SSブログ

「ドキュメンタリー沖縄戦」英語版制作でてんやわんや! [海外映画祭で上映!]

118791317_4298505766890361_8313874717155338516_o.jpg

「ドキュメンタリー沖縄戦」英語版制作でてんやわんや!

アメリカの映画祭の招待作品になったので、英語版制作でバタバタ。今回は軍事用語も多数あるので本当に大変! 英語の専門家、軍事の専門家、そして僕と3人でやり取りしながら進めることになる。で、字幕スーパーだけでなく本編の手直しも必要。

見てくれた方はお分かりだと思うが、画面いっぱいに文字が出る。ナレーションで説明するより文章で見せる方が分かりやすいというものも多い。「教育勅語」「奉安殿」「宮城遥拝」「八紘一宇」という言葉をナレーション、あるいは専門家による声の説明だけでは分かりづらい。漢字で画面に出してこそ「なるほど」と思えるものもある。

他にも軍隊の規模。人数。損害。被害。死亡者も、ナレーションだけでなく文字にして数字を画面に出すことでよく分かる。が、英語版で、それらを英語で表示すると画面がいっぱいになる。あるいは入り切らない。そこで一度、日本語文字を外して英語で入れ直すという作業も必要。通常の劇映画なら本編に英語スーパーを入れるだけだが、今回はその辺が大変なのだ。

あと、大切なことを忘れていた。英語タイトルだ。劇映画の場合はシナリオを書く段階で考えるのだが、今回は決めてなかった。あれこれ考えて、海外のドキュメンタリー映画は「ドキュメンタリー***」というのはほとんどない。劇映画のようにタイトルをつける「夜と霧」「華氏911」等。そこでこれにした「"Battle of Okinawa: Unknown Sad Memories"」よろしく。しばらく戦いは続く。


シネマりん.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「明日にかける橋 1989年の想い出」DVDは宅配ゲオでレンタル中! [My Movie]

D6524uyUYAEYjCc.jpg-large.jpeg

1989年にタイムスリップ。みゆき、家族を救え!

出演 鈴木杏、板尾創路、田中美里、越後はる香、藤田朋子、宝田明
監督 太田隆文




監督ブログ=>https://cinematic-arts.blog.so-net.ne.jp

53050749_2506866409387648_171574876799238144_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「ドキュメンタリー沖縄戦」への批判③=時系列なのに順番がおかしい?という人たち? [映画館公開]

70860218_3035480196526264_3317830947323248640_n.jpg

「ドキュメンタリー沖縄戦」への批判③=時系列なのに順番がおかしい?という人たち?

このシリーズ。評判なので第三弾をアップする。こんな批判もある。

「時系列で描いているのに順番がおかしい。渡嘉敷島の集団自決は上陸作戦の前だろ? そんなことも分からないのか? 勉強不足だ!」

時系列としてはその通りだ。が、この作品は「基本は時系列だが、時間が前後する部分もある」というコンセプトで作っている。理由は後で説明する。そして映画冒頭で「この映画は時系列で描いている」とは表示していない。

その種の批判する人たちは「ドキュメンタリーなんだから、時系列で描かれている」と思い込んでいたのだろう。例えば、NHKのドキュメンタリーでも、現代から始まって過去に戻るもの。途中で現代に戻るものもある。にも関わらず、歴史を描くと学校の授業を思い出し、時系列で紹介されると無意識に思い込んでしまったと想像する。

「歴史は時系列で紹介するのが当然だ!」という人もいるかもしれない。もちろん、その方が分かりやすい。前後の流れが把握できるし、原因と展開。結末も理解しやすい。室町時代、戦国時代、桃山時代、江戸時代と進む方が分かりやすい。歴史の興味ある人たちにとって分かりやすく、把握しやすいだろう。でも、歴史に興味ない人はどうか? 

教科書で問題だと思うのは縄文、弥生からスタートすること。子供達がとっつきにくい。また、そこからスタートすることで時間的に昭和まで辿り着けないということもある。昭和から始めた方が現代との繋がりもあり興味を持てるはず。あるいは大河ドラマでも人気の「戦国時代」「幕末」から始めた方が強い関心を持てるだろう。映画でも「スターウォーズ」はルークの時代を描いた後。遡りアナキンの時代を描いた。そのことでダースベーダーの過去を知りたいという興味を持てた。

タランティーノは「パルプフィクション」で時間を編集、時間軸通りに進むより面白いドラマを作り上げた。僕は劇映画の監督。いかに観客に退屈せずに、興味を持って作品を見てもらうか?を考える。が、専門家が作ると「歴史を学ぶには時系列が一番分かりやすい」と思ってしまう。でも、映画を見るのは歴史を学びたい人ばかりではない。この映画を中学生が見ても退屈せず、興味を持って見てもらいたいと考えた。

さらに沖縄戦を時系列で描いた場合。同じような戦闘が続くことにもなる。観客が退屈する。そこに現代の話を入れる。歴史の中にいた客は「え?現代」と驚き、興味が持続される。同じ繰り返しが一番、観客を退屈させるのだ。また作品では「教育」の問題をクローズアップするとき、いくつかのエピソードを突き詰める。時間を超えて最後にまとめることで「皇民化教育」の恐ろしさが見えてくる。時系列だと、それが明確に伝わらない。

その意味で「基本は時系列」だが、時々、前後するという方法で描いている。そのことで「軍は住民を守らない」「教育の恐ろしさ」というテーマが浮き彫りになった。時系列で描いたら、その背景が見えずらく、表面をなぞるだけで終わってしまっただろう。学校教育の歴史で本質が理解できず、年号と出来事の暗記になるのは、似た背景があると思える。が、そこまで考えないで、謳ってもいないのに「時系列じゃない」「順番が違う」と批判する人がいた訳だが、そういう意図なのじゃ。


沖縄戦8.17_edited-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「ドキュメンタリー沖縄戦」大ヒット。観たい人はいるのに映画館の予定もあり続映できない町。 [映画館公開]

109846889_4097130173694589_471069732937760072_o.jpg

「ドキュメンタリー沖縄戦」大ヒット。観たい人はいるのに映画館の予定もあり続映できない町。

新宿公開は大ヒット。連日、満員御礼が続いた。場内に入れずお帰り頂いた方も多い。当初の予定は2週間だったが、4週間興行となった。が、そのあとは多くの作品が控えていたので、さらなる延長はできなかった。東京はまだまだ「沖縄戦」を見たい人がいる状況。別の映画館を探した。が、どこもすでに上映作品が決まっていて、急に上映することができない。

興味を持ってくれた館があるが、なかなか返事が来ない。その間に1週間2週間と経って行く。時間が経つほどに「映画はもう終わった」という思いが強くなり、忘れられて行く。ただ、映画館側にすれば決まっている映画をやめて上映する訳には行かない。先の作品の上映時間をやりくりして1日1回上映を考え、あれこれ調整してくれている。が、その間にも時間が経って行く。

前売り券を買ってくれながら、新宿が連日満員で行けなかった友人もいる。と言って、9月12日からの横浜シネマリンまで行くのは遠い。何とか都内で上映してほしいと言われている。他にも東京で見たいという声は多い。予想外のヒットなので急にロングランできない。そこが悔しい。大阪でも大ヒット。こちらはシアターセブンで二度目の上映延長を決めてくれた。ぜひ、そちらで見て頂きたい。



チラシiD2.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

この2ヶ月ほど。「ドキュメンタリー沖縄戦」の宣伝活動で忙殺。 [映画館公開]

118635407_4297055430368728_5633812463737605977_o.jpg

この2ヶ月ほど。「ドキュメンタリー沖縄戦」の宣伝活動で忙殺。

日本中を飛び回っていた。それが一段落。ようやく他の仕事ができるかと思いきや、かなり遅れて送られてきたインタビュー原稿。新たなるインタビュー依頼。その編集。英語字幕版の制作。そのためのテロップ書き出し。英訳文章の確認。さらに給付金の申請手続き。他にも公的な手続き。

おまけに暑い。脳の働きが低下している。観たい映画、観なければならない映画も観れていない。DV Dも見なければならないものが積み上がっている。日本中飛び回り、この暑さもあって、すでにダウン寸前。何からどう片付ければいいのか? それを考えるにも脳が暑さでオーバーヒートしている。とりあえず、涼しいスターバックにでも行って、アイスコーヒー飲むか? まだ、オープンしてない時間か?


チラシiD2.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画