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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=何故、子供や母親が殺戮し合わねばならなかったか! [沖縄戦ー感想]

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by 沖縄出身のHさん。

「沖縄戦」見てきました。今こそみるべき映画だと感じました。描かれていたのは情報操作、洗脳、恐怖を植え付けるプロパガンダ。人類同士の無駄な殺戮。自殺の美化。酷い映像でなく、沖縄戦サバイバーからの戦後世代の我々へのメッセージ。どれだけ命を粗末に扱っていたのかを、封印を解き生々しく語ってくれています。

「騙されるな強く生きろ」と犠牲者からのメッセージが伝わります。大雨叩きつける沖縄(注・線状降水帯の影響で豪雨でしたね)ですが、たかが水。これが砲弾だったのですよ。(人口ひとりあたり472弾だったかな。)ぬかるみ水たまりでサンダル剥がれたが、これが水でなく、うじのわいた死体の山だったのですよ。誘っていただいて本当に良かったです。

過去の悲しみだけでなく、この教訓を日本人全てが未来に活かさないと犠牲になった人々が無駄死にです。戦争からの経年で語りべの方々が高齢化しており、肉声で伝える機会を作ったり、こうして動画におさめておかないとうやむやに消え去る危険がある。皆、本当は生きたかったと思います。自然豊かな長寿の島で、きらびやかな王国文化もあり、生きてる喜びを感じられる地です。何故洞窟で子供や母親が先を争い殺戮しあねばならなかったのか。」

Hさんの感想を送ってくれたNさんより

太田監督にくれぐれもお礼を伝えて欲しいとのことでした。いつの日か学校教育に使われて欲しいと強く願います。太田監督、僕からも重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。




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[ドキュメンタリー沖縄戦]に寄せて 沖縄出身のNさんより「母が体験し涙を流して決して語ろうとしなかったあの戦争」。 [沖縄戦ー感想]

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[ドキュメンタリー沖縄戦]に寄せて 沖縄出身のNさんより

沖縄の地上戦がどんな戦いだったか、戦争を知らない世代、若者達にはぜひ観てほしい。母が体験し涙を流して決して語ろうとしなかったあの戦争。友達の多くはひめゆり部隊で、広島の軍需工場で原爆により亡くなった。裸足で森を逃げ回る時は毒蛇ハブより、艦砲射撃が恐ろしかった。でももっと恐ろしかったのは日本の兵隊だと話していた。シュガーローフの戦いも。それ以上は言葉にならなかった。南方で戦い生き抜いた軍人の養父も言葉は少なかった。

もう絶体絶命のピンチを上官をサイドカーに乗せて銃弾の飛び交う中を脱出したとほんの少しだけ話した。きっと贖罪の気持ちがあったのではと今は思っている。絶対に戦争は起こしてはならない。勝者などいない。庶民や若い兵隊が死ぬだけだ。支配者達は机の上でご託を並べるだけ。金儲けもする奴等すら存在する。

戦争が終われば相手側のスパイになって命乞いしぬくぬく生き延びる奴等もいる。みんなただ、愛する人が待つ家に、家族に、恋人に、友達に会いたいだけ。それで幸せだったのだ。戦争はそれを一瞬で奪い、お互いを人殺しに変えてしまう。絶対に過ちを繰り返してはだめだ。1%の支配者に99%の庶民が声を上げて反対すること。人々がそれに気が付いてお互いを愛し合うこと。それが奴等には一番効果的なのだ。誰だって自分の可愛い子どもや孫を人殺しにしたり、戦死などさせたくはないのだから。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=沖縄県民に対しての差別意識に、哀しみと怒りが込み上げる! [沖縄戦ー感想]

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by 沖縄出身、在住Sさん

「こんばんは。今日(29日火曜日)、雨が降り頻る中、「ドキュメンタリー沖縄戦」を旅友3人と見てきました。3人とも沖縄移住組のナイチャー(注・少し差別的な呼称なので今はヤマトンチュが一般的です)で、ちょっと誘うのも躊躇しましたが、何の抵抗もなく一緒に行ってくれました。

2人の方は涙を流されて、話に聞くのとは大違い、見ていても苦しかった!と話されました。もう1人の方は「本土の人にこそ、見て欲しい映画だよ」怒ってました。本土の方を誘っても、沖縄戦の悲惨さ、悲しみ、悔しさは、共感、共有は無理だと思い込んでましたが、県民の痛みを思った以上に理解しようとしてました。

私は昔から変わらぬ本土の沖縄県民に対しての差別意識、捨て石、本土の防波堤感覚の不条理さに、哀しみや、怒りが込み上げてきました。旅友3人とも戦争の為の基地作りは反対だと、自分達の子や孫が、戦争に駆り出されるのは耐えられない[exclamation]?とも。

今日、沖縄戦を見たお陰で、政治の話も臆せず話せました。とても、深い1日になりました。有難うございました。「ドキュメンタリー沖縄戦」を撮って下さった太田監督に、只々感謝、頭が下がる思いです。学校での平和教育の教材として使って欲しいですね。」


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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想「日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい」 [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想「日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい」

「太田隆文監督の新作『ドキュメンタリー 沖縄戦』を見た。これは、日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい。「集団自決」を軍から手榴弾を配られ、強制的にやらされた。こんな恐ろしい事、有りますか・・・狂気です。戦争は絶対にやってはいけない、その為にも、この映画を見るべきだ!」

(女性 Nさん)

「朝日のあたる家」太田隆文監督作品 

予告編=>https://youtu.be/rN2EBIdlkbE



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感想「念願かなって「ドキュメンタリー沖縄戦」を観る事ができました!」Sさん。女性(ネット配信中) [沖縄戦ー感想]

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念願かなって、太田監督の「ドキュメンタリー沖縄戦」を観る事ができました!

(Sさん、女性)

バーチャルシアターで観られるなんてすごいですよね。30分前からパソコンの前でドキドキしながら上映開始を待ちました。沖縄の上空を飛ぶ戦闘機や輸送機。沖縄はもしかしたらまだ戦争が終わっていないのかも……と思う光景を目の当たりにしました。

沖縄戦を描いた絵は、本当に悲惨でした。でも私はまだこの時この絵を「沖縄戦を描いた絵」の中で沖縄戦の悲惨さを誇張してるのかな?と見事な平和ボケっぷりで見ていました。後であんな思いをするなんて、思っていませんでした。

沖縄戦を知っている島民の方々の証言が語られていきます。日本軍が発表する情報を皆さん信じておられました。受けてきた教育は見事に思想をコントロールしていました。(皆さんの証言について、いっぱい書きたいのですがそうすると感想がなかなか終わらないと思うので割愛します。)アメリカの兵隊に捕まったら男は戦車で轢かれて殺される、女はレイプされて殺されると皆さんは信じていらっしゃいました。

鬼畜米英の思想が植え付けられていたのです。メディアの情報を疑いもしない皆さん。今の日本のメディアや教育と重なり怖くなりました。そして沖縄戦を当時撮られた悲惨な映像がリアルに当時の様子を写していました。

銃撃戦で砲弾を受けても、死なずに死んだ兵隊さんや島民の皆さんが苦痛に晒されて苦悶する様(こんな軽い表現では伝わらないです)あちらこちらに死体があって、撃ち殺された人々は荼毘にふされることも無くそこら中に痛々しい姿で倒れていました。

ハエがたかり、そこで死んだのが当たり前のようにたくさん放置されていました。目を覆いたくなる映像に悲しみか怒りかわからない感情が湧きました。でも沖縄の方々が受けた地獄はそれ以上だったのです。

沖縄は本土決戦のための捨て石にされたのです。日本軍が島民を兵隊や従軍看護婦として14歳の子供から70歳の老人まで戦争に引きずり出します。フィルムの中の少年達は誇らしげな表情をしているように見えました。お国のためになるんだと言わんばかりに。

ガマと呼ばれた防空壕ではもっと悲惨な地獄絵図が繰り広げられていました。母親に「殺してほしい」と言った年頃の少女。レイプされて殺されるなら母の手で殺してほしい…そんな思いだったのでしょう。

少女の母親は持ってきた包丁で少女の首を刺しました。「血が首から吹き出した」証言をした方は繰り返しその様子を語っておられました。今更ながら本当に悲しく辛く悲惨だったと思い知らされました。

赤ちゃんが泣くと米兵に見つかるから「殺せ!」と言う日本の兵隊。母親はその子の口を手で塞ぎますが泣き止む事はありません。赤ちゃんでさえ、自分の保身のために殺せと日本軍は「命令」したのです。

命令に背いたら「逆賊」になる、自分の大切な子供を殺すことはできない…。悲しい葛藤があったのだと現実を突きつけられる思いがしました。日本軍を沖縄の人々は「友軍」と呼んでいましたがこれは「友」では無かったのです。

日本軍は保身のため島民のガマを占拠し、ガマに隠れていた人々を追い出しました。そして「自決」を強要したのです。私が最初に見た沖縄戦の絵は本当にあった事だったのです。

自分の子供を殺す母親、絞め殺し刺殺し……死にきれずに苦しむ人達、目を覆いたくなる光景が繰り広げられた事でしょう。「教育」という「洗脳」の怖さを改めて知りました。

今まで感じていた以上に怖くて異常な事だと思いました。米兵に捕まったら殺されると洗脳されてきた島民が、ガマから出てきた事で日本軍より米軍の兵隊の方が助けてくれる事を初めて知った時は、どんな思いだったでしょうか?

その時の思いを考えると本当に辛いし、死ななくて良かったのに自決した人々の事を思ったらやりきれない思いと怒りか込み上げてきました。今、私は泣くことしかできない…歴史を変える事はできないし、戦時中の沖縄に行く事もできない。悔しかったです。

でも、最後に子供たちの笑顔に出会えました。戦争は子供たちの笑顔までは、殺すことが出来なかったんだ…そう思いました。そして現代の日本は、戦争の後をなぞっているように思えて怖くなりました。

もう既にメディアによる洗脳が始まっていると思います。例えば、「みんなでコロナワクチンを打ちましょう、打たないとコロナはこんなに辛くて悲惨な結果になりますよ」と、洗脳しコロナワクチンの悪い面は全く放送しません。

ワクチンの説明書の小さな文字を見ないで国の「命令」に従う現代人が、戦時中に「日本は強い国、兵隊さんはお国を守っているからかっこいい、将来は兵隊になって日本のために戦うぞ!」と憧れる戦時中の人々に似ているように思えてやみません。

この映画は戦時中の沖縄を書いたものであるだけでなく、未来の警鐘を描いていると思いました。たくさんの人がこの映画を観られるといいなと、心から思わずにはいられません。

「ドキュメンタリー沖縄戦」この映画に出会えて良かったです。国のやる事を鵜呑みにしないことができるようになりました。太田監督には、感謝しています。「ドキュメンタリー沖縄戦」を作って下さって出会わせて下さって本当にありがとうございます。


DVD発売はありません。学校では教えない真実の沖縄戦!
詳しくはこちらのサイトで=>
バーチャルシネマ https://www.aevc.aeoncinema.com

10月7日まで。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想ー「気が狂ってしまった米軍兵が何千人もいたなんて知らなかった」(by 40代男性) [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想ー「気が狂ってしまった米軍が何千にもいたなんて知らなかった」

(by 40代男性)

映画のお手伝いをしたので関係者として、早い段階で見ることができた。私は戦争映画があまり好きではないこともあり、沖縄戦については、ほとんど知らなかった。酷い戦争だったと聞いているだけ。映画を見て、事実を知って、ここまで酷かったことに愕然とした。戦争とはいえ、人はここまでするものなのだろうか?

映画の中で米軍兵の言葉も紹介されるが、彼らもまた物凄い犠牲を払っていることも初めて知った。日本人がひらすら米軍に虐殺された戦闘だと思っていたのに。アメリカ人も数多くが死に、日本軍の攻撃で気が狂ってしまった兵士が何千人もいたなんて...。

これが戦争。これが沖縄戦。それなのに今、そんな時代に日本は戻ろうとしているように思えてならない。この映画を見て、そのことを考えてほしい。



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「日本人必見の映画 - 沖縄戦の真実」ー映画館で見てくれた方の感想 [沖縄戦ー感想]

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日本人必見の映画 - 沖縄戦の真実   by Yさん(女性)


・戦争が人間らしい心を麻痺させた。
・戦争の道具となった教育が引き起こした、集団自決。

▼ 私の知っていた沖縄戦?

はじめ、この映画を教えてもらった時、私は沖縄戦について何も知らない...?と、頭の奥がスッと冷えました。

沖縄戦、何が起きていた?

私が、社会科の授業で教わった歴史、修学旅行で行った沖縄の体験を思い返すと、ポカリとあいた空洞のように何もでてこないのです。

今になって、私の知っている戦争は、沢山書かれた、歴史の中の一行を、なぞっただけだった。
はじめてそう理解した。
淀んだ水が詰まった、薄いポリ袋の上に立っているような感触がよぎった。
頭の奥が、ぞわっとした...。

▼1945年、起きていたこと
私は、sさんとドキュメンタリーを見て、沢山の感じていた違和感を話し合って。
生き延びた人の声、アメリカ軍の記録映像、
それぞれ違う角度の沖縄戦で本当に起きていた 断片を、心の中で合わせていきました。

・沖縄が、日本本土決戦のため、時間稼ぎに使われたこと。
・沖縄島民は、日本軍から本土人と同等に扱われなかったこと。
・沖縄島民は、日本軍vs米軍の完全なトバッチリを受けていたこと。
・当時、日本の誤った軍事教育で、島民にトバッチリを目隠ししたこと。
・また、教育が、沖縄人に米兵を鬼畜と思い込ませ、正常な判断を欠かせ自決させたこと。
・米軍が、けして沖縄人を痛めつけなかったこと(これは、島の地理を島民から聞き出す戦略でもあった)。 etc..

語り手の悲しみ、怒りを追体験し深く考える時間。
この映画は、答えや、見解は一切、語りませんでした。
ただただ、本当に起きたことを、本音だけを伝えた。
それだけに深く、ショッキングに
私の中に刺さりました。

▼ 2021年の今、変わらぬこと
沖縄戦の問題は、70年経った今も形を変えて続いていると
私は感じます。

物理的な戦争は、目に見えない謀略戦になり。
人間として正常な判断を失わせる教育は、
ニュースメディアや日常生活のあらゆる場面で
カメレオンのように溶け込み、今も続いている。

教育が、時に、人を御す道具として使われていることも。

(先日、今の小中学校 学年別のクラス分けは歴史が浅く、18世紀の産業革命で、労働者の行動や習熟度を揃えるために生まれた。というのを知ってびっくりしました)

それぐらい、真実を掴むまで人の心は容易く動き、書き換えられやすい。
自分だってそうだった。
悲しいけれど、肝に銘じておかなければいけない
事実だと思っています。

▼ 映画から私が受け取ったもの
それは、世の中と向き合う太田監督の姿勢でした。
報道や権威をなんの疑問もなく信じていないか?
真実を投げかければ、誰もが自分自身で

「本当はどうしたらよいのか」

答えを出そうとするのではないか?
私たちは、真実
(本当に世界が求めていること、飾らず嘘をつかない情報、幸せに向かう)を
追求する姿勢こそ、いついかなる仕事をしていても貫くべきではないか?
この姿勢を、私は私が持って生まれた仕事で受け継ごう。
そう、心の底からむくむくと感じたのでした。


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「アメリカ軍を解放軍として美化し、日本軍を悪人として描いている。信憑性のないドキュメンタリーだ」と批判する男性。背景を考えた。 [沖縄戦ー感想]

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「アメリカ軍を解放軍として美化し、日本軍を悪人として描いている。信憑性のないドキュメンタリーだ」と批判する男性。背景を考えた。

首を捻る意見だが、検証しよう。まず「アメリカ軍が解放軍?」どの場面を見てそう感じたのだろう。まず上陸前に艦砲射撃。多くの県民が犠牲になっている。多くの人が殺ろされている。多くが犠牲になったという体験者の証言は何度も出てくる。「アメリカが来てくれたので解放された」という証言は1つもない。どこが解放軍なのか? 

そもそも沖縄は日本の県であり、太平洋戦争中のアジアの国々とは違う。解放と言う表現自体がおかしい。もちろん、以前は琉球国ではあった、と思ったとしてもアメリカ軍が沖縄で多くの住民を殺戮している。とても「解放」とはならない。「解放軍」と言う指摘は完全な誤り、成立しない。

なぜ、そんな指摘をしたのか? 想像するに、これまでのドキュメンタリー映画、アメリカ軍の攻撃で多くの県民が犠牲になったことは描いたが、アメリカ軍もまた多くが傷つき死亡したと言うことを伝える作品はほとんどなかった。がだ、この作品ではアメリカ軍も犠牲が出たと言う場面がある。あるいはアメリカ兵が住民に食料を与えたという証言が出てくる。それを見て「これはアメリカ寄りの作品だな」「アメリカに同情している」「アメリカ兵を美化している」と感じた。「アメリカ軍が沖縄県民を救った。そう言いたいのだな?」と妄想したのだろう。

体験者に聞くと「米軍より日本軍が怖かった」と言う。その背後には日本兵は食料がなく、自分たちの生死がかかっていたので住民から食料を取り上げた。米軍は自国から食料を持って来ている。だから余裕。住民にもお菓子を与えたりしている。だが、それは親切ではなく、住民の抵抗を受けないための作戦であること。劇中に登場する専門家が説明している。そこからも作品が「アメリカを美化している」ということにはならない。

なのに批判者はそんな説明を無視。「日本兵は悪くない。犠牲者だ!」という強い思い込みがあり、米兵がアメを住民にあげた話を聞くだけで「美化している」「アメリカ寄りだ!」と感じ、結果「アメリカ軍を解放軍として描き、日本軍を悪人として表現。信憑性のないドキュメンタリーだ」という的外れな結論に至ったのだ。

日本軍も米軍も多くの被害を出した。でも、一番被害が大きいのは住民だ。そしてどちらが正しいではなく、敵味方共に傷つき、犠牲を出すのが戦争だと描いている。だが、彼は強い思い込みがあり「日本は被害者。アメリカが加害者だ!」ということから離れられず「米軍を解放軍にとして描いている」と奇妙な結論になったのだろう。

その批判は間違っているが、もしかしたら家族を沖縄戦で失った人かもしれない。アメリカを極悪に描かないだけで「美化している!」「解放軍だ!」と思えて反発する。あるいは彼の父親、あるいは祖父が日本兵として沖縄戦に参加していたので、日本軍を悪く思えないのかもしれない。また何らかの団体に属していて、歪めた歴史を学んでいる可能性もある。

そのような理由で感情的に歴史を見てしまうとしても、日本軍の蛮行は事実であり、アメリカ軍は多くの県民を殺害している。解放軍ではない。大切のは「感情」や「思い」ではなく、冷静に事実を見つめること。だからこそ、この作品は沖縄戦で何があったか?を体験者の言葉で語るスタイルで描いた。多くの日本人が犠牲になった。だが、アメリカ人も犠牲になっている。どちらが正しい。悪いを描いた作品ではない。「戦争」とは何か?を描いた。そこを知ることが大切なのだ。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント「日本政府の考え方悲しすぎます」(漫画家 御茶漬海苔さん) [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント「日本政府の考え方悲しすぎます」

「沖縄戦。それは悲しい。沖縄の民間人を巻き込み沢山の方々を自殺に追い込み、戦闘では沢山の兵隊を亡くしました。

本土決戦を控えて沖縄を犠牲にし、時間を稼ぐ日本政府の考え方悲しすぎます。

沢山の証言者の声を聞いていると、悲しみにいっぱいになってしまいます」

(漫画家 御茶漬海苔さん)

予告編=> https://youtu.be/81I-BLROlxY




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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=今聞いておかなければならない戦争の真実! (by 元・高校教諭 50代) [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=今聞いておかなければならない戦争の真実!

(by 元・高校教諭 50代)

「戦後75年。戦争を体験した人たちの高齢化が進み、今聞いておかなければ戦争の真実を私たちが直接聞ける機会はどんどん少なくなるばかりだ。『子どもたちに伝える大切なこと』ーそれが太田監督の掲げる一貫したテーマだ。戦争の実態を、とりわけ新しい時代に生きる子どもたちに伝えるのは、今を生きる私たち大人の責務である。

そのためにはどんな優れた脚本や俳優の演技よりも、体験した人々の生々しい証言に勝るものはない。学校でもほとんど教えられることのない沖縄戦の真実が、この作品を通して鮮明に浮き彫りにされる。

人間がもたらす最大の不条理ーそれが戦争だ。この映画の終わりで繰り返されるいくつもの「なぜ?」その切実な問いかけが刃のように突きつけられる。

「なぜ愛する者たちが死ななければならなかったのか?」「なぜ私たちは互いに理解しあえなかったのか?」「なぜ、ともに生きることができなかったのか?」

「なぜ‥‥」それに答えるためには、歴史から学ぶこと、そして自分の力で考えることが必要だ。

(一部抜粋、近日、全文掲載)



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「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント (脚本家 藤岡 美暢さん) 「本当に恐ろしいのは、銃弾や爆弾ではなく、人間だった」   [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」コメント (脚本家 藤岡 美暢)

「本当に恐ろしいのは、銃弾や爆弾ではなく、人間だった」







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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想 「権力に騙されず自分の人生を生きろというメッセージ」 [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」感想

「生存者の証言を米軍が撮影した記録映像が保管して行く形のドキュメンタリー。目を離せない。権力に騙されず自分の人生を生きろというメッセージを感じた」

(40代・男性)





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日本人が責任追及をしないのは優しさ?=違う。だから、同じ過ちを繰り返すのだ。 [沖縄戦ー感想]

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日本人が責任追及をしないのは優しさ?=違う。だから、同じ過ちを繰り返すのだ。

小さな村で起きたトラブル。加害者を追求しないことがある。見て見ぬ振り。被害者が怒って批判したら皆でなだめる。あるいは叩く。「お前さえ黙っていれば、トラブルにならない!」というかのように。だから泣き寝入り。被害者が「責任を取れ!」と立ち上がると村中が敵に回ってしまうことさえある。

それを「責任を追求しないのは日本人の優しさだ」という友人もいるが、違うだろう。別に理由がある。説明の前に「なぜ、責任を追求するべきなのか?」を考えよう。加害者を罰するためだけでなく、同じ過ちを繰り返さないためだ。なぜ、そんなトラブルが起きたのか? どんな背景があるのか? 何が問題だったのか? 動機は? なぜ、止められなかったのか?等を分析することで、同じ過ちを繰り返さないで済む。

しかし、日本では「ムラ社会ルール」的なものの影響なのか?責任を追求しない。反省もしないから太平洋戦争でも、ミッドウェイ海戦以降は同じ失敗の繰り返し。現政権も同じ愚行を繰り返している。「お肉券、お魚券」「アベノマスク」「GO TOキャンペーン」「10万円給付」「PCR検査拡充」つまり問題、トラブル、事件があった時に責任を追求しないから、背景や構図が分からず、反省、改善ができない。公文書改竄事件も責任者は曖昧にされ、誰も罪に問われていない。

その意味で日本映画は戦争の悲劇は描くが、その責任。背景。問題点を描くものが少ない。先に上げた「黒い雨」も、アメリカ人から「天災で苦しむ人たちを描いたような物語」と言われた。「原爆を落としたアメリカ人を恨め!」というのではない。そこに何かがあり、どんな経緯があったか?「戦争を早期に終わらせるため」と言われるが、それだけではないことも見えてくる。リトル・ボーイとファットマン。ウランとプルトニュウムの原爆。答えはすぐに分かる。

でも、日本映画はあまり踏み込まない。「俺たちは被害者だ」と声を上げるだけでいいのか? 追求することで、あれこれ気づくことがあってこそ、同じ不幸を繰り返さないはず。そんなことを考えてしまう。



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「ドキュメンタリー沖縄戦」の隠しテーマを見抜いた男性?=この映画やばいですよね! [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」の隠しテーマを見抜いた男性?

地元沖縄では昨年(2019)の12月に完成披露試写会を行なった。那覇にある県庁前のホール。1000人の方が来場。大盛況だった。「ぜひ、全国の映画館で公開してください!」という多くの声を頂いた。それに応えて、この夏に全国の映画館公開が実現した訳だが、そんな沖縄で見てくれたある若い男性。こんな感想を聞かせてくれた。

「この映画。沖縄戦を全く知らない人にもよく分かるように作られているので、子供が見ても理解できる。ただ、一見、初心者向けの沖縄戦ドキュメンタリーのように思えるんだけど、実は****に対するアンチテーゼになっているんじゃないかな?と思えたんです」

んーーー鋭い! 誰にも言ってないけど、実はそうなんだ。よく気づいたなあ。と答えたのだけど、それを言うと問題になるので言わないようにしている。そんなことを初期段階で言ったら製作中止になったかもしれない。え? ****って何? ふふふ、あの人たちだよ。あまり喋るとマズイので、あとは映画館で確かめて欲しい。


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ドキュメンタリー沖縄戦ー感想= 「さとうきび畑」の歌詞にある「鉄の雨」という表現が決して誇張されたものではない」 [沖縄戦ー感想]

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ドキュメンタリー沖縄戦ー感想

「さとうきび畑」の歌詞にある「鉄の雨」という表現が決して誇張されたものではないこと。初めて分かりました。すざましい攻撃。そして凄まじい犠牲者が出たのだということが如実に分かる映像。中高生にもぜひ見て欲しいと思いました。

(30代・女性・マスコミ関係)




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「ドキュメンタリー沖縄戦」を見ると「ウルトラセブン 史上最大の侵略」の意味が解明される! [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」を見ると「ウルトラセブン 史上最大の侵略」の意味が解明される!

昨日、「ドキュメンタリー沖縄戦」を見ると「ウルトラセブン」の謎が解ける!と書いたら、意外に反響があった。ジョークではない。本当に謎が解ける。ウルトラファンなら知っている名作の1本「ノンマルトの使者」ー海から攻撃してくる侵略者ノンマルト。しかし、彼らこそが本来の地球人であり、地球人こそが侵略者だったという衝撃的なストーリー。

脚本は金城哲夫。彼は沖縄出身でありノンマルトに沖縄人をダブらせているのでは?と言われている。これは有名な話。その金城が執筆したウルトラ史上でも名作中の名作と言われるのが最終回。前後編で描かれた「史上最大の侵略」だ。このエピソードの本当の意味。「沖縄戦」を見ると解明される!

では、どのように「ウルトラセブン」に沖縄戦が描かれているのか? いずれ詳しく説明する。



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『ドキュメンタリー沖縄戦』批評=耳を疑うような凄惨な事実を抑制的に語る(文芸批評家 佐藤清文さん) [沖縄戦ー感想]

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太田隆文監督『ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶』は沖縄戦をめぐる新事実の発掘を意図していない。通常のドキュメンタリーは新事実を提示して世間の関心を深めたり、高めたりしようとする。

しかし、沖縄戦に関して人々の間の認知欲求に格差がある。このような現状では、全体像を把握しないまま、新事実を知っても格差は必ずしも是正されず、知識の断片化にとどまりかねない。この映画は沖縄戦を局所的に撮るのではなく、時系列の編集が示すように、全体的に描いている。

「知られざる悲しみの記憶」は沖縄戦における人の命の軽さである。戦争ドキュメンタリーは概して新事実を重苦しく突きつける。確かに、そうした事実は深刻で、重い。だが、それは人の命が軽く扱われることで起きる。重苦しい編集はそれが伝わりにくい。

『ドキュメンタリー沖縄戦』は耳を疑うような凄惨な事実を抑制的に語る。インタビューの際、話の合間に関連映像が挿入される。ドキュメンタリー番組と違い、インタビュー・シーンは長々としておらず、その間のナレーションや効果音も禁欲的である。

その抑えた口調に重い事実を引き受けて生きざるをえなかった人の悔いや憤り、哀しさなどが入り混じった複雑な思いがにじむ。戦争は現実検討能力を奪い、認知行動にゆがみをもたらす。沖縄の人々は大切な人であるから守るのではなく、殺すと追いこまれる。体験者の淡々とした話し方が現実にあったことだと強く実感させる。

そもそも軍部は本土決戦の捨て石として沖縄を軽く扱っている。また、戦前の臣民教育もそれを用意している。悲惨な出来事は人の命を手段としてそのように軽く扱うことから生じている。それが知られず、内地の人々と共有されていない。そこに「知られざる悲しみの記憶」があり、今の沖縄にも関連する。『ドキュメンタリー沖縄戦』はこの記憶の共有への願いを人々に語りかけている。

(文芸批評家 佐藤清文さん)



2020年7月東京公開。その後、全国ロードショー。

公式HP=>https://okinawasen.com





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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想「日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい」 [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想「こんな恐ろしい事、有りますか・・・」

「太田隆文監督の新作『ドキュメンタリー 沖縄戦』を見た。
これは、日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい。「集団自決」を軍から手榴弾を配られ、強制的にやらされた。こんな恐ろしい事、有りますか・・・狂気です。戦争は絶対にやってはいけない、その為にも、この映画を見るべきだ!」

(女性 Nさん)

「朝日のあたる家」太田隆文監督作品 
予告編=>https://youtu.be/rN2EBIdlkbE
公式HP=>https://okinawasen.com


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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」見た方の感想を順次アップして行きます! [沖縄戦ー感想]

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7月25日から新宿Ksシネマで公開。

「ドキュメンタリー沖縄戦」感想を順次アップして行きます!

映画は完成した後に0号、初号という内々の試写会をする。どこかに問題はないか? 間違いはないか? 等を確認したり、直接スタッフではない人にも見てもらう。

一般の視点から見ても展開が分かるか? 専門家にも見せて、時代考証はあっているか? 用語に間違いはないか?と確認。同業の監督や脚本家、業界の人たちにも見てもらい意見を聞く。

もし、何らかの問題があった時は、調べ確認して、作品を直す。その上で、また複数に見てもらい問題がなければ本当に意味で完成。そこから完成披露上映会となる。それが昨年12月上旬に沖縄の那覇で行われたわけだが、見た方々の感想を少しずつ紹介して行く。


感想はこちら=>https://okinawa2017.blog.ss-blog.jp/archive/c2306199969-1


予告編=>https://youtu.be/ftxymqbKWk8

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『ドキュメンタリー沖縄戦』でとどめを刺された。考えさせられる事、思う事が余りにも大きすぎて....。(映画館公開が決定) [沖縄戦ー感想]

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ドキュメンタリー沖縄戦ー感想を紹介。

『ジョーカー』で衝撃を受け、『イエスタディ』で爽やかになり、『ドキュメンタリー沖縄戦』でとどめを刺されました。作品を観て 皆さん拍手されてましたが、僕は何故か手を叩けませんでした。考えさせられる事、思う事が余りにも大きすぎて....。

(50代 Sさん 男性)



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