「ドキュメンタリー沖縄戦」英語版制作でてんやわんや! [海外映画祭で上映!]
「ドキュメンタリー沖縄戦」英語版制作でてんやわんや!
アメリカの映画祭の招待作品になったので、英語版制作でバタバタ。今回は軍事用語も多数あるので本当に大変! 英語の専門家、軍事の専門家、そして僕と3人でやり取りしながら進めることになる。で、字幕スーパーだけでなく本編の手直しも必要。
見てくれた方はお分かりだと思うが、画面いっぱいに文字が出る。ナレーションで説明するより文章で見せる方が分かりやすいというものも多い。「教育勅語」「奉安殿」「宮城遥拝」「八紘一宇」という言葉をナレーション、あるいは専門家による声の説明だけでは分かりづらい。漢字で画面に出してこそ「なるほど」と思えるものもある。
他にも軍隊の規模。人数。損害。被害。死亡者も、ナレーションだけでなく文字にして数字を画面に出すことでよく分かる。が、英語版で、それらを英語で表示すると画面がいっぱいになる。あるいは入り切らない。そこで一度、日本語文字を外して英語で入れ直すという作業も必要。通常の劇映画なら本編に英語スーパーを入れるだけだが、今回はその辺が大変なのだ。
あと、大切なことを忘れていた。英語タイトルだ。劇映画の場合はシナリオを書く段階で考えるのだが、今回は決めてなかった。あれこれ考えて、海外のドキュメンタリー映画は「ドキュメンタリー***」というのはほとんどない。劇映画のようにタイトルをつける「夜と霧」「華氏911」等。そこでこれにした「"Battle of Okinawa: Unknown Sad Memories"」よろしく。しばらく戦いは続く。
コメント 0