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開戦から80年近くが経つが、日本人は今も騙される? [戦争について]

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開戦から80年近くが経つが、日本人は今も騙される?

昨日は12月8日。太平洋戦争開戦の日。1941年の同日、日本軍が真珠湾を奇襲。トラトラトラした日だ。あれから79年。僕が生まれたのは開戦からちょうど20年後だった。町にはまだ焼夷軍人がいて白い服でアコーデオンを弾いていた。が、幼い僕は何か怖いものを見た思いがあっただけで、戦争で犠牲になった人たちということを知らなかった。

戦争は歴史の1ページ。自分とは関係のないこと。そう思えていたが、幼い日を思い出すと戦争の名残はあったのだ。今、思うのは、どのようにして戦争は始まり、国民はどんな思いを抱えていたのか? 現在、問題となっている大統領選。その時代を感じさせる出来事が続いている。

多くの日本人はトランプを批判。まだ、確定していないのに「バイデン が勝った!ザマーミロ〜」という人たちが結構いる。でも、彼らはバイデン こそが戦争屋の手下であることを知らない。オバマ政権で数々の戦争を推進して来た存在。背後には軍産複合体がいて、戦争することで大儲けする。それを倒そうとしているのがトランプなのに(この4年、1度も戦争していない)日本では「戦争法」を反対した人たちがバイデン を応援している。

戦争前のドイツが同じ状況だった。ナチスは共産党を貶めるために自作自演で国会議事堂に放火。共産党の仕業とした。世論は共産党バッシング。ナチス党が政権を取る。そして戦争へと突き進んで行った。ドイツ国民が戦争する指導者を選んでしまったのだ。それもフェイクニュースに引っかかって。

今回の大統領選も似たような構図。トランプ=差別主義者というフェイクニュースを多くが信じ、バイデン のことなどロクに知らないのに「トランプ嫌いだから、バイデン! 」という理由で応援。だが、バイデン が大統領になれば確実に戦争が始まる。日本でもゼネコンに応援された政治家は必要のない豪華な建物を建てる。ゼネコンに恩返しするためだ。バイデン も同じ。当選したら軍産複合体に恩返し。戦争を始めるだろう。

日本人の多くはそれを知らずに、バイデン 勝利を喜んでいる。開戦当時を記録した本「朝、目が覚めると、戦争が始まっていました」にはこうある。作家の坂口安吾は「言葉のいらない時が来た。必要ならば、僕の命も捧げねばならぬ」児童文学作家の新美南吉は「ばんざあいと大聲で叫びながら駆け出したいやうな衝動も受けた」と発言。今の日本も近いものがある。「トランプ負けた!万歳」「バイデン 勝利〜」70年以上が経っても日本人は同じフェイクに誘導されている。


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映画の設計図を書くのが脚本家=彼らはどんな人で、どんなことに関心があるのか?! [映画業界物語]

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映画の設計図を書くのが脚本家=彼らはどんな人で、どんなことに関心があるのか?!

映画監督業は体力と勢いが勝負。「いくぜーおー!」というノリも大事。冷静沈着な監督もいるが、体育系タイプが多い。対して脚本家は文化系。集団で何かをするより、1人で本を読むようなタイプ。いつもあれこれ考えている。監督はスタッフや役者を引き連れて、戦わねばならないが、脚本家は1人で物語を構築するのが孤独な仕事。それに向いた人たちが多い。

脚本家の友人、先輩たちを見ていると、本当に何でもよく知っている。(監督がものを知らないという意味ではないですよ)専門家か研究者か?!というような人も多い。知識だけでなく洞察力、分析力も高い。論理的。知的(監督がアホという意味ではないので、よろしく!)文学青年が大人になったような感じだ。

彼らは人の思考、心理にも敏感。なぜなら、シナリオを書くときに「心理」というのが大切だからだ。主人公を設定するー例えば刑事。熱血漢。正義感強い。一匹狼。そんなキャラ。体育系。格闘技が得意。そんな履歴書も作る。その上で物語を作るのだが、作家が「主人公に***をさせたい」と思っても、できない場合がある。「作家なんだから何でもござれじゃないの?」と思うかもしれないが、その主人公の心理を考えたときに、できないことをさせる訳にはいかない。

例えば「賄賂をもらう」「犯罪を見逃す」ー正義感で熱血の刑事がそんなことをやるはずがない。もし、物語上でどうしても、させるなら囮捜査とかいう展開にせねばならない。というのも、映画だけでなく人間の心理はたいてい一貫している。行動は心理の反映。例えば「私は女優になりたい」という若い女性。でも、レッスンもせず、劇団にも入らない。毎日、遊んでいる。口では「女優になりたい」というが、夢を語っているだけで、現実的に目指している訳ではないのだ。それが心理。

心理=行動は伴う。たまに、思ってもみないことをする友達もいるが、あなたが想像できない何か理由がある。無秩序に行動しているわけではない。そんな「心理」を脚本家はとても重要視する。学生のシナリオを読むと、よく主人公の心理からあり得ないセリフが書かれていたりする。ストーリーを進めるために無理やり都合のいいセリフを言わせているのだ。プロはそんなことをしない。

僕は映画監督だが、一応は脚本家でもある。自分の監督作品は全て僕自身が書き、全て原作のないオリジナルストーリー。だから、僕も「心理」には関心がある。人はどのようにして物事を理解し、学習し、行動に移すのか? いろんな場面で気になる。今回の大統領選のような大きな事件だとワクワク。特に、いつも鋭い意見を発信する心ある著名人たちが、あり得ない指摘や批判をしている。彼らはどのように状況を把握し、判断したのか?聡明な彼らはどこで誘導されたのか?興味がある。

逆に一般の主婦、あるいは会社員なのに、真相を見抜き、鋭い指摘をしている人もいる。真相に辿り着いた過程に興味がある。その人たちを無神経に批判する人たち。その心理も知りたい。悪意がないのに人を傷つける言葉をぶつけている。「実に面白い」(<=ガリレオか!?)

さらに言えば、太平洋戦争中も同じだったのではないか? 「戦争反対」と言えない時代。人々の心理はどうだったのか? 文献ではあまり知ることができない。が、今の状況を見つめることで、その謎も解き明かせるのでは?と感じている。



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