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「監督ですよね? いつもFacebook拝見していますよ」と言われてビックリ! [2018]

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【「監督ですよね? いつもFacebook拝見していますよ」と言われてビックリ!】

先日、沖縄の空港でスタッフを待っていた時のこと。

「太田監督ですよね?」

と声をかけて頂いた。

「Facebookで沖縄に来ていると書かれていたので、多分、ご本人だと思って!」

と。いやいや、ありがたい。そして、少し前に参加させてもらった忘年会。その時も、いろんな方から

「監督。いつも Facebook読ませてもらっています」

とご挨拶頂いた。ふぇー〜僕みたいなチンピラ監督の Facebook記事を読んでくれているなんて〜。嬉しいより恐縮。そんなことをブログに書くと、いつも応援してくれている方が

「太田監督はネットの世界では有名ですよ!」

とコメントをくれた。はあ、そうなの? だって、Twitterのフォロワー数も、 Facebookもお友達数もそんなに多くない。まあ、映画監督という仕事上、面白がって来る人が多いので、カタギの友人なんかよりはフォロワーも、友達も多いが、同業者なら、凄い数の人はいっぱいいる。なのに、このところいく先々で

「Facebook読ませてもらってます」

と言われることが続いた。最近の若い人はよくいう。

「有名になりたい!」

俳優になりたいのではなく、有名になりたいと。でも、仕事をする有名俳優たちを見ていると本当に大変だ。賞賛と共に批判や中傷もやって来る。プライバシーがなくなる。見ていると有名になることの代償は大きい。さらに僕自身、昔から有名になりたい!という思いがない。

ただ、映画監督を続ける上で、有名というのは武器になり得る。「あの監督が新作を撮ったんだって!」とそれだけで話題になる。宣伝になる。映画を見てもらえる。仲のいい俳優さんからもそう説教されたことがある。

しかし、知名度を一気に高めるには、やはりテレビ。全国放送。それには出たことがない。全国紙、有名雑誌、地方紙、地方のテレビ、ネット番組等には何度も出してもらったが、テレビの全国放送はない。なので、やはり知名度は低い。なのにここしばらく、声をかけてもらえたのはなぜか?考えた。

一般の方々。あるいは普通の映画ファンは僕のことを知らないだろう。メガヒット作がないし。それこそテレビには出ていない。「徹子の部屋」辺りに出られれば凄いことになるのだろうが、絶対に声はかからない。ただ、言葉にある通り Facebookの存在がある。それとTwitter。ブログ。社会に関心を持ち、原発や辺野古問題に向き合おうとする人たちの間では、

「お? 面白い奴がいるな? 原発の映画撮ってんだ」

と思って注目してくれている人がいるのだろう。おまけに FacebookやTwitter、ブログは10年近く続けている。というのが、ここしばらくの背景ではないか?

「やったー」ということではない。今でも僕は「有名になりたい!」と個人的には思っていない。映画は大ヒットして有名になってほしいが、僕はいい。けど、先に書いたように宣伝するには監督も知名度があった方が便利なのだ。その意味では嬉しいことだろう。

ただ、このところの反応は結構大きく、個人的に驚くものがあった。なのに僕は結構、好き放題に Facebook記事を書いている。バカなことも書く。マニアでオタクか?という記事もある。多くの人が読んでいることを改めて意識して書かねばならないこと。感じる。(でも、言いたいこと書くけど!)


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沖縄戦を見つめると、現代の日本。未来の日本が見えてくる?=米軍の上陸作戦。実は***の建設が目的だった? [2018]

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沖縄戦を見つめると、現代の日本。未来の日本が見えてくる?

今回は沖縄戦を描くドキュメンタリー。取材前に勉強を始めると、いろんなことに気づいた。まず、なぜ、沖縄にあんなに米軍基地があるのか? ご存知の通り、太平洋戦争で日本が負けたからだ。興味深いのは、当時の米軍は日本軍壊滅のためというより、基地建設のために上陸作戦を立案している。

米軍が沖縄本島に上陸した地点は北谷、読谷村。島の西側である。そこから近い場所にあるのが、読谷村飛行場。それを奪うことが一番の目的だった。その飛行場がある場所こそが、現在の嘉手納基地である。太平洋戦争時に奪い、占拠したその飛行場に今も米軍は居座り、基地として使用しているのだ。

なぜ、飛行場を一番に狙ったか? それは米軍の目的が最初から日本本土を攻撃するための前線基地を沖縄に作るためだからだ。そんな風に沖縄戦を勉強していくと、単なる過去の出来事ではなく、現在に繋がり。さらには米軍の思惑。日本政府の考えも見えてくる。

日米地位協定、日米安保条約、日米合同委員会、と、そこからいろんなことが始まったこともわかってくる。その意味で沖縄戦を見つめることは歴史の勉強だけでなく、今の日本を、未来の日本を知ることにも繋がる。それを難しい本を読むのではなく、映像を通して分かりやすく描いたのが、僕の新作だ。お楽しみに!


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「沖縄戦ドキュメンタリー」編集日記 2日目 過去を否定し、ゼロからスタートせねば新しい時代を切り抜けられない? [編集作業]

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「沖縄戦ドキュメンタリー」編集日記 2日目 過去を否定し、ゼロからスタートせねば新しい時代を切り抜けられない?

編集というのは映像を順番に繋げるだけの単純作業ではない。大まかな流れたは決まっているが、繋いで行く内にあれこれ変更がある。このシーンの後にあのシーンと思っていても、流れを見ると「違う!」となることがある。

定型はあるし、理屈で繋ぐが、センスや感性も重要。その全てを駆使して作業する。物凄い集中力が必要。ある意味で刀鍛冶のような仕事かもしれない。最初の1週間はまだ、スローペースで進める。何より自分の気持ちを盛り上げることが大事。

次第に気合が入ってくると、携帯を止め、メールチェックを数日に1度にして、外部との接触を断つ。コンビニでも店員さんと話さない。言葉を発すると、編集モードから外れてしまう。もちろん、そこまでしなくても、素晴らしい編集をする人もいるが、これは僕のやり方。

話すモードと編集モードは脳の違う部分を使うようで、1つを使うと1つが弱体化してしまうようだ。編集というより、執筆という方が分かりやすいかもしれない。作家が小説を書く時に、ホテルに篭り、外部と連絡を断つ。何ヶ月も部屋で書き続ける。それに近いのだろう。

さて、問題はもう一つある。FINAL CUT X。youtubeで使い方を勉強しながら進めている(もっと初心者向きのテキストが欲しい)これがなかなか苦戦。どうしても「7」時代の知識やあり方が頭にこびりついていて、それが新しい方法論を阻害する。だが、その状態。昨日も書いたが、非常に今日的だ。

過去のものが改良されて、その上に新しいものがあるのが、これまでのあり方。カセットデッキに、CD機能が加わるとか。冷蔵庫に野菜室が着くとか。プラス・アルファがこれまでの進歩。それがPCソフトの場合。特に編集ソフトは全く違う存在となる。編集するということは変わらないが、操作やあり方が別物。

これまでのように過去のシステムの延長上にない。使いこなすにはゼロからのスタートだ。だから、子供の頃から積み木を積み上げるようにして、経験や知識を得てきた者にとってこれは驚異。ある意味で自分の経験や努力の否定なのだ。「7」を把握使いこなしても、バージョンアップした「X」には通用しない。まさに現代そのもの。

いくら会社でバリバリ仕事をしてきても、やり手の政治家でも、今の時代に過去の価値観や方法論は通用しない。それと同じなのだ。つまり、現代は過去の実績、経験、知識ーそれらがあることがむしろ邪魔になる。新しいことをする上でマイナスになる時代なのだ。FINAL CUT Xがまさにそれを象徴している。

僕も50代。昔は50歳はジジイと思っていた。あれこれ経験してきたこと、これからは通用しない。その中で若い、経験値がなく、真っ白なキャンパスを持った人たちと共に仕事をし、世の中で戦うには、過去にこだわり、経験を誇示していてはダメだ。多くの人はこれまでの人生を否定されると思うだろう。でも、それが今という時代なのだ。


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「沖縄戦ドキュメンタリー」編集をスタートしたが? 新ソフトに困惑! [編集作業]

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「沖縄戦ドキュメンタリー」編集をスタートしたが? 新ソフトに困惑!

取材は全て終了。あとは編集。編集は得意なのだが、今回は少々心配。これまで5年以上使ってきた。FINAL CUT7に変わり、バージョンXを導入。今回の編集に使う。バージョンがアップすると、根本から使い方が変わるのが編集ソフトだ。

50代になり新しいものが受け入れられないオヤジにとって、これはかなりのハードル。昔からアムロ君(?)のように機械が得意という訳でもないが、それなりに(ブライトさんくらいは?)対応してきた。同世代の監督たちはアナログ編集からデジタル編集に移った時に、諦めた人が多い。

でも、編集こそが作品の要。僕はこだわり続けている。ただ、Xの評判が悪かったので、7で過ごしていたが、そのXの最新版は非常に良いとのことで、今回移行。挑戦する。もう、編集のイロハからスタートだ。今見ていてる「24」シーズン8で、あのクロエ・オブライエンがCTUの最新式コンピューターを使いこなせずに苦戦するシーンがあるが、人ごとではない。

あのコンピューターの達人クロエさえも少しばかり仕事から離れていただけで困惑するくらいに、コンピューターの進歩は早いのだ。ましてPCに詳しくないオールドタイプの僕がどこまで、使いこなせるのか? それも締め切りがある。3ヶ月の作業を2ヶ月でやらねばならない。7に戻って作業しようか?とも思ったが、これも新しい時代を生き残る戦い!とXで作業を決めた。

さあ、どこまでできるのか? 本日は映像カットの仕方とタイトルの入れ方を学んだ。が、まだまだ、分からないことだらけ。7のシステムを忘れて頭を初期化して覚えた方がいいようだ。年寄りは過去の記憶と新しいものを比較しがち。そして過去の方がよかったと思いたい気持ちが強い。それがダメ。

今の時代。過去の知識が新しいシステムを覚える邪魔になってしまう。次なる時代を象徴しているようだ。古い価値観や方法論にこだわっていると時代に置き去りにされるということなのだろう。


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沖縄戦はドキュメンタリーと聞き、「え?」と思う人もいたかな? [2018]

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沖縄戦はドキュメンタリーと聞き、「え?」と思う人もいたかな?

ここ数年。僕が監督したのは劇場用の映画。「明日にかける橋」も「向日葵の丘」も「朝日のあたる家」も、劇映画(ドラマ)である。そのせいか「今回はドキュメンタリーなの? 大丈夫かな?」という声も聞いた。

だが、もともと僕の監督デビューは「メイキング」撮影現場を記録したあれ。つまりドキュメンタリーだった。その後、モーニング娘。のドラマのメイキング等を担当。どれも評判が良くて、次々にメイキングの依頼が来た。

が、本当にやりたいのはドラマ。なのに、頑張ってやるほどに、メイキングの評判はよく、依頼が続いた。なので、ある時「もう、メイキングしない!」宣言までした。その後、深夜ドラマの演出などをして、ドラマ監督デビュー。で、メイキングやらな宣言も止めて、テレビ・ドキュメンタリーや大林宣彦監督の映画「理由」のメイキングも担当させて頂いた。(「理由」のDVDに収録されています)

さらには「向日葵の丘」「明日にかける橋」のメイキングも実は僕が編集している。そんなわけでメイキング=ドキュメンタリーは結構得意なのだ。静岡県内のみで放送された「明日」のメイキング。「越後はる香ー16歳の挑戦」このFacebookでも編集過程を連載したが、本当に素材が酷買った。

が、それを編集で何とかした。この10年で一番キツイ仕事で、何度も怒りで神経が切れそうになったが、できたものの評判はかなり良かった。ということで、「実はドキュメンタリーも得意なのです!」ということを書きたかった。「え? 次回作はドキュメンタリー。大丈夫」という方。ご安心を!


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居酒屋で誰かが履いて帰った僕のスニーカー。結末編 [2018]

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居酒屋で誰かが履いて帰った僕のスニーカー。結末編

沖縄の居酒屋で取材した際。帰りに僕のスニーカーがなくなり、別の古びた靴が残されていた件。店側は返しに来たら電話するとのことだったが、連絡なし。

その間、1週間ほど、写真のサンダル(居酒屋内でトイレに行く時に履くもの)を貸してくれたので、それで各地を取材。(代わりの靴を買いに行く時間なし!)平和記念公園も、インタビューも、一流ホテルのラウンジもトイレのサンダル。

最終日に店に電話したが、未だに靴は返って来ておらず。夜中に国際通りのドン・キホーテで新しいスニーカーを買って帰った。酔っ払っていたので、気づかずに他人の靴を履いて帰ったのは分かる。が、その後、1週間経っても、気づかないということはないだろう。当然、相手が困っているのも想像できるはず。

だが、スニーカーは返って来なかった。「俺のよりいい靴だから、こちらでいいや!」なんて思う人はいないだろう。それなら「間違い」ではなく「泥棒」だ。あるいは日頃はスニーカーを履かないので、居酒屋から帰って、家に脱いだまま気づかないということもあるかもしれない。

何にしても、サンダルで取材は大変。足に負担かかり、コムラ返りになり、夜中に激痛!新しいスニーカーも買わなねばならなかったし、踏んだり蹴ったり。何ともやりきれない結末となった。

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「朝日のあたる家」太田監督の最新作はドキュメンタリー沖縄戦、=現在、製作中! [2018]

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太田監督の最新作はドキュメンタリー沖縄戦、=現在、製作中!

すでに一部の方には告知させて頂いたが、新作が進行中であること。お伝えする。新作は劇映画ではなく、ドキュメンタリー。太平洋戦での沖縄で何が起こったか? 地上戦はどのようなものであったか?を描く作品である。

かつて公開されたことのない衝撃の事実を伝える作品ではない。だが、多くの日本人は沖縄戦があったことは知っていても、具体的にどうであったか?を知らない。僕もほとんど知らなかった。その歴史的事実を知るだけでも、胸を抉られるような思いの連続。

それをまだ存命中の体験者の方々の証言を中心に紹介する作品である。路線で言えば「朝日のあたる家」と同じ社会派。あの作品はドラマではあるが、劇中のエピソードのほとんどが実際に起こったことの再現。それゆえ、観客の心を揺さぶり、大反響があった。

今回はそれをドキュメンタリーでやる。体験者の方々の話は涙なしで聞けないものが多く、こんな悲惨な事件が当時の沖縄で起こっていたこと。本当に知らなかった。過去を見つめるだけではなく、沖縄戦を見つめることは、現代の日本。これからの日本を見つめ、考えることにもつながる。

来年の春に完成予定。沖縄での取材は2年がかり。先日、最後の取材を行った。これからは数ヶ月に及ぶ編集作業である。完成後は上映会等も予定している。沖縄の現実。多くの人にお伝えしたい。


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沖縄から帰京しました! [2018]

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2週間に及ぶ沖縄取材が終了。現地でお世話になった方々。本当にありがとうございました。今回で6、7回目の取材。これが最後となります。

来年春、完成を目指して編集作業をスタート。皆様に、沖縄戦とはどんなものであったか?を伝えられるドキュメンタリーにすべく奮闘いたします。経過は追って、このFacebookやブログ等で報告いたします。

しかし、沖縄は暑かった。太陽が出れば昼間はTシャツに半パン。曇りでも、上着一枚。なのに東京、めっちゃ寒い! 冬みたい。って冬ですね。


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本日より、2週間に及ぶ、最後の沖縄取材に出発! [2018]

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 本日より、2週間に及ぶ、最後の沖縄取材に行く。

 これで撮り残しが出たらアウト。

 取材は努力だけではなく、運も大きい。

 2週間。戦いだ。


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沖縄戦ドキュメンタリー進行中。アメリカ軍撮影の記録映像を見続ける。 [2018]

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沖縄戦ドキュメンタリー進行中。アメリカ軍撮影の記録映像を見続ける。

ドキュメンタリー映画といっても現場で撮影するばかりではない。今から戦時中の映像は撮れないので、当時の記録映像を入手。それを使わせてもらう。かなりの量の映像があり、その中から選ばなければならない。一体、何十時間あるのだろう?

24時間体制で見ても(見ないけど)「何日かかるのだろう?」という量だ。それを少し前から見続けている。全てアメリカ軍が撮影したもの。しかしまあ、戦争中によくこんなものを撮っていたと思う。今風に言えばメイキング。戦争をしている横で記録班がカメラを回していたのだ。それもマスコミ関係ではなく軍の記録班が撮影している。

当時は16ミリフィルム。35ミリもあるかもしれない。1945年の映像なのに白黒だけでなく、カラーもある。日本側の記録映像は見たことがない。多分、そんな余裕はなかったのだろう。そこからしてもアメリカの国力の大きさを痛感。無謀な戦争であったことを感じてしまう。

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