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[ドキュメンタリー沖縄戦]に寄せて 沖縄出身のNさんより「母が体験し涙を流して決して語ろうとしなかったあの戦争」。 [沖縄戦ー感想]

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[ドキュメンタリー沖縄戦]に寄せて 沖縄出身のNさんより

沖縄の地上戦がどんな戦いだったか、戦争を知らない世代、若者達にはぜひ観てほしい。母が体験し涙を流して決して語ろうとしなかったあの戦争。友達の多くはひめゆり部隊で、広島の軍需工場で原爆により亡くなった。裸足で森を逃げ回る時は毒蛇ハブより、艦砲射撃が恐ろしかった。でももっと恐ろしかったのは日本の兵隊だと話していた。シュガーローフの戦いも。それ以上は言葉にならなかった。南方で戦い生き抜いた軍人の養父も言葉は少なかった。

もう絶体絶命のピンチを上官をサイドカーに乗せて銃弾の飛び交う中を脱出したとほんの少しだけ話した。きっと贖罪の気持ちがあったのではと今は思っている。絶対に戦争は起こしてはならない。勝者などいない。庶民や若い兵隊が死ぬだけだ。支配者達は机の上でご託を並べるだけ。金儲けもする奴等すら存在する。

戦争が終われば相手側のスパイになって命乞いしぬくぬく生き延びる奴等もいる。みんなただ、愛する人が待つ家に、家族に、恋人に、友達に会いたいだけ。それで幸せだったのだ。戦争はそれを一瞬で奪い、お互いを人殺しに変えてしまう。絶対に過ちを繰り返してはだめだ。1%の支配者に99%の庶民が声を上げて反対すること。人々がそれに気が付いてお互いを愛し合うこと。それが奴等には一番効果的なのだ。誰だって自分の可愛い子どもや孫を人殺しにしたり、戦死などさせたくはないのだから。


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