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それゆえ過保護の五輪を見ると 怒りが込み上げる! [2021]

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コロナ禍の中。多くの映画製作が止まった。

中止になったものも多い。

私も例外ではない。

補償もない。借金が増える。

俳優やスタッフの仕事の機会が奪われ続ける。

それゆえ過保護の五輪を見ると

怒りが込み上げる!


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昨年大ヒットした「ドキュメンタリー沖縄戦」監督が解説。(動画)全ての始まり、苦労したこと、何を伝えたいか? [沖縄戦]

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昨年大ヒットした「ドキュメンタリー沖縄戦」監督が解説。
全ての始まり、苦労したこと、何を伝えたいか?
6月に横浜、大阪、沖縄で再公開!

https://youtu.be/ag63_cmK2Q8


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オリンピックの展開。戦争が始まるのと同じパターン。 [戦争について]

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オリンピックの展開。戦争が始めるのと同じパターン。

戦争はどのようにして始まるのか?五輪開催で痛感した。猪瀬知事がオリンピックを招致しようと言い出したときは他人事。関係ないや!と多くの国民は思ってた。そして、「アンダーコントロール」の嘘。あの気持ち悪い「おもてなし」スピーチ。開催決定。でも、国民は冷めていた。大喜びは関係者のみ。

だが、国会で反対したのは山本太郎だけ。全員一致で賛成。ここからはもう止まらない。マスコミが盛り上げ国民を誘導。コンパクトなオリンピックの予定が開会式だけで160億と暴走する。不祥事があっても、止まらない。当初の委員会メンバーが全員いなくなっても止まらない。567感染拡大。医療崩壊と言われても止まらない。

当初は復興五輪とも言われたが、それも置き去り。震災で壊れた家を立て直そうにも建設会社はオリンピックに取られて復興進まずという話も聞いた。全て建前。567患者も置き去り。無観客でも開会式。競技は子供たちを無理やり動員? 飲み物はスポンサーのコカコーラのみ? 

バッハ会長はいう「夢を掴むには多少の犠牲は必要だ」つまり、日本人が困っても多少の人数が死んでもオリンピックという夢を実現せねば!と言っているのだ。夢ではない。バッハたちIOCの利権のためだ。アメリカNBCから莫大な放送権を取る。数百億円。それを不意にしたくないだけだ。

海外から選手やマスコミが来る。なぜ、感染拡大になることをあえてするのか? この567禍の真っ只中で? バブル方式で「安全安心」。いえいえ、記者たちは平気で街を歩き回っている。そのルールも緩和され外出15分以内というのも撤廃された。

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街の居酒屋への補償金も遅れ、不満が爆発している。病院は病床が足りず医療崩壊だと言われている。収入がなくなり、あるいは激減し苦しむ国民が多いのに、*兆円をオリンピックにつぎ込む。
しかし、開催反対していた国民にはこう言い出すものがいる。

「開催した以上、心を一つに応援しよう」

金メダル獲得、大きな拍手を送る。無観客のスタジアムを囲むように人が集まる。もう、567で苦しむ人たちのことなんて考えない。「ニッポン頑張れ!」と多くが叫ぶ。

「選手に罪はない。政治を忘れて応援しよう」

声を上げる人たち。ここまでバカかと呆れる。終わった後に残るのは、さらなる感染拡大のみだろう。
これを戦争に置き換えると、とてもよく分かる。最初は他人事。国が強行して押し進める。その内、国民は興味を持ち、マスコミが盛り上げる。始めてしまえば反対していても応援するようになる。

「戦争が始まった以上、心を一つに日本兵を応援しよう」

つまり、この日本という国で再び戦争を始めることは容易いこと。誘導は簡単なのだ。太平洋戦争も同じパターンで始まったに違いない。「これなら戦争になっても大丈夫!」と菅政権の人たちは確信を持ったに違いない。


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沖縄戦を題材とした劇映画が作れない理由=政府が怖いだけでない別の問題。 [沖縄戦]

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沖縄戦を題材とした劇映画が作れない理由=政府が怖いだけでない別の問題。

戦争映画が今、日本で作りづらい状況という話を前回した。安倍政権以降。戦争できる国にしたい人たちは「戦争の悲惨さを伝える映画」を作ってほしくないからだ。だから、最近の戦争映画は「日本兵は素晴らしかった」とか「大和は悲劇のヒーローだ」みたいな作品。反戦映画と謳っていても、ただ、死んでいく人を描いただけで、「なぜ、戦争は始まったのか?」「誰に責任があるのか』ということはスルー。「いっぱい日本人が死んだよー」「悲しいよー」で終わりだ。

そんな時代。沖縄戦を劇映画で描くのはもっと難しい。「ひめゆりの塔」は何度もリメイクされているが、あれは沖縄戦の一部にしか過ぎない。他にも様々な悲劇があるのに、それらが映画化ドラマ化されない。というのは沖縄戦を描くと日本軍の蛮行。非人道主義に触れなければならないからだ。日本政府は沖縄を捨て石にして、県民がいくら犠牲になろうと、本土決戦を準備する時間を稼ごうとした。そのために県民の4分の1が死んだ。

軍は県民の14歳から70歳までを動員。戦争準備等に駆り出した。賃金も払わず、軍の食事、準備、弾薬の運搬、飛行場作り等をさせた。中学生は鉄血勤皇隊として戦場に出された。県民の避難計画はなく、軍が県民を防空壕から追い出す。食料を取り上げる。最終的に邪魔になった県民に自決命令まで出されている。人を人とも思わぬ日本軍の蛮行。沖縄戦を描くとそこを避けて通れない。ももう一度戦争をしたい勢力にとって封印したい歴史なのだ。

実際、彼らが作る教科書からは沖縄戦の記述は5行。集団自決等の事実は全て消しされれ「日本軍はよく戦い。県民もよく協力した」という戦争を肯定するかのような記述。その教科書で高校生に教えようというのだ。そんな彼らが支持する安倍政権。総理が辞めても閣僚の多くはあの団体に所属している。政権だけでなく、企業も、そんな勢力に逆らい、沖縄戦を伝えよう!とは思わない。実際、この数年は終戦記念日前後のスペシャルドラマで戦争ものの数が減っている。

まして映画で沖縄戦に出資しよう。企画を通そうという映画会社は皆無。「政権に、団体に睨まれないようにしよう」という意識が働いている。また、沖縄戦を劇映画にするには金がかかる。他の戦闘なら御殿場あたりで撮影できるが、沖縄ロケハ大変だ。車では行けない。飛行機代。宿泊費がかなり必要。また、沖縄には火薬を持ち込めない規則がある。戦争につきものの爆破シーンが撮れない。そうなると、その種の場面だけ関東で。あとは沖縄。となると、さらに製作費がかかる。

さらに「沖縄戦を見たい!」という観客も少ない。「永遠の」何とかみたいに嘘ばかりでも泣ける映画が見たいと考える。そもそも、沖縄戦に関心がある人が少ない。映画界にもほぼいない。学校でも沖縄戦は教えない。ニュースでも触れない。NHKの上部だけのドキュメンタリー。それも過去に放送したっきり。だから、映画会社も沖縄戦では儲からないと判断。企画しない。でも、だからこそ、沖縄戦を映画化するべきなのだ。

今の時代。567対応、オリンピック。沖縄戦と同じ構図だ。国民を捨て石にして、政府が自分たちちを守ることしか考えていない。国民がどれだけ犠牲になろうと平気。全く同じ。76年前と変わってないことを痛感する。何が原因か?何がいけなかったのか?歴史から学ぶことができる。沖縄戦は今の時代に見つめ直すべき歴史なのだ。

だが、どこの企業も金を出さない。どの作家も興味を持たない。中にはドキュメンタリー映画を撮り、描いてはいけないところまで描いて、スポンサーに嫌われた人もいるようだ。結局、DVDもテレビ放送も止められたと聞く。沖縄戦の真実を描くと、そうなるのだろう。しかし、今こそ振り返るべき歴史。「人々が見たい映画」を作るのではなく、「人々が見なければならない映画」を作る。それこそが映画作家の仕事のはず。なのに、それができない現実を見つめるしかない。



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戦争をしっかり描いたお勧めの日本映画は?=えーーこれ?と思える意外な作品を推薦 [戦争について]

戦争をしっかり描いたお勧めの日本映画は?=えーーこれ?と思える意外な作品を推薦

●「大日本帝国」
もう、タイトルからして軍国主義バンザーイという物。写真のポスターを見ても戦争称賛映画に見えるが、内容は全然違う。凄い。日本の戦争映画の中で唯一、天皇責任問題を追求している。公開当時、戦争映画ブームということもあり、あちこちで予告編を見て「絶対に見ない!」と誓った作品だが、本当に凄い。

ほとんどの映画が「天皇責任」を避けて作る中、この作品ではそれを考えさせる。「陛下。あなたのせいで我々はこんな思いをしたのでよ!どうお考えですか!」という脚本家の叫びを強く感じる。夏目雅子、関根恵子ら女優陣が素晴らしい。

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●「激動の昭和史シリーズ 軍閥」
毎日新聞記者の視点。いかに社が軍の圧力に屈していくか?も描いている。調べてみると戦時中、毎日が日本で一番売れている新聞だった。が、朝日新聞が戦争記事を連発。軍に接近、次第に大本営発表になっていく。そして毎日を発行部数で追い抜く。(まさに今の朝日グループと同様)その毎日新聞記者の視点で描くのが後半。岡本喜八監督の「激動の昭和史 沖縄決戦」に次ぐ、「激動の昭和史」シリーズ第二弾。意外に知名度はない作品だが、名作。

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●「軍旗はためく下に」
これも軍国主義的なタイトルだが、心に刺さる。戦死した夫の遺族年金が出ない。役所が言うには処刑されたからと言う。そんなはずはない。と妻が自分で関係者を探し出し、真相を探ると。。。。と言う物語。日本軍の狂気的な状態が明確になっていく。かなり辛い。監督がなんと深作欣二。

3本とも。タイトルだけ見ると「絶対に見ない!」と思えるが、どれも力作。カッコいい戦争を描いていない。過酷な、人間性無視の戦争を真っ直ぐに描いている。戦記ものの勇敢な軍人物語ではない。現実の戦争を描いた名作。いずれもDVDになっている。Amazonプライムで見れるのもある。興味ある方はぜひ。
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もう日本で反戦映画が作れない理由②=政府が怖いだけでない別の問題。(改訂版) [沖縄戦]

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沖縄戦を題材とした劇映画が作れない理由②=政府が怖いだけでない別の問題。(改訂版)

戦争映画が今、日本で作りづらい状況だ。安倍政権以降。戦争できる国にしたい人たちは「戦争の悲惨さを伝える映画」を作ってほしくないからだ。企業もそんな流れに逆らい、戦争の悲劇を伝えよう!とは思わない。

まして「沖縄戦を映画にしよう。企画を通そう!」という映画会社は皆無。「政権に睨まれないようにせねば...」という意識が働く。沖縄戦こそが県民を捨て石にして、本土を守ろうとした非人道的な戦闘の代表。そんな事実は封印せねば、次の戦争が始めづらいという話を前回書いた。が、本当の意味で悲しみを伝える戦争もの。特に沖縄戦を映画化できないのは他にも理由がある。

まず、金がかかる。戦争ものは高額の製作費がかかるものだが、他の戦闘なら東京に住むスタッフが車で行ける御殿場(静岡県)あたりで撮影できるが、沖縄戦は沖縄ロケが必要。車では行けない。飛行機代。宿泊費がかなり必要。また、沖縄には火薬を持ち込めない規則がある。戦争につきものの爆破シーンが撮れない。そうなると、その場面だけ関東周辺で。あとは沖縄。となると、さらに製作費がかかる。

また「沖縄戦を映画で見たい!」という観客も多くない。というのも関心がないというのではなく、知らないからだ。教科書でも数行。授業ではバタバタ通り過ぎ。終戦記念日のスペシャルドラマでもほとんど取り上げられない。

(その意味で明石家さんま主演の「さとうきび畑の歌」は貴重な作品。でも、今あれを作るテレビ局はないだろう)だから、「見たい!」という前に「知らない」だから、需要のない。おまけに撮影するにもかなりの製作費がかかる。だから企画しないのだ。

ただ、他の戦闘や原爆ものの映画やドラマは製作されている。沖縄戦と何が違うのか? 他の戦闘に関してはアメリカ軍に日本軍が殺される。日本人がアメリカ軍の武器で犠牲になる。という分かりやすい「泣ける映画」パターンになるからだ。もちろん、「アメリカ軍がやったんだ!」と強調しない。どこからか弾が飛んできて当たり、死んでいく。「戦争は悲しいですね〜」と謳う。アメリカの罪は追求しない。多くはそのスタイルだ。

だが、沖縄戦では日本軍が県民を犠牲にする。強制的に軍の仕事をさせる。少年たちを鉄血勤皇隊として戦場に送り込む。住民に死を強要。集団自決させる。という日本人が日本人を踏みつけ犠牲にするという酷い事件が数多く存在する。悲しいですね〜では済まない。許されざる行為。それを映画にしても、観客も嫌な気持ちになる。

「太平洋戦争では日本人は被害者なんだな。戦争はいけないな」とストレートに泣けるが、日本軍が本土を守るために沖縄県民を捨て石にした現実を見せられて、どう思うか? 本当はそんな過酷な現実を見つめることこそが大事なのだが、日曜日の午後。映画館で見たい映画にはなりづらいだろう。

映画会社は社会的な使命を感じていない。お上に目をつけられることはしたくない。本当の戦争の悲劇を伝えて官邸から電話をされたくない。また、過酷な現実を伝える映画は観客も観たがらないだろうと考える。だから、沖縄戦の映画は企画されない。

唯一「ひめゆりの塔」は何度もリメイクされているが、あれはストレートに女子学生達が戦争に翻弄され、アメリカ軍の攻撃で死んでいくという悲劇に当てはまるので映画化されたのではないか? あれはあれで意味ある作品だが、沖縄戦の一部でしかない。

他の戦闘も伝えるべき意義があるのに、映画化されないのは、先にあげた、あまりにも酷い、耐えられない非人道的行為が繰り返されているからだ。そんな現実を伝えることこそが大事なのだが、それをやろうとする映画会社もテレビ局も今はない。

なぜ、今、沖縄戦を伝えるべきか?というと、現在の567対応、オリンピック等が沖縄戦と同じ構図になっているからだ。国民を捨て石にして、政府が自分たちを守ることしか考えていない。国民がどれだけ犠牲になろうと平気。76年前と変わってない。

何が原因か?何がいけなかったのか?歴史から学ぶことができる。今こそ振り返るべき歴史。そのためにも映画化すべき。映画は「人々が見たい作品」を作るだけではなく「人々が見なければならない映画」も作ることが大切。それこそが映画作家の仕事のはず。なのに、それができない現実を噛み締めている。


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