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編集モード、オンに向かいスタート! [「沖縄狂想曲」]

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編集モード、オンに向かいスタート!

編集作業は飛行機のテイクオフと同じで、いきなり飛び立つものではない。助走があり、次第にスピードを上げて、青空に飛び立つ。編集もいきなり切ったり貼ったりはしない。作業開始までに1週間ほどかかる時もある。シナリオ執筆も同じなのだが、「編集する」「執筆する」という目に見える作業が大事なのではなく、頭の中で形が見えてくることが大切なのだ。

シナリオを書くときはテーマ音楽を決める。その曲を聴き、自分の中であれこれイメージが広がり、それに合わせて物語を書く。そこで今回は編集でもテーマ音楽を決めてみた。1曲目は「JFK」。ジョンウイリアムスのスコアだ。まさに、今回の作品に相応しい。もう1曲は内緒。これが分かると今回の内容までバレてしまう。

ナレーション原稿書きから始めているが、編集もシナリオもプラモデル作りとは違い、設計図通りに作業すればいいというものではない。突然の閃きが大事。作業というより山登り。エベレストやヒマラヤを攻略するのに近いかも。いくつかのルートがあり、どこの地点にどこまで行くか?は登山隊が決める。天候や体調もあり、何でもいいから進め!ではいけない。最初から飛ばすと後半の体力が持たない。

編集も同じ。ただ、1ヶ月で3号目到着だ!とか思うと安心できるので、ついつい気は焦るが、慌てると失敗が待っている。また、1月下旬には数日だけ別の仕事がある。その頃に編集モード全開なのはまずい。そこで火が消えると戻すのにまた一苦労。昨年はそんなことが何度もあり本当に苦しかった。申告。講演会。トークショー。そんな時にかぎっえあれこれ言ってくる人もいて、神経が切れそうになった。

だから、今年は申告準備を昨年の内に終え、その他の仕事は断るようにした。が、どうしても大事な件があり、その時だけ中断せねばならない。その時期に気分が盛り上がらないように進めるのも大事なのだ。少しずつ「編集モード」へ。カタギの人にはなかなか想像できないことだが、いや、業界でも分かる人は少ないと思うが、編集は「刀鍛冶」と同じ。外部を遮断して極限の集中の中で行う作業なのだ。


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昨夜も横になって寝ることができた。 [「沖縄狂想曲」]

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昨夜も横になって寝ることができた。

最初はおっかなびっくり、横になり布団に入る。気管支がゼーゼー言い出したら危険。すぐに布団から出て窓を開け、体を冷やさねばならない。喘息は横になる。温まる。と発作が出る。3時間は止まらない。呼吸困難になる。息ができない。

布団の中で咳をする。やば!起き上がる。が、発作にはならなかった。もう一度寝る。緊張してなかなか寝れない。1時間ほどして気づいたら寝ていた。昨夜も無事に寝ることができた。3週間。ベッドの上に座ったまま寝ていたので、横になって寝れる幸せを感じる。

ある友人からも「自分も何十年ぶりかに喘息が再発。過度のストレスが原因でした。仕事を辞めると治りました」とコメントを頂いた。確かにそれも大きいと思える。昨年1年はストレスの連続だった。まあ、映画作りはストレスとの戦いなのだけど、特にドキュメンタリーは過度のストレスと対峙せねばならない。

昨年の夏は困っちゃんが複数登場。プロジェクトをかき回してくれた。彼ら彼女らに悪意はなく、むしろ善意だったりするが、そのために多くが迷惑。すでに過労でダウンしそうな私には大きなダメージとなった。やることをやらず、やってはいけないことを次々にやってしまう。若者ならまだ分かるが、皆、50を超えた人たち。精神的にボロボロになる。

映画製作でのストレスは毎度のことだが、それら困ったちゃんズ(複数)の登場はここ10年なかったこと。(それ以前は困ったちゃんどころか、明らかに悪意を持って邪魔をするP等がいて、精神的にも経済的にも体力的にもボロボロになった。が、まだ若かったので切り抜けたのかも)久々の登場が、60代で疲労困憊の体を打ちのめしたのではないか?とも考える。

やっと、横になり眠れるようになったので回復も進むだろう。まだ、体力回復はしておらず、近所のスーパーに行くのが精一杯だ。そして今も時々、眩暈を感じる。これは夏の終わりからだが、何が原因なのだろう? 気になる。


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「NHKスペシャルー東京ブラックホール」なかなか良かった?いや、注意して見なければ危ない! [映画&ドラマ感想]

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「NHKスペシャルー東京ブラックホール」なかなか良かった?いや、注意して見なければ危ない!

確かにこの三部作はかなり力が入っており、良く出来ていた。斬新な番組だった。「さすがNHK!」という賞賛も聞こえて来る。が、いつもはフェイクばかりの「Nスペ」なのになぜ?と考えてみる。答えば過去を描いたから。「Nスペ」は現代を描くことが多いが、その際はフェイクのオンパレード。ある種の人たち、特定の勢力の目を気にせねばならないからだ。

オバマは平和主義。カダフィは独裁者。プーは侵略者。トラは差別主義者。彼らの貼ったレッテル通りに報じなければならない。それが局の使命。逆らうことはできない。というより、その勢力の下部組織がNHKなのだ。ただ、過去を描く場合はそんな指示が出ていないということ?だから、今回は真実を伝える良質な番組ができた?いや、違う。今回の「ブラックホール」でも忖度で描かれているパートがある。

巣鴨プリズンに収監された戦犯。アメリカのエージェントとなることで、無罪放免されたという話があった。児玉誉士夫は紹介されるが、岸信介、笹川良一の名前は出ない。彼らもまたA級戦犯で処刑される予定だったのが、アメリカと取引。エージェントとなることで無罪放免となった。

岸はその後、アメリカからもらった金で政党を作る。それが自民党だ。笹川が作ったのが日本船舶振興会。今の日本財団。その初代会長。彼らの影響力は今も続いている。おまけに岸は安倍の爺さん。そんな人たちがアメリカのエージェントになり処刑されずに放免されたと。番組で言えない。そこに忖度したNHK。

このように力ある団体に抵触しない部分は事実を伝える。でも、彼らに都合の悪いことはNG。スルーする。あるいはフェイクニュースで嘘八百。まさに大本営発表。それが今のNHK。ただ、フェイクばかりでは信頼を失う。だから差し障りのない過去の事実も流す。誰からもクレームの来ない真実を伝える。視聴者の信頼を得るため。「NHK、何だかんだ言ってもいい番組もあるなあ!信頼できるなあ」とアピールするため。それが今回の「ブラックホール」。でも、岸や笹川には触れない。

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