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「クレヨンしんちゃん」の新作「激突!ラクガキングダム」何が素晴らしいのか?=実写の日本映画が目を反らす大切なことを描いている! [映画&ドラマ感想]

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「クレヨンしんちゃん」の新作、何が素晴らしいのか?=実写の日本映画が目を反らす大切なことを描いている!

18歳の時以来、30年ぶりに2日続けて同じ映画を見た!あまりの感動に、その理由を確かめたかったからだ。「しんちゃん」ファン? アニメマニア? そうではない。そのテーマに大感動したから。

このシリーズ。表向きは子供のためのアニメだが、毎回テーマは大人向き。そのために見に行った子供は大笑いしているのに、同伴の親たちがボロ泣きするという不思議な現象が度々起こる。有名なのは「オトナ帝国の逆襲」これはお父さんが号泣。連れてきた子供が「パパなんで泣いているの?」となる。本物の名作。

それだけではない。数年前の「オラのお引越し」編。キラーサボテンのエピソード。表向きは痛快エンタテイメントだが、テーマは原発問題。
これも最後は感動的。その後の「カンフーボーイズ」は食品問題と「正義とは何か?」を描いていた。今でいう「正義中毒」を見つめる作品。これもラストは涙。まさかあの歌が流れるなんて。。。

大人向きの劇映画が向き合わない社会問題とも対峙するのが「しんちゃん」シリーズなのだ。ま、気づかない大人も多いだろうが、無意識にそれを受け止める。心の中に閉じ込めていた何かが暴れ出す。だから感動する。忘れていた大切なものを思い出す。それを家族、友達、仲間、絆というもので解決するので、余計に胸が熱くなる。

今回の「落書きキングダム」まだ、これから見る人がいるのでネタバレしないように説明する。今の教育が、日本が忘れている。置き忘れている大切なものを指摘。それこそが日本を子供たちを、いや、大人たちを救うというテーマ。さらに今、ダメな奴でも意味を見つけることができる。敗者復活戦はある。諦めてはいけないというテーマもある。

先日見終えたばかりの「コブラ会」のテーマでもある。「敵を倒すことではなく、理解し合うことの大切さ」それは毎回「しんちゃん」シリーズが描いていること。そして何より、僕がここ数ヶ月、このFacebookで書き続けてきた記事。まさに同じテーマも描かれている。それに映画は正面から挑み、クライマックスで大人たちに問いかける。だからこそ、♫「やっちゃいな!やっちゃいな!」で涙が溢れる。

後日。その辺を詳しく解説する。まずは映画を見て欲しい。ただ、新宿の映画館は東宝も松竹も夕方までに上映が終わる。埼玉では午後8時の回もあるのに...映画館バカだね。これは大人が見るべき映画! 多分、来週もまだ上映しているので、土日にぜひ、ご覧いただきたい。

「キラーサボテン編」は原発テーマ?解説してあります=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2016-04-02-5



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【横浜シネマリン上映再開のお知らせ】 ドキュメンタリー沖縄戦 。好評につき 10月2日(金)まで上映 [映画館公開]

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 【ドキュメンタリー沖縄戦 ー上映再開のお知らせ】@横浜シネマリン

 好評につき本日 9/26(土)〜再上映開始!

10:00~11:50(1回上映)10月2日(金)まで

https://cinemarine.co.jp

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昨日に続き、本日も「しんちゃん」を映画館で観てしまった。 [映画&ドラマ感想]

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昨日に続き、本日も「しんちゃん」を映画館で観てしまった。

2日続けて同じ映画を観るなんて18歳の時以来だ。今回は冷静に観ていたが、やはりブリブリ左衛門が****を渡すシーンから感動の連続。涙のつるべ打ちだ。クライマックスはもう、しんちゃんも、春日部防衛隊の子供達も、ひろしも、みさえも、シロも、ひまわりも、お姫様も、敵役のあいつも、ゆうま君も、応援せずにいられなくなる。

♬「やっちゃえよ!やっちゃえよ!」もう、一緒に歌ってしまう。「オトナ帝国」を凌ぐ感動巨編。帰りに注意して見ると、子供達は笑っているが、一緒にに来た大人たちは皆、涙目。涙を拭いていた。ここまで泣かされた映画は洋画をいれても、何年振りだろう。今も放心状態!



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あれから15年。6本の映画を撮った。これが監督デビュー作! [My Movie]

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僕の映画監督デビュー作。2005年。「ストロベリーフィールズ」

あれから15年。

「朝日のあたる家」(2013年)が3本目。

「沖縄戦」が6本の監督作。早いなあ〜。


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不器用でなければいけない?それが映画監督業? [映画業界物語]

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不器用でなければいけない?それが映画監督?

「俺は不器用だ」というと友人に笑われる。「お前は映画製作で監督をし、脚本を書き、プロデュースもして、編集もするし、宣伝まで担当する。やってないのは出演くらいだ。自分で撮影もするし、文章も書くし、以前は絵コンテまで描いていた。どこが不器用だよ?」と言われるが、こう続ける。

「ただ、人生は不器用だよな? 人にうまく取り入ったり出来ない。偉い人を怒らせたりする。我慢して仕事もらえればいいのに、2度とあいつとは仕事しない!とかすぐ宣言する。確かに生き方は不器用だ」

そうかもしれない。周りに合わせるのは苦手。すぐに「違う!」と言ってしまう。自分の意見を通そうとする。よく誤解される。批判される。でも、監督業をやるなら、それを恐れてはいけない。みんなと仲良くは出来ない。ただ、僕が言いたいのはそういうことでもない。先の友人の言葉で言えば「監督業」と「脚本業」を1人でこなすが、切り替えが難しい。

監督業は対人。「思い」を人に伝える仕事。コミュニケーションが大事。対して脚本業は「思い」を文章にすること。多分、脳の違う部分を使う。だから、脚本を書き出すと話せなくなる。脚本脳が活発に動いているので、言語脳がエネルギーを取られ機能が低下しているのだろう。山下清のような天才画家の脳は、彼はテレビでおなじみ「お腹が減ったんだなあ〜」とか言葉は拙い。が、素晴らしい絵を描く。脳の多くの部分を「絵を描く」部分が占めていて、言語脳が小さくなっている。というような話を聞いた。

天才でなくても似たような現象が起こってもおかしくない。学生時代を思い出しても、運動部の連中はスポーツはできるが理屈ぽくない。文化部は理屈ばかり言っているが、体を動かすのは苦手なタイプが多かった。もちろん両方できる奴もいたが、とても少ない。それぞれに脳が運動や論理部分が他に比べて活発に働く、あるいは機能が高いということではないか?

監督と脚本も運動部と文化部のようなところがある。だから、通常は別々。監督は現場で演出。脚本家は1人でシナリオ書き。もちろん、両方をする人もいるのだが、決して多くはない。皆、どうしているのか?先日見た「テネット」あのクリストファーノーランも両方やるが、今回はシナリオが良くない。映像に気が行ったのか?疎か。日本でも友人が同じ失敗をしているのを思い出す。

自身を振り返る。脚本を書くとき。いや、それ以前の段階。ストーリーを考える時から人とは話さない。会わない。1人であれこれ考える。他のことが出来ない。だから、何か仕事があると「考える」ことが出来ない。その意味で「不器用」なのだ。いよいよ執筆になると力石徹の特訓のように部屋に籠って、霊が降りてくるのを待つ(意味分からない人は深く考えないでね!)

ただ、それ以前も近い状態になることを思い出す。と言ってそのまま執筆まで行かないことも多いが、描く前でも霊が降りて来るのは大事。もっと言えば、執筆しているときは物語は出来上がったとき。それを具体的に文章にしているだけとも言える。本当に物語を作るのはそれ以前なのだ。

が、日本の映画の場合。その時間がなかなかない。依頼があって3ヶ月後にクランクインてなこともある。それでハリウッド映画のパクリのようなストーリーや設定が増える。リメイクやシリーズなのにオリジナルに対する愛情がない。ま、愛があるより早く書くライターが重宝されるという背景もあるのだが。だから、日本映画は原作もので、ライターが撮影できるように手直しするというだけの作品が多いのだろう。

ハリウッド映画の場合。依頼があってから1年は題材に対する取材と勉強。2年前が物語の構築。3年目がシナリオ執筆。だから、いいものができる。日本は以来から3ヶ月後にクランイン!? そのシステムを直せ!と言っても古い価値観に縛れ、映画に対する思いのない人たちには届かない。だから、せめて自分の作品はそのスタイルでやりたい。なのに、ここしばらく2年に1本の映画を撮ってた。

幸い。1年も勉強、取材しなくてもいい題材だったので、何とか出来た。が、やはり知らない題材については年月をかけるべきだ。今年はコロナでいろいろストップしたが、そのことを教訓として感じている。「ちゃんと調べろ」「把握しろ」と言われた気がする。だが、緊急事態が解除になった途端に、以前と同じように世間は動き出した。

それに逆らって自分のスタイルで動くと軋轢を生む。でも、いいさ。「変人」と思われれば、うるさく言われない。「嫌われたくない」と思うから常識的な行動を取り、周りに合わせてしまう。「嫌われてもいい」と思えば自由になれるのではないか? そんなこと、あれこれ考えている。


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常盤貴子、田中美里、藤田朋子、芳根京子。 豪華キャストによる感動の映画「向日葵の丘 1983年 夏」 [My Movie]

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常盤貴子、田中美里、藤田朋子、芳根京子。

豪華キャストで描く感動の映画「向日葵〓の丘 1983年 夏」

宅配GEOでレンタルできます。

監督ブログ=>https://aozoraeiga.blog.so-net.ne.jp

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舞台挨拶ー太田監督「ドキュメンタリー沖縄戦」@沖縄初日ー桜坂劇場 (動画) [舞台挨拶]



舞台挨拶ー太田監督「ドキュメンタリー沖縄戦」@沖縄初日ー桜坂劇場

この映画は教材としてスタートした?! それが全国公開になった背景。

2020年8月8日 

太田隆文監督

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」

ゲスト。沖縄戦体験者の上原美智子さん



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すぐに出せない返事。こだわりがある。 [2020]


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すぐに出せない返事。こだわりがある。

懐かしい友達から連絡をもらった。感激!返事をせねば!と思いつつ、書けないでいる。嬉しいメッセージを海外からくれた方もいる。こちらもお返事せねば。そして、喜んでもらえるニュースをお伝えしたい方がいる。さらに「沖縄戦」情報を連絡したい方々がいる。が、その余裕がない。

「5分もあればメールくらい書けるでしょう?」という人もいるが、大切な連絡はちゃんと考えて出したい。あれこれ考えてしまう。締め切り前のビジネスメールなら心がこもる必要はないが、その類ではない。表現者としてのこだわりだ。

もし、それができるなら映画も「何でもいいから作ってギャラもらえればいい」というタイプの監督になっただろう。身の回りにはそんな輩もいる。が、あんな風なら映画以外のものを作るべきだ。嫌は絶対に嫌だ。自分のスタイルを崩せない。時間がない中でバタバタと思いを伝えるのは嫌だ。だから、待ってほしい。



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大ヒット!「ドキュメンタリー沖縄戦」これから公開される地区。10月以降!沖縄、京都、厚木 [映画館公開]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」これから公開される地区

9月26日〜横浜シネマリンで再映
10月1日〜沖縄ドーナツシアター
10月上旬 Japan Film Festival LA 2020 (ロスアンゼルス)
10月9日〜京都みなみ会館
10月17日〜 あつぎの映画館kiki (厚木)

よろしくお願いします!


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戦場を描くだけでは「戦争」は伝わらない。その背景にいる人たち組織を見つめてこそ「戦争」が伝わる。 [戦争について]

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戦場を描くだけでは「戦争」は伝わらない。その背景にいる人たち組織を見つめてこそ「戦争」が伝わる。

映画製作というと「撮影」と思われがちだが、撮影は数週間。低予算だと長くて1ヶ月だ。対して編集は1ヶ月以上。僕の場合は最低3ヶ月かかる。師匠の大林宣彦監督は半年以上。時には1年も編集している。そしてシナリオ。これも書くだけなら1ー2ヶ月だが、その準備、資料探し、資料読み込み、シナハン、取材、等にかなりの時間をかける。

例えば僕の監督作「青い青い空」は書道が題材の映画。そのために書道を徹底して勉強した。まず、書道をやっている人から話を聞く。書家の先生に取材。筆、紙、墨を作る職人さんを訪ねる。自分でも書道を始める。毎日書く。書道の歴史を勉強する。書道展に行く。書道の盛んな町に行く。書道道具屋を訪ねる。そんなことで結果的に4年ほど調べた。

が、Pからは「調べなくてもいいから、早くシナリオをあげて!」となんども言われた。意味が分からない。調べないで物語は作れない。野球を知らない人が野球のシナリオは書けない。9回裏満塁。逆転チャンスとかいうクライマックスも野球を知っているから書けるのだ。が、そんなバカなPは多く、企画から撮影までが1、2ヶ月という映画が時々ある。

Pに言われなくても何も調べずに脚本を書く人もいる。先日もそんな日本映画を見た。「**」が題材なのに、それを見事なくらいに避けて物語を進める。取材して書けばとても素敵な文芸作品になるのに、聞きかじった知識だけでお手軽に書いていることが分かる。僕と同様に監督だが脚本を担当しているので、時間がなく大変なことは分かる。が、それでは軽い作品しか出来ない。期待していた作品なので本当に失望した。監督は「思い」を捨てて粗悪品の量産を選んだのだろう。

僕はそういう姿勢が許せないタチで、取材に時間をかけてしまう。だから、映画会社やPに嫌われる。彼らは形さえ整っていれば中身がなくてもいい。お手軽に、経済的に、手早く映画を作ればいいと考えている。映画界はそんな輩がとても多い。そのため、僕は3作目から監督、脚本、以外にPも、制作も手がけるようにした。必要なことには時間をかける。結果、自身が経済的に苦しくなるが、Pを雇わないので、うるさくいう奴はいない。

ただ、そのために企画がスタートしてから、僕がやるべき仕事が増えた。そのためにじっくりと取材、勉強してということが厳しくなった。とは言え、企業映画の何倍も調べてはいるのだが、それでも時間が足りないと思える。題材だけを調べていてはいけない。現在、上映中の「沖縄戦」でも沖縄についてはかなり勉強したが、本当は映画では紹介されない日中戦争やヨーロッパ戦線」も調べたかった。日中戦争は太平洋戦争に至る背景だし、ヨーロッパ戦線を知ることで太平洋戦争との違いが明確になる。

もっと欲をいえば、その後の朝鮮戦争、ベトナム戦争についても調べたかった。様々な戦争を知ることで「沖縄戦」の特徴が見えてくるからだ。沖縄戦だけを見つめても、そこは分からない。また、軍隊と戦場は多くの映画、ドキュメンタリーで描いているが、その戦争を起こした人たち、推進した組織についてはあまり触れられなていない気がする。映画「戦争と人間」ではそこに切り込もうとしているが、うまく行っていないようにも思える。戦場で何が起こったか?は伝えやすい。しかし、その裏で起こったことは見えずらい。また、現在との繋がりがあるので描きにくい。

でも、そこまで切り込んでこそ「戦争」を描けるのだと思える。戦場で死んで行った兵士のことを悲しむことも大事だが、その兵士を死に追いやった張本人。戦場にも行かず、安全なところで金儲けをしていた人たち。権力に守られ傷つくことがなかった人々。そちらにも目を向けること大切だと思える。話がかなり逸れてしまったので、本論はまた次回書かせてもらう。


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