「戦争に子供を誘導するのと同じ」発言をするお笑いタレント太田 [社会政治]
「戦争に子供を誘導するのと同じ」発言をするお笑いタレント太田
芸能人の発言に対してスポーツ紙のようにあれこれ書くことはほとんどないのだが、気になるものがあった。
太田光「(パラアスリートは)我々よりももっと感染症のリスクに対して怖い。自らの健康の危険を脅かされつつも、(パラリンピックに)出ようという姿を見せる。彼らがこの場に出て来るのが、どれだけ危険で、どれだけの意味があるのか、その会場を設定するのがどれほど大変なのかを含めて(それを見る子供たちが)経験するのが重要だと思う」
この人狂ってる!これって日本の若者に「自らの健康の危険を脅かされつつも」戦場に赴く「姿を(子供たちに)見せる」「(戦争に行くことが)どれだけ危険で、どれだけの意味があるのか」「(子供たちが)経験するのが重要」に置き換えられる。つまり、犠牲や健康を覚悟して挑戦することを子供たちに見せることが重要な経験と言うこと。
努力や葛藤を超えて競技に挑戦することには意味がある。それを子供たちが知ることは大切。だが、感染。重症化。死亡と言う危険を覚悟して挑戦することに意味はない。それを言うのは戦争時の兵隊に対する時だけ。それはもう挑戦ではなく、戦争に巻き込もうと言うプロパガンダであり、戦中に日本がやってきた軍事教育そのものだ。太田はそれを理解した上で発言しているのか?
圧力があったか? 何かを約束されたのか? それなら発言の背景もまだ理解する。が、これまでの彼の発言は笑いを持たせながらも納得できる。賛同したくなるものが多かった。それがこの変貌は何なのか?本当に彼がそう考えたのなら、「お笑い」ではなく、戦争への誘導と同等になる。本人は「小池さんと丸川(珠代五輪担当相)さんって、いつの間に意見が一致するようになったんだろう」と言っているが、全く笑えない。