本日は慰霊の日ー今年も「ドキュメンタリー沖縄戦」を公開する意味？

　本日は慰霊の日

　沖縄における終戦記念日のような日だ。
　
　司令官の牛島中将が自決。組織的な戦闘が終わった日である。

　ただ、自決前に牛島は戦闘を続けろと指示して死んでいる。

　そのために、残留部隊は本土の終戦記念日あとまで、戦闘を続けたのという。

　そんな日を思い毎年、沖縄ではこの日に式典が行われる。

　僕は「ドキュメンタリー沖縄戦」の取材で３度訪れた。

　それがコロナ禍のため、昨年、今年共に規模を縮小。関係者のみの参加となったと聞く。

　そんな慰霊の日に合わせて、今年も映画館が「ドキュメンタリー沖縄戦」を上映してくれている。

　現在は大阪と横浜。

　横浜は初日舞台あいさつに立たせてもらったが、こんな時期にも関わらず大入り。

　昨年、公開作品なのに注目度は高い。

　だが、観客は皆、同じことをいう。

「知らなかった」「沖縄戦がこうだとは考えもしなかった」

　まだまだ、多くの人が沖縄戦を知らずにいる。

　学校では教えない、教えられない沖縄戦。伝えて行かねばならない。