「ドキュメンタリー沖縄戦」 @大阪 #第七藝術劇場 での上映時間が決定 [沖縄戦]
「ドキュメンタリー沖縄戦」昨年の大ヒットで「もういちど !」の声!今年も上映!=予告編2021 [2021]
昨年大ヒットした「ドキュメンタリー沖縄戦」 横浜、大阪、京都、沖縄でリバイバル公開! [沖縄戦]
昨年大ヒットした「ドキュメンタリー沖縄戦」
横浜、大阪、沖縄でリバイバル公開!
昔は人気の映画が数年後に映画館で再公開(リバイバル)ということがよくあった。「ウエストサイド物語」「ベンハー」「2001年宇宙の旅」等はそのお陰で映画館で見ている。が、最近はDVDというのが出る。ネトフリもある。そんなことで一度、上映を終えた映画が再び映画館で公開されるなんてことがまずない。にも関わらず、昨年、全国28館もの映画館で公開された「ドキュメンタリー沖縄戦」が現時点で3館も再公開するというのは普通ではない。
1館だけで再上映はたまにある。1日だけの上映もある。が、1週間以上、興業として映画館で上映されるのは最近は類のない出来事だ。これは監督である僕が「上映してよ〜」と言ってもダメ。配給会社が動き、映画館が賛同しなければ実現しない。担当者は言う
「この映画は残念ながら未だにDVDが発売できません。でも、見たいと言う声が数多くあります。昨年大ヒットしたことで知名度が上がり、私も見たい。見たいが見逃したと言う声をいくつも聞きました。今年は沖縄復帰49年。来年は50年。ぜひ、多くの人に見てもらうべき作品と思っています」
本当にその通り。現在のコロナ禍。政府がやっていることは沖縄戦と同じ。県民を踏みつけることばかりだ。75年前の現実を見つめることで、今の時代が見えてくる。横浜、大阪、沖縄で公開決定。東京、北海道も交渉中。ぜひ、ご覧いただきたい。
#横浜シネマリン 6/19(土)〜6/25(金)
#第七藝術劇場 (大阪) 6/19(土)〜25(金)
#京都みなみ会館 夏頃
#沖縄市民小劇場あしびなー 6/28(月)~29日(火)
予告編=>https://youtu.be/PSTPwvC94ao
沖縄・嘉手納基地が見降ろせる道の駅=山本太郎さんも訪れた場所 [沖縄案内]
沖縄・嘉手納基地が見降ろせる道の駅=山本太郎さんも訪れた場所
屋上から米軍の嘉手納基地の滑走路が一望。
戦闘機の発信が目の前で見られるという場所。沖縄は基地を見下ろす場所に必ず建物があり、一般の人がそこから基地を見ることができる。「監視しているぞー」という感じだ。
ここ道の駅の建物内にある喫茶店。表に有名人がサインした色紙がたくさん張り出されている。
その中におー!山本太郎さん
のものを発見。太郎さん。沖縄に来たとき。ここを訪れていたのだ。さすが勉強家。そして僕の映画に出演してもらった人のサインを、沖縄で見つけたことも、とても嬉しい。
僕もここから嘉手納基地を見下ろし、爆音で離陸する戦闘機を見た。沖縄では連日。それが繰り返される。近隣の人は騒音というレベルを超えた爆音を強いられているのだ。
そして、この嘉手納基地こそが
戦時中は中飛行場と呼ばれる日本軍の基地であり、1945年4月1日に上陸した米軍はまず、ここを占領すべく進軍した。なぜ、司令部のある首里ではなく飛行場なのか? その辺は3年に渡る取材を重ねた「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」で紹介する。沖縄戦がいかに理不尽で残虐なものであったか? ぜひ!見てほしい。
首里城には行くが、意外に気づかない第32軍司令部跡。 [沖縄案内]
沖縄の美味しいもの A&Wバーガー [沖縄案内]
アメリカのハンバーガーだが、東京等では食べられない。
だから、沖縄に行くと必ず食べる。
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「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント「日本政府の考え方悲しすぎます」(漫画家 御茶漬海苔さん) [沖縄戦ー感想]
「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント「日本政府の考え方悲しすぎます」
「沖縄戦。それは悲しい。沖縄の民間人を巻き込み沢山の方々を自殺に追い込み、戦闘では沢山の兵隊を亡くしました。
本土決戦を控えて沖縄を犠牲にし、時間を稼ぐ日本政府の考え方悲しすぎます。
沢山の証言者の声を聞いていると、悲しみにいっぱいになってしまいます」
(漫画家 御茶漬海苔さん)
予告編=> https://youtu.be/81I-BLROlxY
沖縄へ行ったなら、対馬丸記念館は必ず行って欲しい。 [再掲載]
沖縄へ行ったなら、対馬丸記念館は必ず行って欲しい。
疎開児童を乗せた対馬丸。その事実を知りながら米軍の潜水艦が攻撃。撃沈。
748名の子供たちの命を奪った事件を伝える。
さらに戦時中の生活。教育。10・10空襲等も詳しく知ることができる。
「ドキュメンタリー沖縄戦」でも取材させてもらい、映画内で紹介させてもらった。
が、コロナ禍で入場者数が激減して経営危機という。応援したい。
新聞記事=https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1305081.html
津島丸記念館hp=>http://tsushimamaru.or.jp
「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=今聞いておかなければならない戦争の真実! (by 元・高校教諭 50代) [沖縄戦ー感想]
「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=今聞いておかなければならない戦争の真実!
(by 元・高校教諭 50代)
「戦後75年。戦争を体験した人たちの高齢化が進み、今聞いておかなければ戦争の真実を私たちが直接聞ける機会はどんどん少なくなるばかりだ。『子どもたちに伝える大切なこと』ーそれが太田監督の掲げる一貫したテーマだ。戦争の実態を、とりわけ新しい時代に生きる子どもたちに伝えるのは、今を生きる私たち大人の責務である。
そのためにはどんな優れた脚本や俳優の演技よりも、体験した人々の生々しい証言に勝るものはない。学校でもほとんど教えられることのない沖縄戦の真実が、この作品を通して鮮明に浮き彫りにされる。
人間がもたらす最大の不条理ーそれが戦争だ。この映画の終わりで繰り返されるいくつもの「なぜ?」その切実な問いかけが刃のように突きつけられる。
「なぜ愛する者たちが死ななければならなかったのか?」「なぜ私たちは互いに理解しあえなかったのか?」「なぜ、ともに生きることができなかったのか?」
「なぜ‥‥」それに答えるためには、歴史から学ぶこと、そして自分の力で考えることが必要だ。
(一部抜粋、近日、全文掲載)
沖縄戦では住民にとことん強制。567対策は国民に自粛を強制=政府は76年前とやること同じ! [沖縄戦]
沖縄戦では住民にとことん強制。567対策は国民に自粛を強制=政府は76年前とやること同じ!
3年がかりで沖縄戦を知る体験者から取材、ドキュメンタリー映画を製作した。そこで知った当時の政府方針は今と変わりないものだ。米軍上陸に備えて、沖縄県民の14歳から70歳までを動員。飛行場の建設。防空壕作り、軍の手伝いを無償でさせた。本土でもそこまではしていない。
沖縄に送られた第32軍は10万人ほど。対するアメリカ軍は50万人を超える。「1人5人殺せば勝てる!」と言われた。気合いで勝てというのだ。その足りない兵隊数を補充するため、沖縄県民が根こそぎ動員された。コロナ対策でいうなら、民間に自粛要請。国民の犠牲の上に感染を止めようとした現政府がダブる。
戦闘中も住民に武器弾薬の運搬をさせた。軍の手伝いを強要。そのことで多くが戦闘に巻き込まれた。最終的に県民の3分の1が死亡。さらに軍は住民を自分たちが隠れるために防空壕から住民を追い出したり、食料を奪ったり。そして自決まで迫った。なぜか? 同じ日本人が沖縄県民に対してなぜ、死を強要したのか?
体験者が語る「2個の手榴弾を役場から渡された。1個はアメリカ兵と出会ったら投げろ。もう1個は自決に使え...」当時の教えは「生きて虜囚の辱めを受けず」捕虜になって辱めを受けるのなら、その前に自決せよという意味。だが、この戦陣訓の本当の意味は「アメリカ軍の捕虜になり尋問され軍の配置や場所等を喋られては困る。だから死ね....」というもの。軍の都合。ここからも当時の日本軍、政府の考え方は「国民を守る」ではなく「国民は使い捨て」「犠牲にしてもいい...」だと思える。
実際、沖縄に派遣された第32軍の目的ー政府からの命令は「沖縄県民を守ること」ではなく、米軍を沖縄に釘付けにし、持久戦に持ち込み、体力や兵力を奪い、少しでも本土上陸を遅らせることにあった。その間に本土決戦の準備。そんな時間を稼ぐことこそ沖縄に送られた第32軍の使命だった。
コロナ禍も同様。国民にあれこれ犠牲を強いる。役にも立たないマスクに遅すぎる給付金。国民が苦しむのを高いところから見つめるだけ。財務省の金は使わずに温存しようという考え。消費税さえ下げない。交付前には「リーマンショック級の事態が起これば延期する」と言っていたのに、それ以上の緊急事態になったのに下げなかった。沖縄戦時でも県民を踏みつけ犠牲にし、本土を守ろうとした...。
戦後75年。沖縄戦を見つめることは、過去を振り返るだけではなく今、日本が抱える問題を見つめることにも繋がる。今月中旬から「ドキュメンタリー沖縄戦」リバイバル公開。横浜、京都、大阪、沖縄で上映。
日米の戦争映画が絶対に描かないこと=「俺たちは被害者だ」「私たちは英雄だ」それでは見えてこないもの? [戦争について]
日本の戦争映画について、もう一度書く。太平洋戦争の映画でアメリカ兵が出て来ないものが多い。一つには日本に住む外人で俳優をやっている人が少ない。ギャラが高いということがある。アメリカのように、白人、黒人、アジア人といろんな俳優がいないということがある。
が、1番の問題はアメリカからクレームがつくことを恐れていると思える。アメリカ人が日本人を大量に殺害したーその通りだが、それを描くことで、関係者や政府からクレームを付けられることを避けたいのだろう。また、「多くの日本人がアメリカ兵に殺された!」という映画を作ることで、憎しみを煽る結果になるのも問題だ。それらがあるので、日本映画にはアメリカ兵はあまり登場しない。
日本兵がジャングルを進んでいると、どこからともなく銃弾が飛んで来て撃たれる。という描写が多くなる。敵の姿を描かず、遠くから撃ってくるという場面になりがち。観客は敵はアメリカ軍だと分かってはいるが、米兵が引き金を引くシーンや機関銃を乱射する描写はほとんどないので、自然災害で日本人が死んで行くようにさえ見える。おかしな話だが、確かに、それら描写を入れると「アメリカ人憎し」の気持ちを持たせることにも繋がる。そこは映画のテーマではない。
昔の日本映画は日本軍の蛮行をしっかり描いていた。そこだけ見ると戦争で一番悪かったのは日本軍ではないか?とさえ思える。先の通り、米軍の蛮行や殺戮行為はあまり描かれないので余計に強調される。一つには戦後の反省があっただろう。軍部の暴走で戦争に慢心した部分はある。また、戦後のGHQの政策で日本人に罪の意識を植え付けるというのもあった。アメリカを憎まず。軍部の暴走こそが悲劇を生んだという刷り込みも行われた。日本人もその路線に乗り、軍部批判を盛んにしていた。マスコミもその路線。映画もそれに準じた感がある。
だが、考えてみよう。映画ではなかなか描こうとしないが、そもそも日本はなぜ、太平洋戦争を始めたのか? 真珠湾奇襲は皆、知っているが、なぜ、真珠湾をトラトラトラ する必要があったのか?ABCD包囲網があり、日本は戦争に踏み切るしかない状態に追い詰められたからだ。それを持って「日本は自ら戦争を望んだのではない。アメリカに追い詰められたのだ」だから「侵略戦争ではない」という人がいる。
「追い込まれた」と言えば「仕方ない」というイメージがあるが、そもそも日本は日中戦争を続けていた。昭和恐慌を乗り切るために大陸に進出。経済問題を打破しようとした。満州を手に入れたかったのだ。これは侵略。太平洋戦争だけを見て「アジアの解放」とか「追い詰められての戦争」というグループがいるが、そもそもは侵略戦争なのだ。
それは悪だ!というのも違う。あの当時、すでにアジアの多くの国は列強に侵略され植民地にされていた。日本はそれを「解放」と言いながら、自分たちが列強に変わって統治することが狙い。また、この時代は侵略することで国が豊かになるという方針をどの国も取っていた。それを今の価値観で「侵略はいけない」と批判するのはおかしな話だ。
また、アメリカは日本の植民地化を狙っていたはずだ。が、国民は戦争に反対。ヨーロッパだけで大変なのに、アジアで戦闘する必要はないと考えた。だから、ABCで追い詰めて日本から戦争を始めるように仕向けたかったはずだ。日本は見事に罠にハマり、真珠湾を攻撃。世論は激昂。「リメンバーパールハーバー」となり、アメリカは「正義は我にあり」「日本の暴走を止める」という名目で戦争を始めることができた。
こう考えると、どの国も、自国の利害のために侵略し、戦争し、植民地を増やしたかった。それが戦争と言える。にも関わらず、多くの日本映画は「日本人は犠牲者です」というものが多い。日本政府が始めた侵略戦争。そこで負けたからと被害者顔するのはどうか?
同じ目的で戦争を始めたアメリカは、ナチスや大日本帝国の野望を止めるための戦いであったかのようなポジションに立ち。日本に民主主義を教えたかのように戦後は日本人に教育した。だが、日本もアメリカも要は儲けるために、植民地を増やすための戦争だった訳で、綺麗事を並べても、被害者打ってもそれこそが目的で戦争をしたのだ。が、そのことを日米共に映画では描いていない。
日本は「被害者である」アメリカは「戦争を止めるための戦いだった」ーそこで描かれないのは日本人もまた加害者であること。アメリカは利害のための戦いだったこと。そしてアメリカ人は勝者と言うだけでなく、被害者の一面もあると言うこと。第二次大戦の映画はほとんどが、英雄物語だが、ベトナム戦争になると違ってくる。
「ディアハンター」はまさに「アメリカ人は被害者である」ことを描いた作品。そして「プラトーン」は「英雄というよりも、加害者であったアメリカ」を描いている。だが、描けていない面がある。アメリカで言うと、「では、誰が得をしたのか?」多くの国民が死んだが、それで儲けたやつもいたはず。それを描いたアメリカ映画はまだないだろう。
それは日本も同様。戦争には負けたが、戦争で儲けようとした人たち、企業(財閥)が存在した。負けたにも関わらず、大儲けした人たちもいた。A級戦犯に問われながらも、無罪釈放となり、戦後は巨大な力を持ち、黒幕として活躍した人たちもいた。政界に進出。総理大臣になった者もいる。彼こそが先の総理の爺さんだ。処刑された東條英機は描かれるが、生き延びたA級戦犯は描かれたない。そして日米ともに、金儲けのために戦争を推進した人たちにも触れない。
戦争を始めた人たちをクローズアップせず、被害者にばかりカメラを向けて「我々は犠牲者だ。戦争はいけない」と繰り返しているばかりに思える。近年はそれらに加えて、「あの戦争は日本を守るためのものだった」「多くの犠牲のおかげで日本は守られた」と言う?????な解釈をする人たちも出て来た。美化して、脚色して、また戦争をするためのイメージ作りをしているのだろう。
どの国も裏にいて、傷付かずに、大儲けした人たち。企業。財閥をクローズアップしない。「戦争はいけない」と言いながら、誰が何のために戦争を始めたか?は考えようとしない。そこを見つめなければ戦争を止めることは出来ないのではないか?そんなことを考えている。
「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント (脚本家 藤岡 美暢さん) 「本当に恐ろしいのは、銃弾や爆弾ではなく、人間だった」 [沖縄戦ー感想]
「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント (脚本家 藤岡 美暢)
「本当に恐ろしいのは、銃弾や爆弾ではなく、人間だった」