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沖縄戦と東京オリンピックは酷似=国民を犠牲にしても国策を実行! [沖縄戦]

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沖縄戦と東京オリンピックは酷似=国民を犠牲にしても国策を実行!

東京五輪。まるで沖縄戦の再現だった。と言っても多くの人は沖縄戦がどんな戦争であるか?を知らない。米軍が洞穴に隠れる住民を火炎放射器で焼き殺す。そんな映像を思い浮かべる位ではないか? なぜ、住民は洞穴(ガマ)に隠れて米軍が「出て来なさい。水も食料もあります」と日本語で呼びかけているのに、それを拒否して殺されることを選んだのか?

そこには教育という名の洗脳があった。「米英鬼畜」「生きて虜囚の辱めを受けず」と米軍は残虐だから、捕まって辱めを受けるくらいなら自決した方がいい。という意識を政府から刷り込まれた住民は生きることより、死を選んだのだ。だが、捕らえた住民を米軍は殺すことなく、食糧や水を与え、怪我した者は治療した。それが米軍の決まり。それを日本軍は住民に教えることはなく、死ぬことを要求したのだ。

そして沖縄戦の目的は米軍に勝ち、撃退することではなかった。。少しでも長く沖縄に米軍を釘付けにして、体力を消耗させる。その間に本土決戦の準備を行う。つまり捨て石。そのために14歳から70才までの男女住民が動員。多くが犠牲になった。日本軍にとって最初から沖縄県民を救おう、守ろうという意識はなかったのだ。それが沖縄戦の実態。

同じことは東京五輪にも言える。567の感染拡大。緊急事態宣言まで出されているのに強行。沖縄戦と同様に、国民がどんなに苦しみ、感染で死亡しようとも五輪を強行。その犠牲にしたのだ。マスコミが後押ししたのも同じ。ホランティアまで動員。その陰で企業が多くの収入を上げた。沖縄戦も五輪も、国策を実施するために国民を踏みつけにしたのだ。

76年経っても政府がやることは同じ。まず、そこに気づこう。ただ、目の前で起こっている事は把握しづらい。だから歴史に学ぶ。沖縄戦ではどのように県民を誘導し、犠牲にしたのか? それを見つめる事で今の現実も理解できるはずだ。同じ手法なのだ。次に戦争が起きても政府は同じ手で国民を動員。五輪と同じように始めれば「日本を応援しよう」「日本頑張れ」と日本軍を応援するはずだ。

そうならないために歴史に学ぶ。「ドキュメンタリー沖縄戦」は学校では教えない、NHKでは放送しない歴史を伝える作品だ。本日より京都みなみ会館にて公開。最後の映画館公開。2週間の上映。DVDは出ない。誘導されないために歴史を知ってほしい。


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終戦記念日に見て欲しい戦争映画 「激動の昭和史ー軍閥」 [戦争について]

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終戦(敗戦)記念日に見て欲しい戦争映画❸ 激動の昭和史ー軍閥

以前にも挙げたお勧めの映画。「軍旗はためクシタニ」「大日本帝国」ともにタイトルが好戦映画のようだが、いずれも「日本は素晴らしい」「よく戦った」という内容ではなく、政府や軍の愚かさを強く批判したものだ。

この映画は最初、延々と軍事会議を紹介するので、太平洋戦争をよく知らない人には分かりづらいものがある。が、後半戦で加山雄三扮する若手新聞記者の話になると俄然、面白くなる。社名も「毎日新聞」と実際の新聞社で登場。

というのは戦時中のマスコミは(今も同様だが)大本営発表。フェイクニュースを延々と流していた。軍とベッタリで売り上げを上げたのが朝日新聞。それまで国内でナンバー1の売り上げを誇っていたのは毎日新聞なのだ。その毎日の記者が大本営に逆らう記事を出す。

そのことで記者に赤紙が届く。その後の展開がまさに安倍政権時代を思い出す酷いもの。日本政府は戦中と変わらぬことも感じる。そんな綺麗事ではない戦争を描いた異色の1編がこの映画。敗戦記念日に見るにふさわしい。あの岡本喜八監督の「激動の昭和史ー沖縄決戦」と同じ「激動の昭和史」シリーズである。


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「日本人必見の映画 - 沖縄戦の真実」ー映画館で見てくれた方の感想 [沖縄戦ー感想]

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日本人必見の映画 - 沖縄戦の真実   by Yさん(女性)


・戦争が人間らしい心を麻痺させた。
・戦争の道具となった教育が引き起こした、集団自決。

▼ 私の知っていた沖縄戦?

はじめ、この映画を教えてもらった時、私は沖縄戦について何も知らない...?と、頭の奥がスッと冷えました。

沖縄戦、何が起きていた?

私が、社会科の授業で教わった歴史、修学旅行で行った沖縄の体験を思い返すと、ポカリとあいた空洞のように何もでてこないのです。

今になって、私の知っている戦争は、沢山書かれた、歴史の中の一行を、なぞっただけだった。
はじめてそう理解した。
淀んだ水が詰まった、薄いポリ袋の上に立っているような感触がよぎった。
頭の奥が、ぞわっとした...。

▼1945年、起きていたこと
私は、sさんとドキュメンタリーを見て、沢山の感じていた違和感を話し合って。
生き延びた人の声、アメリカ軍の記録映像、
それぞれ違う角度の沖縄戦で本当に起きていた 断片を、心の中で合わせていきました。

・沖縄が、日本本土決戦のため、時間稼ぎに使われたこと。
・沖縄島民は、日本軍から本土人と同等に扱われなかったこと。
・沖縄島民は、日本軍vs米軍の完全なトバッチリを受けていたこと。
・当時、日本の誤った軍事教育で、島民にトバッチリを目隠ししたこと。
・また、教育が、沖縄人に米兵を鬼畜と思い込ませ、正常な判断を欠かせ自決させたこと。
・米軍が、けして沖縄人を痛めつけなかったこと(これは、島の地理を島民から聞き出す戦略でもあった)。 etc..

語り手の悲しみ、怒りを追体験し深く考える時間。
この映画は、答えや、見解は一切、語りませんでした。
ただただ、本当に起きたことを、本音だけを伝えた。
それだけに深く、ショッキングに
私の中に刺さりました。

▼ 2021年の今、変わらぬこと
沖縄戦の問題は、70年経った今も形を変えて続いていると
私は感じます。

物理的な戦争は、目に見えない謀略戦になり。
人間として正常な判断を失わせる教育は、
ニュースメディアや日常生活のあらゆる場面で
カメレオンのように溶け込み、今も続いている。

教育が、時に、人を御す道具として使われていることも。

(先日、今の小中学校 学年別のクラス分けは歴史が浅く、18世紀の産業革命で、労働者の行動や習熟度を揃えるために生まれた。というのを知ってびっくりしました)

それぐらい、真実を掴むまで人の心は容易く動き、書き換えられやすい。
自分だってそうだった。
悲しいけれど、肝に銘じておかなければいけない
事実だと思っています。

▼ 映画から私が受け取ったもの
それは、世の中と向き合う太田監督の姿勢でした。
報道や権威をなんの疑問もなく信じていないか?
真実を投げかければ、誰もが自分自身で

「本当はどうしたらよいのか」

答えを出そうとするのではないか?
私たちは、真実
(本当に世界が求めていること、飾らず嘘をつかない情報、幸せに向かう)を
追求する姿勢こそ、いついかなる仕事をしていても貫くべきではないか?
この姿勢を、私は私が持って生まれた仕事で受け継ごう。
そう、心の底からむくむくと感じたのでした。


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嘉手納基地ゲート [沖縄案内]

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「アメリカ軍を解放軍として美化し、日本軍を悪人として描いている。信憑性のないドキュメンタリーだ」と批判する男性。背景を考えた。 [沖縄戦ー感想]

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「アメリカ軍を解放軍として美化し、日本軍を悪人として描いている。信憑性のないドキュメンタリーだ」と批判する男性。背景を考えた。

首を捻る意見だが、検証しよう。まず「アメリカ軍が解放軍?」どの場面を見てそう感じたのだろう。まず上陸前に艦砲射撃。多くの県民が犠牲になっている。多くの人が殺ろされている。多くが犠牲になったという体験者の証言は何度も出てくる。「アメリカが来てくれたので解放された」という証言は1つもない。どこが解放軍なのか? 

そもそも沖縄は日本の県であり、太平洋戦争中のアジアの国々とは違う。解放と言う表現自体がおかしい。もちろん、以前は琉球国ではあった、と思ったとしてもアメリカ軍が沖縄で多くの住民を殺戮している。とても「解放」とはならない。「解放軍」と言う指摘は完全な誤り、成立しない。

なぜ、そんな指摘をしたのか? 想像するに、これまでのドキュメンタリー映画、アメリカ軍の攻撃で多くの県民が犠牲になったことは描いたが、アメリカ軍もまた多くが傷つき死亡したと言うことを伝える作品はほとんどなかった。がだ、この作品ではアメリカ軍も犠牲が出たと言う場面がある。あるいはアメリカ兵が住民に食料を与えたという証言が出てくる。それを見て「これはアメリカ寄りの作品だな」「アメリカに同情している」「アメリカ兵を美化している」と感じた。「アメリカ軍が沖縄県民を救った。そう言いたいのだな?」と妄想したのだろう。

体験者に聞くと「米軍より日本軍が怖かった」と言う。その背後には日本兵は食料がなく、自分たちの生死がかかっていたので住民から食料を取り上げた。米軍は自国から食料を持って来ている。だから余裕。住民にもお菓子を与えたりしている。だが、それは親切ではなく、住民の抵抗を受けないための作戦であること。劇中に登場する専門家が説明している。そこからも作品が「アメリカを美化している」ということにはならない。

なのに批判者はそんな説明を無視。「日本兵は悪くない。犠牲者だ!」という強い思い込みがあり、米兵がアメを住民にあげた話を聞くだけで「美化している」「アメリカ寄りだ!」と感じ、結果「アメリカ軍を解放軍として描き、日本軍を悪人として表現。信憑性のないドキュメンタリーだ」という的外れな結論に至ったのだ。

日本軍も米軍も多くの被害を出した。でも、一番被害が大きいのは住民だ。そしてどちらが正しいではなく、敵味方共に傷つき、犠牲を出すのが戦争だと描いている。だが、彼は強い思い込みがあり「日本は被害者。アメリカが加害者だ!」ということから離れられず「米軍を解放軍にとして描いている」と奇妙な結論になったのだろう。

その批判は間違っているが、もしかしたら家族を沖縄戦で失った人かもしれない。アメリカを極悪に描かないだけで「美化している!」「解放軍だ!」と思えて反発する。あるいは彼の父親、あるいは祖父が日本兵として沖縄戦に参加していたので、日本軍を悪く思えないのかもしれない。また何らかの団体に属していて、歪めた歴史を学んでいる可能性もある。

そのような理由で感情的に歴史を見てしまうとしても、日本軍の蛮行は事実であり、アメリカ軍は多くの県民を殺害している。解放軍ではない。大切のは「感情」や「思い」ではなく、冷静に事実を見つめること。だからこそ、この作品は沖縄戦で何があったか?を体験者の言葉で語るスタイルで描いた。多くの日本人が犠牲になった。だが、アメリカ人も犠牲になっている。どちらが正しい。悪いを描いた作品ではない。「戦争」とは何か?を描いた。そこを知ることが大切なのだ。


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