。

もう一つはヒトラーの個性の強さ。ドラマにしやすいというものあるだろう。これほどヒトラーはいろんなドラマに影響を与えているのに、僕は彼のことを分かったつもりでいて、ほとんど知らないことに気づいた。また、この件は続きを書く。


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頭がクラクラ。コロナ感染か?いや、原因は別だ。徹底推理した。 [2020]

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頭がクラクラ。コロナ感染か?いや、原因は別だ。徹底推理した。

先週の木曜から頭がクラクラ。「コロナウイルス感染?!」という記事を書いた。心配してくれる方がいてコメントくれたので、その後をお伝えする。翌日は問題なく映画館に行ったりしていたが、その後、また頭がクラクラ。次第に酷くなってきて、まっすぐに歩けない時もある。これはかなりマズイ。原因を推理した。

最初は風邪の初期症状と思え、しっかり食べて、早めに寝て、暖かくしていた。今、住んでいる部屋は早朝に異常に寒くなり、それで目が覚める。で、風邪を引きそうになる。それが原因か?とヒーターをつけたまま寝るとか対策したのだが、よくならない。そもそも、風邪をひくときは喉の痛みから始まる。そして熱。今回は両方ともない。風邪ではないのか?

クラクラは常には起こらない。酒を飲んでいるときが多い。もしかしたら何か悪いものが入っているのでは? 学生時代に飲んでいた安いワイン。不純物が入っていて翌朝、二日酔いで頭が痛苦なる! それと同じ原因か?と、今、飲んでいるワインを考えてみた。買ったのはクラクラの後だ。これが原因ではない。

さらに考える、酒を飲むのはテレビの前。その場所に何かあるのかも? ラジウムが落ちているとか? 放射能かも? そう思いガイガーカウンターで調査。「0.05」低い。放射能ではないようだ。ま、プルトニュウムは測れないのだが。さらに考える。熱は毎日測るが36度台。咳も出ない。喉の痛みもない。風邪や放射能ではないようだ。

かなり昔に風邪で熱が出たとき、こんなクラクラ体験をしたことがある。が、今は平熱...。と、思い出した。似たような体験がある。映画の編集で朝から夜中までずっと編集機に向かい作業。それも休みなしに何ヶ月も。その時にモニターを見ていてクラ〜としたことがあった。あの時の感覚に似ている!!で、今の状態を確認。

編集はしていないが、パソコン前にかなり長い時間いる。朝起きたらFacebookに記事。それをブログにコピー。それをTwitterで発信。あと、資料の整理や検索。ニュースもネットで調べる。特に今はコロナ関係の情報を探す。さらに「戦争」の勉強。映画、ドキュメンタリー。映画館かNetflixで1日に2−3本見る。さらに原発事故の本、ヒトラー、戦争関連の本を読む。休憩時はiPadであれこれ見る。

つまり、編集時と同じで1日中。パソコン、iPad、あるいは細かい字の本を見続けている。休日なし。今はコロナ問題であれこれ停滞しているので「その隙にしっかり勉強しよう!」と週末でも連休でも朝から深夜まで。これって編集時と同じ状態。そのことで目と神経を酷使してしまい、クラクラが起こるのではないか? テレビ前でよく症状が出るのは、iPadを見ながらテレビを見ることが多いからか?ダブル画面で神経をさらに酷使?

これが原因だろう。休みなしで仕事して過労で倒れるのはいつものことだが、つい真剣になり、休まずに作業してしまうところがある。今回も活字、映像、活字、テレビ、パソコン、iPadと目と神経の酷使が朝から晩まで。それが限界でクラクラを起こしてしまうのではないか? それを昨日から検証。パソコンは仕事上、止められないので、iPadをしばらく止める。というのも外出してもそれがあるから、結果として長時間、モニターを見つめることになる。それを止めてみる。改善すれば原因はそれだ。これも職業病の内か?


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映画「新聞記者」に感じた疑問⑤ー終 スポンサーを見れば一目瞭然。政府批判の映画でないことは分かる? [映画&ドラマ感想]

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現在アンコール上映中の映画「新聞記者」そのフェイクを解き明かす(終)「Fukushima 50 」と同様の誘導がある。

映画「新聞記者」に感じた疑問⑤ー終 スポンサーを見れば一目瞭然。政府批判の映画でないことは分かる?

前回までで疑問は全て解けた。

この映画は「安倍政権批判」とか「政治の闇にメスを入れる」という映画ではなく、昔の「事件記者」タイプの物語を現代版として焼き直したもの。エンタテイメントとして見ればいい映画だ。演出もいい。俳優も素晴らしい。カメラもいい(ただ、新聞社内のシーンだけ「24」的な手振れ感を出そうとしてやり過ぎて船酔いする)面白くできた映画だ。あえて文句をいうと、シナリオはしっかり取材して書いてほしい。まして「原案 望月衣塑子」と謳うのなら記者、新聞社に関しては調べて書くべき。

良くないことだが日本映画では

題材を調べずにシナリオを書くことが結構ある。僕が以前に担当した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」Vシネマだが、意欲作で実際にあった事件を実名で描くというもの。僕はその脚本を担当した。

が、プロデュサーが「時間がないから調べずに書け」と言い出した。「実名で描くのにそんなことは出来ない。あとで告訴されて困るのはあんただ!」と毎日のように衝突。が、彼だけでなく別の作品でも似たようなことがあった。他でもサッカーの物語なのにサッカーを取材せずにシナリオを書けと言われた友人がいる。取材費がないからだ。

だからライターにはサッカー漫画を読んで書く。ネットで適当に調べて書く。脚本家もPも、取材する大切を理解しない人がいる。この「新聞記者」もその1本。思わせ振りの宣伝も問題だが、僕はそちらが気になる。

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それも朝日新聞と東京新聞が協力している作品。いくらでも社内取材は出来たはず。そして内調のあのネット工作部屋を見て爆笑した人も多い。調べる気ゼロ。ネトウヨを想像だけで描いたのだろう。つまり、新聞記者という仕事。新聞社という組織。記事がどのように決まるか?(映画のように上司が納得しただけで一面トップに記事はでない)そして政府側、総理、官房長官も描いていない(調べていない)。ほとんど取材せずに作られるドラマ。

昭和40年代に流行った物語の焼き直し。

観客に「安倍内閣を斬る」「タブーに挑んだ」と勘違いさせてヒットした作品なのだ。解説に4回も費やしたが、実は簡単に説明することができる。スポンサーを見れば一目瞭然。

まず、KADOKAWA。角川である。

そしてビデオ会社。朝日新聞。多分、こんなやりとりがあっただろう。朝日には「政権を鋭く批判する新聞社が活躍しますと説明。イメージアップになるので出資。角川には「原案を貴社の本にします。映画化すれば売れますよ」そう望月さんの本「新聞記者」は角川書店。だから、全く引用しなくてもクレジットから外せなかったのだ。(さらに角川はあのフェイク映画「Fukushima50」を作った会社でもある。政権批判の映画に出資するなんてありえない)そして、もう1社。それがイオン・グループだ。

「参議院選前に公開します。政権の腐敗を描いた映画です」

そう言われれば「いいねー」と思うだろう。イオンは元民主党の岡田さんのファミリー会社。全員がニコニコ。あと、大事なのは政権を本気で批判しないこと。安倍政権がモデルだと思われないこと。横槍が入るとマズイ。だから官房長官の会見シーンはないし、総理も登場しない。伊藤詩織さんの事件もヒロインは追求しない。まして劇中で分かりやすく解説しない。そんな風に各方面から文句が出ない対応。そして観客には「安倍政権を斬る社会派」というイメージで売る。

商売として見事。

通常、政権を批判する映画は先のような大企業が出資したりしない。スポンサーの名前を見れば「政権を斬る」とか「タブーを破る」という映画でないことはすぐに分かる。物事を見抜く目の大切さ。騙されやすさ。この映画からも多くを学んだ。


追記

「日本の女優は政権を恐れて出演を拒否。

だから韓国から呼んだ」というようなことを関係者が言っていたが、そんなはずはない。探せば「出る」という知名度ある女優が日本にはいる。俳優にも根性ある人は多い。だのに、韓国の女優。その理由。その後、分かった。

この映画が公開後。韓国での上映が発表された。それを考えてのキャスティングだったんだろう。「だから韓国でも受けるように主演は韓国俳優にした」とは言わず「日本の女優は政権を恐れて出演を拒否。だから韓国から呼んだ」と言った方が宣伝になる。「日本の俳優が出演できないセンセーショナルな映画」「暗部に切り込む作品!」というアピールもできる。でも、そんな映画ではなかった。

つまり、日本の女優の多くに拒否された訳ではなく、最初から韓国公開を考えてのキャスティングだと思える。全て計算ずく? 多くの観客が見事に乗せられてしまった。






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映画「新聞記者」に感じた疑問④ 思い込みで見に行き、思い込みで賞賛。非常に今日的な作品? [映画&ドラマ感想]

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現在アンコール上映中の映画「新聞記者」そのフェイクを解き明かす「Fukushima 50 」と同様の誘導がある。

映画「新聞記者」に感じた疑問④ 思い込みで見に行き、思い込みで賞賛。非常に今日的な作品?

これまでのまとめを書く。この映画のヒロインは望月衣塑子さんではない。劇中に登場する政権も安倍政権と似た部分はあるが、モデルにしているわけではない。物語は完全にフィクション。新聞記者や新聞社のあり方を徹底取材したものではなく、作家が想像で書いたものである。それは作品を否定することではなく、同じような映画はたくさんあり、エンタテイメントとして楽しまれている。

言ってみればこの映画は昭和40年代に流行った「事件記者」もの。僕もよく見ていた「特捜記者」もそうだが、記者が政界の腐敗ネタを掴み記事にしようとするが、横槍が入ると言う王道の現代版。今風にするためにネット工作のエピソードや伊藤詩織さんを思わせる事件を取り入れるが、それほど深くは切り込まない。それを多くの人は「望月さんをモデルにした女性記者が安倍政権を斬る映画」だと勘違いしたと言うのが真相。というところまで書いた。

つまり、この映画は娯楽映画なのだ。

ではなぜ、望月さんがモデルでもなく、著書からエピソードを借りるわけでもないのに「原案」とクレジットしたのか? 彼女や前川さんまで特別出演させたか? そしてヤバイ話でもないのに、「ネットで攻撃を受けた」と関係者が発言したり、雑誌が「有名女優が出演拒否したので、韓国の女優を起用した」と記事にしたりしたのか? そのために観客にこう思ったのだ。

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「望月さんがモデル。安倍政権に斬り込む。

かなりヤバイ物語なので有名女優は出演拒否。韓国から呼ぶしかなかった。ネットで攻撃もされるし、伊藤詩織さん事件も描かれている。望月さんや前川さん本人が出ているし、かなり本格的な社会派だろう」

でも、そうではなかった。一般的な娯楽作品。政治や新聞についてもさほど取材せずに、想像で書かれた脚本だった。誤解したのは観客の勝手だ。制作サイドは単なる娯楽作を作ろうとした? そうだろうか? だったらなぜ、フィクションである娯楽作品に望月さんや前川さんを出演させたか? そんな形を取ることはあまりない。また「原案」と言いながら、何の引用もしない望月さんの本。

これらから言えるのは作り手も「リアルな政治ドラマ」と誤解してもらおうという意図があったのではないか? もっと、うがった見方をすれば、「これはタブーを超えた安倍政権批判」と話題にさせたい。ただ、映画がヒットして急に官邸から電話が来て「反政府映画だ!」と言われると困る。だから、物語には安倍も菅も登場しない。伊藤詩織さんの事件も詳しく説明しないし、追求もしない。批判されたら「いえいえ、これは安倍政権がモデルではありません」と言う。実際、架空の政権を架空の記者が追う物語なのだ。

でも、観客には誤解してほしい。

その意味で「特別出演」「原案」そして「主演女優拒否情報」「韓国から女優を呼ぶ」「ネットで攻撃もされている」さらには「参議院選前に公開」という演出をしたのではないか? いけないことではない。映画はその手のあざといくらいの宣伝をするもの。

その思惑は当たり。大ヒットした。僕を含め多くが思い込みで、期待して映画を見た。が、思っていた物語ではなく失望。何ら安倍政権に斬り込んだ映画ではない。内容は昭和40年代の記者ものだ。十分な取材もせずに、書かれた脚本。ただ、一部はそれに気づかず「安倍政権に斬り込んでいる。今、日本人が見るべき映画!」「よくここまで描いた!」と評価するが、どこにも斬り込んではいない。何ら闇の解明もしていない。作り手は安全地帯にいる。非常に今日的な映画なのだ。

(次回完結)=> https://okinawa2017.blog.ss-blog.jp/2020-03-23-2

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