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沖縄ー基地問題=多くが知らない現実。驚愕の舞台裏? [「沖縄狂想曲」]

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沖縄ー基地問題=多くが知らない現実。驚愕の舞台裏?

沖縄戦の勉強を続けていると、単に沖縄戦を学ぶだけで沖縄戦は理解できないことが分かって来る。沖縄戦は太平洋戦争の一部。太平洋戦争は日中戦争があったことで起こった。ヨーロッパ戦線も勉強し、比べることで見えてくるものもある。さらに、沖縄戦があったことで、基地問題に繋がる。

過去だけでなく現代、未来を知ることで、さまざまな事実が見えてくる。戦争は突然起こって、悪い人と正義の人が対決するというものではないのだ。時代劇のように哀れな百姓ー悪代官という構図でもない。言われていることと違う現実、真実が存在する。教科書ではその辺を捻じ曲げて、日本を美化するものあり。注意深く見つめなければならない。

基地問題。これも学ばなければ!といろんなドキュメンタリー映画を見た。多くが基地に反対する住民。基地があることで起こった事故や犯罪で犠牲になる沖縄の人たち。だが、それら作品は先の時代劇の構図で描かれていることが多い。住民は「踏みつけられる百姓」であり、米軍が「悪代官」なのだが、調べていくと、あれこれ引っかかるものも出てくる。

原発事故前。当時、僕はまだ政治、社会に関心がな買ったが、民主党が与党になったことは「新しい時代の始まり!」と思え、密かに期待していた。ところが、鳩山総理が「最低でも県外」と言ったあたりから、批判が始まり。外務省の偽書類まで登場。結局、世界一危険と言われた普天間基地の移転は、県外ではなく当初予定されていた辺野古に落ち着いたのである。

その頃から、僕はマスコミが全力で批判する人は何か事情があるはずと思えた。80年代前半の「ロス疑惑」の反省。僕自身も三浦和義が絶対に犯人と思っていたが、違った。あれこれ資料本も読んだが、要はマスコミが大騒ぎしたことで、多くが犯人と思い込んだだけなのだ。以降、マスコミ総攻撃は注意している。

その後の小沢一郎しかり、現在で言えば山本太郎がバッシングされ、マスコミからスルーされがちなのも同じ。ある種力ある人たちに都合が悪い存在は、マスコミが総力を上げて攻撃するということだ。さらに言えばトランプ。日本のマスコミは安倍を批判できなかったのに、トランプを全否定。裏に何かあるのは見え見えだ。

現在のプーチンも同様。マスコミの総攻撃は裏に何かあるときだ。それでいうと鳩山総理はどうか? 辺野古問題がかなりヤバイ案件だったのではないか? その後、オバマが来日した時。スピーチで「基地は辺野古に移転する」と告げた。僕はそこそこ映画できるが、彼は「Henoko」とは言ってない。だが、NHKの中継では「辺野古」と翻訳テロップを出した。

録画で確認すると「辺野古」ではなく「グアム」ー「基地はグアムに移転する」と言ったのだ。そのことはごく一部でしか話題にならず、NHKは後でこっそりと訂正したが、同時通訳がそんな初歩的なミスはしない。僕でもおかしいと思った。NHKといえば昨年の偽テロップ事件がある。ドキュメンタリー番組で、嘘のテロップを使い印象操作をして批判を浴びた。

「辺野古」も確信犯だったのではないか?その後、鳩山総理は辞任。辺野古基地は美しい自然を破壊しながら、工事が進んでいる。何かおかしい。調べると、当時のライス国務長官は「辺野古が出来たからと普天間を返還する」という約束はしてないという。また、米軍が本当に欲しいのはV字滑走路ではなく、長い滑走路ーつまり那覇空港らしい。

さらに東京中心の新聞、テレビは「基地移転」というが、沖縄の新聞社は「新基地建設」と見出しを出す。どういうことなのか?この件も勉強したのだが、驚くべき背景がある。多くのドキュメンタリー映画では「米軍」ー「悪代官」というイメージだが、それだけではない現実があった。

しかし、その種のドキュメントを見ていると時代劇構図でしか描いていない。その闇には触れない。そこに切り込むことで、基地問題を超えた大きな問題が見えてくるのだが、気づいている人はもういるだろうか? もし、いたら何かコメント欄に書き込んでほしい。先に上げた疑問を繋げると、大きな闇に光が当たる。その辺もいつか切り込んでみたい。


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映画屋の仕事はリアルな嘘を作り出すこと。 [「沖縄狂想曲」]

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映画屋の仕事はリアルな嘘を作り出すこと。

実際には存在しない恋愛を作り上げ、観客にハラハラさせ、応援させ、最後は2人を結びつけて感動させる。これがドラマ。主人公にどんな設定にすれば、観客は感情移入するか? どんな困難を与えれえば、応援したくなるか? そうやって観客の心理を操るのがドラマというもの。

最近は報道が同じ手法を使っている。ありもしない殺戮を作り出し、視聴者に「なんて、酷い!許せない」と思わせ。事実とは違う情報を流して「**国、頑張れ」と応援させる。これをニュースでやられたら、ほとんどの視聴者はイチコロ。完全に信じてしまう。

その点、こちらは映画屋。その種のテクニックを熟知している。映像合成や編集で、いくらでも誘導できることも知っている。だから、最近のニュースは酷すぎて見ていられない。ただ、興味深いのはドキュメンタリーで悲しみを伝えるべきシーンで、NHKの番組などは全く悲しみが伝わらないことが多い。

沖縄戦を描いた番組を見ても「こうして多くの住民が戦火に巻き込まれて行ったのです」とナレーションで語り。戦車から火炎放射する米軍の映像を映し出す。が、そこで「沖縄。大変だったんだなあ」という感情が生まれない。他人事のように「へー」と思うだけ。

以前はそれがドキュメンタリーだと思った。が、現代の報道であれだけ嘘の悲しみを煽ることができるのに、現実の悲しみを描けない訳がない。制作サイドに「沖縄戦の悲惨さを伝えたくない」という意図があったのではないか? ここ最近の「NHKスペシャル」では、「プーチン酷い!」「ウクライナ、頑張れ」と思える番組が多い。なぜ、それを「沖縄戦」でやらなかったのか?

意図して「悲惨」や「屈辱」を感じさせないようま演出だったのだろう。歴史の流れに沿って説明するだけで、記憶に残らないように「米軍、許せない。沖縄県民。かわいそう」という感情が沸き起こらないように作っていたのだ。

米軍に対する配慮、当時の日本軍に対する配慮(その子孫もいる)日米関係にヒビが入らないように、また、もう一度戦争したい団体に対してさえも配慮しているように思えてくる。あえて、悲しみ、屈辱、憤り、理不尽を感じさせないように作っているのだろう。

だったら、その辺は今回の作品で私が描く!そもそもが劇映画の監督。NHKが避けて通る感情部分を描くのは18番。作り出すのではない。そこにある本物の悲しみを伝えればいいのだ。それでこそ、戦争が伝わる。理不尽を描いてこそ「戦争は止めねば!」と思えるのである。


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